概要
インターネットで流通している俗語・隠語の類。Wikipediaの定義では「もっぱらインターネット上で使用されている俗語」とあるが、ピクシブ百科事典では起源がネット発ではないものや、インターネット普及前から使われていた俗語も「ネットスラング」と呼んでいる。
スマートフォンやSNSが普及した今では、高齢者以外は誰でもインターネットの使用に慣れているので「(ネット普及後の)俗語=ネットスラング」と考えても差し支えないだろう。
「ネットスラング」と呼ばれるものは、その発祥や起源によっていくつかの種類に分類される。
- 特定のクラスタ、例えば若者、女子中高生、サブカルチャーを好むオタクといった層の中で、自分達の間だけで通じる「合言葉」や「内輪ノリ」に近い形で使われていた言葉
- アニメや漫画、ゲームなど、フィクション作品に登場した名言や用語、オタク系の用語
- テレビやラジオ等のメディアに登場した芸能人や政治家といった著名人、あるいは(ニュース番組などで取材を受けた)一般人の発言や言動が広まったもの
- 書籍や新聞など紙媒体の記事、もしくは個人サイトなどのテキストがそのまま広まったもの
- インターネット外のコミュニティにおける業界用語など
- 誤植や入力ミスなどをネタにしたもの
かつてはネットスラングといってもテレビなど外部のメディアに由来したネタが非常に多かったが、2010年代ぐらいになるとテレビ離れの影響もあってか、テレビから直接ネットスラングが発生する割合は減少している。
創作においては、キャラクターのオタクっぷりや変人ぶり、現実と仮想の世界の区別がついていないコミュ障ぶりなどを表現する目的で、口癖として設定されることがある。
流行語ゆえに移り変わりが非常に早く、若い世代には通用しないスラングもある。文章において当時流行のスラングを詰め込んだ結果、後の時代になって見返すと痛々しいこともしばしば。ただし、世間一般で死語とみなされるようになった一部のスラングは、一部のサイトに出入りするユーザーの間では現役で使われている場合もある。
差別的なネットスラング(蔑称の項目も参照)や、「人権」のように原義とは全くかけ離れている意味で使われるネットスラングもあり、身内以外に不用意に使うとトラブルに発展する恐れもある。
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