概要
ギャルに類する独特のファッションをした女子高生のことを指す。「高校生のギャル」が縮まってコギャルになったといわれる。そこから派生して、「ギャル(女子大生)に対する“小”さなギャル(小=こ)」の意味になったり、「女子中学生ならマゴギャル」「女子小学生ならヒマゴギャル」「女子幼稚園児ならヤシャゴギャル」などのギャグが生まれたりした。
1996年〜1998年頃の流行語で、バブル崩壊を象徴する文化としても知られる。世代としては1980年生まれ前後に相当する。
ファッションスタイルとしては茶髪やルーズソックス、濃厚なアイメイクやネイル、サロンで焼いた褐色肌(ガングロ)などが特徴。ルーズソックスとガングロ以外のスタイルは2000年代のギャルファッションにも引き継がれている。彼女たち特有の手書き文字もあり、その文字体は『おひさまフォント』などに引き継がれている。
当時、彼女たちの奇抜なファッションや言葉使い(チョベリバ、チョベリグ、超MM、ホワイトキック、MK5、etc)などが流行の先端と言われた。彼女たちの多くは卒業してもギャルファッションを続け、現役高校生のファッションも徐々に大人っぽいスタイル(お姉系)へと変貌をとげていった。
また、この流行により、若い世代への茶髪に対する抵抗感が薄らいだとされる。
現在では90年代後半の風俗を回顧する死語と化している。
ズボンを腰で穿いて足を短く見せる男性版の「ギャル男」も存在したが、コギャルほどアイコニックではない。