一流のストライカーという生き物は
その瞬間、最もフットボールの熱い場所に…
突如として出現する────。
くたばれ日本サッカー! もう一度夢を見るために!!
概要
原作は『神さまの言うとおり』を手掛けた金城宗幸、作画は『ドリィ♡キルキル』を手掛けたノ村優介。「エゴイスト系ストライカー育成サッカー漫画」と紹介されている。
『週刊少年マガジン』(講談社)にて2018年35号より連載中。2023年10月現在で26巻まで単行本化されている。
また、別冊少年マガジン7月号より青い監獄(ブルーロック)入寮前の凪誠士郎を主人公とした公式正史スピンオフ『ブルーロック-EPISODE 凪-』が連載中。こちらの作画担当は三宮宏太。
エイトビットの手によってテレビアニメ化されている。また、2023年5月に舞台版が公演された。後述。
ストーリー
サッカー日本代表がFIFAワールドカップをベスト16で終えた2018年、日本をW杯優勝に導くストライカーを養成すべく、計画の全権をもつ絵心甚八が選んだユース年代のFW300人を対象とした青い監獄(ブルーロック)プロジェクトが起ち上がる。
失格者は日本代表入りの資格を永久に失うという条件の中、無名な高校生プレイヤーである潔世一は同じ頂を目指すライバルと時に戦い、時に協力しながら、世界一のストライカーを目指し、試練に挑んでいく。
作風
本作はサッカー漫画の皮を被ったデスゲーム漫画と呼ばれる。
理論染みた描写は多かれ少なかれ存在するが、「脱落=死」に等しい設定や、サッカーとしての描写より駆け引きや自己啓発の方が凝っており、ストライカー養成と嘯きながらも技術・戦術・栄養指導的な描写はあまりない。同年代を題材にした作品としては極めて異質である。
反響
サッカー漫画でありながら従来の日本サッカーそのものを否定する漫画であり、後述する数々の露骨なセリフ・表現はもはやヘイト創作と言っても遜色ない。
それゆえ、選手間の連携(チームワーク)を重視するサッカー漫画を求めている人にはまずオススメできない。作中にも「俺にとってボールは友達でもなんでもなく俺を輝かせるためのただの球体下僕だ」と発言するキャラクターが存在するほど。
作中で絵心が本田圭佑や香川真司を実名で「カス」呼ばわりして日本のサッカーの在り方を真っ向から否定し「エゴこそがストライカーを育てる」と主張、第一話から炎上したことでも知られている。また、他にも実在の選手や監督を揶揄する描写があり、最初のうちはネット上でも評判は良くない方だった。
しかし着実に売り上げを伸ばし、アニメ化を機に大人気漫画となり、累計発行部数は2023年時点で3000万部を突破している。アニメ版では実在選手を否定するような台詞は改変された。
登場人物一覧
青い監獄プロジェクト関係者
絵心甚八(CV:神谷浩史、演:横井翔二郎)
帝襟アンリ(CV:幸村恵理)
不乱蔦宏俊(CV:島田敏)
法一保守
青い監獄参加者
チームZ(伍号棟)
主人公が一次選抜で所属したチーム。
潔世一(CV:浦和希、演:竹中凌平)
蜂楽廻(CV:海渡翼、演:佐藤信長)
國神錬介(CV:小野友樹、演:松田昇大)
千切豹馬(CV:斉藤壮馬、演:佐伯亮)
雷市陣吾(CV:松岡禎丞、演:佐藤たかみち)
我牙丸吟(CV:仲村宗悟、演:村松洸希)
五十嵐栗夢(CV:市川蒼、演:書川勇輝)
久遠渉(CV:中澤まさとも、演:佐織迅)
伊右衛門送人(CV:綿貫竜之介、演:澤田拓郎)
今村遊大(CV:千葉翔也)
成早朝日(CV:梶田大嗣)
吉良涼介(CV:鈴村健一)
一次選抜時のライバル達
凪誠士郎(CV:島﨑信長、演:小坂涼太郎)
御影玲王(CV:内田雄馬、演:菊池修司)
馬狼照英(CV:諏訪部順一、演:井澤勇貴)
二子一揮(CV:花江夏樹、演:坪倉康晴)
剣城斬鉄(CV:興津和幸、演:益永拓弥)
鰐間淳壱(CV:鈴木崚汰、演:船木政秀)
鰐間計助(CV:鈴木崚汰、演:川井雅弘)
大川響鬼(CV:新祐樹)
二次選考以降登場の参加者
潔達とは別の棟にいた参加者。
糸師凛(CV:内山昂輝)
蟻生十兵衛(CV:小西克幸)
時光青志(CV:立花慎之介)
士道龍聖(CV:中村悠一)
烏旅人(CV:古川慎)
乙夜影汰(CV:河西健吾)
雪宮剣優(CV:江口拓也)
氷織羊
黒名蘭世
清羅刃
七星虹郎
石狩幸雄
西岡初
皿斑海琉
志熊恭平
柊零次
灰地静
U-20日本代表
オリヴァ・愛空
閃堂秋人
仁王和真
蛇来弥勒
音留徹平
颯波留
若月樹
超健人
狐里輝
不角源
トッププレイヤー
作中、世界的に有名なプレイヤー。
糸師冴(CV:櫻井孝宏)
ノエル・ノア
ラヴィーニョ
クリス・プリンス
マルク・スナッフィー
ジュリアン・ロキ(CV:下野紘)
レオナルド・ルナ(CV:神尾晋一郎)
パブロ・カバソス(CV:駒田航)
アダム・ブレイク(CV:高橋大輔)
ダダ・シウバ(CV:ロバート・ウォーターマン)
ミヒャエル・カイザー
アレクシス・ネス
ドン・ロレンツォ
その他
多田友也(CV:藤澤奨)
舐岡了(CV:木村昴)
潔一生(CV:相馬康一)
潔伊世(CV:中原麻衣)
蜂楽優(CV:甲斐田裕子)
一難高校監督(CV:小山力也)
弐瓶集作(CV:佐々木義人)
ジローラン・ダバディ(CV:荒井聡太)
御影玲王の父(CV:東地宏樹)
御影玲王の母(CV:早見沙織)
成早真昼(CV:堀江由衣)
ゲストキャラ
三笘薫
プロサッカー選手の三笘薫のゲスト出演によるキャラ。
アプリゲーム内でブルーロックに参加するメンバーの1人として登場している。
ブルーロックの中でも指折りの実力者で、爽やかな見た目と棒読みな話し方が特徴…?
用語
- 青い監獄(ブルーロック)プロジェクト
全国から300人の優秀なFW高校生を集め、1人になるまであらゆるテストを与えて磨き上げる、選ばれない299人の人生を滅茶苦茶にさせる勢いで作られ、日本のW杯優勝を見据えた計画。
300人の参加者は敗北しリタイアすると、永久にサッカー日本代表になる権利を失う。また、上位5人は選考に残った結果、その過程でU-20日本代表に組み込まれ、U-20世界代表との試合を行う。
新入職員のアンリと、アンリが外から招いた謎の男である絵心が中心となり企画が動いているが、その内容や実態がない実績から他の連合職員やマスコミには受け入れられていない。
プロジェクトが進むにつれて予算の使い過ぎを苦にした連合職員だけでなく、参加選手の親族からもブーイングやクレームが多発し始めた事で、プロジェクトそのものが頓挫する危機を迎える羽目になってしまう。
そこで絵心は一世一代のギャンブルの意味を込めて、U-20日本代表と試合を行い、敗北すればプロジェクトは終わり、勝利すれば存続した上でブルーロックのメンバーは日本代表入りと言う条件を飲んで実行される事となった。連合側も「日本代表入りしたメンバーが高校生に負ける訳がない。」と高を括っていた事と世界的MFの糸師冴を日本代表に加えて試合すると言う話題性による荒稼ぎを目論んでいたのもあり、とんとん拍子で実現が確定した。
そして遂に試合当日を迎え、最初は観客も含め日本代表の勝利を疑わなかったが、ブルーロックイレブンの予想以上の実力と勝利への執念を見せつけられ、試合は一進一退の攻防を迎えた。
一進一退の末、試合に勝ったのは、ブルーロックであり、潰れされかけたプロジェクトは無くなる所かその凄さと意義を日本だけでなく世界にまで知らしめる事となった。
- 青い監獄(ブルーロック)
詳細は該当項目にて。
- 「FLOW」(フロー)
TVアニメ
2021年8月12日、TVアニメ化決定が報じられた。その後2022年5月13日には具体的な放送時期の発表がなされている。
2022年10月から2023年3月までの、いわゆる半年間・連続2クールでテレビ朝日系列局(NUMAnimation枠)、AT-X、BS朝日にて放送された。 また、バンダイチャンネルやdアニメストア、Amazonプライムビデオなどを通じての動画配信も実施されている。
アニメ化に当たり日本サッカー協会も協力しているが、そのためか初回の絵心による実在選手への侮辱発言は全面的にカットされている。
新聞のテレビ欄によっては、いわゆるハーフスペースでは「青い監獄」と表記される事がある。
第1シリーズの放送終了後、第2シリーズの制作決定と『-EPISODE 凪-』の映画化決定が発表された。
スタッフ
原作・ストーリー監修 | 金城宗幸 |
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漫画 | ノ村優介 |
監督 | 渡邉徹明 |
助監督 | 石川俊介 |
シリーズ構成・脚本 | 岸本卓 |
コンセプトアドバイザー | 上村泰 |
メインキャラクターデザイン | 進藤優 |
サブキャラクターデザイン | 田辺謙司 / 戸谷賢都 |
チーフアクションディレクター | 東島久志 |
アクションディレクター | 坂本ひろみ |
プロップデザイン | 東島久志 / 興津香織 |
衣装デザイン | 中島裕里 |
作画特殊効果 | あかね |
色彩設計 | 小松さくら |
美術設定 | 杉山晋史 |
美術監督 | 高木佐和子 |
背景 | スタジオワイエス |
撮影監督 | 浅黄康裕 |
撮影 | チップチューン |
3DCGディレクター | 広沢範光 |
3DCG | オーラスタジオ |
ビジュアルコンセプト | 山下敏幸(ハイパーボール) |
特殊効果処理 | 山下敏幸 / 三皷梨菜 |
2DCGモニターグラフィック | 浅野恵一(emitai) |
編集 | 長谷川舞(エディッツ) |
音響監督 | 郷文裕貴 |
音響制作 | ビットグルーヴプロモーション |
音楽 | 村山☆潤 |
音楽制作 | ランティス |
音楽プロデューサー | 庄司夕紀 |
プロデューサー | 有澤亮哉 / 古川慎 / 森悠紀 |
アニメーションプロデューサー | 平野強 |
アニメーション制作 | エイトビット |
ブルーロック製作委員会 | バンダイナムコフィルムワークス / 講談社 / バンダイナムコミュージックライブ / テレビ朝日 / クランチロール / BANDAI SPIRITS / エイトビット / トイズファクトリー |
主題歌
第1クール
オープニング:UNISON SQUARE GARDEN「カオスが極まる」
作詞曲:田淵智也 / SEアレンジメント:eba
(TOY'S FACTORY)
エンディング:仲村宗悟「WINNER」
編曲:村山☆潤
(Lantis)
第2クール
オープニング:ASH DA HERO「Judgement」
作詞曲:ASH / 作編曲:Narukaze
(Purple One Star)
エンディング:UNISON SQUARE GARDEN「Numbness like a ginger」
作詞曲:田淵智也
(TOY'S FACTORY)
スマホゲーム
2022年9月23日には、「株式会社ルーデル」によってスマホゲーム『ブルーロック Project: World Champion』の制作が発表された。
同年11月には事前登録受付中のTVCMも流れているのだが、FIFAワールドカップカタール大会の特番などで(スポンサーCMとして)流れるという展開になっている。
また、ゲーム内ではプロサッカー選手の三笘薫がブルーロックのメンバーキャラの1人としてゲスト出演しているが、台詞が余りにも棒読み過ぎると話題になっている。
プレイヤーからは「棒読みが面白くてプレイに集中出来ない」「棒読み過ぎて笑ってしまう」「逆に棒読みが癖になる」「棒読み聞きたさにキャラを使用してしまう」等と言われており、三笘の棒読みは意外と好感的に捉えられている模様。
小説
『ブルーロック 戦いの前、僕らは。 潔・凪・蜂楽』
2022年10月17日発売。
公式スピンオフ小説シリーズ。第1弾の主人公は潔、凪、蜂楽。小説だけのエピソードで、キャラクターたちの知られざる一面が明らかになる。ここだけの書きおろしイラストも収録。
潔世一 ストライカーという生き物
凪誠士郎 出逢うまでは
蜂楽廻 めぐるのなつやすみ
著:もえぎ桃
原作:金城宗幸
その他:ノ村優介
イラスト:三宮宏太
『ブルーロック 戦いの前、僕らは。 千切・玲王・凛』
2023年1月17日発売。
舞台版
2023年5月に公演予定。
スタッフ
【脚本・演出】伊勢直弘
【美術】乘峯雅寛
【主題歌歌唱】Kradness
【舞台音楽】早川博隆(Rebrast)/関根佑樹(Rebrast)
【技術監督】寅川英司
【舞台監督】田中翼
【音響】前田規寛(ロア)
【照明】大波多秀起
【映像】O-beron inc.
【衣裳】雲出三緒
【ヘアメイク】木村美和子
【小道具】枦山 兼
【演出助手】入江浩平
【宣伝美術・WEBデザイン・物販デザイン】遠藤嘉人、岡部哲也(EAST END CREATIVE)
【物販デザイン】flyer-ya
【宣伝写真】渡邉和弘
【制作協力】上野志津華(KURAN)
【制作】Office ENDLESS(豊島区国際アート・カルチャー特命大使/SDGs特命大使)
【協力】豊島区、DESCENTE、UMBRO、メイコー化粧品
【サッカー指導】エリース東京(豊島区国際アート・カルチャー特命大使/SDGs特命大使)
【主催】舞台『ブルーロック』製作委員会
関連イラスト
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紹介PV
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関連タグ
個別 | 金城宗幸 ノ村優介 サッカー漫画 2022年秋アニメ |
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夢向けタグ | 青監プラス 夢ルーロック ブルロ夢 ブルーロック夢 |
コラボタグ | SPY×BLUELOCK ぼっち・ざ・ぶるーろっく! |
その他
- ONEOUTS:野球漫画の皮を被ったプロ野球版デスゲーム、プロは選手生命を賭けた生き馬の目を抜く戦場など、本作と酷似しているサバイバル観を主張する野球漫画。
- フットサルボーイズ!!!!! / アオアシ / シュート! Goal to the Future:同年放送されたサッカーアニメ群。それぞれFIFAワールドカップ合わせでの放送というケースで共通している。前者は映像ソフトメーカーも同じ。中者は舞台化もされている。
- エリアの騎士:連載雑誌、キー局、映像ソフトメーカーなどがそれぞれ共通されているサッカー作品。
- ブルーピリオド:1年前の秋期にアニメ版が放送された同じ出版会社による「ブルー」繋がりの作品。
- 4人はそれぞれウソをつく:『-EPISODE 凪-』の連載雑誌で連載している作品で、こちらのアニメ版が同時期に同局で放送開始されたばかりかサントラを手掛ける音楽メーカーまで同じ。
- 仮面ライダーギーツ:同局かつ同時期によるデスゲームを題材した特撮ドラマ。
- 老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます:本作の第2クールと同時期に同局でアニメ版が放送された同じ出版会社による作品。
NUMAnimation放送作品
←カッコウの許嫁 | 本作品第1シリーズ | 僕の心のヤバイやつ第1シリーズ→ |
外部リンク
TVアニメ公式サイト
ブルーロック第1話
ブルーロック(ニコニコ静画)
ブルーロック(pixivコミック)
ブルーロック-EPISODE 凪-第1話
ブルーロック-EPISODE 凪(ニコニコ静画)
ブルーロック-EPISODE 凪(pixivコミック)
舞台公式サイト