ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

全ア

ぜんしんあるまーに

「全ア」とは「全身アルマーニ」の略称であり、どちらもインターネットスラングの意味を持つ。ここではスラングとしての「全ア」を解説する。
目次 [非表示]

概要編集

「全身アルマーニの略称としたネットスラング。スラングとして使用する場合、ブランドとしてのアルマーニとは無関係である。


語源の由来は2018年にX(当時のTwitter)で投稿された作品から。作品の詳細はこちらでまとめられているので参照されたし。


リンク先の漫画そのものは一般的な恋愛エッセイ作品に「全身アルマーニの男性とデート」という部分から痛さや香ばしさを感じ取った読み手達が発端となる。


ここを発端に「作者が経験した恋愛事情や性事情などの体験を、多くの自分語りを交えて発信するエッセイ作品」を総称して呼ばれるようになった。


全ア作品全体に共通するのは、作品から透けて見える作者の自慢マウントなどの香ばしさがある点である。誇張や嘘が混じっているケースもある。


とはいえ、全ア作品のほとんどが立派な一次創作であるため、快不快の表明は自由だが、作者への度が過ぎた誹謗中傷はしないように。


ちなみに「全てアレン様が正しいでございます」の略称としても扱われる事もある。意味は全くその通りであり、また同名のアレン様による本も存在する。そのためネットスラングとしての全アとは意味が全く変わる。


主な例編集

全アを扱う作品はそのように往々とXユーザーのネタにされがちで、2025年現在に渡るまで何度か全ア漫画がいじられていた。

だが、全アのほとんどは一次創作、オリジナルキャラクターに限った話なのでスラングとしては一定の層に定着していたが、僅かに、版権作品をネタにしたことで全アが広まった例もある。以下はその例。



これは2025年1月頃にXのイラストレーターが投稿した原神の二次創作イラストであり、またはそこから派生した全ア関係のミームである。


修学旅行のため、イラストの更新がしばらくできなくなるという報告をすると同時に、「好きぴと自由行動を回れるようになった私」として原神胡桃が赤面するイラストを投稿。


その後、修学旅行中に付き合えたという報告を、同じく胡桃のイラストと共に投稿するも、投稿に対しては賛否が分かれ、純粋に祝福するプラスの意見も多くある中、その中で「全アを二次創作でやるな」「原神のガイドラインに反している可能性がある」、「キャラクターを自己投影することで本来のキャラクター像を破壊されてしまう」などの類似する過去のトラブルを根拠として上げ、批判する者も散見された。

また、批判意見に対して反論する者も現れ始め、「たかだか女子学生の自己投影になぜそこまで熱くなるのか」、「それこそ嫌ならブロックして見なければいい」といった意見も増え、論争が起こった。


一度目・二度目の投稿においては、キャラクターのイメージを意図的に下げようとするような意図は見られず、リプライについても純粋に付き合えた事を喜ぶコメントが多く、そもそも自己投影がキャラクターのイメージを損なうかという事に関しては思いつきすらしなかったという反応が多かった。一度目の投稿をもって「投稿者=胡桃」の自己投影であることは間違いないが、今回の件が全ての人の負の感情を刺激するようなものではなかったと言える。


しかし、三度目には炎上に対する反応のイラストとして、「炎上しました。ハグもしました」というイラストを投稿したところ、批判をしていた者たちの感情に火に油を注ぐ形となり、さらに論争が過熱する結果となった。そして、この三度目の投稿は2日後に削除された。


この一連のイラストが外野によってちょっとしたミーム化し、多くの類似イラストがXに溢れたが、それらの存在も賛否を産むきっかけとなっている(後述)。確実に言えるのは、投稿者に対してリプや引用でセクハラ行為を行ったり、ネタでもR-18やそれに類するクラスの全ア胡桃ネタを本人の引用に流したりするのは明らかにモラルに欠けた行為であるということ。これらは控えるべきである。



2024年8月に投稿されたエッセイ漫画を発端とし、その作風、ネタの多さから呼ばれるようになったワードである。あまりにも呪術廻戦を意識した部分が多いが厳密には一次創作である。


話題になった時点での投稿作品では、若干虎杖悠仁に似た男性が出たり、若干芥見下々の画風を意識しているのか程度で、一次創作の全ア作品と変わらないものとしてネタにされた。


だが、全ア作品として読み手がInstagramなどの作者の過去投稿を見ていくうちに、五条悟夏油傑七海健人等の登場人物と明らかに酷似した「オリジナルキャラクター(迫真)」が出るわ、「存在しない記憶」やら原作で見覚えのあるワード、シーンの再現が出てくるなど明らかに呪術廻戦を意識した物がされている。


こちらは主人公を版権キャラに当てはめたと言うよりは、主人公はオリジナルデザインとし、登場人物のメイン男性のデザインを呪術廻戦に寄せているため、ジャンルの様な扱いで見られている。


作者当人も呪術廻戦ファンであることは隠しておらず、noteのメンバーシップが「準1級購読師」、「1級購読師」、「特級購読師」と分かれて設置されていたりする。


なお、当該漫画に出る擬音の「かひゅう」がネタにされ、作者の作品群が「かひゅう廻戦」と呼ばれることも。


  • その他

類似ネタが多く存在するため割愛するが、自身を版権の男の娘に置き換えて風俗レポ漫画を投稿する者もいる。これらも二次創作を利用した全アとも言える。


版権キャラクターで全アを行うことの是非編集


自己投影の項目も併せて読むことを推奨する。


二次創作で全ア(=自己投影)を行うことは夢小説等と同様見る側の賛否が分かれやすく、棲み分けを求められるジャンルとなる。

以下は、原神の全ア胡桃の騒動で巻き起こった批判、賛同意見をまとめる。


  • 批判側の意見として多く挙げられるのは、前述した通り「版権キャラクターを自己投影することで、元のキャラクター像を破壊しかねない懸念」、簡潔に言えば風評被害である。
    • 原神に限った話をすると、摩耗鍾離や「草ガキ増える」などのキャラクター像と乖離したミームが広まることにより当該キャラクターのイメージが損なわれると言ったものである。事実として、全ア胡桃をテンプレートとして便乗する絵描きが発生してミーム化し、R-18相当のイラストが投稿されたり、他作品他界隈が介入し、「自己投影された胡桃」と言う「胡桃の皮を被った別人」をネタとして「キャラクター像が踏み躙られている」、「本編ゲームで胡桃を見る度全ア胡桃が頭を過ぎってしまうユーザーが出る」、という状態になっている。
    • 二次創作者やSNSユーザーを発端に起こる風評被害はイキリト嘘松を中心に、その作品のファンを不快にさせたネタが横行した経緯もあり、前述の摩耗鍾離や草ガキ同様、発信の際は他者が公式と混同する勘違いを起こさないようにすることが必要である。受け手も、「ネタはネタ」と切り分ける必要があるが、知らない作品をそのように見分けるのは難しい。
    • また、二次創作において自身の体験、意見を版権キャラクターを通してダイレクトに主張する行為は、良く政治の議論や人種差別などの国際問題などで罪のないキャラクターが二次創作者のメガホン代わりに使われることから忌避され、批判の的になりやすい。また自己投影の項に譲るが、二次創作で自己投影を行うことには様々な問題点も存在する。
    • 投稿者の身を案じての批判も多い。前述の通り、風評被害によるミーム化でネタにされてしまうと、胡桃本人のキャラクター像の破壊のみならず、「胡桃に自己投影している投稿者本人」がターゲットにされ、ミームという形でネタにされ続けかねない(例:クッキー☆)。事実として、この一件をネタにし彼氏とその先の事をした、という形などで胡桃(と中の投稿者)を弄んでいる絵描きが早々に現れている。ましてや件の投稿者は修学旅行、と称する辺りまだ未成年の学生であり、このような行為はネタの範疇を大幅に超えたモラルに欠けた悪意ある行為である。
  • 賛同側としては、SNS上では過去にも似たような版権キャラクターを用いて自身の体験談(性的なもの含む)を書いた作品も多く存在し、それらが批判されていないのにも関わらず、今回のような些細な恋愛体験談が炎上するのは些か不合理ではないか、という意見や「版権キャラクターを自己投影することがイメージを損なわせるのなら、棲み分けのされていないR-18創作や過激なカップリング投稿などの二次創作も同様にイメージを損なっているので同列に見られる必要がある。」という意見が多い。
    • 特に後者はSNS上では顕著で、インプレッション稼ぎのために棲み分けがされないことも多々ある。そういう作品群も「キャラクターのイメージを損なわせる行為(そもそもR-18創作を全年齢対象作品でしたり、公式に明言されていないカップリング行為がキャラクターのイメージの毀損に繋がる)」と言われても何らおかしくはない。
    • 原神のガイドラインにおいては、キャラクターのイメージを著しく損なうことは控えるべきであるというような旨は記載されているものの、飽くまでもそれだけであり、何がいけないかは実質的に投稿者の裁量とモラルに委ねられている。これに関しては、版権側も深刻な影響を齎さなければいちいち1つずつ違反を叩くことは出来ない。「何も言われないから」と言って「何をしてもいい訳では無い」ということには留意したい。
  • 注意
    • このようなケースにおける批判側の意見は概ねが作品のファンによるファンとしての苦言に寄るところや、二次創作としてのモラルを問うてる者の割合が大きく、逆に賛同側は作品をあまり知らない故にある意味では中立、ある意味では「ファンの心情を考えられない」者が概ねであり、どちらの意見も正しいし間違っていると言える。そのためお互いの意見は平行線になりがちである。
    • 批判側はなるべく中立な視点で考えることも意識し、賛同側もファンの視点に立ち「何故ファンは批判をしているのか」という理解をする必要がある。そのため、無闇矢鱈に投稿主や意見を述べる者達に対して攻撃することは控えるべきである。あくまで意見を言い合うに留め、誹謗中傷に発展しないように注意しよう。




関連タグ編集

ネットスラング 自己投影

アルマーニ…完全な風評被害。

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 28

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました