※この記事にはR-18の表現が含まれています
概要
生物において、精子と卵が遭遇し融合すること。動物のみならず、植物でも使われる言葉である。受精を果たし、細胞分裂を開始した卵は受精卵と呼ばれる。単に配偶子の合体は接合と呼びその細胞は接合子と呼ばれる。
動物の場合、受精する過程や場所により体外受精と体内受精に分類される(人間の場合は体内受精)。
体外受精のものには受精の瞬間の観察が容易なものがあり、ウニは受精の観察によく用いられる。
人間の場合は、男女の性行為によって男性器から精子が膣内に射精され、子宮を通過して卵管に到達した精子が卵子と遭遇し、結合して一体となり受精卵となる事。
R-18漫画などではこの受精をもって締めとしているものも多く見られるが、実は受精=妊娠ではない。
この受精卵が子宮内膜に着床して始めて妊娠と相成る。受精しても着床に至らなければ妊娠とはならない。
着床率は高くても20%と言われており、意外と受精しても妊娠する確率は低いのである。
通常、人間の卵細胞の大きさは0.1~0.15mm、精子の大きさは0.05~0.06mmと余りにもミクロな規模での出来事なので、母体内で受精の瞬間を実感することはまず無いが、このタグが付けられたイラストでは断面図を用いて受精の瞬間を描写しているものが多い。