「想像しろ」
「舞台はW杯決勝、8万人の大観衆、お前はそのピッチにいる」
「スコアは0-0、後半A・T(アディショナル・タイム)」
「ラストプレー。味方からのパスに抜け出したお前は―…」
「GKと1対1、右6mには味方が1人。パスを出せば確実に1点が奪える場面」
「全国民の期待…優勝のかかったそんな局面で―…」
「迷わず撃ち抜ける」
「そんなイカれた人間(エゴイスト)だけこの先へ進め」
プロフィール
誕生日 | 3月31日 |
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年齢 | 30歳 |
星座 | おひつじ座 |
身長 | 189cm |
足のサイズ | 28.5cm |
血液型 | AB型 |
自分が思う自分の長所 | サッカー以外興味がないところ |
自分が思う自分の短所 | サッカー以外興味がないところ |
好きな食べ物 | カップ焼きそば、カップ麺(現役時代に禁止していたから。太るんだよ。このモンスタージャンクフード共は) |
嫌いな食べ物 | プロテイン(おいしいプロテインなんて存在しない) |
BESTご飯のお供 | カップ焼きそばを粉々に砕いたふりかけ |
趣味 | サッカー観戦(おもにヨーロッパのリーグ) |
好きな季節 | 夏以外(熱いとサッカーが出来ないから) |
好きな音楽 | 夜の川のせせらぎと虫の音のBGM |
好きな映画 | セッション(化学反応とはこのこと) |
好きな漫画 | まじかる☆タルるートくん(子供の頃、脳ミソを焼かれた作品) |
キャラカラー | 白 |
好きな人物 | 落合博満(理性型の天才と思うから) |
好きな動物 | 鈴虫(鳴き声がキレイ。見た目はちょっとグロ) |
好きな場所 | “青い監獄“商品販売部(いろいろ売ってる) |
得意科目 | 体育・心理学 |
苦手科目 | 美術(作品を生み出したいと思わない) |
よく読む雑誌 | 『既知』(定期購読) |
何フェチ | 人相フェチ(ダメそうな奴の顔がたまらなく面白い) |
されたら喜ぶこと | 日本代表W杯優勝 |
されたら悲しむこと | 俺からフットボールを取り上げるコト |
好きなタイプ | 全部やってくれる人 |
昨年のバレンタインチョコ数 | 0個(不毛) |
睡眠時間 | 4・4・2時間(分割して寝るスタイル) |
お風呂で最初にどこから洗うか | つむじに熱湯を注ぐ |
コンビニでつい買ってしまうもの | 新商品のカップ焼きそば、カップ麺をチェックする |
きのこ派orたけのこ派 | きのこ。なんか親近感がある |
最近泣いたこと | しばらく泣いてない |
地球最後の日に何をする? | 自分の思うサッカー日本代表のベストゲームを観る。現状2005コンフェデレーションカップのブラジル戦 |
もし1億円もらったらどうする? | “青い監獄“の設備強化 |
休日の過ごし方 | どうすれば日本サッカーが世界一になれるか考える |
CV | 神谷浩史 |
舞台版演者 | 横井翔二郎 |
(キャラクターブック「EGOIST BIBLE」より)
概要
『ブルーロック』の登場人物。そして、作中における狂言回し的な立ち位置も担っている。
黒縁眼鏡とどこのアニメのドジで間抜けな奴を彷彿とさせる髪型が特徴的な若い男性。
日本を初めてW杯優勝を実現させる事を願う帝襟アンリによって招集された雇われコーチ。詳細や実績は不明だが、本人もかつてはサッカー選手としても活躍していた模様。現世界最強のFWであるノエル・ノアや世界トッププレイヤーのマルク・スナッフィーは絵心の現役時代を知っており、ノアによると「自身にとって最初のライバル」だったとのことで、スナッフィーも絵心とノアのライバル関係を知っており、当時の絵心とノアの関係性を「腐れライバル関係」と発言している。ノアは絵心のことを「最悪のサッカー狂い」「世界一に取り憑かれた亡霊」と述べている。
要所で選手に対して辛辣で怒りを買うような言い方をするが、参加し生き残っている選手達に発破をかけるような発言を迷う事なくしていく。同時に選手に必要な本質を的確に教えていくなど、選手を強くしていき、日本が世界と戦い超えていけるような選手を生み出していこうとする姿勢は紛れもなく本物。
活躍
物語開始~一次選考
帝襟アンリによって招かれ、青い監獄(ブルーロック)プロジェクトを発足後、日本全国からポテンシャルを見込んだ300人のサッカー選手、それもフォワード(FW)を中心とした攻撃の要のポジションの選手を招集する。そして、スピーチが始まるや否や、絵心は300人の高校生達にこう言った。
「日本サッカーが世界一になるため必要なのはただ一つ────」
「革命的なストライカーの誕生です」
と当然のように言い放った。青い監獄(ブルーロック)プロジェクトの目的と参加すればどうなるか話を進める中、異議を唱える声が多く出る中で絵心は「お前らみたいなのが日本の未来を背負ってると思うと絶望だわ」と今頑張っているサッカー少年達を全否定するかのような発言をして、日本サッカーの組織力は世界一ではあるが、それ以外は二流だと断じる。
更に絵心にとってのサッカーは「相手より多く点を取るスポーツだ 点を取った人間が一番偉いんだ 仲良し絆ごっこしたいなら帰れ」と冷たく言い放つ。続いて、作中におけるトッププレイヤーが凄まじいエゴイストである事、そんなエゴイストが世界の最前線で大活躍している事、そして、「世界一のエゴイストでなければ 世界一のストライカーになれない」と断言し、そのような日本人選手を誕生させたいと自身の願いを伝える。
最後は、世界一のストライカーを目指したいならこの先つまり青い監獄(ブルーロック)プロジェクトへの参加を選手達に進言する。そして全員触発されたのか、300名全員参加を表明した。そして、相棒的存在のアンリに言う。
「…多分、299人の人生はグチャグチャになる…」
「そして一人のストライカー(エゴイスト)が誕生する、それが"青い監獄(ブルーロック)"だ」
「始めようかアンリちゃん…」
「世界で一番 フットボールの熱い場所を」
それ以降は、一次選考を始め選考方法の説明やストライカーとして本当に必要なのは何かを選手達に対して口調は荒い上に悪いながらもその本質と為すべき事を伝えていく。
二次選考
二次選考では開始直前に生き残っている選手達に過酷なフィジカルトレーニングを約2週間させ、集まった選手達へ選考に影響こそ出ないが衝撃的な事を明かす。
「青い監獄(ブルーロック)には 伍号棟しか存在しなかった」
という詐欺にも近いような事実だった。伍号棟より上の棟にいる奴らは「一次選考免除で最新トレーニングを行っている」と一次選考開始の段階で絵心が伝えていたが、実際はそんなものは無く参加している全員の選手達はまだ劣っている存在と思い込みながら過酷な試合やトレーニングをさせている事を明かした。当然反感の声は非常に大きかったが、絵心の目的は『まだ温い自信を打ち砕き、世界一になるためのハングリー精神を植え付けさせる』と言うのが選考を兼ねた真の狙いだった。そして、二次選考の開始を宣言する。
二次選考の中でアンリに「覚醒」、「奇跡」、「敗北」等と言った勝負の世界を渡り歩き常に成長していくための重要な要素をアンリに伝えていく中で選手たちの行く末を見守って行く。
その中で、潔世一が糸師凛に敗れるも引き抜かれる形で三次選考進出決定直後、潔が負けた理由を運の差と言う事に納得していない中で自ら現れる。絵心は運のカラクリについてこう伝える。
鳩に糞を落とされた事があるかの事例やお祭りのくじ引きを営む店主が当たりを一枚も入れずに出来レースのような事をしている事例を交えて話す中で絵心はその核心・本質を言った。
「運はどこにでも存在する物じゃなく 落ちる場所にいる者にしか舞い降りない」
サッカーにおける90分の中で、自身の武器や作戦・フォーメーションを駆使してゴールと言う「必然」と揺らぎ現象も含めた「偶然」も交える中で起きた事実や結果、運の震源地が起きる。二次選考の4thステージにおける潔のチームと凛のチームとの試合の最終盤におけるシチュエーションを参考に凜が偶然の発生にかけてアクションを起こし、最後のゴールもしくは自分達が勝つのに繋げる行動を起こせるポジションに位置取っていた。その運も絡んでゴールになったと絵心は伝えた。同時にそれほどに熱い試合だったと称賛した。
そして、「偶然に対する心構えができてないんだから”運”は降ってきたから考えたってもう遅いんだ」とハッキリ伝え、何も準備や考えもないまま待っている人間にチャンスは決して来ないと教授する。そして、”運”についてこう言い放つ。
「真に戦う人間にのみ ”運”は平等に降り続ける」
と言い、三次選考の課題を最初に突破した潔たちに世界選抜との試合を命ずる。
三次選考
自身の計画を進める中、元々は300人の中から真のストライカーを生み出すと言う計画を、日本フットボール連合との対立や青い監獄プロジェクトに参加している選手の保護者からのクレームが原因で計画破綻の危機に晒される。そんな中絵心がピンチをチャンスに変えると言わんばかりに、U-20日本代表を青い監獄が乗っ取る計画を考え、急遽選考内容を変更する流れとなる。そして三次選考は、U-20日本代表メンバーと自身が選抜したメンバーとの試合のために、対抗できる精鋭部隊を構築するための選考へとシフトしていく流れとなった。
U-20日本代表戦
総監督としてベンチで青い監獄メンバーの戦いを見守り、後半の失点直後には状況の変化に応じてメンバー交代を行う。
士道龍聖の「FLOW」突入によりリードを許す展開となっても、アンリが慌てる中で「これ以上は無計画(ノープラン)」と言いながら泰然としていた。勝つためのさらなる方策を求めて駆け寄る潔に対し、
「バカかお前ら、”青い監獄”はもう既に勝ってる」
と告げる。この試合に負ければ青い監獄は消滅、絵心自身も日本サッカー界から永久追放となるだろうが、U-20日本代表相手にここまで活躍した青い監獄の選手たちを世間は無視できず、様々なクラブや大学の勧誘を経て、活躍していくだろうと語る。
この発言から察するに、どこまでも泰然としていたのは、自身が消えても日本サッカー界を変えていく礎は残ったという思いを持っていたからだと考えられる。
だが、そんな諦観とも取れる絵心の意見を潔は一蹴。自分たちには将来の保障や日本サッカーの未来なんて関係ないと言い自分たちが青い監獄によって教え込まれた、次なんていらない、負ける事は死ぬ事、自分達はまだ死んで無い、世界一以外要らない、目の前の勝利以外何もいらないというエゴを育てた絵心に対し「勝たせろクソメガネ、このエゴはアンタが教えた感情だろ」と渇を入れる。その潔の言葉を受け、「自分にも読めない未曽有の計画」としてジョーカーである馬狼照英の投入を決断する。
そして青い監獄メンバーの勝利で試合が終了した時、メンバーや観客が驚愕と歓喜に沸く中、彼は勝利を嚙み締めるかのように、一人静かに拳を握りしめていた。
試合終了後はいつもの調子で戦いを終えたメンバー達に声をかけ、「お前らは凄い成果(コト)をやり遂げた」と彼らを認める発言をした。
一方、これは戦いの終わりではなく、「“青い監獄“の創世(はじまり)」と位置づけ、「“青い監獄“(おれたち)はもう引き返せない舞台(ステージ)まで来たぞ」と告げてメンバーから去っていった。
最終選考 「ネオエゴイストリーグ」
青い監獄メンバーが2週間の休養期間を貰う中、海外の資産家と思われる人物たちと、物怖じすることなくいつもの様子で交渉していた。
その交渉が功を奏したのか、最終選考は欧州各国のチャンピオンチームのU-20レギュラー11人、さらに指導者(マスター)として世界的ストライカー5人を巻き込んだ、壮大なエンターテイメントを兼ねた、絵心自身も「想定以上」という規模で行われることとなった。
余談
原作で第1話で絵心が本田圭佑や香川真司を「カス」呼ばわりするシーンがあり、それが原因で炎上した。アニメではこのセリフはカットされている。
本田自身は本作を知らないらしく、「2010年くらいからそんなことだらけ、何が?って感じ」と受け流していた。
その後、ブルーロックProject:WorldChampion(第1弾スマホゲーム)に選手本人として登場することになり本作との友好的な関係を持っている。
当然だが、絵心はゲーム内のオリジナルストーリーでも上述のような発言は一切していない。
関連タグ
利根川幸雄:演説シーンの元ネタと思われる。