ギャレンバックル
ぎゃれんばっくる
Turn Up
仮面ライダーギャレンの変身アイテムである、バックル型のツール。
人類基盤史研究所BOARDが最初に開発した、ライダーシステム第1号の根幹を担うアイテムであり、その基本的な機構や用途は後に2号として開発されたブレイバックルにも、ほぼそのままの形で踏襲されている。
所有者はBOARDの一員で、本装備の開発にも携わった橘朔也。また彼以外にも、当初ギャレンの適合者に選出されていた桐生豪も使用したことがある。
※基本的な機構・変身プロセスなどはブレイバックルの記事も参照
前面のカードスロットや、それと繋がる右サイドの「ターンアップ・ハンドル」などを備えた本体形状は、ブレイバックルともほぼ同一であり、♦のカテゴリーAのカード(チェンジスタッグ)を装填後のベルト部の自動伸長機能や、ハンドル操作による「オリハルコン・エレメント」の放出・展開機能などもやはり同装備に準じている。
他方で、変身後に露出するカードスロット裏のパネルには、ギャレンのスートであるダイヤのエンブレムが配され、起動時に伸長するベルト部の色も銀色である他、内部に搭載されたサブコンピュータ「SPC-MD3G(マジック・ディーラー)」により、変身後の各種機能の制御を補助するといった独自性も備えている。
DX
2004年4月中旬に「DX変身ベルト ギャレンバックル」の商品名で発売。
前述のパネル部や収録音声、それに付属のラウズカード(計3枚、うち2枚は玩具オリジナルのカード)を除けば、基本的な仕様は先行して発売された「DX変身ベルト ブレイバックル」にほぼ準拠している。
COMPLETE SELECTION MODIFICATION
同シリーズの第27弾として、2020年3月に予約を開始、同年6月~8月に発送を実施。
こちらも前年に発売された「CSM ブレイバックル」と同様に、橘役の天野浩成による新録セリフやBGMが収録されており、単品販売だけでなくギャレンラウザーやラウズアブゾーバーといった他商品とのセット販売という形式も、ブレイバックルのそれを引き継いでいる。
DX版の金型は残っていないため新規造形になっているが、サイズおよび機構は同一であるため、Vバックルやドラグバイザーと違いラウズカードもDX版基準のバーコード仕様となっている(DX版とは異なり、下地の部分は白ではなくカードと同じ色)。
撮影に使用されたプロップのうち、変身シーンに用いられたものは前述のDX玩具の改造品が使用されている。また、アップ用のプロップは第48話の撮影の際に、破損状態の物に改造されたため、当時使っていた状態では現存していない。
また、プロップのカラーリングはブレイバックルとは異なり、シルバー部分がシャンパンゴールド寄りの色味とされており、前出のCSMについても当初のサンプル品はそのイメージで塗装されていた(後に映像やスチール写真の印象に合わせてシルバー寄りに修正)。