概要
マジョリティ(英:majority)は、「大多数」(可算名詞)または「多数派」(可算名詞)を指す英単語。
「成年」を指したり軍の階級を表すといった用法もあるが、日本語ではまずこういった意味では使われない。
マイノリティの対義語として使われる場合は「社会的優位集団」を指し、数的な「多数派」を必ずしも意味しない場合がある。詳しくはマイノリティへ。
- 例として、フランス革命前の旧フランス王政社会は国王のもとに、第一身分(僧、聖職者)、第二身分(貴族)、第三身分(市民・農民などの平民)の三つの身分に別れていたが、全人口の2%に過ぎない第一・第二身分の人々が国土の40%の土地を所有するとともに、国からは年金が与えられ、税を払わなくてもよい等の特権を持っていた。
- 日本では明治23年(1890年)に初めての国政選挙として「衆議院議員総選挙」が実施されたが、選挙権を得ることができたのは、満25歳以上の男性で直接国税を15円以上納めている人だけであり、当時の有権者数は約45万人、全人口の約1%だった。
関連タグ
メジャー:形容詞。
サイレント・マジョリティ:政治用語の一つで「沈黙の多数派」「声なき多数派」の意味。欅坂46の楽曲については『サイレントマジョリティー』を参照。