概要
日本においてはこの年齢から成年とされていた。2022年4月1日より18歳。(民法第4条の規定による)※ただし、以下の通り成人になってもいくつかの制限は維持されている。
お酒を飲んでも叱られなくなります。
中型免許も取得できます(18歳で大型特殊、普通、準中型車いずれかの免許を取得して丸2年経過した者のみ)。※2022年5月13日から、大型免許、中型免許、二種免許の受験資格が緩和され、一定の教習を修了することにより、19歳以上で、かつ普通車、準中型、大型特殊免許の何れかを受けていた期間が1年以上あれば受験することができるようになった
成人式とかで暴れちゃだめですよ。もう子供じゃないんですから。
20歳にまつわるトリビア
ところが、法律上は「成年」であっても「お酒とたばこを吸ってはいけない日」があることをみなさんはご存じだろうか。
実は、「20歳の誕生日の前日」に当たる1日だけが「成年であるが、お酒とたばこはダメ」という、何とも奇妙な1日になるのである。
これは、民法の規定により、「満○○歳に達する日」とは誕生日の前日を指すことと規定されているためである。このため、「満20歳から可」といった法律の場合、例えば選挙の投票権などは20歳の誕生日の前日から与えられる。
例えば、1993年1月1日生まれの人は、2012年12月31日から選挙に投票できるようになる。
これに対して、飲酒や喫煙の場合「満○○歳に満たない者は不可」とされているが、このように満年齢に達するまで制限を課すような法律の場合は「誕生日の前日が終わるまで」その効果が発揮されることとと規定されている。
このため、1993年1月1日生まれの人が、2012年12月31日に飲酒・喫煙することは許されていない。、
このような扱い方の違いが原因で、20歳の誕生日の前日は「20歳から可」という規定の法律の下では「成年」として、「20歳まで不可」という法律の下では「未成年」として扱われるという、なんとも奇妙な現象が起こるのである。
もっとも、その1日が過ぎれば晴れて全ての「20歳以上」の要件を満たすこととなるのではあるが。