青い監獄
しせつとしてのぶるーろっく
『ブルーロック』の主な舞台となる施設で、W杯優勝を見据えた、世界一のストライカーを育成するための施設。
全体としてみれば選手寮とトレーニングルームを兼ねた五角形の建物が存在しており、5つの建物が合わさってできた中央部分には、ドーム状となっているメインスタジアムが存在している。
この5つの建物は、ランクの高い順に壱号棟~伍号棟に分かれており、その待遇には大きな格差があるとされていたのだが、二次選考の開始時に選手のハングリー精神を煽るためのある「仕掛け」(後述)が隠されていたことが明らかになった。
「新英雄大戦」開幕後は建物構造はそのままに、一つの寮を一つのチーム(後述)で占有している。
一棟ごとの施設は五つの台形と中央の五角形で構成されていて、台形部分ごとに各チームのスペースになっている。
1階部分は相部屋や風呂、脱衣所などが配備されたチーム全員分の生活スペースと、最新設備が完備されたトレーニングルーム、棟内の試合や過去のデータを閲覧できるモニタールームが存在している。
そして2,3階部分はトレーニングフィールドとして、サッカーのフィールドが丸々入っている。
中央の五角形部分は5チーム共通の食堂となっていて、それぞれのチームメンバーがそこで顔を合わせることも可能。
入寮テスト「オニごっこ」
300人を12人×25チームに分け、仕切られた空間でボールを使いオニごっこを行う。
ボールを当てられた者が「オニ」となり、136秒が経過した時点で「オニ」であった1名が失格となる。
実は空間の広さはペナルティエリアと同じサイズであり、試合終了間近の乱戦を再現することでFWとしての素質を試すと共に、オニという「誰かに当てることで自らが勝者にもなることができる有権者」に向き合う姿勢を問うことでエゴの目覚めを促すことが目的であった。
一次選考「総当たりグループリーグマッチ」
選手達がランキングに応じてチーム分けされ、壱号棟から伍号棟に振り分けされる。
底辺の伍号棟にはパック納豆や梅干し一個などの最低限の食事と基礎的なトレーニング設備しか与えられない一方で、上位の寮に行くほど良い食事と良いトレーニングにありつける仕組みとなっている。
寮ごとにリーグ戦を行い、勝ち点上位の2チームが二次選考に進み、下位の3チームは失格、ただしチームが敗退しても最多得点者のみ次の選考に進むことができる。
一次選考後、実は5つの寮は全て同じ構造であり、全ての選手が自分の寮を「最底辺の伍号棟」だと思い込まされていたことが明かされる。
二次選考「奪敵決戦(ライバルリー・バトル)」
サッカーとはないちもんめを融合させたゲーム。
まず1stSTAGEとして、最新のVR技術と監獄の予算の大半を注ぎ込んだホログラムGK「BLUE LOCK MANシステム」を利用した課題に挑む。この課題は一人一人異なり、この時点で周囲の力に頼って選考を通過した者は篩にかけられる。
次に通過者どうしで交渉を行い、3人チームを作れた者から2ndSTAGE通過。この際、チームを組むための判断材料として一次選考の時点では偽装されていた真のブルーロックランキングが開示される。
2ndSTAGEで3人チームからあぶれた者は失格となり、「敗者復活戦」に挑むかどうかを選ぶ。
その後、3rdSTAGEとして3vs3で試合を行い、勝利したチームは相手チームの選手を1名引き抜き、4人チームで4thSTAGEに進み4vs4で戦う。最終的に、5vs5の対戦を制し5thSTAGEをクリアしたチームメンバーと、その際引き抜かれた1名が次の選考へと進める。
なおこの選考から、GKは「BLUE LOCK MANシステム」が担当する。
敗北したチームは1つ前のSTAGEへと戻って引き続き試合を行い、2ndSTAGE(2vs2)での試合に敗北してその試合で引き抜かれなかった選手は失格。
敗者復活戦
二次選考でチームに入れなかった者、つまりサッカーの実力を示す機会もなく退場させられた選手に与えられる最後のチャンス。
過酷な肉体改造に挑戦し、世界最高のプレイヤーであるノエル・ノアに最も近い「数値」を叩き出した1名に復活の権利が与えられる。
ただしその過程で、「エゴを捨てて絵心甚八の道具に徹すること」「世界最高のストライカーの当て馬にされることを了承すること」という、これまでの監獄とは180度「違う哲学」を強制的にブチ込まれることになる。
三次選考一次課題「世界選抜戦」
「奪敵決戦」を通過した5人チームで、絵心が招集した世界選抜チームと対戦する。
この試合はランキングを確定するための「査定」を目的としているため、活躍するに越したことはないが敗北しても次の選考に進める。
三次選考最終課題「トライアウト」
当初はこの先の選考で選手を5名に絞る予定であったが、とある緊急事態の発生により監獄内でチームを編成する必要が生じたことを受け急遽開催された選考で、後述する「特別壮行試合」のスタメン「青の11傑」を選抜する。
その時点での総合評価ランキング上位6名をチームA(凛・士道)、チームB(鳥・乙夜)、チームC(雪宮・凪)に分け、残りの29名が加入希望チームを選択、「奪敵決戦」に準じた5vs5ルールで総当たり戦を行う。
代表選考「新英雄大戦(ネオ・エゴイスト・リーグ)」
選考を生き残った監獄メンバー35名と敗者復活戦通過者1名、青の11傑に敗れた元・日本代表10名(糸師冴はそもそも日本代表に入る気が無いので不参加)の計46名が、改めてU-20日本代表の座を賭けて争う。
選手達はまずU-20W杯に向けた強化合宿を行う旨だけを伝えられ、サッカー強豪国のイングランド、スペイン、イタリア、フランス、ドイツのいずれかを選択する。
監獄の中に招集された欧州五大リーグの最強チーム、ドイツ「バスタード・ミュンヘン」、イングランド「マンシャイン・C」、イタリア「ユーヴァース」、スペイン「FCバルチャ」、フランス「P・X・G」のユース選手達に合流し、チームを代表する「指導者(マスター)ストライカー」の指導を受けながらレギュラー獲得を目指す。
試合は5チームによる総当たりリーグ戦で行われ、以下の特別ルールが適用される。
・3点先取制
・無限交代制
・スターチェンジシステム(1試合につき3分間のみ指導者ストライカーが出場可能)
各試合後、中継を見た世界中のサッカーチームによる「ブルーロックオークション」が行われ、高い年俸を提示したチームが選手を落札することができる。
最終戦終了後、その時点での入札額上位23名がそのままU-20W杯の日本代表に選ばれる。
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