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概要編集

 1977年9月20日-、沖縄県出身。愛称は安室ちゃん。(コアなファンだと「奈美恵」と呼ぶ人もいる。)所属事務所はstella 88。所属レコード会社はエイベックス、所属レーベルはDimension Point。

センシティブな作品


長きに渡り女性アーティストでも強い支持を受け続けトップを走り続けた歌手の代表格であり、著名人にもあらゆる業界から彼女のファンを公言する者が後を絶たない。またファッションリーダーとしても高い地位を持ち、元JUDYANDMARYYUKI同様歳を重ねても全く容姿が劣化することがない美魔女の一人でもある。


来歴編集

母方の祖父がイタリア系のアメリカ人の米軍兵士であるクォーター。三人兄妹の末子で幼少期に実両親が離婚、母の女手一つで育てられた。小学生時代、友人の付き添いで訪れた沖縄アクターズスクールのマキノ校長に見いだされ、特待生としてスカウトされレッスンを受ける。家に金銭的余裕はなかったのだが、その才能を高く評価した沖縄アクターズスクールのマキノ校長によりレッスン費用免除の特待生となり、交通費を節約するため往復3時間歩いて通っていた。


1991年にスクール内グループ『スーパーモンキーズスペシャル』の一員となる。翌年9月、『SUPER MONKEY'S』に改名し東芝EMIより『ミスターU.S.A.』でメジャーデビュー。初期のSUPER MONKEY'Sのメンバーには、後に振付師として有名になった牧野アンナがいる。


その後暫くはヒットに恵まれず、1993年4月に牧野アンナが安室の才能に圧倒され、アイドルの道を諦め脱退し『SUPER MONKEY'S 4』に改名。翌年7月には『安室奈美恵 with SUPER MONKEY'S』と改名する。


今では想像もつかないが、この時期にはドラマやバラエティ番組と色々と出演していた。特に『ポンキッキーズ』では鈴木蘭々と共にレギュラー出演していた。


1994年、当時所属していたライジングプロダクションの社長からエイベックスの専務(当時)MAX松浦を紹介され、翌1995年1月25日のシングル『TRY ME 〜私を信じて〜』をプロデュースされ73万枚売り上げるヒットとなる。同年4月26日に発売されたシングル『太陽のSEASON』安室奈美恵単独名義となりソロデビュー(※諸説ある。後述)を果たす。但し以降も歌番組やライブなどでは他のメンバーと一緒に出演していた。


1995年10月、それまでの総決算としてSUPER MONKEY'S時代の楽曲を含めた1stアルバム『DANCE TRACKS VOL.1』を発売、出荷ベースで初のミリオンセラーを記録しオリコンで初の首位を獲得する。小室哲哉のプロデュースに入り、10月25日avex traxより『Body Feels EXIT』を発売。これ以前は主にユーロビートのカバー曲でヒットを出していたが、同曲のヒットにより一気にスターダムにのし上がっていく事になる。12月4日『Chase the Chance』をリリースしシングルで初のミリオンセラーを記録。この曲で同年の紅白歌合戦に初出場する。また、名義変更後も一緒に活動していた旧SUPER MONKEY'Sはこの曲までバックダンサーを務め翌年の夏に行われたライブを以って完全に分離し安室はソロとなる(他のメンバーは後にMAXとなった)。


1996年『Don't wanna cry』****『You're my sunshine』と前年から三作連続ミリオンセラーとなる。そして7月22日にリリースされた2ndアルバム『SWEET 19 BLUES』初動でダブルミリオン、最終的にトリプルミリオンを記録し当時のアルバム初動、歴代売上(女性ソロ部門)共に歴代最高を記録、更に『Don't wanna cry』で日本レコード大賞を当時最年少で受賞し名実ともにトップアーティストとなる。


時期を同じくして、現在も黒ギャルとして残るコギャル日焼けさせたファッションリーダーとなり、90年代後半頃「アムラー」と呼ばれる彼女のスタイルを真似した少女達が大量発生していた。


1997年に発売されたシングルCAN_YOU_CELEBRATE?は250万枚以上を売り上げ、現在も破られていない日本歴代女性ソロアーティストシングル売上枚数一位を記録、更に同曲で二年連続レコード大賞を受賞する。10月22日、TRFのメンバーSAMと結婚及び妊娠3ヶ月であることを発表する。12月31日、紅白歌合戦に紅組トリとして『CAN_YOU_CELEBRATE?』を熱唱。


1998年12月、復帰シングル『I HAVE NEVER SEEN』を発売。同月31日の紅白歌合戦に昨年と同じく『CAN_YOU_CELEBRATE?』を披露、その最中の23:30分に64.9%という同番組最高瞬間視聴率を記録した。


1999年、復帰後二枚目となるシングル『RESPECT the POWER OF LOVE』の発売日に、実母が親族間のトラブルで殺害される悲劇に見舞われる。


その後、次第にR&B・ヒップホップ色を強めていくようになる。2001年に小室プロデュースを離れ、2002年にはSAMと離婚。


その後は海外へも活動範囲を広げて行く。実はこの頃が最も安室が沈んでいた頃だったが、2004年頃から徐々に持ち直していった。2007年の「Baby Don't Cry」がヒットし従来のファンのみならず新しいファン層も獲得。翌年2008年発売の「60s 70s 80s」が久々のオリコンシングルチャートウィークリーランキングで1位を獲得し人気が再燃。


同年発売の小室プロデュースを外れてからの安室の軌跡をまとめたベスト盤「BEST FICTION」もミリオンセラーを達成。新たな安室の時代の幕開けとなる。


2010年頃からTV出演での露出がなくなりライブを中心に活動していったが、その後もシングル、アルバム、配信限定シングルをリリースしライブも積極的に開催するなど人気を保っていた。2015年6月リリースのアルバム「_genic」は全曲新曲でノンタイアップ(発売3か月後に1曲がタイアップ)にもかかわらず初登場1位を獲得。2016年7月にはNHKリオオリンピック放送テーマソング「Hero」をリリース。多くの老若男女問わず、幅広い世代に定着をし現在でも自身の代表曲として挙げられテレビ番組をはじめとしたメディアでも使用されることが多い。


2017年9月16日9月17日にデビュー25周年記念野外凱旋ライブを沖縄で開催。その3日後、自身の誕生日でもある9月20日、「翌年の2018年9月16日をもって、26年の活動に終止符を打ち芸能界引退する」ことを表明し、世間だけでなく芸能界にも衝撃を与え、日本に存在するありとあらゆるメディアを巻き込んだ大騒動に発展した。同年11月8日デビュー25周年記念及び、引退宣言発表を受けて、1992年のデビュー曲「ミスターU.S.A.」から最新曲「Just You and I」までのシングルから厳選した45曲と未発表曲6曲が収録されたキャリア初となるオールタイム・ベストアルバム『Finally』をリリース。注文の段階で100万枚がプレオーダーされ発売初週で111万枚を売り上げミリオンを達成。2か月後にはダブルミリオンを達成。2017年、翌年の2018年の年間アルバムランキングで1位を獲得。2019年までに245万枚を売り上げ2010年代で最も売り上げたアルバムとなった。


2018年にラストツアーを行い、2018年9月15日の沖縄イベントライブがラストライブとなった。

最後に公式サイトでファンへの感謝メッセージがアップされ、


「25年間ほんの一瞬でもファンの皆さんの心に寄り添える歌手でいられたなら嬉しく思います。」


と述べている(その後公式サイトは閉鎖)。その後は本人が表に出ることは一切なく、マスコミからの取材も受けていないため、公式には動向は不明ではあったが、2021年に公益のために多額の私財を寄付した人物に授与される「紺綬褒章」を受章したことが報じられた。なお、この件に関しては「引退してもなおこういった行動を起こしてくれる素晴らしさ」が賞賛される一方で、「いくら著名な有名人であっても、現在は引退した一般人なのだから、報道は控えてほしかった」と苦言を呈する意見も散見されていた。


しかしその後も熱心なファンたちのリクエストにより有線チャートで曲が上位になるなど、本人不在の中でもなお厚い支持を受けている


ディスコグラフィ編集

シングル編集

CDシングル編集

東芝EMI

#発売日タイトル販売形態収録アルバム備考
1992年9月16日恋のキュート・ビート/ミスターU.S.A.8cm CDORIGINAL TRACKS VOL.1
1993年5月26日DANCING JUNKDANCE TRACKS VOL.1SUPER MONKEY'SNHKアニメ忍たま乱太郎第1期エンディングテーマ
1993年11月5日愛してマスカットSUPER MONKEY'S 4
1994年7月20日PARADISE TRAIN
1995年1月25日TRY ME 〜私を信じて〜安室奈美恵 with SUPER MONKEY'S
11995年4月26日太陽のSEASON単独名義※裏ジャケット及びクレジットは安室奈美恵 with SUPER MONKEY'Sが残る
21995年7月24日Stop the music

avex trax

#発売日タイトル販売形態収録アルバム備考
31995年10月25日Body Feels EXIT8cm CDSWEET 19 BLUES単独名義のみとなる
41995年12月4日Chase the Chance旧メンバーと分離。完全ソロに
51996年3月13日Don't wanna cry第38回日本レコード大賞受賞
61996年6月5日You're my sunshine
71996年8月21日SWEET 19 BLUES1stアルバムからのリカット
81996年11月27日a walk in the parkConcentration 20
91997年2月19日CAN_YOU_CELEBRATE?第39回日本レコード大賞受賞
91997年12月25日CAN_YOU_CELEBRATE? -MAXI-CD結婚記念のマキシシングル再発
101997年5月21日How to be a Girl8cm CD
111997年11月27日Dreaming I was dreaming181920
121998年12月23日I HAVE NEVER SEENGENIUS 2000
131999年3月17日RESPECT the POWER OF LOVE発売日に安室奈美恵実母殺害事件が発生
141999年7月7日toi et moi権利の関係によりアルバム未収録映画ポケモンルギア爆誕」の主題歌
151999年9月1日SOMETHING 'BOUT THE KISSGENIUS 2000
151999年9月1日SOMETHING 'BOUT THE KISSCD
162000年1月1日LOVE 2000
172000年7月12日NEVER ENDbreak the rules
182000年10月4日PLEASE SMILE AGAIN
192001年1月24日think of me/no more tears
202001年8月8日Say the wordLOVE ENHANCED ♥ single collection
212002年2月14日I WILL
222002年9月11日Wishing On The Same StarCCCDSTYLE
232003年3月5日shine more
242003年7月16日Put 'Em Up〃〃
252003年10月16日SO CRAZY/Come
262004年3月17日ALARMQueen of Hip-Pop
272004年7月22日ALL FOR YOU
282004年10月14日GIRL TALK/the SPEED STARCD&CD+DVD
292005年4月6日WANT ME, WANT ME
302005年11月16日White Light/Violet SauceBEST FICTION
312006年5月17日CAN'T SLEEP, CAN'T EAT, I'M SICK/人魚PLAY
322007年1月24日Baby Don't Cry
332007年4月4日FUNKY TOWN
342008年3月12日60s 70s 80sBEST FICTION
352009年3月18日WILD/Dr.PAST < FUTURE
362010年7月28日Break It/Get Myself BackUncontrolled
372011年7月27日NAKED/Fight Together/TempestFight TogetherはアニメONEPIECE14代主題歌(超新星編最後の主題歌)
382011年12月7日Sit! Stay! Wait! Down!/Love Story
392012年3月21日Go Round/YEAH-OH
402013年3月6日Big Boys Cry/BeautifulFEEL

Dimension Point

#発売日タイトル販売形態収録アルバム備考
412014年1月29日TSUKIBallada
422014年11月12日BRIGHTER DAYアルバム未収録
432015年12月2日Red CarpetFinally
442016年5月18日Mint
452016年7月27日Hero
462016年10月26日Dear Diary/Fghter
472017年5月31日Just You and I

余談編集

平成の天皇即位10周年記念式典で君が代を歌わなかったとして、自民党所属の国会議員森喜朗沖縄県民全体を巻き込む侮蔑発言をした。その後、森は謝罪することもなく事もあろうに総理大臣として沖縄サミットを主催。安室は小室哲哉と共に表敬訪問する羽目になったが、終始目を合わさないなど険悪な状況であったという。


関連タグ編集

歌手 引退した芸能人一覧

鈴木蘭々:嘗てポンキッキーズで共演。

MAX:嘗ての仲間。

浜崎あゆみ:後輩。

イモトアヤコ:おそらく最も有名な安室奈美恵のファン。引退直前に共演して以降交友関係を持った。

小室哲哉:彼女の歴史を語る上では欠かせないプロデューサー。

90年代から2000年代前半にかけては彼と氷室京介を合わせて「平成の三室」と呼ばれた。


アムロ・レイ機動戦士ガンダムの主人公。名前が同じ(ただしアムロは名前で安室は姓である)な事から以前からネタにされてたが、公式でアニメーションPVという形でまさかの共演を果たした。

また、別作品ではあるが、引退日には『ゼロの日常』公式Twitterにて、彼のパロディキャラとも言える安室透から引退祝いのメッセージイラストが投稿された。編集

花沢類:『花より男子』の登場人物。ファンであると語ったことがある。

カリスマ

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