文法要素の性
インド・ヨーロッパ語族の言語の多くにある文法要素。一方で同語族に分類されるはずの英語には存在しない。
これらの言語では名詞が複数の種類に分類されていて、「男性名詞」「女性名詞」「中性名詞」などといった名前がつけられている。その種類によって名詞に付ける冠詞や形容詞の形が変化する。
しかし、性別の概念がない物体や事象を表す名詞にもこれらの分類がある。人間を表す単語の場合は実際の性別と名詞の性が一致していることが多いが、言語によっては実際の性別と名詞の性が異なるという非常にややこしい例もある。非生物に対してはそれぞれの性別のイメージと関係なく分類されていることが多い。
名詞の性は多くの言語では語尾を見ればおおよそ判別できるが、もちろん例外も少なくない。
なぜこのようなややこしい分類があるのかは大昔の話なので判明していない。宗教観によるものだとかアニミズムに起因するものだとか様々な推測がされているが、証拠がないので定説は存在しない。
同様の概念はセム語派の諸言語にも見られるが、実際にその名詞の示す対象物の生物学的性別と、当該名詞の性が全く一致していないという点で印欧語とは顕著に異なる。
孤立言語であるシュメール語と日本語にも性の概念は存在するが、この文法性は生物学的性別には全く呼応しておらず、それぞれ「神」「人間」「その他」および「生物」「無生物」という区分である。
性(せい)
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外部リンク
性(さが)
生まれつきの性質の事。生まれ持っての定め。小学生が好きな子に意地悪しちゃうとかリコーダー吹いちゃうとかのそれ。