木艮旡要(概要)
っτゅ─カゝ、了勺゙/らカゝら言ゎせナニらぁ⊇ω<″らレヽ言売めτ├─セ″・/ー⊂レヽぅカゝ、言売めナょレヽ方カゞ了勺マぉカゝιレヽっτゅ─カゝぁ?(訳:ってゆーか、アタシらから言わせたらぁこんぐらい読めてトーゼンというか、読めない方がアタマおかしいってゆーかぁ?)
…以下、真面目に解説
概要(こっからはホントに大真面目に)
ギャル文字とは、平仮名・片仮名・漢字を幾つかのパーツに分解し、別の文字あるいは見た目の似た記号に置き換えたモノで構成された文体・文章の事である。
日本語学的には「分字」に分類された一種の文字遊びである。英語だとLeetと呼ばれる。
ギャル文字に限らずネットスラングにもそれに分類されるモノもあり、信者の事を「儲」とするのも一種の分字となる。
ここでいうギャル文字は、主に文字通り若い女性の間で流行していたものを指す。
歴史
バブル期以前のモコリンペンや丸文字ブーム等、女子中高生はいつの時代も変形字体を好む。
90年代半ば~後半のコギャルブーム時代に、ギャル文字の前身とも言うべき手書きギャル文字が流行。
「。」が大きい、跳ねが強調されている、微妙に崩れている、「け」や「は」や「な」の間が離れている、「***(…)」「→(ー)」が頻繁に使われている、太字がゼリービーンズのように書かれる、などの特徴を持っていた。その独特の字体は『おひさまフォント』などに受け継がれている。
当時、多色展開が可能なゲルインクボールペンが低価格化したことでカラーペンブームが到来。ゲルインクのカラーボールペン、ミルキーペン、ラメ入りペンで書かれる率が高かった。
漫画絵・アニメ絵・絵画などの手書き文字とは違い、絵心がない人でもそれらしくできるのが特徴だった。
ボールペンアート、パンクのような独特のタッチは女子向け商品のデザインにも取り入れられた。
2000年代ガラケー黄金期になると一つの文字をいくつにも分解したデジタルのギャル文字が誕生する。その少し前のインターネットでは、すでに「クサチュー語」と呼ばれる同じ発想の文字が誕生していたのだが、これがギャル文字とどこまで関係しているかはよく分かっていない。
ガラケーの普及とともに急速に流行していったが、一見してあまりにも読み難い構成であることや、一般的に使われる極普通の日本語とはかけ離れた字面ゆえに、互いに通じあえる仲間内でならまだしも、公の場で他人と関わる場でおおっぴろげに用いると、そう言ったモノに対し強烈な嫌悪感を示す人も多かった(当のギャル本人ですら読めなかったとか)。
事実、一部SNSでは「ギャル文字を用いての友達申請お断り(酷い場合はそのままNGユーザー入り)」とするユーザーも多く、「アンチギャル文字」とも言えるコミュニティも少なくなかった。
そういった事情もあってかブームも下火となり、ガラケーの衰退と共に完全に廃れている。