プロフィール
概要
1994年生まれ、徳島県出身。高校卒業後、2012年に開催された「(第25回)ジュノンスーパーボーイコンテスト」でグランプリを受賞し、そのまま芸能界入りした。
デビュー後しばらく大きな仕事はなかったが、2017年の『仮面ライダービルド』で主役を演じブレイクする。
『ビルド』のオーディションに際して、普通自動二輪車免許を取得。しかし、実際の撮影では安全面への配慮からバイクを牽引した状態で行っており、また犬飼自身が運転する機会はこれからもないという。
2023年4月13日、体調不良を理由に一時休業を発表していたが、同月21日に復帰した。
人物
趣味は音楽鑑賞とDVD鑑賞。特技はギターと110mハードル。ハードルでは、新人戦において県6位入賞をとったことがある。
シュートボクシングの経験もあり、『仮面ライダービルド』では変身ポーズに、これらのファイティングポーズの要素も取り入れている。
また、彼のInstagramによればアニメや漫画を好んでいる事がわかっており、特にジャンプ漫画(『スラムダンク』や『いちご100%』)、『いぬやしき』、『物語シリーズ』などが好きである様子。『いちご100%』、『Fate』シリーズ、『とらドラ!』が特に自分にとってマストな作品であるという。
写真集のリリースイベントでの握手会では「『ラブライブ!』で誰派ですか?」の質問に「『ラブライブ!』は分からないけど『アイドルマスター』が好き」と発言しており、他会場では好きなアイドルに星井美希の名前を挙げていた。また、千石撫子も好きである。
主な出演作
- 特撮「仮面ライダービルド」(2017年):仮面ライダービルド/桐生戦兎役
- 連続テレビ小説「なつぞら」(2019年):山田陽平役
- 映画「ぐらんぶる」(2020年):今村耕平役
- テレビドラマ「ケイ×ヤク-あぶない相棒-」(2022年):英獅郎役
犬飼貴丈伝説
彼が演じた桐生戦兎/葛城巧は「悪魔の科学者」と呼ばれ、フルボトルのベストマッチを見つけるとエキセントリックかつハイテンションになるという人物であり、一人二役で担当した佐藤太郎も強烈なキャラで有名だが、SNSやバラエティ番組で語られるエピソードからは、自身の演じた役以上にエキセントリックな人間性であることがうかがえる。
- 仮面ライダー平成ジェネレーションズFINALの舞台挨拶にて佐藤太郎とボケた自己紹介をし「夜は焼肉っしょフッフゥゥゥゥゥ!!」と例の焼肉ポーズと共に本編の佐藤太郎以上のハイテンションでマイクを持ったままクソデカボイスとシャウトでご挨拶。
- 赤楚衛二らビルド出演陣がVシネマの舞台挨拶に参加している日に一人だけ『劇場版Fate/staynight』を見に行っていた(舞台挨拶に出席すらしていない)。
- ファストフード店のバイトを1日でクビになった後、その店舗に客として現れ、クビにした店員が自分に接客する様を見てニヤニヤしたというエピソードが友人によって暴露された。笑っていた理由は「自分を落とした奴が丁重に接してくるのが面白かったから」とのこと。
- なお、クビになった理由は「勤務が決まったら髪を黒に染めて切ってくること」というバイト先との約束を無視し出勤、さらに初日からいきなり遅刻したため。
- 人の困った顔を見てニヤニヤする癖があるらしく、地元でスタッフを交えて食事会を開いた際、地元の友人も招いたのになぜか本人はあまり話さず、マネージャーが盛り上がる羽目になったのをニヤニヤ見つめていた。マネージャーが時計を見つめる姿を見て(この人、早く帰りたいのかな?)と一人で可笑しくなっていたらしい。
- 18歳でデビューして以降はあまり仕事がなく、ブレイクまでの4年間は事務所で過ごす期間が非常に長かったという。同じ事務所に所属しているウエンツ瑛士によると、「エキセントリックなところがあって、社会に出すのは危険と事務所に見なされた」という。本人はこの4年間で「人の痛みがわかるようになった」と語っており、ウエンツからも「過去の話なので・・・。」とフォローされていたが、仲の良い人の前ではこういった性格が出てしまうという。なお、あまりに事務所にいる期間が長すぎて「デスクとして雇われたのかと思った」とか。
- 高校時代、AKB48では指原莉乃が最推しで、推しメンが違う友人とは衝突していたが、頭に「さっしー」と剃り込みをして一目置かれる。
- 2024年4月18日放送のトークィーンズ(指原莉乃がレギュラーを務めるトークバラエティ番組)に犬飼本人がゲスト出演した際、現在でも推しであることと、剃り込みは「さっしー」ではなく「345」であり、後で「さしこ」に剃り替えたことを本人が証言した。
- 同番組ではスタジオで、指原と対面すると、過去に握手会で会ったことがあるのにもかかわらず、指原にガチ住所を教えるなど大暴走していた。
- 2024年4月18日放送のトークィーンズ(指原莉乃がレギュラーを務めるトークバラエティ番組)に犬飼本人がゲスト出演した際、現在でも推しであることと、剃り込みは「さっしー」ではなく「345」であり、後で「さしこ」に剃り替えたことを本人が証言した。
- 劇場版の舞台挨拶のシメに、氷室幻徳役の水上剣星が「博多ラーメンを食べに行きたい」と言ったところ、なぜか蕎麦屋に連れて行かれ、蕎麦が苦手でしぶしぶサイドメニューのおにぎりを食べる水上をニヤニヤしながら観察された(「ツボはラーメン食いたいって言ってたのに、おにぎりを美味そうに食ってたから」という)。ちなみに、蕎麦が苦手であることは知っていた。
- 劇場版ビルドの撮影の合間に、万丈龍我役の赤楚衛二に「九州ならではの美味いラーメン屋さんがある」と言って、赤楚を一蘭に連れて行った。
- 焼肉ポーズに味を占めたのか、猿渡一海役の武田航平に何度も焼肉を奢らせる。
- 自分の携帯電話を探す武田のそばで見つけるも、わざと教えずに知らないフリをして、必死に携帯を探し続ける武田の姿を見て面白がる。
- 『ビルド』撮影中、冬の寒い屋外での撮影で震えていた赤羽役の栄信に、キンキンに冷えたお茶を差し入れる。
- 『ビルド』中盤で仮面ライダービルド ラビットタンクハザードフォームが登場した第22話の撮影当時、夜通しで『モンスターハンター』を遊びまくる。結果目の下にクマができてしまったが、かえって精神的に憔悴してしまった戦兎のやつれたような表情の演技に一役買った。
- 2020年8月14日放送の「ダウンタウンなう」に出演した際には、『いちご100%』を熱く語ったところ、Twitterで「#いちご100」がトレンド入りした。
- 『ビルド』撮影当時、滝川紗羽役の滝裕可里に『いちご100%』を布教するため、全巻貸したが、2022年に出演した『ハナコ書店』で「5年経った今でも帰ってきていない」、「本当に返してください!」と5年も貸しっぱなしだったことが発覚した。後日滝氏のInstagramで、犬飼の元に返したことが報告された。なお、犬飼は全19巻を貸したが、滝は16巻までしか読んでいないという。
- 2019年5月8日に、滝が自身のInstagramで結婚報告をした際に「人妻かあ」と一言だけ返信。
- 『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が大ヒット上映中であることに対し、「『エロスの刃』も是非!」と発言。
- 実写版映画『ぐらんぶる』で、竜星涼と共演した際に、羞恥心があったようだが、竜星の裸体を見て「こういう現場なら大丈夫だな。」とあっさり順応する。
- おかげで感覚が麻痺してきたらしく、スタッフのいる前でうっかり着替え始めてしまいそうになった。
- 趣味を掘り下げていく自分のさまを「地中を超えて、マントルに達した」と表現する。
- ポケモンセンターでカードゲームを大人買いしつつも、子どもたちが買える数量は必ず残す(彼自身は特にRSからDP作品に熱中していたらしい)。
- 舞台で共演した明石家さんまに冗談で「お前パッチ履いてんのか!イケメン俳優なんだからイメージを守って)一生履くな!」と言われ、言いつけを忠実に守り履かずに過ごしたところ風邪をひいた。
- 『ビルド』撮影当時、胆嚢を摘出しなければならなくなり、5日間の休みを利用して摘出手術を受けると、なぜか事務所の社長から「給料を上げといたから」と報告される。本人曰く「多分うちの事務所は臓器1個なくすと給料が上がる」。
- TBSラジオの番組「マイゲーム・マイライフ」に出演した際には、「『仮面ライダービルド』撮影中は、自宅では、ずっと地元の友達とオンラインRPGをやっており、仕事では桐生戦兎を演じ、自宅で遊んでいる時はRPGで自分が操作するキャラを演じ、『犬飼貴丈』に戻る時間が無かった」というエピソードを披露した。
こんな伝説がありながらも、撮影時に制作側から教えられた心構えを引用し「仮面ライダーに1回なるとずっと僕が死ぬまで仮面ライダーなのだから、永遠に教えを守って生きていく」とヒーローとして真っ当にかっこいい事を宣言している。
2024年6月、X(旧Twitter)で、ある女性が「余命宣告された白血病の息子に仮面ライダーを会わせたい」とポストし(出典)、次々に元仮面ライダー俳優が反応。母親の言動が話題になる中、犬飼はこっそり彼の元を訪れていたと、週刊女性PRIMEが報じた(出典)。
記事によると、本人はSNS上では反応しなかったものの、仕事の合間を縫って少年へ会いに行き、『仮面ライダービルド』の劇中で着用していた腕時計(本人がYoutubeの動画内で宝物と紹介していた)をプレゼントした。
所属事務所側は「事務所としては報告を受けておりません。そんなお話しがあったのなら、犬飼ではなく『桐生戦兎』がお見舞いに伺ったのではないでしょうか」と回答している(出典)。
まさに、『ビルド』の劇中で桐生戦兎が発した「見返りを期待したら、それは正義とは言わない」を自らの行動で示した。
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簡秀吉:現在進行形で伝説を刻み続ける後輩ライダー俳優。