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盗撮

とうさつ

被写体や被写体所有者の許可を得ず、映像や画像を撮影する行為。軽犯罪法に抵触する行為。
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概要編集

盗撮とは、被写体自身、または被写体所有者許可を得ることなく、被写体の映像や画像を撮影する行為である。

撮影される被写体にもよるが、一般的に違法行為であると思われているが、基本的に「盗撮罪」のような盗撮自体を規制する法律は存在せず、状況によって適用される法が異なる。

多くは地方自治体の迷惑行為防止条例違反や、著作権肖像権侵害となる違法行為である。

告発されるケースは不心得な男性による女性衣服内や着替え等の盗撮が多いが、当然ながらこれに限らない。


人物を許可無く撮影する行為編集

一般的な人物の姿について、許可無く撮影する行為。問題となることは少ないが、摘発される場合は肖像権の侵害となる。また、撮影された映像や画像の使い方によっては名誉毀損罪などに抵触することがある。


違法行為を行うという自覚なく、ブログなどの記事素材として撮影を行なっている場合に行なってしまう場合があり、問題視されている。

外で撮影をする人は無許可で他人を撮影したら肖像権の侵害で、それを何かに使ったら名誉毀損罪くらいの認識が必要であろう。

対策としては、人物を極力撮影しない、撮影する場合は相手に一言断ることが挙げられる。

ただ、週刊誌等は違法行為スレスレの方法でスクープ写真を撮影しており、芸能人がプライバシーの侵害や名誉毀損で訴えようとしても裁判で長丁場になる場合が多く、本人のイメージダウンを避ける都合もあってか静観もしくは泣き寝入りせざるを得ないことがほとんどである。


人物の姿態を許可無く撮影する行為編集

盗撮として摘発されるケースの大部分を占める。衣服内や着替え中など、本来露呈するべきでない人物の姿態や部位を撮影する行為であり、いわゆるのぞき(窃視)の延長線上に当たる。

上記肖像権侵害、名誉毀損罪に加え、多くの都道府県で迷惑行為防止条例に抵触する。


その性質上性犯罪としての色が濃く、このため被害者は圧倒的に女性が多数になる(が、男性でも被害者になりうる)。

一方で他の性犯罪や性行為関連の事象に漏れず、一種の性的倒錯と化しているケースが見られ、アダルト創作作品でも時折これに近いシチュエーションが描かれている場合がある(被写体同意の上で行う分には法的責任は問われないが、稀に本当に盗撮行為を行なっている場合があり、摘発を受けるケースがある)。

犯人(加害者)は男性がほとんどだと思われがちだが、金目当て(=小遣い稼ぎ)の女性による盗撮も多い。同性ゆえに警戒されにくく、合法的に更衣室等へ侵入できるからである。

当pixivではこの意味でのタギングが多く、その意味合いからR-18設定されている作品も少なくない。


なお、一般的に迷惑行為防止条例の類では、撮影を伴わなくとも衣服内を窃視する行為自体が抵触するとされている場合が多いが、「突風などで衣服内が予期せずに露呈されてしまった」ケースは事故として扱われるとされる場合が多い。


近年では、コロナ禍の感染症対策に便乗した歪んだ正義感マスクを着用していない人物を無断で撮影し、SNS(Twitterなど)にアップしてノーマスク」「感染拡大させている犯罪者」などとレッテル貼りをするケースが増加している。無論、(マスクの着用自体が)任意であるにもかかわらずマスクの有無だけで盗撮する行為は立派な犯罪で肖像権侵害や名誉毀損にあたる。


書籍や書類などの紙面や秘匿すべき情報を許可無く撮影する行為編集

デジタルカメラの小型化と、携帯機器への搭載の普及によって近年問題化している行為。

情報として公開することが許可されていない事象を撮影する行為であり、どちらかといえばスパイ行為に近い。例えば企業秘密となっている工場内の撮影やテレビドラマ(主に特撮番組)の撮影現場の隠し撮りなどがこれに該当する。後者については解禁前につき無断転載禁止も参照。


また、近年では書店店頭にて陳列されている書籍の内容を携帯のデジタルカメラで撮影する行為が問題化しており、俗にデジタル万引きと呼ばれているが、本来の万引きと異なりこれ自体を規制する法は今のところ存在しない

ただし、店内での撮影行為や売り場を長時間占有する行為が迷惑行為防止条例に抵触することはあり、これを理由に店から追い出されることも多い。


劇場内で映画を撮影する行為編集

これは著作権の侵害にあたる。さらにその映像をインターネットで公開したりDVD記録して販売したりすると、10年以下の懲役・1,000万円以下の罰金のどちらか、もしくは両方が科せられる。


なお海外では日本のような盗撮に対する犯罪認識や法整備がほとんど進んでおらず、特に毎作品でサプライズ展開が多いMCUなどでは、どこか1つの国・地域の公開日を過ぎると重要なシーンを切り抜いた動画がSNSに拡散されるケースが最近非常に多いので、ネタバレ対策を兼ねた自衛が必要。

ちなみにある作品では監督自ら「公開初日の観客の反応」と称してTwitterに投稿していたりする。

これは公開から1年経って、当時の盛り上がりとコロナ禍で映画館が軒並み閉鎖になった現状を比べる意図なのだが、上映中に本編の映像が含まれる動画を撮ったことは事実であり、海外のモラルの低さを示す好例と言える。


関連タグ編集

犯罪

ミニにタコ/ミニにタコができる田代まさしの発言。盗撮の代名詞

タシーロ:同じく田代が元ネタとなっている盗撮を意味する動詞

映画泥棒:映画の盗撮防止キャンペーンのイメージキャラクター。

穴澤英進아나자와 영진

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