概要
コロナ禍で普及したマスク着用に便乗して攻撃的になる過激派を皮肉った蔑称。
2019年以降に流行った新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で日常的にマスクを着用する者が増加しており、それと同時に感染症対策を盲信するあまり本来ならば義務化されていないマスク着用を他人に強要する過激派も次々と現れている。
法的には強要罪にあたるものの、コロナウイルスを過剰に恐れる多数派による同調圧力で黙認される傾向があり、たとえ健康上の理由でマスクを着用できない者に対しても感染症対策を盾に暴力的な手段でマスクを強要したり、「ノーマスク」などと差別したりするケースも少なくはない。(ただしそこから暴行等に及んだりした場合は言うまでもなく警察に連行されてしまう。)
無論、その多くが多数派に寄り添って人権侵害を正当化しているだけと言える。
日本ではマスク着用が蔓延し続けた結果、2022年の時点で海外が次々とマスク着用を辞めた今でも(海外では元々マスク着用に馴染みがない文化だったり、蔓延状況も異なるため一概には比較できない)、多くの日本人が「マスクで顔を隠した顔」が正常で逆に素顔が異常という認識を脱却できずにいる。
一応日本でも2022年10月現在では屋外は原則不要という見解が政府から出されているが屋外であってもこのような行為に走る人間もいるため屋外であっても(特に都市部)マスクを外すことに抵抗を感じている人も少なくないと思われる。
なお、2022年9月にハッシュタグワードとして「#マスク警察」がTwitterでトレンド入りしていた。
余談
「警察」を冠しているものの、やっている事といえば上述にある通り強要罪や差別であり、客観的に見れば憲法に違反した犯罪である。
更にはマスクを着用していないというだけで他人に危害を加えたり、電車内で他人の素顔を盗撮してSNSにアップしたりする等、歪んだ正義感で人権侵害を正当化するケースもあり、特に盗撮は肖像権侵害や名誉毀損に該当する犯罪である。
逆マスク警察
2023年に国は「小中学校の卒業式では原則マスクは必要ない」とする方針を示し、マスクの着用ルールが大きく変わることに教育現場が対応に追われている。
これにより、「逆マスク警察」が横行するようになるのではという懸念も示されている。
関連タグ
ワクチンハラスメント:同じくコロナ禍に便乗した人権侵害。
コロナ脳、ワクチン後遺症、コロナは茶番/コロナ茶番:同じく2022年にTwitterでトレンド入りしたコロナ関連の用語。
逆マスク警察:2023年に国は「小中学校の卒業式では原則マスクは必要ない」とする方針を示したことにより生まれた懸念から生まれた用語。こちらの記事も荒らし注意の状況である。