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デモンズドライバー!


CV:津田健次郎


概要編集

仮面ライダーリバイス』に登場する変身ベルト第3話にて先行登場しており、当初は2号ライダーのベルトと予想されていた。


朱肉のような上部の「デモンズレッドパッド」にバイスタンプを押印し、その後正面のモニター「オーインジェクター」に再度押印して装着者を仮面ライダーデモンズへ変身させる。

デザインはどことなくタイマー式の時限爆弾に見えなくもない。「オーインジェクター」の両サイドにある筋繊維を思わせるパーツは、人工筋肉「ゲノマッスル」である。


リバイスドライバー等のゲノムチェンジに代わり、支配力に優れたスパイダーゲノムを基本にバイスタンプの力を重ね合わせるゲノミクスチェンジが可能。

更にモニターの両サイドの「デモンズノック」を押し込んでゲノミクスチェンジや必殺技を発動する。

尚、ドライバー自体にバイスタンプを装填するスロットは存在しない為、変身に用いるスパイダーバイスタンプも左右のホルダーにセットしておく必要がある。


門田ヒロミはこのドライバーを使用し戦い続けていたが、ドライバーに何らかの副作用があるらしく、次第に体調に異常をきたしていく。

そしてその後の検査により体内年齢が80歳を超えていたことが判明し、ドライバーの使用禁止を言い渡されてしまう


隠されていた秘密編集








ハハハハッ…ヘンシンシロ…ヒロミ…

  オマエノ イノチ…クラウ


ハハハ…オレ アクマ


CV:津田健次郎(システムボイスと兼任)


様子がおかしいデモンズドライバー

※イラストはイメージで本編ではここまで中の人ネタを喋ってません




その正体は悪魔を内部に幽閉し、システムの中枢としているドライバー

五十嵐三兄妹と異なり、悪魔獣となるような普通の悪魔しか持たず、第1話の時点でその悪魔も既に倒されていたヒロミが変身できたのはこのためである。


意思が現れる時は「オーインジェクター」にバイスタンプを押印した時に表示されるのと同じ紫色の目が浮かび上がる。片言でしか喋れないが装着者にとって危険な変身を促す貪欲かつ凶悪な人格である。


第19話で宿っていた意思が覚醒、続く第20話にて悪魔を宿したドライバーであると判明。自ら悪魔であることをカミングアウトした。

どうやら本来ヒロミとは別の人物のために作られた存在であるらしく、変身する度に使用者の命を食らうという危険すぎる代物であったことが判明している。

この危険性に関しては、少なくとも狩崎赤石長官は事前に知っていたようである。


ギフの覚醒に連動しているようで、回収されたギフ本体の鼓動に呼応する描写があった。

また、狩崎はヒロミに詰め寄られた際「ヒロミは単なる実験台」とあっさり認めたうえで、その目的を「最高の仮面ライダーを作る」こととしている。

オルテカも彼自身の意図によってこれを狙っており、ドライバーを奪うためにヒロミをおびき出す作戦を計画。その結果、現れたヒロミは千草をギフテリアンにされたことで怒りに駆られ変身。ギフテリアンを倒した後、デモンズドライバーに命を吸い尽くされかけるも、(オルテカを撃破する際に)リバイスデモンズごとダイオウイカ・デッドマンを撃破し、寸前でドライバーを弾き飛ばしたため事なきを得た。


その後、ヒロミが実質戦闘不能になったことで持ち主不在のまま保管されていたが、第21話において赤石の手引きによりオルテカが奪取し、変身に使用した。

第20話で悪魔と分離したはずのオルテカに対し、ベルトを装着した直後に「オマエ…アクマ…オナジ ニオイダ」と意味深な発言をしていたが…


その後、第23話にて狩崎が「私のダディが作ったドライバー」と発言していたことから、製作者が狩崎の父である狩崎真澄であることが判明した。

狩崎が自身の製作したボルケーノバイスタンプで重傷を負った一輝に対してはしっかりと謝罪したのに対し、ヒロミに対しては冷たい態度を取っていたのはこれが理由と思われる。


続く第24話においてオルテカに誘拐される形で依頼を受けた狩崎によって調整され、「真の力」を引き出された結果……



「俺は俺の意思で戦うだけだ。そろそろ我が家に帰るとしよう」



遂に幽閉されていた悪魔・ベイルが完全に覚醒。

苛立つオルテカに対し上記の台詞を流暢な日本語で告げると、ドライバーから抜け出し謎の赤いベルトの中へと移動。デモンズドライバーは悪魔のいない抜け殻となってしまった。

以降の動向はベイル(仮面ライダーリバイス)を参照。


ただし、この時のベイルには実体がなく、2つのドライバー間を自由に移動できるため、宿主(ネタバレ注意!)仮面ライダーベイルの変身者として役に立たないと見ると否や再びデモンズドライバーに憑依し、オルテカに力を貸している。


のちに第25話にて、ジョージ・狩崎の発言から「ギフの遺伝子を体内に持つ人間であればドライバーの使用で悪魔に命を喰われるリスクは無い」ことが判明している。

ただし、この条件を満たすのは、ギフに認められ眷属となる人工的に細胞を組み込まれる(リンク先ネタバレ注意!)かしてギフの遺伝子を持った人物、あるいはその子孫(リンク先ネタバレ注意!)という極めて限られた存在のみ。

上述の状態に至ったヒロミは、ギフの遺伝子を持たない全くの普通の人間であったために、そのリスクをもろに受けてしまったのである。


第25話でベイルが脱走したため、デモンズへの変身は不能になったかと思われたが、第26話で再びベイルがデモンズドライバーに戻ったためにオルテカはデモンズに再度変身が行えるようになった。

第21話時点のオルテカ初変身時よりも更に強化されており、ジャックリバイスを圧倒する強さを見せた他、戦闘中も流暢に喋るようになりゲノミクスチェンジで3つ目のバイスタンプの追加に成功していた。


第27話では、カゲロウとの決闘の果てに覚悟を決めた大二がホーリーライブに変身。その圧倒的な力で攻め立てられた末遂に変身解除に追い込まれ、ベイルも再び抜け出してしまった。

吹っ飛んだドライバー自体は狩崎が回収しており、ギフの影響で暴走したジャックリバイスを止めるため、サンダーゲイルバイスタンプと共に持ち出していた。


そして第28話では狩崎が空になったデモンズドライバーを装着し、スパイダーバイスタンプを手にデモンズへと変身した。これによりベイルドライバーと同様にベイルが内部にいない状態でも、デモンズへの使用自体は可能であることが窺える。

ただし、悪魔を介さない変身であるためかその負荷は更に厳しいようで、本人曰く「鍛えている」狩崎をもってしても比較的短時間しか変身できず、バッタゲノミクスを使用した後に変身が解除されている(なお、後に明らかとなる新型エンジンの雛形が搭載されていたと仮定すると、この時は駆動限界が1/3以下になっていた可能性がある。詳しくはモグラゲノミクスを参照)。


第31話では狩崎がデモンズドライバーの力に魅入られかけているような描写があり、それ以降も度々描写され、ヒロミやオルテカではこの描写が行われなかったことから、ベイルが抜けるとデルタギアのような副作用がデモンズドライバーに発生する可能性が示唆されていた。が後述の光にドライバーを渡して以降この描写はなされていないため、現在は単なる狩崎の変身願望と考えられている。


改良、新たなデモンズへ編集

第34話で、このところ狩崎がデモンズドライバーに対して行っていた研究内容が判明。それは「今まではベイルに使用者の命を食わせることでフルスペックを発揮していた(※)デモンズシステムを、使用者の中にいる悪魔の力を利用するシステムに変える」というもので、これが運用できれば量産も可能になるという。

が、そのテストの機会を利用して自身を強襲する算段だったことを見抜いていた赤石によって、自身でテスターも務めるはずだった狩崎が負傷、失神してしまったため、この話数ではそれ以上の描写はされなかった。

※上述の通り狩崎自身がベイルの抜けたデモンズドライバーで、更にリバイスレガシーにて白波純平がベイル抜きのベイルドライバーで変身できたことを踏まえると、ドライバーの使用そのものではなく、性能発揮の方にベイルの力の比重が置かれていたと考えられる(特に後者に関してはベイル本人の口でいないと弱化することが明言された。無論彼が変身した時点においても研究自体は始まっていたと思われるので、その成果によるものと考えることも出来るが詳細は不明)。


上述通り第30話以降は狩崎の手により改良、アップデートされ、これまでシステムの中枢に据えられていたベイルに代わり、各種能力を飛躍的に高める人体強化エンジン「O.V.E.R.(オーバー)」を組み込むことで、使用者に潜む悪魔の力のみを抽出した、汎用性の高い実装を可能となるようにされた。


第35話では覚悟を決めた牛島光が狩崎からドライバーを受け取り、デモンズのスーツにベイルの装甲とマスクを合わせたような姿の戦士仮面ライダーオーバーデモンズに変身、デモンズフィニッシュを使用して五十嵐三兄弟の危機を救った。

『Kamen Rider Over Demons』


第44話でヒロミが改良型を手に再びデモンズに変身。

変身時にお馴染みの悪魔の瞳が映らなかったこと(この液晶描写はハッキリとアップで描かれている)、ヒロミ自身の「悪魔がいない」発言、さらにゲノムラボラトリーにおけるジョージの「耐え難い負荷になってしまった」というセリフを踏まえると、デストリームシステムをベースに悪魔の力を使わず、かつホーリーライブに対抗できるスペックを発揮可能な特別仕様にした可能性が指摘されている。

おそらく量産型を素体に製造したと思われるが、急ピッチの調整故か流石のジョージも苦戦を強いられていた。


そして第46話光の想いを受け継いだ玉置が彼の使っていたデモンズドライバーで変身、オーバーデモンズとして用いることになる。


……が。

続く第47話にて、ある目的を果たさんとする狩崎によって玉置が襲撃を受け、ドライバーを破損させられてしまった。

なお、花が持っていて同じく破損させられたウィークエンドライバーと共にヒロミが回収、後にファイナルステージにて修理された事が明かされている。


リバイスレガシー 仮面ライダーベイル』では編集

ジョージの発言通り、この時点でベイルドライバーの後継機として開発されていたらしく登場。時系列上は『リバイス』史上2つめのドライバーという事になる。

最終話にて、狩崎真澄がベイルが消滅しかけていることで死にかけていた純平を救うため、そして人体実験を行ってきたことへの償いとして、瀕死のベイルをデモンズドライバーに吸収した。その過程で全身に引火して爆発に巻き込まれたことで、現在のフードにマスクを装着した異様な風貌になってしまったことが判明している。

また、エンディング後にはノアの施設の残骸から赤石英雄がデモンズドライバーを回収しており、これが後にジョージ・狩崎の手に渡ったのだと思われる。


量産型デモンズドライバー編集

ジョージの手で開発されたデモンズドライバーの量産型。

第41話で量産型向けのバイスタンプと共に本格的に配備され、量産型デモンズである仮面ライダーデモンズトルーパーによる部隊が実戦投入されている。

詳細は該当項目を参照。


本編後の変遷編集

中盤で量産が可能になった上、どれも見た目が変わらないのも合わさって判別が難しいものの、本編後はブルーバード下、

  • オーバーデモンズ用の主力機
  • デモンズトルーパー用の量産機

の2系統で運用されているのはほぼ確実である。


MOVIEバトルロワイヤル』では、玉置用にO.V.E.R.の調整が施されたと思われるドライバーがヒロミ経由で彼に託され、ゲットオーバーデモンズの変身に使われた。


他方、悪魔のいないヒロミ用に別系統のエンジンを搭載したドライバー(第44話で登場したもの)の開発も継続されていたらしく、ファイナルステージにて再びヒロミデモンズが登場。

リバイスForward』では、遂に完全進化系たるインペリアルデモンズが実戦投入された。本編から数年経っていることもあり、技術も進歩したらしくそのスペックはデモンズシステム最高峰。負担も第44話の時とは比べ物にならない程減っているようだ(後発のドライバーの仕様をフィードバックした疑惑もある)。ヒロミの命を危険に晒した事へのジョージの償いか、強必殺技使用後には自動で変身解除されるという、安全面に優れた描写もある。


ジュウガvsオルテカ』では保管されていた(おそらく)量産機のドライバーをオルテカが奪取。沢神りんなの助けも借りてブーストチューンを施し、仮面ライダーオルテカに変身した。


このように、変身するライダー毎にベルトが用意される傾向の強い『リバイス』作中でも例外的に、最も多くのライダーが使用したドライバーになっている。


玩具編集

プレミアムバンダイから「仮面ライダーリバイス 変身ベルト DXデモンズドライバー」の商品名で発売。2021年10月18日予約開始、2022年2月発送。スパイダーバイスタンプとバイスタンプホルダー(「DXイーグルバイスタンプ&バイスタンプホルダー」とは色が異なる)が同梱されている。


ゲノマッスルを再現する軟質パーツバイスタンプの個別認識機能、更に多色発光LEDを64灯搭載し、アニメーションを表現する豪華仕様となっており、定価は単品のDX変身ベルトとしては史上最高額となる空前絶後の税込11000円という価格ながらも、プレミアムバンダイでは数回の受注が行われる人気商品となった。なおこのLEDによるアニメーション表現は、高コストで一般店頭販売に制限はありながらも非常に画期的な技術として話題となり、後シリーズのDXヴィジョンドライバーのスクリーンや、難航していたCSMゲネシスドライバーの『コンセントレイトポッド』に液状エネルギーが溜まる表現などに導入され、後続商品の魁にもなっている。


スパイダー、クワガタ以外の以外のバイスタンプでの変身遊びも可能であり、その際には「Rise.(昇る) Rage.(怒り) Requiem(悲しみ). 仮面ライダー!」という汎用変身音が鳴る。

こちらは第41話でデモンズ軍団ことデモンズトルーパーの変身音声として使用。後に仮面ライダーオルテカの変身音としても使用された。


基本的な通常のバイスタンプでは個別音声が鳴るように作られているため、劇中に登場した色違い系のコンドルはもちろんネオバッタやamazon限定のホワイトレオケツァルコアトルスにも固有のアニメーション(元になったバイスタンプの色違い)と固有音声が鳴るが、唯一トイザらス限定のトイザウルスだけは雰囲気を重視してか、アニメーションは固有だが音声が「トイザウルス」ではなく「アナザー」になっている。

更にリバイスやライブの強化変身用のバイスタンプを使用すると虹色の丸のアニメーションと、ゲノミクスチェンジ時には「エクストラ」という汎用音声が鳴る。


オーインジェクターは劇中同様押印が可能だが、ディスプレイにはフィルムの類が貼られていないため傷が付く恐れがある。というよりも個体によっては開封時から傷が付いているものもあったりもする。

一応実際にスタンプを押さなくとも画面自体、もしくはその周辺を押すことでも認識する。劇中プロップの方も撮影で使い倒している為か大量の擦り傷がついているが、激闘で使い潰している様にも取れるため、視聴者からはむしろ好意的に見られる意見があった。


なお、当初の変身音公開動画では変身ボイスが異なっており、ボイスが津田健次郎氏であると発表されてからは修正版がアップロードされた。


後の作品への影響編集

このLEDシステムは高額ながらもかなり好評だった為、その後の作品でも定番化した。尚何もプレバン限定。

これらのベルトでは発光や演出が強化・改善が為されており、変身玩具の中ではエイムズショットライザーと並んで大きな影響を与えた商品となっている。


注意編集

YouTubeなどの動画投稿サイトには解析などを用いて玩具内の発光・音声パターンを調べた動画が投稿されている。当然のことながらネタバレを伴うため閲覧の際は注意が必要。

また、本来であれば正規に入手できない情報を拡散するのはご法度であるということを強く留意して頂きたい。これは不正に入手したカタログによる今後の展開のネタバレ等と同じく重大なマナー違反になる可能性を多分に含んでいる。特に、公式から解禁される前の情報をpixiv百科事典にフライング記事として作成し拡散するなどの行為は絶対にしないように


余談編集

  • 何気に(バイスタンプには装填用スロットがあるにもかかわらず)アイテムを直接セットしないという特徴を持つ。
    • 上記した後年のLEDベルト群にもアイテムを装填する機構は存在しており、ライダー史上でも大変珍しいベルトとなっている。スタンプという特徴を最大限生かした変身機構と言えよう。

  • ベイルの正式な名前が明かされていない頃は、一部の視聴者からは近年の意思があるドライバーの先輩であるベルトさんをもじってデモンズさんと呼ばれていた。

  • 朱肉がモチーフのひとつに入ってるためか、変身シークエンスは朱肉→押印でさながら変身するたびに契約しているようである。

  • ベルトの変身と操作における音声は、ドライブドライバー同様ベイルの声をサンプリングしたものと思われる。


関連動画編集


関連タグ編集

仮面ライダーリバイス

仮面ライダーデモンズ 仮面ライダーオーバーデモンズ 仮面ライダーオルテカ

量産型デモンズドライバー 仮面ライダーデモンズトルーパー

変身ベルト ライダーベルト

ライダーシステム デモンズシステム デモンズトルーパーシステム

フェニックス遺伝子工学研究所 ジョージ・狩崎 ベイル

ベイルドライバー


関連・類似記事編集


仮面ライダーリバイスに登場する変身ベルト一覧編集


4号ライダー変身ベルト

ソードオブロゴスバックル※←デモンズドライバーデザイアドライバー

※厳密には変身ベルトではない


外部リンク編集

デモンズドライバー|仮面ライダーリバイス - テレビ朝日

仮面ライダーリバイス 変身ベルト DXデモンズドライバー

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