「アイツが俺の、運命を握っている────俺はストライカーだ」
「俺は 俺のゴールで勝ちたい!!!」
「お前は俺のゴールのために動け」
プロフィール
誕生日 | 4月1日 |
---|---|
年齢(学年) | 16歳(高校2年生) |
星座 | おひつじ座 |
出身地 | 埼玉県 |
家族構成 | 父・母・自分 |
身長 | 175cm |
足のサイズ | 27cm |
視力 | 両眼2.0 |
血液型 | B型 |
BL入寮前の所属チーム | 一難高校サッカー部 |
利き足 | 右利き |
好きな選手 | ノエル・ノア |
サッカーを始めた歳 | 4歳 |
座右の銘 | まだない |
自分が思う自分の長所 | 他人の良いところを見つけられる |
自分が思う自分の短所 | 他人の顔色をうかがいすぎる |
好きな食べ物 | きんつば |
嫌いな食べ物 | なし |
BESTご飯のお供 | 塩鮭(日本人でよかったと感じるコンビ!) |
趣味 | 散歩 |
好きな季節 | 秋(ちょっと寒くなってきたくらいがさみしくなって好き) |
好きな音楽 | 「はちみつきんかんのど飴の歌」(ゴキゲンな時に口ずさんじゃう) |
好きな映画 | 「となりのトトロ」(観た後にいつも、お姉ちゃんか妹がほしいと思う) |
好きな漫画 | 「サイボーグクロちゃん」「へろへろくん」 |
キャラカラー | ライムグリーン |
好きな動物 | 伊勢海老(フォルムが好き) |
得意科目 | 体育・美術 |
苦手科目 | 数学・理科 |
何フェチ | ふともも |
されたら喜ぶこと | ほめられる、甘い物をもらう |
されたら悲しむこと | 無視(一応、こっちも生きものなんで) |
好きなタイプ | よく笑う人、笑顔が素敵な人 |
昨年のバレンタインチョコ数 | 0個 |
睡眠時間 | 7時間 |
お風呂で最初にどこから洗うか | 頭(上から洗う方がいいと父に教わった) |
コンビニでつい買ってしまうもの | グミ(すっぱいやつ) |
きのこ派orたけのこ派 | きのこ(一気にほおばるのが最高!) |
最近泣いたこと | 県大会決勝で負けて悔しかった |
サンタからのプレゼントは何歳まで? | 小6 |
サンタからのプレゼントで要求したのは | PS4 |
地球最後の日に何をする? | きんつばとおいしいお茶をいただきたい |
1億円もらったら何をするか | 親にあげる(どうしていいかわからない) |
休日の過ごし方 | サッカーゲーム、マンガ、散歩(考えごとの時) |
サッカーと出会わなかったら何してた? | 想像できない。今より穏やかに過ごしてたと思う |
好きな歴史上の人物は? | 真田幸村。強ぇし、カッケぇし、主人公感が憧れる! |
無人島に一つだけ持っていくなら? | サバイバル指南本。これがあれば、とりあえず生きられる…よね? |
タイムマシンで過去か未来に行けるなら | 過去。知識として、体験してみたい。未来は知らない方がいい。その方がワクワクして生きられるから |
CV | 浦和希(幼少期:幸村恵理) |
(キャラクターブック「EGOIST BIBLE VOL.2」より)
概要
身長はブルーロックキャラクター内では低い方。
埼玉県の強豪校、一難高校サッカー部の2年生無名FW。
全国高校サッカー選手権の埼玉県大会、ゴール前に抜け出した際にフリーの多田友也にパスを出したことが敗因に繋がり試合に敗北。
試合後の監督の激励も潔には響かず、パスではなくシュートを選択していたら試合結果は変わったのだろうかと後悔し、帰り路で涙を流した。
そんな折に青い監獄(ブルーロック)計画の強化指定選手に選ばれ、絵心甚八の言葉にいち早く反応し誰よりも先に絵心の開けた扉に飛び込んで、自分の人生を変えるために数々の試練に挑むことになる。
普段は温厚でお人好しな性格で、個性派が多い登場人物たちの緩衝材になることも多い。
当初は自信のなさが目立ったが、自身の武器に気付き理解してからは自身がゴールを決められないことに憤りを見せたり、物怖じせずに自分の言いたい事を言い切ったり、逆境でもチャンスを諦めずに見出そうとするなど、強気な一面やポジティブな考えを見せていく。格上の選手相手でも果敢に挑戦し、勝利しようと敗北しようと自己分析し、己の糧にして次に繋げる前向きさを持つようになる。
家族構成は両親と自分のみで、両親の名前は父が一生(CV:相馬康一)、母が伊世(CV:中原麻衣)。両親はサッカーの経験者でもなければ、さほど興味や関心はないものの、潔の好きなようにサッカーをやらせたり、活躍を大いに喜ぶなど、心から応援されている。
能力
入寮当初は自分だけの武器を見出せずにいたが、一次選抜の中で空間認識能力が開花し、ゴールが生まれる地点を匂いとして察知する才能に目覚める。
のちにその能力と、自分のゴールは全て直撃蹴弾(ダイレクトシュート)から生まれていた事を学習し、この2つを組み合わせて得点を獲るプレースタイルを見出した。
最終選考のイタリア戦では利き脚である右脚だけでなく、左脚直撃蹴弾が撃てるようになった(ただし右脚と同等の技術は無く、イタリア戦時は簡単なコースやフリーの場合にしか使えない)。
二次選考1stステージでは、ポジショニングとインパクト技術を習得し、非常に精度の高い直撃蹴弾を放てるようになり、2ndステージで成早朝日の動きを参考に、ボールを持っていないオフ・ザ・ボール時に相手の視界から外れる技術を取り入れることで、実力をつけていく。
自分を変えることをどこまでも恐れずに凄まじい速度で成長していく姿から、成早からは「適応能力の天才」と呼ばれる。
三次選考では、「思考した事を考えたと同時に反射的にプレーに取り入れていくアクション」を発現、本人はこれを夢中(トリップ)と呼んでいる。
また、自身の武器である空間認識能力を活かすために思考を続けていくうちに、思考能力も鍛えられている模様(小説版によると、入寮前の時点でサッカーIQの高さは絵心も認めるものであった)。
一次選考の最終盤から、彼の思考時にはジグソーパズルのパズルピースが周囲を飛び交う、あるいは自分自身を変える際にパズルピースを用いる描写が見られるようになる。
青い監獄のNo.1選手である糸師凛との第二戦では、身体能力で劣る中、戦況の読み合いで彼に喰らいつけるほどになっており、凛の行動理由を理路整然と説明して見せたときは千切豹馬から「相当凄ぇ仕様(スペック)」だと驚かれた。さらには、新世代11傑の一人である糸師冴からも「いい脳ミソしてんじゃねーか」と評価され、総合力では世界No.1プレイヤーとノアも認めるマルク・スナッフィーからも、「噂通りいい目してる」「お前(ノア)が入れ込むだけの事はある、特殊な才能の逸材」と言わしめる程である。
そんな彼の欠点は、自身の基本性能。卓越した身体能力や技術の持ち主と一対一で相対したり、複数名にプレスをかけられた場合などは苦戦を強いられている。
だが、青い監獄での様々な練習やトレーニングを重ねていったことで、最終選考のイタリア戦では初期の頃に比べて、身体能力やテクニックが大幅に上昇している。
- 超越視界(メタ・ビジョン)
最終選考の中で潔が見出した、極めて高度な「空間認識能力」「洞察力」「サッカーIQ」を兼ね備えた者が辿り着ける領域。潔が物語当初から要所で感じてきた”ゴールの匂い”の正体でもある。「戦況」や「選手の動き」といったフィールドの情報を「周辺視野」で手に入れ続け、そこから得た膨大な量の情報から「フィールドの現状」「選手の動きと、それにより起こり得る”ミス”や”綻び”」を予見する。まるで未来予知してるかの行動の数々は、この超越視界を無意識に使い、自分でゴールを奪える終着点まで一直線に向かっているからである。最終選考前までは無意識で使ってたが、ミヒャエル・カイザーのプレイから着想を経て、自分の意思で常時発動出来るようになる。
その反面、身体以上に脳をフル回転させることから体力の消耗が今までよりも激しく、『超越視界』をフルに使った1プレイだけで足元がふらつき、試合終了後には気絶するように倒れ、長時間寝込んでしまった。最終選考のイタリア戦では、フィジカルトレーニングをしっかり行ったお陰で、その欠点はいくらか克服した。
活躍
過去~入寮まで
小説1巻によると、幼少期は天性の感覚の鋭さから様々なものを人より先に感じてしまい、すぐに泣き出すような子供だった。五感が他者より優れており、それらを駆使したリスクヘッジを無意識に行っていた。その為、その才能に気付く事無く、優しく気弱な性格に育っていた。
4歳の時にJリーグの試合を見てサッカーに興味を持ち、親に頼んでサッカー教室に通うなど、暇があればすべてをサッカーに費やすようになる。幼い頃から育まれた臆病な性格は、サッカーが上達するとともに自信へと変わっていった。
8歳の時にテレビでノエル・ノアを知り、その異次元のプレーテクニックと、何より「味方にアシストして1-0で勝つより、おれがハットトリックを決めて3-4で負けるほうが気持ちいい。そんな感情どこにも売ってないだろ?」という言葉に衝撃を受ける。以降、潔はノアに憧れてますますサッカーに没頭していき、小学校では五人抜きのゴールを決め、中学では地元・埼玉県では敵なしのストライカーとなり、高校で地元のサッカー強豪校・一難高校に進学した。
だが、一難高校のサッカー部は「ワンフォーオール・オールフォーワン」を掲げるチームプレーを重視したチームだった。自分を熱くしたサッカーと真逆の標語に違和感を抱く潔だったが、チームメイトたちはその言葉に共感しており、監督も気さくで情の厚い良い人であったため、基本温厚で真面目な潔は強く反発できなかった。そして、その生活を続ける内に、いつしか潔のエゴは封印され、個性を消して和を大切にするワンオブゼムになっていた。それは皮肉にも潔が優秀だったために、一年にして既にレギュラーを勝ち取り、チームの為に才能を費やし、潔の目指すプレーとは真逆だったにもかかわらず、チームのクオリティは高まってしまった結果であった。
だが、チームプレーの中で埋もれていく潔の才能に目を付けたのが、ブルーロックを指揮する絵心甚八であった。帝襟アンリは、それまでの試合から組織的プレーに染まった人間として「ストライカーとしては失格」と判断したが、絵心だけは天性の視野の広さ、空間認識能力、周囲を把握する眼とサッカーIQの高さ、そしてその才能の全てをチームのために使うことでストライカーとしての可能性を殺してしまった彼に眠る「エゴ」を持つ逸材とみて、青い監獄へ招聘したのである。
入寮テスト~一次選考
青い監獄初日の入寮テスト「おにごっこ」では、偶然から、足を挫いて動けない五十嵐栗夢を前にボールをキープするという圧倒的優位に立つも、あえてランキング最下位の五十嵐を狙わないというハングリー精神を見せ、蜂楽廻に気に入られる。そして、自分のパスに反応することを期待して蜂楽の放ったボールを吉良涼介の顔にクリーンヒットさせ、ゲームを終わらせた(ちなみにこの時のシュートも、後に潔の武器となる直撃蹴弾であった)。
一次選考のチームX戦では、自分がどう動くべきか分からぬまま、馬狼照英に圧倒される。最終盤、蜂楽の提案により意地の1点を狙う中、ゴール前に抜け出す過程で「ゴールの匂い」を感じ、チームZの國神錬介にパスを出し、一点を返した。
チームY戦では、二子一揮との戦いで「ゴールの匂い」という己の武器に気付き、最終盤では二子の裏をかき、決勝点を決めて見せた。
チームW戦では、久遠渉の裏切りによってチームの勝ち筋を失う中で必死にあがき続け、同じチームの千切豹馬を目覚めさせることに一役買った。
チームV戦では、凪誠士郎・御影玲王・剣城斬鉄による激しい攻撃によって一度は戦意喪失するも、蜂楽の活躍で気力を取り戻し、自分の"成功の方程式"を試合をしながら模索する。やがて、試合の中で自らの優れた目と脳から生まれる「ゴールの匂い」は、戦況を読み抜く事で誰よりも先にフィールドの未来に辿り着ける事を実感する。最終盤、ラストワンプレーで自分の空間認識能力と、これまでブルーロックで体感したゴールの実績から、直撃蹴弾を組み合わせた"成功(ゴール)の方程式"を生み出し覚醒し、決勝点となり勝負を決めた。
「これが俺の"成功の方程式"──これが潔世一の覚醒の瞬間だ!!!」
二次選考
1stステージを15位で突破した後は、蜂楽と先に突破していた凪から、自分と組みたいと言う志願によって3人1組のチームを作り、凛・蟻生十兵衛・時光青志のチームと対戦するも敗れ、蜂楽を引き抜かれて2ndステージに後退となる。
2ndステージでは、凪と共に馬狼・成早のチームと対戦。馬狼の強さに苦戦するも、周りと比較して自分を「凡才」と感じていた潔だったが、この試合で「天才側に行く」ことを決意。土壇場で成早の技能を吸収して成長し、勝利。馬狼を引き抜き、再び3rdステージに昇格。
二度目の3rdステージでは、國神・千切・玲王と対戦。完成度の高い連携や、馬狼の独走に苦しめられる。馬狼を制御出来ず離反される現実を見て、成早に教えられた「適応」は、「他者に合わせるのではなく、自分が変わる事で他者を喰らう」力だと気付く。
「どれだけ誰かの心をノックしたとしても────人は他人を変える事は出来ない!!」
「だからいつだって自分が変わるしかない。思い通りにいかない世界を変える方法はきっとそれ以外に存在しない!!」
「ゴールへの光が見えないのなら、自分がその光になればいい!!」
その後は凪との連携や暴走する馬狼を利用し、自分のゴールの糧にし、フィールドを支配する。その後、互角にまで持っていかれるが、最終盤には馬狼の覚醒もあって勝利。自身のチームと化学反応を起こせる事を期待した千切を引き抜き、4thステージに昇格。試合開始前には、潔本人も勝ったら千切を引き抜こうと考えており、潔の考えと意図を知った凪と馬狼も最終的には納得した。
4thステージでは、凛・蟻生・時光・蜂楽と対戦。序盤から中盤までは最初に戦った時よりも凛に食らいついていくが、身体能力や技術などの地力の差で上を行かれる。
3-4のギリギリの局面では、凛の戦術眼の鋭さを逆手に取った対応と足裏によるバックヒールショットで点を取ってみせた。
最終盤で蜂楽の超絶プレーをギリギリで止めて見せるも、最終的には運の差で敗北する。しかし、凛から一瞬だけだが自分を超えられた敗北感を抱かせた事を認め、「自分が世界一になるのを一番近くで見届けさせる。」と言う意味を込めて、引き抜かれる形で三次選考進出となった。
三次選考
凛のいるチームAと凪のいるチームCのどちらかに入るか、葛藤の末に凛・士道龍聖を代表とするチームAを希望。初戦から、千切を含むチームBと対決。「個人戦での能力は凡だから」という理由で烏旅人に徹底的にマークされ、前半は苦戦を強いられた(実際、烏に徹底的にマークされている時は、凛からパスは疎か、目線も殆ど送られなかった)。しかし、後半になるにつれ、同じチームの七星虹郎と連携をとりながら、烏の死角を抜ける、凛と烏のマッチアップ中に隙を見てボールを奪う等、特技を発揮するようになった事で戦況をひっくり返しつつある状況にしていく。最終盤で氷織羊の「その思考を反射でやってみ?」と言うアドバイスを基に、空間認識やオフ・ザ・ボールを反射的に行う能力を身につけ、凛や士道を出し抜いて決勝点を決めた。この時、士道から「好きになりそうだ。お前の爆発。」と少なからず認められた。
トライアウト全試合終了後、U-20日本代表戦では、凛との相互関係で最も優秀な成績を出したことで、チームのエースである凛の最良のパートナー役として認められ、OMFを務める。
U-20日本代表戦
前半から凛の行動の選択肢を拡げるサポートに徹しつつも、攻撃の機会を常に窺っており、時に独断でチャンスを狙っていた。
自身のシュートチャンスはオリヴァ・愛空、または糸師冴に止められてしまうも、攻撃には何かしらの形で関わり続けていた。
後半にリードを奪われた時、助言を求めた絵心が、敗北してもお前達の未来は保証されていると言うチームが負けた後に起こりうる未来予想図を語った時は、その発言に激怒し、それを一蹴して、絵心に自分達(青い監獄)には将来の保証や日本サッカーの未来なんて自分たちには関係なく、ブルーロックで教え込まれた理念でもある、「次なんて要らない、負けることは死ぬことと同じ、青い監獄はまだ死んでない、世界一以外いらない」と言った後に「勝たせろクソメガネ」「このエゴはアンタが教えた感情だろ」と言い放ち、絵心が青い監獄で育ったエゴが自身の想定以上と感じた絵心に「ここから先は自分にも読めない未曽有の計画」を行くことにして、3回目の交代枠を使ってジョーカーでもある、馬狼の投入を決断させた。
後半のアディショナルタイムで、最終盤で冴がボールを所持したことでカウンターを警戒して青い監獄メンバーが守備に戻る中、瞬間的な状況判断から唯一人攻撃のために敵陣地に残り、凛と冴のマッチアップで弾かれたボールに、渾身のダイレクトシュートを叩き込んだ。潔がこれまでの戦いで得たものの集大成と言えるシュートはゴールネットに突き刺さり、これが青い監獄の勝利につながる決勝点となった。
試合終了後にヒーローインタビューを受けることになるが、そこで
「…俺たち いや… 違うな… 俺が日本をU-20W杯で優勝させます」
と宣言した。
一方、本人の知らないところで冴から「日本のサッカーを変えるエゴイスト」として注目されたことにより、凛からは本格的に敵意を向けられるようになってしまった。
最終選考「新英雄大戦(ネオ・エゴイスト・リーグ)」
壮行試合の後、監獄リニューアルに伴い2週間の休暇を与えられ一時帰宅する。かつて所属していた一難高校のサッカー部員に再会するも、これまでイカレた世界でエゴを鍛え上げてきた潔にしてみれば、高校のぬるいサッカーに染まった彼らのレベルがあまりに低く愕然とし、いつの間にか早く監獄に戻りたいと願うようになる。
世界戦に向けてのセレクションに戻り、絵心からイングランド、スペイン、イタリア、フランス、ドイツの5ヶ国を代表する各チームいずれかとの合同訓練に参加し、各リーグの環境に身を置く事を告げられ、早い者勝ちで国を選択するよう迫られる。
最初は良く観戦しているイングランドリーグか、潔の憧れるノエル・ノアが在籍するドイツリーグで迷うものの、「選んだ道を正解にする。」と言う蜂楽の考えに触発され、ドイツリーグを選ぶ。
ドイツリーグの練習施設に進むと、そこに待っていたのは憧れのノエル・ノア本人と、ノエルを擁するドイツの最強クラブチーム「バスタード・ミュンヘン」のユース選手達だった。同世代の選手達を押し退けてリーグ戦への出場資格を得るべく、ノエル考案のVRアスレチックに挑戦する。
しかし、「バスタード・ミュンヘン」に所属する同世代の選手の予想以上の能力と、新世代11傑の一人であるミヒャエル・カイザーの妨害と宣戦布告によって、最下位スタートになってしまう。
その後は、気を取り直してトレーニングに励み、順調にランクを上げていくも、カイザーとの実力差を感じて指導者ストライカーのノアにアドバイスを求めるも、数値と合理性を絶対視するノアからの鋭く深い質問に答えられなかったために「お前の理論は破綻した。」と断じられてしまう。
同時に、世界一になるためにノアから「世界一となるべく己の全てを費やす。」と言う哲学とアドバイスを教えられた。
第一試合であるスペイン戦では、スタメンに選ばれなかったものの、ノアの指示で途中出場する。海外選手のレベルの高さや大きなパワーアップを遂げた蜂楽に圧倒されて、何もできない状態になりかけるが、挑戦を切り替えて國神をアシストし、彼がシュートを決めて見せた事でチームは勝利する。
その後は、入札希望額ランキングでは1700万円の評価を得て(玲王曰く、「大企業の役員並の年俸」)、バスタード・ミュンヘンのライバルチームである「バーサーク・ドルトムント」からオファーを受け、本人は金額以上にその事実を喜んだ。一方、ストライカーにもかかわらずアシストを選んで数字を取りに行った結果を、同チームの雪宮剣優に不服を申し立てられた事で、彼と険悪になってしまう。
ドイツチーム2試合目のイングランド戦では、ノアに先の試合での働きぶりや適性からOMFとして選出、今度はスタメンで出場する運びとなった。
自分のサポートに回ってくれる黒名蘭世と共に活躍を試みるが、さらに強くなった千切や玲王、今までと違うスタイルを見せる凪を突破できず、カイザーに活躍の場を奪われてしまう。だが、カイザーの戦い方から超越視界という自身の新たな領域による可能性、さらにノアに問われていた「世界一のストライカーである自分に勝つ理論」に辿り着く。『超越視界』と辿り着いた理論によるプレーを見たノアからは、「最高だ潔世一。折れるな気づけ、お前が見つけたその世界一への”挑戦理論(チケット)”はこの俺まで届き得るぞ」と言う、世一がいずれ世界一のストライカーである自身にも匹敵するであろうという評価をした。
ノアとクリス・プリンスという指導者ストライカーが投入された終盤では、クリスの必殺シュートブロックをコースではなく飛んでくるであろう空間に焦点を絞り、GKの我牙丸吟との連携もあって、見事に止めて見せる。しかし、雪宮に強引にボールを奪われながらも、彼が自陣から単独でのドリブル突破を敢行し、瞬く間に6人抜きを達成してシュートを決めかけるが、クリスにブロックされて失敗。雪宮の無茶なプレーを責めながら連携を申し出るが、そのプランが「潔へのアシスト」であったことから拒絶された挙句、「カイザーと同類のマウントクソ野郎」と酷評される。売り言葉に買い言葉のように雪宮の考えを「子供じみた思考」と一蹴し、「気持ちいい夢を抱いて沈んでイッてろ泥舟が」と返したせいで、断絶してしまう羽目になった。
その直後に、試合の中での凪の発言や雪宮の会話や行動によって新たに見つけた『主人公感』という考え方によって、凪と御影の2人の連携プレーを読んでシュートブロックし、試合の最終局面では黒名とノアのフォローを受けてゴールへ攻め上がる。自身へのパスを雪宮に再び奪われかけるが、『主人公感』によって雪宮の動きを完全に読んでおり、その執念ですら囮としたプレイによって、完璧な位置とタイミングでゴールを決めかける。そのシュートはカイザーが妨害してきた事で決め損なうが、やっていた挑戦が「どれかひとつでもカイザーに勝つ」ことであったことから、カイザーの「思考」を超える為に自分が決めるのでは無く、カイザーをも道化にしようとするための行動であったことが判明する。
この行動にはカイザーからも「狂ってる」と言われ、最後は雪宮にパスを出し、試合の中で進化した彼の決勝ゴールで、チームは勝利を収めた。
試合終了後、顔を合わせた雪宮と試合の中での言動を互いに謝罪をして和解。互いの意見を交わす中で、雪宮に「俺の論理(ロジック)に収まる人間になるな」や「いつでも刺し違えようぜ」と言葉を交わし、新たな関係性を構築した。後にネスから、その関係性や試合結果を否定されても怒る事なくいなそうとする中で、カイザーが間に入った事で収まり、カイザーから自身が試合を支配して見せた事実を認められ、「次はストライカーとしてゴールの数で勝負しよう」と言われる。しかし、『超越視界』の酷使による体力の消耗が激し過ぎてその場で倒れ、10時間以上寝込んだ。
イングランド戦後のオークションでは年俸5000万の評価を得て、オファー相手も現在所属する「バスタード・ミュンヘン」だった。バスタード・ミュンヘンからは「ノアと組ませてみたい」「攻撃にも守備にも万能な新しい形のMFとして使ってみたい」とMFとして高く評価されており、海外メディアからも「次世代のモドリッチがここにいる」や「青い監獄の中心は、やはり潔世一だ」と更に高い評価を得る事になった。試合後に意識を取り戻した時に、ノアへイングランド戦で自身が手に入れた『超越視界』と『主人公感』という武器と考えによる新たな思考や理論をノアに話して、ノアがかつて潔と同じような理論や思考を昔に絵心から聞いていたことを教えられ、同時にノアと絵心がかつては同じチームでプレーしていた事を聞かされた。
その後、記者からのインタビューを受けた時には、ただの高校生だった自分が"青い監獄"で人生を変え続けてる気持ちを話し、バスタード・ミュンヘンからの評価については「そういうプレイをしたからそういう評価をしてくれたのは嬉しい」と言うも、パスやコンビネーションを求められてもMFとしてではなくて、あくまでも自身はFWとしてゴールを奪える存在になりたいと言い、「僕はストライカーとして生きたい」「俺は俺のゴールで勝ちたい、そのエゴを譲る気は無い」と、自身の本心を記者に言った。
イタリア戦前には、『超越視界』に身体が追いつくために自身のフィジカル能力の強化と思考を反射で行えるようになるためのトレーニングを重ねてながら、自身が100%ゴールを奪うのには自身に足りない何かを模索していた。その最中、雷市とイガグリの言い争いの最中のイガグリの言葉から、100%ゴールを奪えてカイザーに勝てると新たな理論に辿り着き、國神に「直撃蹴弾を左脚でも完璧に撃てるようになるための両利きの技能」を教えて貰うよう頼んだ。だが國神からは、自身が両利きの技能を覚えられたのは自身の筋肉量と骨格があったからたまたま習得出来ただけで、潔が両利きの技能を覚えようとトレーニングや肉体の使い方を真似したとしても、最終的に自身の才能が死ぬ可能性が高いと忠告されてしまう。その直後、自身と國神に会いに来た蜂楽と千切が最終選考の新英雄大戦で新たに覚えた技術やプレイスタイルから、「欲しい技術は両利きの技能では無くて左脚からでも撃てる技術であり、無理に両利きにもならなくて良い」と理解したことで、新たな技術として左脚からでも直撃蹴弾を撃てる技術を習得した。だがまだ右脚よりも精度や完成度は低く、イタリア戦時点ではオリヴァ曰く「右脚が100なら左脚は40」とのこと。
ドイツチーム3試合目のイタリア戦では、イングランド戦と同じくOMFとしてスタメンに選ばれる。今までの自身の弱点であった、基本的なフィジカル能力も大幅に向上させており、「超越視界」による伴った思考に身体が追いつくようになっていた。
序盤はユーヴァーズの攻撃パターンを読んで馬狼へのパスをカットすると、そのまま駆け上がり、シュートをネスに邪魔されるも、新たな武器の「左脚からの直撃蹴弾」で先制点を獲得した。
また、終盤で黒名蘭世が負傷し清羅刃と交代しようとするときに、ノアに対して「清羅は優秀だが計算できる代役では勝てない」と自身と思考パターンが似ている氷織羊を指名。
ノエル・ノアから、数値上位を選ぶチームの鉄則を破ったお前は、この試合でゴールを決めれなかったら次の試合はレギュラー剥奪と言われてしまうが、その条件を承諾して氷織を途中出場させる。
結果的には、氷織のアシストで見事ゴールを決め、5000万円から1億5000万のトリプルジャンプアップとなった。第5·第6試合終了時のBLランキング2位である。それでも、1億9800万のオファーを受けた凜や、選考とは別枠だが3億のオファーを受けたカイザーの埋められない差はまだ痛感しており、「2位なんて要らねえ」と決意を新たにしている。
ドイツチーム最終戦となるフランス戦でも右OMFとして参加する事になった。(ただし、本試合はノアの方針で全員のポジションが適時変更になる場合がある)
相手チームの大会最年少パサーであるシャルルによる変幻自在かつ幻惑的な立ち回りで士道に先制点を取られる中で、エゴにはそれぞれ分類があるとの自論を立てる。
状況を計算し、周囲に価値のあるパフォーマンスの方が集中できる世界型エゴと、欲求を追求し、自身に価値のあるパフォーマンスの方が集中できる自分型エゴがあるとの仮説に、自身を一時的に選考から脱落させた士道へのリベンジに燃える自分の正義に正直な國神のエゴを自分型エゴの精神性だと考え、自身への借りを返すように遠巻きに伝える。
「手伝えよ 俺の爆発」
「また一緒に ステーキ喰おーぜ」
シャルルの思考の裏の裏の裏を読み切った氷織によってフィールド状況の反転をキャッチし、氷織の最高表現、無視認早襲供給弾に応えるべくPAへと向かう。
DF2枚と士道を引きつけることに成功し、チームX戦とスペイン戦の借りを返しにきた國神のアシストによる最高×最高のプレーでゴール前に抜け出す。
しかし、ボールではなく潔に固執したプレーをしていた凛、加えてカイザーにそれぞれ直撃蹴弾、トラップの妨害をされそうになるが、最高表現の連鎖によって左右の直撃蹴弾のパズルを合体させ、即興で編み出した必殺シュートの空中早撃ち二銃式直撃弾(トゥーガンボレー)で宿敵2人を出し抜いて同点ゴールを決めた。
凪の「空中曲芸砲」を元に即興で生み出したこの技は、再現すればDFやGKでの対面で有効な事を氷織から指摘され、とんでもないものを発明したと考える。
ノアにナイスゴールと評価され、完全に機能した潔中心の戦術を強固にするため、黒名が投入され、とうとうBMのCFに躍り出る。
ハットトリックを決めれば新英雄大戦のNo.1に手が届くところまで辿り着き、世界一へのイメージが溢れ出す。
「ヤラせろ早く…」
ゲーム再開後、ボールを止めて新技を放とうとするカイザーを注意し、自分に執着させてプレーを読みやすくするために意図的に暴言を喰らわせる。
「止めるなバカが! 凛が来てんだろ!!」
「おい、カイザー 理解ってんだろ?」
「このチームはもうお前のモノじゃない…」
「俺に跪けよ クソピエロ」
自身に執着したカイザーの同チームとは思えないまさかの背後からのスライディングを読みきり回避するが、カイザーが逆境の中でさらなる進化を遂げ、自身への執着を捨ててしまう。
カイザーの動きの変化をキャッチし、変化をいとわない世界型エゴであるとエゴ分析まではできたが、そのまま覚醒したカイザーに出し抜かれ、清羅からのパスと逆転ゴールを奪われてしまう。
「クッソ… 超英雄…」