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仮面ライダー剣

かめんらいだーぶれいど

2004年(平成16年)に放送された平成仮面ライダーシリーズ第5作目(全49話)。
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運命の切札を掴み取れ!


概要編集

現代の世に蘇った不死生物・アンデッドとの戦いを描いた物語である。

仮面ライダー龍騎』や『仮面ライダー555』から初心に戻り、「人を襲う悪の怪人を正義の仮面ライダーが倒す」という古典的な構成となっている。

メインプロデューサーは日笠淳。メインライターは前半28話までが今井詔二。それ以降は會川昇が担当。


一方、「怪人が不死身なので倒すことが出来ず、カード封印するのがライダーの目的」「カードに封印された怪人はライダーの力となる」という独自設定も盛り込まれている。


前作『555』同様、人間ドラマ要素を取入れており、怪人アンデッドの視点も描かれている。前作が「人間の心を持ちながら異形の存在となってしまった者達の苦悩」をメインとしたストーリーが描かれているのに対し、本作は「異形の存在でありながら人間の心を持ってしまった者達の苦悩」をメインとしたストーリーが描かれている。


前々作『龍騎』同様、キーアイテムとしてカードが採用され、またトレーディングカードをモチーフとしていた前々作との差別化を図るべく、本作ではトランプ要素が盛り込まれた。

作中でもトランプの要素はそこかしこに見え、ライダー達のデザインにトランプのスートの意匠が込められている他、敵怪人であるアンデッドの総数がトランプ同様52体(ジョーカーも入れれば53体)で怪人それぞれに対応するスート・ナンバーが設定されている。


ちなみに、『スーパーヒーロータイム』EDで主要キャスト陣がトランプを使ったマジックを披露する「トリックブレイド」というコーナーが放送された(トリックブレイド以外にもダーツ回やフリースロー回もあった)。


敵怪人が徹底して個々の目的で活動している点も特徴といえる。

過去4作品では殺人ゲームで競い合う古代の戦闘民族神から超能力者を滅ぼすことを命じられた下僕ライダーバトルのゲームマスターから生み出されたモンスターとその契約者、自然発生した怪人を統率しようとする巨大企業の様に、多かれ少なかれ組織立った側面があったが、本作の怪人アンデッドは互いに戦い合うことが前提の存在であり、一時的に協力関係を結ぶことはあっても、最後には必ず決裂する運命にある。

逆に、主人公たち仮面ライダーは組織に属しており、主人公が仮面ライダーとして戦うことを仕事と称していたり、マスメディアで「職業ライダー」と呼ばれている。しかし、終盤でその組織が悪の目的のために活動していたことが明かされた。

本作の仮面ライダーは、悪(=アンデッド)の力を利用して悪と戦うという「同族殺し」だけでなく、自らを生み出した組織とも戦う「親殺し」の要素も内包した、石ノ森イズムを背負っている。


あらすじ編集

1万年前に地球の覇権を巡って争い合った不死生命体・アンデッドが、西暦2004年の現代に蘇った。人類基盤史研究所BOARDはアンデッドから人類を守るために、アンデッドを封印するための戦闘装備・ライダーシステムを開発。仮面ライダーブレイドの適合者に選出された剣崎一真は、先輩ライダー・橘朔也と共にアンデッドとの戦いに身を投じる職業ライダーとなる。


だがある日、BOARD本部がアンデッドに襲撃されて壊滅。さらに、その騒動に紛れて橘が烏丸啓所長を誘拐し、行方不明となってしまう。

橘に裏切られた失望を抱きながら同僚・広瀬栞やルポライター・白井虎太郎と共にアンデッド封印を続ける剣崎の前に謎のライダー・仮面ライダーカリスが現れる。


何故アンデッドの封印は解かれたのか。何故橘は裏切ったのか。カリスは何者なのか。数々もの謎をはらみ、地球と人類の運命をかけた戦いが始まる――。


総合的な評価編集

グダグダ・オンドゥル語・ネタライダー⇒熱い展開・衝撃の最終回・平成ライダーの良作へ


『アギト』・『龍騎』・『555』の企画を担当した白倉伸一郎Pは3作品連続であったこともあってか、1度ライダー制作から離脱。別のプロデューサー(日笠淳氏・武部直美氏)に交代した。


それに伴い、脚本家も従来の特撮に関わったスタッフではなく、主に刑事ドラマ等を担当する新規脚本家を採用(サブP・武部氏が選択したと他サイトで書かれているが、ソースは不明)しており、ファンにとって従来とは全く異なるスタッフ交代を不安視される中で放送が開始。


そして当時のファンの不安は見事的中し、『クウガ』や『アギト』のリアル路線、『龍騎』のカードバトル、『555』のライダードラマ、人類を巡る攻防等、良くいえば良いとこ取り、悪くいえば寄せ集めの設定を抱え、新規スタッフに交代した影響を強く受けた作品となった。


作風こそ前4作品の様に陰鬱で暗い展開を意識しているが、序盤は複雑な人間ドラマを志向する割には様々な部分が描写不足なまま進行して行き、かなり不評であった。

実際、第1話の放送当時の2ch(※現在でこそ雑談する場所が増えて重要性は薄れたが、少なかった当時は現在に例えると旧Twitter(現・X)に近い役割で使用されていた)では「ストーリーが良く分からない」等の書込みが多く存在した。


以降のストーリー展開もさほど改善される訳ではなく、行き当たりばったり感が強く、全体像が掴みにくかった。

これはメインライターを務めた今井詔二氏が当時既に2時間サスペンスドラマシリーズを中心にキャリアを築いたベテラン脚本家であったものの、ヒーロー特撮作品のフォーマットには不慣れであったことが原因と言われている。


序盤から登場する主要キャラの男性4名のうち、3名(剣崎・始・虎太郎)が揃って長めの茶髪で似た様な雰囲気を醸していたこともキャラの見分けを付け辛くさせ、視聴者に無用な負担を与えた。


加えて、主役を始めとするレギュラー陣の台詞が聞き取り辛いことも低評価に繋がった。これは、レギュラー陣が皆棒読み大根役者揃いであった訳でなく、メインスタッフ(誰かは不明)から「上手くいうのではなく、感情を込めて演技してくれ」という演技指導があった(出演者談)ため、感情を入れ込み過ぎた勢いに振り回されてしまい、滑舌がイマイチになってしまったらしい。

対して、『仮面ライダー』から携わって来た大ベテラン監督・長石多可男にはそういう考えは一切なかった様で、何度指導しても台詞をハッキリ喋らない役者陣に対し、「こんな連中と一緒に仕事しないといけないのか!」と序盤はモチベが下がっていたことをファンブックで告白している。


この演出方針のすれ違いが現場を混乱させ、その結果、グダグダ展開の一因となったことは否めない。だが、後述する通り、中盤からは監督と役者との演技の考え方のすり合わせが行われ、滑舌も改善されている。

こうした背景や改善過程はありつつも、本放送時は制作事情が明らかでなかった(当時は2chの他に個人サイト、個人ブログが情報発信源として主流であった。SNSとしてはMixiがあるが、この時点ではまだ2004年(平成16年)3月にサービス開始したばかりのため、役者達が窮状を訴えたりポジティブな発信をするのは難しかったと思われる)ためか、「この作品で最も面白いのは空耳」という評価が定着してしまい、良くも悪くも話題となり、ネット上ではミームとして根付くまでになった(詳細は「オンドゥル語」を参照)。


これらの影響によるものか、平均視聴率は『555』の9.3→7.9%にダウン※アギト→龍騎でも減少しているが、『クウガ』『龍騎』『555』はほぼ同じ視聴率のため、データ的にはアギトの視聴率が特別に高かったという方が正しい)。


さらに、視聴率以外にも悪影響があり、同時期に登場した『特捜戦隊デカレンジャー』のスタートダッシュが予想外に好調であったため、子供達の人気が戦隊に偏ってしまい、ライダーは初動の玩具実績を大きく落とすこととなった。これは東映バンダイ的には、カニバリ(自社製品同士による売上の共食い)を起こしたことを意味する。戦隊によるカニバリは次作『仮面ライダー響鬼』に至るまで続いており、当時においてこの2年間は平成ライダーの氷河期ともされた。この課題を解決するため、『仮面ライダーディケイド』で『仮面ライダーシリーズ』と『スーパー戦隊シリーズ』開始時期をずらす調整が行われることになった。


こういった数々の制作の問題を抱えてしまった事情から上層部からも厳しい評価の声が飛び、撮影現場は必ずしも明るい雰囲気ばかりではなかった模様。


だが中盤からはメインライターが會川昇に変更され、「関係がチグハグしていたライダー達が、和解し手を取り合って行く物語」として再構成されたことでストーリーが分かりやすくなり、作品全体の持ち直しに繋がった。

残念ながらそれまでの迷走が目立ったこともあってか中盤からの視聴率はさほど回復せず、最終回に関しても放送当初こそ賛否があり当時の2chでは前作『555』以上に評価が分かれる結末となっておりあまり評判は芳しくなかった。


…しかし、2010年代に入ってからは、映画を中心に平成ライダーのクロスオーバーが増加する様になり、それをキッカケに本作も含めた過去作品も注目される様になって行った。

さらに、配信サイトで過去作品の視聴が手軽になったことにより、当時は視聴していなかった新しい世代や当時は視聴していたが序盤で切った人達が再度本作に興味を示して視聴する様になった。

この結果、「中盤からの改善」「衝撃の最終回」に触れる方が飛躍的に増加、再評価の声が急速に高まることとなる。

このため、後年となってグッズ需要が高まりつつあり、大人向けアイテムCSM・ブレイバックル・ブレイラウザーは高額でありながら即完売となる人気商品となった。


現在ではネットミームをキッカケに見始めた新規ファンから今までの話を見たからこそ分かる感動の最終回等と「序盤を耐えて最後まで完走すれば平成ライダーの最高傑作と分かる」と賞賛され、放送が進む度に役者の演技(と滑舌)も改善されて行き、これはストーリー内でのライダー達の人間的な成長との奇跡的なオーバーラップ、序盤から惰性で見続けていたが一変させられたとも評価された。


なお、放映当時の様々な苦境を乗り越えたこともあって、本作の共演者は非常に仲が良いことで知られる。

特に、主役ライダーを演じた4人は一時期「全員で同居しよう」と冗談半分で言い合った程で、番組終了も懇意にしており、話題に事欠かない。

放送当時はSNSがなかったため、普段の彼らの交流を見ることは困難であったが、椿が2010年平成22年)、森本が2012年(同24年)、北条が2014年(同26年)、天野が2023年令和5年)にそれぞれ旧Twitter(現・X)アカウントを開設して以降は4人の仲の良さを垣間見ることが出来ている(※森本は彼の会社のアカウントであり、個人的な投稿は少ない)。

また、応援し続けた本作のファンもまた非常に根強く、そういった意味でもファン・関係者の作品愛の強さはシリーズ屈指といえる一作であろう。


剣・スートの関係編集

トランプを題材とした本作であるが、実はスートの意味に適しているという説もある。

それぞれの意味として、スペード(剣崎)は「」、ダイヤ(橘)は「価値」、ハート(始)は「」、クラブ(上城睦月)は「意志」といずれも本人のテーマに沿う形となっている

また、一部トランプゲームではスートの強弱が発生するケースがあり、その場合、スペード>ハート>ダイヤ>クラブであり、これもジョーカーを除いた最終的な本作の強弱関係性として置いていたのではないかとする見方もある。


登場人物編集

詳細は「仮面ライダー剣の登場人物一覧」を参照。


仮面ライダー編集


周辺人物編集


BOARD編集


アンデッド編集

協力者編集


敵対者編集


ライダーとしての能力編集

本作のライダーは各ライダー専用の変身ベルトとそれに対応したカテゴリーAのラウズカードを用いて変身する。戦闘には各ライダー専用の武器兼読取機であるラウザー(覚醒器)で各必殺技・特殊能力を使用してアンデッドを倒して封印する。また、カリス以外のライダーは烏丸がジョーカーの能力を再現したライダーシステムによって変身する。


ライダー変身者は「適合者」とも呼ばれ、カテゴリーAのラウズカードに封印されたアンデッドとの融合係数(単位は「EH」)が一定以上の者が選出される。これは先天的な要素が強く、ライダーシステム第2号であるブレイド適合者は組織外の人間・剣崎をスカウトすることとなった。またレンゲルを開発した伊坂も何人もの人間を拉致して適合者を見付け出そうとしていた。

融合係数は適合者のメンタルが好調であると上昇し、恐怖等のマイナス感情を持つと低下する。

融合係数が低下すると本来のスーパーパワーが発揮されないだけでなく、変身しているか否かに関わらず、体調に異変を感じたり、自身が死亡する幻覚や夢を見てしまうというデメリットがある。開発者・烏丸はこの点に対して「不備はない」と発言しているが、明らかに不備である。

対して融合係数が上昇すると、想定以上のスーパーパワーを発揮出来るが、アンデッドとの融合度合が強くなることを示している。そして、融合係数が高い状態で変身を続けると人間ではなくなってしまう危険性をはらんでいる。


デザイン上はトランプのマークと虫をモチーフとしている。それらは、ライダーが変身に使うカテゴリーAのラウズカードに封印されたアンデッドに準じている。

例としてブレイドは、スペードとヘラクレスオオカブトモチーフ→ラウズカードに封印されているのはスペードのカテゴリーAであるヘラクレスオオカブトの祖たるビートルアンデッド


烏丸が設計したライダーシステムである3人のライダー(劇場版だと新世代ライダーを含む6人)は、ベルトの形状により、ターンアップ(ブレイドとギャレン)とオープンアップ(レンゲル、新世代ライダー)に大別される。

これら6人のライダーは変身の際にオリハルコン・エレメント(レンゲルのみ「スピリチア・エレメント」)と呼ばれる光の壁がベルトから出現し、それを通り抜けることでエレメントを構築する分子が肉体に吸着し、装甲を形成する。

ただし、適合率が低い等の理由で変身不可能な人間がエレメントに接触すると拒絶・反発される。最悪の場合、重傷を負うケースもある。

こうしたエレメントの特性は、変身完了するまでライダーを保護する作用もあり、変身前のライダーを襲おうとした敵を、エレメントによって弾き飛ばすという使い方も可能。


ライダー一覧編集


本作に登場するライダー変身者名は全て「1」を意味している。

真」「也」「」「睦月


アイテム編集

ラウズカード編集

アンデッドが封印されているカード

トランプのスートでカテゴリーと呼ぶ2 - 10・A・J・Q・Kの役割を持つ52枚組のカードと、3枚の特殊なカードで構成される。

さらに、ラウズカードにはアンデッドが封印されているかどうかで特別な呼び方がある。


ラウザー編集

ラウズカードの能力を引出すアイテム。武器の形状をしているものもある。


ラウズアブゾーバー編集

ブレイドやギャレン、レンゲルを強化フォームとするためのアイテム。

ラウザーの一種ともいえる。


顔文字編集

ブレイドは(0w0)、ギャレンは(0M0)、カリスは(<::V::>)、レンゲルは(0H0)という顔文字で表現される。ブレイドやギャレンは特に再現度が高く、根強い人気がある(カリスのAAの<>が全角な理由は(<::V::>)のリンク先で説明する)。


ライダーのナンバリング編集

いわゆる1号ライダー2号ライダーという括りについて、本作のライダーはしばしば論争が起きている。


クレジット順でいえば、ブレイド⇒カリス⇒ギャレン⇒レンゲルとなる。だが、劇中で登場した順番はブレイド⇒ギャレン⇒カリス⇒レンゲルである。さらに、そのライダーが誕生(開発)した順番では、カリス⇒ギャレン⇒ブレイド⇒レンゲルとなる。ギャレン・ブレイドはBOARDライダーシステム1・2号であり、劇中でも「ライダーシステム2号ブレイド」と呼ばれたりする。歴代2号ライダーの力を結集させたゲイツマジェスティにはギャレンが選ばれている。


アンデッド編集

本作における怪人

詳細はアンデッド(仮面ライダー剣)を参照。


各話リスト編集

話数サブタイトル放送日エンドカード
1紫紺の戦士2004年1月25日
2謎のライダー2月1日
3彼らの秘密…2月8日
4永遠の命の謎2月15日
5過去への挑戦2月22日
6カリスの正体2月29日
7囚われた2号3月7日
8甦った者たち3月14日
9戦う者の運命3月21日
10操られた戦士3月28日
11各々の居場所4月4日
12カテゴリーA4月11日
13金色の糸の罠4月18日
14エース封印!4月25日
15運命の適合者5月2日
16レンゲルの力5月9日
17邪悪なベルト5月16日
18暗闇を操る魂5月23日チェンジスパイダー
19暗黒を征す者5月30日チェンジスタッグ
20標的は虎太郎6月6日チェンジマンティス
21友を思う戦い6月13日アブゾーブカプリコーン
22闇からの脱出6月27日ブリザードポーラー
23お前は誰だ?7月4日フュージョンイーグル
24謎のハンター7月11日トルネードホーク
25裏切りの疾走7月18日アブゾーブオーキッド
26俺を動かす力7月25日フュージョンエレファント(ワイルドベスタ)
27揺れ動く心…8月1日マグネットバッファロー
28危険な賭け!?8月8日エボリューションタランチュラ
292人のカリス8月15日スモッグスキッド
30失われた記憶8月22日アブゾーブサーペント
3153番目の存在9月5日スピリット
32破壊者の秘密9月12日タイムスカラベ
33狙われた剣崎9月19日フュージョンピーコック
34カテゴリーK9月26日エボリューションコーカサス
35危険な変身!?10月3日ゲルジェリーフィッシュ
36最強フォーム10月10日リフレクトモス
37新たな運命へ10月17日エボリューションパラドキサ
38運命を掴む者10月24日ワイルドカード
39再会…父と娘10月31日ラッシュライノス
40過去との訣別11月14日ビートライオン
41強くなりたい11月21日スラッシュリザード
42レンゲル復活11月28日アブゾーブタイガー
43敵か味方か?12月5日チェンジスパイダー(再封印)
44フォーカード12月12日シーフカメレオン/ポイズンスコーピオン
45新たなカード12月19日フュージョンエレファント
46支配者の封印12月26日チェンジケルベロス
47ギャレン消滅2005年1月9日エボリューションギラファ
48滅びへの序章1月16日ジョーカー
49永遠の切札1月23日裏面※

※TTFC等、一部媒体ではカットされている。


音楽編集

作詞:藤林聖子/作曲:吉田勝弥/編曲:近藤昭雄/歌:相川七瀬

ミュージカル的な演出を取った数少ないOP曲である。

これに倣い、付属のラウズカードEX-001の効果名は「BRAVE」となっている。


作詞:藤林聖子/作曲:藤末樹/編曲:RIDER CHIPS・渡部チェル/歌:RIDER CHIPS featuring Ricky

平成ライダーシリーズ初の2ndOP。これに倣い、付属のラウズカードEX-011の効果名は「ELEMENTS」となっている。


  • 1st挿入歌『覚醒』(第2 - 21話)

作詞:藤林聖子/作曲:渡部チェル/編曲:近藤昭雄/歌:Ricky


  • 2nd挿入歌『Rebirth』(第23 - 30話・第47話)

作詞:藤林聖子/作曲:青野ゆかり/編曲:渡部チェル/歌:橘朔也天野浩成

ジャックフォーム / 仮面ライダーギャレンのテーマソング。通称「辛味噌」。

これに倣い、付属のラウズカードEX-007の効果名は「REBIRTH」となっている。


  • 3rd挿入歌『Take_it_a_try』(第31 - 44話)

作詞:藤林聖子/作曲・編曲:渡部チェル/歌:相川始森本亮治

キングフォーム / 仮面ライダーカリスのテーマソング。通称「敵裸体」。

付属のラウズカードEX-010の効果名は「TRY」となっている。


  • Wanna_be_strong

作詞:藤林聖子/作曲:本田洋一郎/歌:剣崎一真椿隆之

剣崎一真キャラソン。通称「わらび草」。


  • Be_FREE!

作詞:藤林聖子/作曲:吉田勝弥/歌:白井虎太郎竹財輝之助

白井虎太郎のキャラソン。


  • キミのとなりで

作詞:藤林聖子/作曲:宮川直己/歌:広瀬栞江川有未

広瀬栞のキャラソン。


  • HERO

作詞:藤林聖子/作曲:鈴木盛広/歌:上城睦月北条隆博

上城睦月のキャラソン。


  • Shout_it_Out

作詞:藤林聖子/作曲:鈴木盛広/歌:剣崎一真(椿隆之)・白井虎太郎(竹財輝之助)


  • Someday_Somewhere

作詞:藤林聖子/作曲:青野ゆかり/歌:Takehara_Tomoaki


  • Never_too_Late

作詞:藤林聖子/作曲:佐藤和豊/歌:麻田キョウヤ


  • 熱風RIDER

作詞:藤林聖子/作曲:野村義男/歌:RIDER_CHIPS_Featuring_Ricky


  • 大切な宝物

作詞:藤林聖子/作曲:古澤秀/歌:石原慎一



外伝・スピンオフ作品編集

※全て発表順に記載。


  • 『NEWGENERATION』

2004年(平成16年)、後述する『MISSING_ACE』のスピンオフミニドラマで、映画公開に先立ってTV本編最後に放送されていた作品。内容はその前日談となっており、映画本編に登場する三輪夏美禍木慎が仮面ライダーとなった経緯が描かれる。現在は円盤に収録されたり、配信もされていない為、視聴がかなり難しい。


同年9月11日に公開された単独映画。全アンデッドが封印されてから4年後の世界を舞台としたIFストーリー。


同年に『てれびくん』に付属したビデオ作品。内容は剣崎に化けた怪人と本物の剣崎が対峙するというものであるが、他のシリーズ作品に漏れずギャグ描写が多めの作風となっている。


2005年(平成17年)4月発売『愛蔵版 仮面ライダーブレイド 超全集』に掲載された本編後日談。後に『永遠の平成仮面ライダーシリーズ 語ろう! 555・剣・響鬼』に再収録された。とあるキャラが老人となっている時代の物語。


  • 『MASKED_RIDER_BLADE_EDITION -DAY_AFTER_TOMORROW-』

『ホビージャパン』2007年(平成19年)2 - 5月号掲載。公式外伝ではない『HERO_SAGA』の一編であるジオラマ小説。本編では活躍しなかったカメレオンアンデッドが登場する。睦月の大学入学直前の時代を舞台にしており、数ある外伝の中では、最終回から最も近い時代の物語である。


2013年(平成25年)3月発売。最終回より300年後の未来を描いた公式外伝小説作品。ただし、『切り札の行方』や『たそがれ』とは繋がらない点があるため、可能性の世界あるいはパラレルワールドの物語として認識するファンもいる。


2014年(平成26年)2月発売。放送開始10周年を記念して製作された、オリジナルキャスト達によって紡がれるオリジナルストーリー。最終回から10年後、上記にある「たそがれ」よりも前の時代の物語である。


  • 『仮面ライダー剣 20th_Anniversary_STAGE&TALK』

2024年令和6年)、放送20周年を記念して製作された、オリジナルキャスト達によるヒーローショーと出演キャストによるトークショーの二部構成イベント。仮面ライダーシリーズの舞台プロジェクト『仮面ライダーRe:STAGE』の第1弾。

同年2月10日に兵庫県尼崎市、同月23日福岡県福岡市(ステージパートをオミットしたトークパート主体の公演)、8月12日愛知県一宮市12月7日埼玉県春日部市で公演。


リアルイベントとなったのは当時の卒業公演(今でいう「ファイナルステージ」)が東京のみの開催であり、全国のファンにお礼をしたいからという理由から。

ヒーローショーの物語は最終回より20年が経った時代を舞台としている。

公演を重ねるごとに内容がブラッシュアップされると共に当初登場する予定でなかったキャラも登場する等、舞台ならではの展開を見せた。

2025年(令和7年)1月25日(第1話放送から21年)には東映特撮ファンクラブで尼崎公演・春日部公演シーンが配信される予定。


客演編集

劇場版編集

2009年(平成21年)12月12日公開。『仮面ライダーW』と『仮面ライダーディケイド』のクロスオーバー作品。本作より仮面ライダーブレイド(声のみ)が登場。


2015年(平成27年)3月21日公開。スーパーヒーロー大戦シリーズの内の一作で、仮面ライダーシリーズのクロスオーバー作品。本作より橘朔也/仮面ライダーギャレン、仮面ライダーブレイド(声のみ)、仮面ライダーカリス(声のみ)、仮面ライダーレンゲル(声のみ)が登場。


配信作品編集

  • 『ネット版 仮面ライダーフォーゼ みんなで授業キターッ!』

仮面ライダーフォーゼ』の単独劇場版『みんなで宇宙キターッ!』のネットムービー。一部エピソードで本作より仮面ライダーギャレン(声のみ)が登場。


超スーパーヒーロー大戦』に登場するゴライダーを主軸に据えたスピンオフドラマ。本作より、剣崎一真/仮面ライダーブレイドが登場。


仮面ライダーエグゼイド』のスピンオフドラマ『仮面ライダーゲンムズ』の正統続編として描かれる仮面ライダーシリーズのクロスオーバー作品。本作より橘朔也/仮面ライダーギャレンが登場。


友情出演編集

ディエンドの世界」のエピソードで『MISSING_ACE』より、※海東純一/仮面ライダーグレイブ、※三輪春香/仮面ライダーラルク、禍木慎/仮面ライダーランスが登場。

また、「ライダー大戦の世界」のエピソードで、本作より剣崎一真/仮面ライダーブレイドが登場。

因みに『ディケイド』も『龍騎』や本作同様、カードを使って戦う繋がりがある。

※『ディケイド』本編では演者は初登場作品と一緒であるが、キャラの名称が変更されている。


『ブレイド』編EP29・30で、本作より剣崎一真/仮面ライダーブレイド、相川始/仮面ライダーカリス、栗原天音が登場。TV本編の後日談の体裁が取られた内容となっているが、上述したスピンオフ作品とはパラレルとなっている。


バトルスピリッツ編集

コラボブースターCB08『仮面ライダー 欲望と切札と王の誕生』から参戦。

4大ライダーとジョーカーが登場しており、ライダーは系統:「仮面」とトランプモチーフである「四道」を持つ黄1色のスピリットで統一されている。


デッキコンセプトはライダー達の効果でラウズカードに見立てたカードを手元に増やして、フィニッシャーとなるブレイドキングフォームで相手のブロッカーを破壊しながら連続攻撃で勝負を決めるデッキとなっている。

また、醒剣ブレイラウザー等の破壊した相手のスピリットの効果を使用出来るといった、劇中のラウズカードに封印したアンデッドの力を使う描写を再現した効果や、ギャレンが持つあのシーンを彷彿とさせる耐性効果等の原作再現要素にも要注目。


フィニッシャーとなる仮面ライダーブレイドキングフォームは黄属性のコスト5以上のスピリットに煌臨でき、煌臨時に手札/トラッシュにある「四道」カードを5枚まで手元に追加し、アタック中のフラッシュで手元のカードを1枚破棄して回復し、相手のスピリット1体のBPを-1,3000した後にBP0のスピリット全てを破壊することが出来る。

専用ブレイヴ(武器)である重醒剣キングラウザーは「四道」を持つカード且つフラッシュで手元からコスト0で召喚出来る効果を有するため、キングフォームの煌臨時で手元に置き、フラッシュ効果で召喚することで2シンボルの連続攻撃を繰り出せる。


手元を駆使して戦うコンセプトでありながら、ライダーのメインギミックである「チェンジ」や「煌臨」はルール上手札からしか使用出来ないため、使いたい場合は手元から上記のギミックが使用可能になる「BOARD」採用が必須となる。

ただ、「BOARD」は系統を持たないネクサスカードであり、2種目のギャレンのサーチ効果かドロー効果で手札/手元に加えるしかないため、不要位にキングフォームを手元に置かない様にしたい。


余談編集


関連動画編集


関連タグ編集

特撮 仮面ライダー 平成ライダー 平成一期

トランプ カードライダーズ

ラウズカード アンデッド(仮面ライダー剣) 改造実験体トライアルシリーズ ダークローチ

MISSING_ACE 小説仮面ライダーブレイド

だが私は謝らない


平成ライダー

仮面ライダー555仮面ライダー剣仮面ライダー響鬼


外部リンク編集

仮面ライダー剣 テレビ朝日公式サイト

仮面ライダー剣 東映公式サイト

仮面ライダー剣 仮面ライダー図鑑

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