ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

解禁前につき無断転載禁止

かいきんまえにつきむだんてんさいきんし

メーカーが店頭販売を行う業者や店舗向けに配布する資料(通称:カタログ)に記されている文字列である。この記事では「解禁前につき無断転載禁止」の他、雑誌違法アップロードや玩具の強引な解析などについても併せて記載する。
目次 [非表示]

簡単に説明すると編集

こちらの記事ではとある仮面ライダーのメインビジュアルを用いた小売店向けの告知画像が貼られているが、そこには…

仮面ライダーの「解禁前につき無断転載禁止」の画像を無断転載していた人達のまとめ


主にこういう人達のことである


特撮アニメ作品との関わり編集

ニチアサ等に放映される特撮作品やアニメ作品には様々なヒーローヒロインが登場する他に新しい武器追加戦士最終フォーム究極フォームスーパープリキュア等の新フォーム等も目玉要素の1つとなっている。

PCゲーム(コンピュータゲーム)等と異なり、出荷スケジュールやアプデが容易に変更・実施出来ない玩具商品展開は各作品放映前から綿密に計画・準備がされている(SDカードによるデータ追加型であればリアルタイム更新が可能となるが、PCやスマホの他、SD等の商品が別途必要になることから完全に普及しているとは言い難い)。

例えば、スーパー戦隊なら戦隊ロボの腕の換装や他ロボとの接続に使うジョイント、仮面ライダー変身ベルトには強化・最終フォームの変身・待機音等が予め仕込んである。


この「解禁前につき無断転載禁止」と書かれたカタログは、メーカーより商売のパートナーである業者に向けて開示される内部資料である。


関係者側の視点編集

当たり前の話であるが「資料にわざわざ書かれている」ということは東映のような権利者や玩具会社が問題として把握しているということである。

それだけでなく、番組の制作に関わる人々にも認知されている。

仮面ライダーシリーズ 、スーパー戦隊シリーズの着ぐるみやガジェットの造型を担当する「レインボー造型企画」の前澤まさる氏は「解禁前につき無断転載禁止」という単語そのものに言及し、この文字列をなぜか読めない輩の存在を訝るツイートをしている(ツイート)。

氏は定期的に某ハヌマーンの台詞を改変して「情報を大切にしろ!情報解禁日を大切にしない奴は死ぬべきなんだ!!」と定期ツイートしていた(ツイログでの検索結果)。

前澤氏のもとには「商標登録されたこと」や「カタログが流出したこと」についての氏が全く必要としていない情報が寄せられており、とても迷惑しているとのこと(ツイート)。


関係者もあらゆる現場に出ている訳ではなく公式公開映像によって作品の詳細を知ることもある(前澤氏ツイート)。つまり関係者だからと情報を押しつければ「解禁前」案件のバレ被害を相手に与えかねない。商標登録についての方針や、漏洩やその対策についての意見や通報は各権利元、販売元企業に対して行うべきである。


一般人に向けた商品展開と商標編集

一般人向けの販売予定の提示としては「新プリキュア メイクぬりええほん(※情報解禁前のため仮題)」といった形で表現される。

放映後に発売された『キラキラ☆プリキュアアラモード メイクぬりええほん』が上記の表記で発刊予定に出たのは前年の2016年11月のことである。

商標出願情報によるタイトルバレのことを「商標バレ」という。


同作タイトルが商標出願されたのは10月。商標登録は公開情報であり、業者向けカタログと異なり一般人でも特許庁の公開商標公報を見に行けば確認できる形ではあるが、公式側としては「商標出願」=「(タイトルの)情報解禁」ではない、と見ることが可能。制度や商慣習により「見ようと思えば見られる場所」に商標を掲載せざるを得ないが、それは積極的に不特定多数の視聴者・ファンの目に触れても良い、ということとイコールではない(見せたいならとっくに雑誌なり公式サイトなりに載せている)

その時点で非公開にせざるを得ないものが出てしまえばネタバレでもなんでもないのである。


ユーザー(一般人)と関係者の「解禁」に対する考え方にどれだけの差があるのか考える必要があるのだ。


プリキュアに限らず、商標出願が業界の外からはじめて確認される時期においてはまだ公式サイトも立てられず、当たり前だがシリーズポータルサイトでも言及されないし、当然ながら番組中でも次回作品に触れられることはない。

商標公開」というのはあくまで限定的な範囲での公開であり、大々的な宣伝とはまた異なるものなのである。



流出に伴う問題編集

外部に流出(不正アクセスや企業側のミス等)した場合、新作の場合であると画像により世界観のジャンル(SF系かファンタジー系か伝奇系か)までまとめて漏れてしまうこととなる。

変身者の名前を冠した戦士の場合、これから先の展開のネタバレにもなってしまう。

フォームやガジェットにしても新戦士や新フォームの特徴や能力ネタバレとなってしまうことが多い。

顔がマスクで覆われる仮面ライダーやスーパー戦隊は変身者が絞り込めない可能性がまだあるが、変身後も素面と大きく変わらないプリキュアの場合、「悪の組織の少女幹部が改心して仲間入りする」「○○の国から来た少女(少年)がプリキュアに変身する」といった展開がほぼ丸分かりとなってしまう。


こうした情報流出は公式側が情報を出す際の新鮮味を奪ってしまうれっきとした営業妨害である


別業界では編集

コンビニ等でも新商品を販売するため、検討用社外秘カタログが各店舗ごとに配布される。

この情報を何気なしにブログやSNSにアップロードすることで新商品発売前に知られてしまい、最悪の場合、買われもしないのに悪評価を流される展開に繋がりかねないのである(こうしたモラル教育は厳重に行われており、ルールを破れば刑事罰に問われたり、今後のタイアップが出来なくなる可能性が警告されている)。


流出する内容の例編集

  • 参戦する新戦士、新フォームの名称や画像・シルエット
  • 登場するガジェット名や画像・シルエット
  • メーカー側が魅力として特に強調する部分
  • 番組内における、これらの具体的な登場時期

業者は資料に書かれた記載を見て、どれくらい仕入れるかを各自判断することになる。


資料流出が起こりやすい作品編集

主に男・女児向け作品、その中でも特に主力商品・仮面ライダーやプリキュアシリーズがターゲットとなりやすい。


流出時期目安編集

春(4月)プリキュア・戦隊シリーズ追加戦士及び仮面ライダー最終フォーム
初夏(7月)仮面ライダーシリーズの次回作(主に商標等)
秋(9月)サブライダー達の名前・ビジュアル
年末(12月)プリキュアや戦隊シリーズ次回作戦士達の名前・ビジュアル

主に年始・年末、季節の区切り目など財布の紐が緩みやすい時期に合わせた商品展開がされる。

特に仮面ライダーが9月開始に移行してからは直ぐにクリスマス商戦が控えており、番組開始の初動販売と合わせて大量の小物アイテムなどが販売されている。



カタログ流出以外による「ネタバレ」編集

雑誌発売前の無断アップロード編集

情報解禁前の流出は業者向けカタログのみならず、発売前の児童誌でも発生している。フライングゲットした誰かが雑誌が扱う商品である情報を(当然公式に金が入らない形で)流布してしまう。

公開範囲は流石に雑誌全てではないが主力商品である仮面ライダー・スーパー戦隊・ウルトラマン(場合によってはプリキュアも)のページは確実に全部アップロードされる。


雑誌のアップロード自体はそれこそ十数年前から行われており、『てれびくん』や『テレビマガジン』等の雑誌も警告を続けて来た。

警告側・違反側のいたちごっこが続いている状態となってしまっているのが現状である。


ネット投稿による弊害編集

解禁前のネタバレが平気な人同士で完結するなら(決して褒められた行為ではないが)まだ良い。

たとえば2ch特撮板ではガオレンジャーあたりのころから既にネタバレがされていた(きっとパソコン通信の時代にもあったのであろう)。


しかし、XのようなSNSの場合、タイムラインに解禁前の情報が流れてきたり、YouTubeのおすすめ動画として解禁前動画のタイトル・サムネイルが表示されるという事故が起こる。

Xのような話題となっているワードが強調されるメディアの場合、その仕様自体が未公開情報拡散の機会になってしまう。

2017年には『仮面ライダーW』続編『風都探偵』についての発売前(解禁前)の雑誌からの情報が流布、その憶測も旧Twitterにおいてトレンドという形で表示された。


また、特撮系情報を取扱うまとめブログもこの問題に拍車を掛けている。

記事カテゴリーの中に「ネタバレ」があるのは当然として、扱われている内容が雑誌の無断転載の転載から始まり、カタログ画像を丸々載せる、真偽不明情報を流すなど正にやりたい放題。

泥棒が盗んだ商品をさらに別の泥棒が盗んで販売しているようなものであり、決して褒められた行為ではない


この異常事態にてれびくん公式アカウントも正式な警告文を出すに至った

同時期にテレビマガジンも同年に放送開始を控えていた『仮面ライダーセイバー』の主人公小説家であることと絡めて注意喚起を行った

児童誌以外でも特撮誌『宇宙船』も警告を行っているが2022年になっても「ほんと…無断転載やめて。無断転載でバズるのもやめて。」と悲鳴を上げている。スーツアクター宮澤雪氏の同意コメントに感謝し、無断転載やそれによりバズろうとする輩に向けて「スタンピングフィニッシュ喰らわすぞ」と憤った。

警告後は児童誌のアップロードが僅かではあるが、減りつつあったが解禁前情報を流す業界関係者や早売り購入者、海外のアップローダーなどはまだまだ後を絶たず、まとめブログもそれらから情報を得ているため、効果は万全…!…とはいえない状況である。


玩具の解析編集

仮面ライダーの変身ベルトやプリキュア変身○○系の小物を装着するタイプの内、小物側に認識ピンがあり、アイテム側にピンで押されるスイッチがある場合、真っ先に解析されることが多い。

解析され難いのは音声が小物側に集約されているアイテムである。こちら側のパターンはベルト側に待機音・発光パターンが集約されているため(ただし、明らかに最終アイテムと連動するための無音・特殊発光パターンがあったりするため、完全に防げる訳ではない)。

後述のキュアフェリーチェもピン認識パターンであったため、発売後から直ぐに解析された。


「解析」された玩具のパターン編集

本体に音声が集約されている

本体側のアイテムに音声や発光パターン、アニメーションが集約されているパターン。

この場合、小物側からスイッチを押されることで音声等が流れる。認識ピンがポピュラーで白黒のバーコードパターンもある。

VSチェンジャー』での『ルパンレンジャー』側では装填後にダイヤル錠を回して認識させている様に見えるが、最初にアイテムを装填した時点で音声パターンが決定している。

解析パターンとしては1番単純。2桁しか番号がない鍵レベルである。

例:ディケイドライバーフォーゼドライバーゴーストドライバーリンクルスマホンルーブジャイロガッチャードライバー


本体に誤認識を起こさせる

小物側に「番号」の様なものが割り振られており、わざと滑らす等して本体側に誤認識を起こさせるパターン。

基本的には解析され難いが、強引な方法で破られてしまう。

ある程度複雑な鍵もしっかり付けたのに相手が工具を取り揃えて来るようなものである。

例:オースキャナーウィザードライバー聖剣ソードライバー


本体に誤認識を起こさせる②

アイテムを本体の上から差し込んで認識させるパターン。

この場合、本体側はスライド式のスイッチとなっている。

アイテムを半分持ち上げて再度差し込み直して誤認識させる。

例:ビルドドライバー


本体に誤認識を起こさせる③

小物アイテムを装填後、時計回りに動作させることで正常に認識を起こさせるのであれば、物理的に逆回しにすることで誤認識させるというある意味で力技の解析。

ただし、壊れないという保証も無い

例)ギアトリンガー


本体に誤認識を起こさせる④

工具を持ち出したりPC等を使って解析されるパターン。

小物アイテムが有する「番号」を信号にし、ベルト側に受信させることでベルト本体側の音声を鳴らす。

このパターンでは販売されていない小物アイテムの番号を自分で作り、その信号を本体側に送ることで本体側に「○○のアイテムから番号が送られて来たので音声を鳴らす」と誤認識させる。

アイテム側も何百個もの音声を入れている訳ではないので直ちにリスト化され、後の商品展開がほぼ判明してしまうという事態となりかねない。

例:デモンズドライバー変身ベルトガヴ


完全に解析はされないが、ある程度は解析される

小物側に音声が詰め込まれているが、ベルト側に発光が残されている、またはベルト側に強化フォーム用待機音が残されているパターン。

この場合、変身音声が知られることはないが、最終フォーム・特殊フォーム用発光パターンや待機音が知られるなどのデメリットがある(通常フォーム:赤単色→最終フォーム:七色)。

例:ジクウドライバー飛電ゼロワンドライバー


解析され難いアイテム

小物側に音声が詰め込まれているが、ベルト側にスイッチなどの突起のみがあるパターン。

こちらの場合はレバー操作などで突起が動くがそれだけなので小物側を買わないと音声や発光パターンが確認できないのが強みとなっている。

ただし、小物側がまた別の小物と連動する場合はそちら側が解析のターゲットになることがある。

例:ダブルドライバー戦極ドライバーゲーマドライバーエイムズショットライザーリバイスドライバー


製作工場からの流出編集

主に変身ベルトなどの玩具は海外の工場で製作されており、工場作業員がサンプル品を持ち帰り、動画としてアップロード(しかも堂々と無断で)してしまうことがある。


製作現場からの流出編集

特撮史上最大級といっても過言ではない、正に最悪の「バレ」。

仮面ライダーディケイドに登場するある仮面ライダー強化フォームの写真が流出。

これはカタログの撮影ではなく、製作現場からの流出であった

造詣スタッフと思わしき人物らによる制作中の場面やポーズを取るライダーの画像クオリティ等、素人が撮影出来るレベルを軽く超えた画像の数々…

これより前に現場からの流出は存在しなかったため、ネタバレスレ等を見ていたユーザーらの間で大きな話題となった。


『仮面ライダービルド』放送当初、2ch(現・5ch)ネタバレスレに「ビルドの最終フォーム」と称した1枚の画像が投稿された。

この画像はユーザーが描いた様なものと異なり、妙な説得力と平成ライダーならではのデザインから「関係者が流出させたのではないか?」と予想されていた。


仮面ライダーリバイス』では例年よりも流出が酷くなっており、発売を1週間前に控えたとあるバイスタンプフリマサイトに出品されたり(落札済)強化バイスタンプサンプル品と思わしき画像が出たり、フォームチェンジ用のバイスタンプ設計図が出たりと制作・問屋側等のモラル・セキュリティ面低下が窺えた。


プリキュアシリーズも近年の作品は公式発表より少し前にプリキュアのビジュアルが写っているグッズの写真やどこかのお店のおもちゃ売り場がフライングで設置してしまった販促用POPの写真がアップされてしまったりと公式発表までネタバレなしとはいかなかったが2025年の「キミプリ」は特に酷く、キービジュアル等各種情報が公式から発表されたのは2025年1月5日だったが、実際は2024年12月の中ごろには設定資料と思しき主人公キュアアイドルの画像や業者向けと思しきプリキュアと妖精の名前が入った新商品のリストが流出、パッケージにプリキュアの変身前と変身後の姿が描かれた発売前のぬりえがフリマサイトに出品される、更に年末ごろにはキービジュアル、あらすじ、キャスト、メインスタッフ等主要な情報の殆どが流出してしまうなど過去最大といっても過言ではない事態となり、SNSでは東映アニメーション等関係各所の情報管理体制の甘さが指摘された。

なお、最後のキービジュアル等の流出に関しては画面を直撮りした写真の感じから関係者向け発表会が行われた際、外部の者が画面を無断で撮影し流出させたといわれているが真相は不明である。


手書きリーク編集

仮面ライダーギーツ』放送時に発生した新手の流出。

国内外のネタバレアカウントがどこからどう見ても「素人の落書き」にしか見えないレイズバックルのイラストツイートを行った。

それは1.分割して回転させることで展開するもの2.片方のギミックをスライドさせて完成させるもの3.レバーを引くことで魔法陣が回転するもの4.つまみを回すことでギミックが展開するものと「如何にもありそうなデザイン」であった。

1・2番目が番組に登場したことでこの「手書きリーク」が現実味を帯び、3番目が出る頃には既に確実なものとなり、4番目が公式に発表されてからは「どうやってこのリークを入手した」とユーザーが訝しがることとなった。

『仮面ライダーゼロワン』以降、カタログ流出がほぼ消滅したことからある程度対策は講じられたと考えられていたが、思わぬ形の「流出」にユーザーは戦々恐々することとなる。


撮影現場の盗撮編集

撮影現場隠し撮りも横行しており、「目撃」などのキレイな言葉で取り繕っているがやっていることは明らかに盗撮そのもの。

これらも勿論、れっきとした営業妨害法律違反である


主な盗撮例

仮面ライダーシリーズに多く、かなり遠方から撮影しているものがほとんどで基本的にピンボケ

こちらのようにロケ地に選ばれたことを公開しているものとは明らかに異なるのが見て取れる。


東映・バンダイ側の反応編集

これほどまでの異常事態であるのなら東映・バンダイ側が黙っていないものと思われるが、意外な程反応が鈍く、流出を行った当事者・拡散した第三者・第三者の情報をさらに拡散した孫などが摘発された事例が確認出来ていない。

邪推の邪推をしてしまえば「宣伝となるから放置している」と思われても仕方がない状況であるが…?

一部ユーザーは「セクハラ問題も碌に解決しなかったんだから(異常な転載を)止めはしないであろう」と声を挙げている。

白倉伸一郎はこの様な返答をしている


その一方で、商標バレに関する管理は以前より徹底している様で、プリキュアシリーズの『ひろがるスカイ!プリキュア』以降の作品では、上記の被害を防ぐため、商標登録公開自体をそれまでの10月末から12月初旬前後までずらし、商標の公開と同日にタイトルを発表するようになった。本来、商標登録は早めに公開する方がメリットとなるが、それを捨てざるを得ない程までに警戒しているということでもある(スーパー戦隊シリーズや仮面ライダーシリーズはやや従来通りに商標公開されている。この徹底振りは日本国内で放送される全アニメ・特撮シリーズと比べてもトップクラスであろう)。


公式が先に解禁した例編集

プリキュアシリーズでの追加戦士キュアフェリーチェが公式により先行解禁された例となった。

名前のみならず、ビジュアルや変身者なども放送1ヶ月前に公開をしたのである。

ただし、これは積極的に公開したのではなく、無断アップロード者に対する先手行為とも取れる。

当時の記事①

当時の記事②


これらは苦肉の策ともいえる対策であり、ユーザーらがここまで追い詰めなければ決して行われることは無かっただろう。


ピクシブ百科事典では編集

当ピクシブ百科事典でも当然のように一部の悪質ユーザーの手により、解禁前の情報が記事化されている例がある。

ただし、未確定の情報も混じっていたりするので、一時的に白紙記事になることもある

これらはカタログ・商標から得たパターンと児童誌から得たパターンに分かれるがどちらも悪質極まりない行為であることは変わらない。

また、イラスト投稿者側の場合、まとめブログから解禁前情報を得てイラストを描いて投稿するというパターンが過去に存在していた。


この記事の「余談」の項に注目して頂きたい


何故、テレビ本編登場後の作成が推奨されるのか?編集

例えば、特徴的な変身音文字のみで表されており、例えば「仮面ライダーセイバー」のタテガミ氷獣戦記の場合、製品ページには書かれていないエコーや叫び声があるため、先走って作ってしまうとこうなってしまう

仮面ライダーゴーストムゲン魂「KEEP・ON・GOING!」や「ゴッド(ゴースト)」の部分が省略された状態で紹介されていることもある


特撮界隈とは別の界隈での出来事だが「ぼっち・ざ・ろっく!のタイトルや由来を憶測で書いたもの」が掲載されていた(記事内の「余談」内「ASIAN KUNG-FU GENERATION(アジカン)」参照)。

これには作者のはまじあきも「ピクシブ百科事典のぼざろ読んでたら私も知らない事実が...タイトルの由来ってそうだったの…!?都市伝説ってこうやって広まってくんでやんすね」とツイート、話題を呼んだ。

この件は「作者が公開していないまたは設定していない情報をまるで真実かのように記載したために起きた事件」であり、作者が直々に否定しないといけないというところにまで来てしまった。

そうした部分を見ずに記事を作成した結果、わざわざそのためだけに修正・否定しなければならないという手間がかかってしまうことになるのだ。


例:仮面ライダーリバイス編集

『仮面ライダーリバイス』では大二エビリティライブの後ろ姿が映った際、この様な不要記事が建てられた。

キメラドライバーでは変身後に鳴る音声が「スクラップ」であるとしてこのような余談項目が作られた。

実際は「スクランブル」であったが、プレミアムバンダイで玩具が公開されるまでは音声は「スクラップ」であるという前提で記事が更新されていた。


例:暴太郎戦隊ドンブラザーズ編集

暴太郎戦隊ドンブラザーズでは「オリジナルヒトツ鬼」と称して、全戦隊の名を冠したヒトツ鬼の記事が「ドンブラザーズに登場しそう」という文と共に乱立した。

これはドンブラザーズの怪人が戦隊名に由来していることが原因であり、遅かれ早かれこのような目に遭うことは予見されていた(これとほぼ同じ理由で全くの第3ユーザーによるオリジナルプリキュアを隠れ蓑にネタバレ記事が作られることもある)。

戦隊の名前を付けただけの安直な記事が乱立した結果、『ジャッカー電撃隊』をモチーフとした邪鬼バトルフィーバーJをモチーフとした世界鬼が登場したことにより電撃隊鬼バトルフィーバー鬼バトル鬼の記事は再利用も削除も出来ぬ無駄記事と化してしまった

寧ろ必ず登場するとは限らない巨大戦力の方が問題か(2023年1月現在で3件の再利用出来ない記事があるこの記事も参照)。


真偽問わず記事を乱立編集

この記事は只今調査中です

ただいま、「ちょうさちゅう」です。

このきじはただいまちょうさちゅうです。

情報解禁前のため編集禁止

ここではこの言葉ら(↑)を注意喚起と参考として提示しているが、いま現在でも実際に上述の意味で問題のあるバレ記事が出て来るため、バレを見たくないことを望む人はリンクを踏まないことを強くお勧めする


時折、概要欄にこの様な言葉が書かれている記事が散見される。

この記事の目的は情報の真偽不明を問わず、「自分が最初に記事を建ててカウントを稼ぎたい」という思惑の元に建てられていることが多い。

YouTube上の個人チャンネルでのガセネタや海外リークと称する後続商品のリストなどが主なソース元となっている。


この記事は只今調査中です」等という綺麗な言葉で取り繕っているが、結局は違法行為を堂々を行っているだけなのである。


そしてとうとう「ふようきじのためはくしかにしています。」「ただいまはくしにしています。」と作成時の記事初版に書き込むまでとなった。言うまでも無く「はくしか(白紙化)」というのは「白紙」にされる前の文章なりが存在しなければ成り立たない語である。「ふようきじ((不要記事)」ならそもそも作成するわけがない。全くの言語矛盾である。

解禁前情報暴露荒らしユーザーの恥知らず振りはとうとう「自覚的に嘘をついて閲覧者の目を欺く」にまで至っているのである。

「本文の白紙化」という手段がとられるのは、それがいちユーザーとして出来る範囲の対策だからであり、「白紙化された記事」に「記事名」が残っており、また閲覧自体は可能な状態にあるのはユーザー側にはそれ以上の対応が不可能なためである。

その後見られるようになったのが他の荒らし記事で見られるような「概要」「本文」部分を「ーーーーーーーーーーーーーー」とだけ書くやり口である。

一文の説明する気すらなく、加筆を求めることも道義的に不可能。そもそも百科事典の「解説記事」の建前すら捨てる形となった。


情報解禁日を大切にしない者に慈悲は与えないとばかりに怒りを覚える特撮ファンは多い。しかし、SNSにはかなりカジュアルに画像をアップし、それをリツイート・拡散する特撮ファンもまだまだ居る。

そうした層がピクシブユーザーとなり、そのノリを百科事典にそのまま持ち込むことを防ぐ手段はないため、この問題は恒久的に続いていくことになるだろう。


作品記事の注意書き編集

ニチアサの多くの作品記事に、

公式での登場アナウンス(TV本編での登場後)・公式Xや公式サイトでの情報解禁後にするようお願いします

と書かれているが、守られることの方が稀となってしまっている。

寧ろ、守る奴の方が悪いとでもいう様な逆ギレが散見される方が多い。


こうした注意書きが絶対的な効力を持っているわけではないのは当たり前の話だが、だからこそ今後の業界のためにも定められたルールは守らねばならないということは留意しておいた方が良いであろう。


Pixiv運営側の対応編集

言葉を選ばずに言えば有効な対応をすることはあまりない。


誤表記『HuGっと!プリキュア』のタイトルでフライング記事作成がされた際には『HUGっと!プリキュア』と正式表記に直してはおり、「特例に基づく行動」は可能なようである。

しかし、各ユーザーが通報してさえ「解禁前」系・リーク系問題記事削除といった根本的な解決につながる対処がされることはない。

上述のハグプリの例は運営が誤表記を直したことが確認された唯一の例(「ピクシブ百科事典の編集機能」を参照)であるが、情報漏洩記事に対応した例は1つたりともない。


未発売雑誌からの情報を転載したX等から情報を得、記事を建てる行為が半ば「競技化」しており、自分達の行為を正当化している部分さえある。


一方で記事自体ではなくフライング・情報漏洩記事の作成ユーザーに対する通報は有効の様で、特に"利用規約第14条禁止行為1.「第三者の著作権、その他の権利を侵害する行為、または侵害するおそれのある行為」への抵触"である旨を明記した上で通報すると、対象ユーザーへのアカウント停止が通りやすくなる事例が確認されている。


フライング記事作成防止テンプレート編集

フライング記事が作成された時にはほとぼりが冷めるまでこのテンプレートを付けるのが望ましい。

ただし、新規記事作成から即座にこのテンプレートを貼ることはある意味で内容の「真実性」を保障している様なものなので、貼るタイミングは一考すること。


【重要】フライング記事作成防止の為の注意事項

児童誌等の雑誌の掲載内容からの無断転載の場合

本記事の初版は児童誌等の雑誌の掲載内容を発売日を迎える前に不正に入手し、内容の無断転載を行い、公式からの解禁を待たずに作成された不正な記事である。

掲載内容無断転載や未解禁情報を拡散する行為は営業妨害に当たり、関係者からも極めて強い表現で批難されている行為である。

また、ファンにとっては初見での楽しみが失われる迷惑行為にもなりうるため、関係各所やPixiv運営への通報を推奨する。


参考:各雑誌公式アカウントや編集部からの声明文

解禁前につき無断転載禁止も参照)


当然ながら、不正な手段(セキュリティを強行突破して)で得られた情報を基にピクシブ百科事典にフライング記事を立てることもこうした営業妨害・迷惑行為の片棒(違反の補助)を担ぐものである。


商標バレの場合

本記事初版は特許庁公開商標リストを元に公式からの解禁を待たずに作成された不正な記事である

未解禁情報を拡散する行為は営業妨害に当たる。また、ファンにとっては初見での楽しみが失われる迷惑行為にもなり得るため、推奨される行為ではなく、関係各所やPixiv運営への通報を推奨する。


参考:何が問題? プリキュアファンを毎年悩ませる「商標バレ」解禁前につき無断転載禁止も参照)


当然ながら、未解禁情報を基にピクシブ百科事典にフライング記事を立てることもこうした営業妨害・迷惑行為の片棒を担ぐものである。


以下、共通の内容

ピクシブ百科事典の仕様上、記事内容を白紙化することは出来ても作成された記事削除は不可(特に編集履歴)であり、記事タイトルの編集も不可能なため、記事が存在している時点で重大なネタバレとなる

最悪の場合、ピクシブ百科事典トップの「注目の記事」や「定番の記事」に掲載され、見たくなかったネタバレが嫌でも目に入る

従って、新規記事作成は必ず本編登場後・公式サイトや公式SNSでの正式な情報公開後に行う様に。


ネタバレ・フライング記事を見付けてしまった方へ

万が一、ピクシブ百科事典で公式解禁前情報を漏洩・拡散する記事を見つけた際は、

  1. 内容を白紙化し情報解禁前の不正な記事である旨を明記する
  2. 親記事が設定されている場合は親記事の欄を空白にし、設定を外す等のネタバレ防止の編集を行う(親記事を「フライング記事」「該当作品」などに設定しないよう注意)。
  3. 初版作成ユーザーを通報する(特に利用規約第14条禁止行為1.「第三者の著作権、その他の権利を侵害する行為、または侵害するおそれのある行為」への抵触である旨を明記)

等の対応にご協力をお願いします。



関連タグ編集

フライング記事

ネタバレ:ただし、関係者側からすれば当然ネタバレでも何でもない

早バレ:同レベルの行為

ポケモンSV:全く同じ被害にあった任天堂ブランドのゲームシリーズ。

関連記事

親記事

フライング記事 ふらいんぐきじ

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 16707

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました