運命の切り札を掴み取れ!
概要
現代の世に蘇った不死生物・アンデッドとの戦いを描いた物語である。
『仮面ライダー龍騎』や『仮面ライダー555』から初心に戻り、「人を襲う悪の怪人を正義の仮面ライダーが倒す」という古典的な構成となっている。
一方、「怪人が不死身なので倒すことができず、カードに封印するのがライダーの目的」「カードに封印された怪人はライダーの力になる」という独自設定も盛り込まれている。
前作『555』同様、人間ドラマの要素を取り入れており、怪人アンデッドの視点も描かれている。前作が「人間の心を持ちながら異形の存在になってしまった者たちの苦悩」をメインにしたストーリーが描かれているのに対し、本作は「異形の存在でありながら人間の心を持ってしまった者たちの苦悩」をメインにしたストーリーが描かれている。
前々作『龍騎』に引き続きキーアイテムとしてカードが採用され、またトレーディングカードをモチーフとしていた前々作との差別化を図るべく、本作ではトランプの要素が盛り込まれた。
作中でもトランプの要素はそこかしこに見え、ライダー達のデザインにトランプのスートの意匠が込められている他、敵怪人であるアンデッドの総数がトランプと同じく52体(ジョーカーも入れれば53体)で怪人それぞれに対応するスートとナンバーが設定されている。
ちなみに、スーパーヒーロータイムのEDで主要キャスト陣がトランプを使ったマジックを披露する「トリックブレイド」というコーナーが放送された(トリックブレイド以外にもダーツ回やフリースロー回もあった)。
敵怪人が徹底して個々の目的で活動している点も特徴と言える。
過去4作品では殺人ゲームで競い合う古代の戦闘民族、神から超能力者を滅ぼすことを命じられた下僕、ライダーバトルのゲームマスターから生み出されたモンスターとその契約者、自然発生した怪人を統率しようとする巨大企業のように、多かれ少なかれ組織立った側面があったが、本作の怪人アンデッドは互いに戦い合うことが前提の存在であり、一時的に協力関係を結ぶことはあっても、最後には必ず決裂する運命にある。
逆に、主人公たち仮面ライダーは組織に属しており、主人公が仮面ライダーとして戦うことを仕事と称していたり、マスメディアで「職業ライダー」と呼ばれている。しかし、終盤でその組織が悪の目的のために活動していたことが明かされた。
本作の仮面ライダーは、悪(=アンデッド)の力を利用して悪と戦うという「同族殺し」だけでなく、自らを生み出した組織とも戦う「親殺し」の要素も内包した、石ノ森イズムを背負っている。
あらすじ
1万年前に地球の覇権をかけて争い合った不死生命体・アンデッドが、現代に蘇った。人類基盤史研究所BOARDはアンデッドから人類を守るために、アンデッドを封印するための戦闘装備・ライダーシステムを開発。仮面ライダーブレイドの適合者に選ばれた剣崎一真は、先輩ライダー・橘朔也とともにアンデッドとの戦いに身を投じる職業ライダーとなる。
だがある日、BOARD本部がアンデッドに襲撃されて壊滅。さらにその騒動に紛れ、橘が所長の烏丸啓を誘拐し、いずこかへ消えてしまう。
橘に裏切られた失望を抱きながら、同僚の広瀬栞や、ルポライターの白井虎太郎とともにアンデッド封印を続ける剣崎の前に、謎のライダー・仮面ライダーカリスが現れる。
なぜアンデッドの封印は解かれたのか。なぜ橘は裏切ったのか。カリスは何者なのか。数々もの謎をはらみ、地球と人類の運命をかけた戦いが始まる――。
総合的な評価
グダグダ、オンドゥル語、ネタライダー⇒熱い展開、衝撃の最終回、平成ライダーの名作へ
『クウガ』や『アギト』のリアル路線、『龍騎』のカードバトル、『555』のライダードラマ、人類を巡る攻防など、よく言えば良いとこ取り、悪く言えば寄せ集めの設定を抱え、初期平成ライダーを支えた白倉伸一郎プロデューサーの移動及び非オタ系脚本家の採用という不安のなかで開始された。
作風こそ前4作品のように陰鬱で暗い展開である。序盤は複雑な人間ドラマを志向する割には描写不足で、ストーリー展開も行き当たりばったり感が強く、全体像が掴みにくかった。これは当初にメインライターを務めた今井詔二が、当時既に2時間サスペンスドラマシリーズを中心にキャリアを築いたベテラン脚本家であったものの、ヒーロー特撮作品のフォーマットには不慣れだったことが原因と言われている。
序盤から登場する主要キャラクターの男性4名のうち、3名(剣崎、始、虎太郎)が揃って長めの茶髪で似たような雰囲気を醸していたこともキャラクターの見分けを付けづらくさせ、視聴者に無用な負担を与えた。
加えて、主役を始めとするレギュラー陣の台詞が聞き取りづらいことも低評価につながった。これは、レギュラー陣が皆棒読みや大根役者揃いだったわけでなく、メインスタッフ(誰かは不明)から「上手く言うのではなく、感情を込めて演技してくれ」という演技指導があった(出演者談)ため、感情を入れ込み過ぎた勢いに振り回されてしまい、滑舌がイマイチになってしまった。
対して、『仮面ライダー』から携わってきた大ベテラン監督の長石多可男にはそういう考えは一切なかったようで、何度指導しても台詞をはっきり喋らない役者陣に対し、「こんな連中と一緒に仕事しないといけないのか!」と序盤はモチベーションが下がっていたことをファンブックで告白している。
この演出方針のすれ違いが現場を混乱させ、その結果、グダグダ展開の一因となったことは否めない。だが、後述するように中盤からは監督と役者との演技の考え方のすり合わせが行われ、滑舌も改善されている。
こうした背景や改善過程はありつつも、本放送時は制作事情が明らかでなかった(特に当時はTwitterなどのSNSは存在せず、役者たちが窮状を訴えたり、ポジティブな発信をすることもできなかった)ため、「この作品で最も面白いのは空耳」という評価が定着してしまい、良くも悪くも話題になり、ネット上ではミームとして根付くまでになった(オンドゥル語参照)。
さらに同時期に登場した『特捜戦隊デカレンジャー』のスタートダッシュが予想外に好調だったため、子供たちの人気が戦隊に偏ってしまい、ライダーは初動の玩具実績を大きく落とすことになった。これは東映やバンダイ的には、カニバリ(自社製品同士による売上の共食い)を起こしたことを意味する。戦隊によるカニバリは次作『仮面ライダー響鬼』に至るまで続いており、当時においてこの2年間は平成ライダーの氷河期ともされた。この課題を解決するため、『仮面ライダーディケイド』で『仮面ライダーシリーズ』と『スーパー戦隊シリーズ』の開始時期をずらす調整が行われることになった。
こういった事情から上層部からも厳しい評価の声が飛び、撮影現場は必ずしも明るい雰囲気ばかりではなかったようだ。
しかし、中盤からはメインライターが會川昇に変更され、「関係がチグハグしていたライダーたちが、和解し手を取り合っていく物語」として再構成されたことでストーリーがわかりやすくなり、作品全体の持ち直しに繋がった。
放送が進むたびに役者の演技(と滑舌)も改善されていき、これはストーリー内でのライダーたちの人間的な成長との奇跡的なオーバーラップを視聴者に感じさせ、序盤から惰性で見続けていた視聴者の評価を一変させることになる。
そして、今までの話を見たからこそ分かる感動の最終回などと「序盤を耐えて最後まで完走すれば平成ライダーの最高傑作だとわかる」と賞賛する根強いファンも多い。
またストーリーに直接は関係ないが、韮澤靖が手掛けたアンデッドのデザインは序盤から評価されており、彼が『仮面ライダーカブト』や『仮面ライダー電王』、『海賊戦隊ゴーカイジャー』のクリーチャーデザインに起用されるきっかけにもなった。
だが、序盤の悪印象が強烈だったうえに話題になり過ぎたことから、作品をちゃんと見てもいないのにオンドゥル語などネタ要素にしか注目しない層がいるのは否定できない。実際、普通に喋っているのにこじつけで滑舌を悪く解釈されてネタにされてしまうことすらある。当然それを嫌うファンは多いので、「ただのネタ作品」として軽率に嘲笑するのは厳に慎むべきであろう。
2010年代に入ってからは、映画を中心に平成ライダーのクロスオーバーが増えるようになり、それをきっかけに本作も含めた過去作品も注目されるようになっていった。
さらに配信サイトで過去作品の視聴が手軽になったことにより、当時は視聴してなかった新しい世代や、当時は視聴していたが序盤で切った人たちが再び本作に興味を示して視聴するようになった。
この結果、「中盤からの改善」「衝撃の最終回」に触れる方が飛躍的に増え、再評価の声が急速に高まることになる。
このため、後年になってグッズの需要が高まりつつあり、大人向けアイテムCSM・ブレイバックル・ブレイラウザーは高額でありながら即完売となる人気商品となった。
なお、放映当時の様々な苦境を乗り越えたこともあって、本作の共演者は非常に仲が良いことで知られる。特に主役ライダーを演じた4人は番組終了から15年経った後も懇意にしており、話題に事欠かない。一時期は「4人で同居しよう」と冗談半分で言い合ったほど。また、応援し続けた本作のファンもまた非常に根強く、そういった意味でもファン・関係者の作品愛の強さはシリーズ屈指と言える一作だろう。
なお本作以降、『クウガ』から取られていた陰鬱、シリアス、残酷な展開をメインとしたストーリー展開は一旦終わりを告げ、『響鬼』からは子供や家族向けをメインとした明るい作風が取られるようになった。
剣とスートの関係
トランプを題材とした本作であるが、実はスートの意味に適しているという説もある。
それぞれのスートの意味として、スペード(剣崎)は「死」、ダイヤ(橘)は「価値」、ハート(始)は「心」、クラブ(上城睦月)は「意志」といずれも本人のテーマに沿う形になっている。
また、一部のトランプゲームではスートの強弱が発生するケースがあり、その場合、スペード>ハート>ダイヤ>クラブであり、これもジョーカーを除いた最終的な本作の強弱関係性として置いていたのではないかとする見方もある。
登場人物
→仮面ライダー剣の登場人物一覧を参照。
ライダーとしての能力
本作のライダーは、各ライダー専用の変身ベルトと、それに対応したカテゴリーAのラウズカードを用いて変身する。戦闘には、各ライダー専用の武器兼読み取り機であるラウザー(覚醒器)で各必殺技・特殊能力を使用してアンデッドを倒して封印する。また、カリス以外のライダーは、烏丸がジョーカーの能力を再現したライダーシステムによって変身する。
ライダーの変身者は適合者とも呼ばれ、カテゴリーAのラウズカードに封印されたアンデッドとの融合係数(単位は「EH」)が一定以上の者が選ばれる。これは先天的な要素が強く、ライダーシステム第2号であるブレイドの適合者は、組織外の人間である剣崎をスカウトすることになった。またレンゲルを開発した伊坂も、何人もの人間を拉致して適合者を見つけ出そうとしていた。
融合係数は適合者のメンタルが好調だと上昇し、恐怖などマイナスの感情を持つと低下する。
融合係数が低下すると本来のスーパーパワーが発揮されないだけでなく、変身しているか否かに関わらず、体調に異変を感じたり、自身が死亡する幻覚や夢を見てしまうというデメリットがある。開発者の烏丸はこの点に対して「不備はない」と言っているが、明らかに不備である。
対して融合係数が上昇すると、想定以上のスーパーパワーを発揮できるが、アンデッドとの融合度合が強くなることを示している。そして、融合係数が高い状態で変身を続けると、人間ではなくなってしまう危険性をはらんでいる。
デザイン上はトランプのマークと虫をモチーフにしている。それらは、ライダーが変身に使うカテゴリーAのラウズカードに封印されたアンデッドに準じている。
例としてブレイドは、スペードとヘラクレスオオカブトモチーフ→ラウズカードに封印されているのはスペードのカテゴリーAであるヘラクレスオオカブトの祖たるビートルアンデッド。
ライダー一覧
名前 | 主変身者 | モチーフ | 強化フォーム |
---|---|---|---|
仮面ライダーブレイド | 剣崎一真 | スペード+カブトムシ | ジャックフォーム、キングフォーム |
仮面ライダーカリス | 相川始 | ハート+カマキリ | ワイルドカリス |
仮面ライダーギャレン | 橘朔也 | ダイヤ+クワガタムシ | ジャックフォーム |
仮面ライダーレンゲル | 上城睦月 | クラブ+クモ | なし |
アイテム
ラウズカード
アンデッドが封印されているカード。
トランプのスートでカテゴリーと呼ぶ2~10・A・J・Q・Kの役割を持つ52枚組のカードと、3枚の特殊なカードで構成される。
さらにラウズカードには、アンデッドが封印されているかどうかで特別な呼び方がある。
ラウザー
ラウズカードの能力を引き出すアイテム。武器の形状をしているものもある。
ラウズアブゾーバー
ブレイドやギャレン(理論上はレンゲルも)を強化フォームにするためのアイテム。
ラウザーの一種ともいえる。
顔文字
ブレイドは(0w0)、ギャレンは(0M0)、カリスは(<::V::>)、レンゲルは(0H0)という顔文字で表現される。ブレイドやギャレンは特に再現度が高く根強い人気がある(カリスのAAの<>が全角な理由は(<::V::>)のリンク先で説明する)。
ライダーのナンバリング
いわゆる1号ライダー・2号ライダーという括りについて、本作のライダーはしばしば論争が起きている。
クレジット順で言えば、ブレイド⇒カリス⇒ギャレン⇒レンゲルとなる。だが、劇中で登場した順番はブレイド⇒ギャレン⇒カリス⇒レンゲルである。さらに、そのライダーが誕生(開発)した順番では、カリス⇒ギャレン⇒ブレイド⇒レンゲルとなる。ギャレンとブレイドはBOARD製ライダーシステムの1号と2号であり、劇中でも「ライダーシステム2号ブレイド」と呼ばれたりする。歴代2号ライダーの力を結集させたゲイツマジェスティには、ギャレンが選ばれている。
アンデッド
本作における怪人。
詳細はアンデッド(仮面ライダー剣)を参照。
各話リスト
話数 | サブタイトル | 放送日 | 脚本 | 監督 | エンドカード | 備考・関連タグなど |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 紫紺の戦士 | 2004年1月25日 | 今井詔ニ | 石田秀範 | 無 | BOARD壊滅/バーニングスマッシュ初披露/【『明日のナージャ』最終回】 |
2 | 謎のライダー | 2004年2月1日 | 今井詔ニ | 石田秀範 | 無 | 仮面ライダーカリス初登場/【『ふたりはプリキュア』放送開始】 |
3 | 彼らの秘密… | 2004年2月8日 | 今井詔ニ | 鈴村展弘 | 無 | 深沢小夜子初登場/ドンドコ山/【『爆竜戦隊アバレンジャー』最終回】 |
4 | 永遠の命の謎 | 2004年2月15日 | 今井詔ニ・今井想吉 | 鈴村展弘 | 無 | 【『特捜戦隊デカレンジャー』放送開始】 |
5 | 過去への挑戦 | 2004年2月22日 | 今井詔ニ | 長石多可男 | 無 | 伊坂初登場 |
6 | カリスの正体 | 2004年2月29日 | 今井詔ニ | 長石多可男 | 無 | ムッコロス |
7 | 囚われた2号 | 2004年3月7日 | 今井詔ニ | 諸田敏 | 無 | 恐怖心/伊坂の口から「融合係数」「バトルファイト」の設定が初登場 |
8 | 甦った者たち | 2004年3月14日 | 今井詔ニ | 諸田敏 | 無 | ライトニングブラスト初披露/烏丸所長が人類基盤史とバトルファイトの関係を説明/烏丸の口から「上級アンデッド」の設定が初登場/剣崎が電球に頭をぶつける |
9 | 戦う者の運命 | 2004年3月21日 | 今井詔ニ | 石田秀範 | 無 | |
10 | 操られた戦士 | 2004年3月28日 | 今井詔ニ | 石田秀範 | 無 | |
11 | 各々の居場所 | 2004年4月4日 | 宮下隼一 | 鈴村展弘 | 無 | |
12 | カテゴリーA | 2004年4月11日 | 宮下隼一 | 鈴村展弘 | 無 | スピニングウェーブ初披露 |
13 | 金色の糸の罠 | 2004年4月18日 | 今井詔ニ | 長石多可男 | 無 | 上城睦月初登場/ライトニングソニック、バーニングディバイド初披露 |
14 | エース封印! | 2004年4月25日 | 今井詔ニ | 長石多可男 | 無 | スパイダーアンデッド封印 |
15 | 運命の適合者 | 2004年5月2日 | 今井詔ニ | 諸田敏 | 無 | ギャレン覚醒/バーニングザヨゴ |
16 | レンゲルの力 | 2004年5月9日 | 今井詔ニ | 諸田敏 | 無 | 仮面ライダーレンゲル初登場/橘がギャレンバックルを返上/スピニングアタック初披露 |
17 | 邪悪なベルト | 2004年5月16日 | 井上敏樹 | 石田秀範 | 無 | 桐生豪初登場/剣崎が万引きの濡れ衣を着せられる/リモートの猛威 |
18 | 暗闇を操る魂 | 2004年5月23日 | 井上敏樹 | 石田秀範 | チェンジスパイダー | 桐生がレンゲルに変身 |
19 | 暗黒を征す者 | 2004年5月30日 | 井上敏樹 | 石田秀範 | チェンジスタッグ | 橘が戦線復帰 |
20 | 標的は虎太郎 | 2004年6月6日 | 今井詔ニ | 長石多可男 | チェンジマンティス | スピニングダンス初披露 |
21 | 友を思う戦い | 2004年6月13日 | 今井詔ニ | 長石多可男 | アブゾーブカプリコーン | 動体視力のチソ訓練 |
22 | 闇からの脱出 | 2004年6月27日 | 會川昇 | 諸田敏 | ブリザードポーラー | コレクッテモイイカナ |
23 | お前は誰だ? | 2004年7月4日 | 會川昇 | 諸田敏 | フュージョンイーグル | ブリザードクラッシュ初披露/挿入歌がリニューアル/橘が睦月にラウズカードの使い方を説明/始がカリス以外の姿に変身 |
24 | 謎のハンター | 2004年7月11日 | 會川昇 | 佐藤建光 | トルネードホーク | アンデッドハンター |
25 | 裏切りの疾走 | 2004年7月18日 | 會川昇 | 佐藤健光 | アブゾーブオーキッド | ブラックファング/ダブルライダーキック |
26 | 俺を動かす力 | 2004年7月25日 | 今井詔ニ | 長石多可男 | フュージョンエレファント(ワイルドベスタ) | 嶋昇初登場/そうだよ、それだよブレイド!/ラウズアブゾーバー/ブレイドジャックフォーム初変身 |
27 | 揺れ動く心… | 2004年8月1日 | 今井詔ニ | 長石多可男 | マグネットバッファロー | |
28 | 危険な賭け!? | 2004年8月8日 | 今井詔ニ | 諸田敏 | エボリューションタランチュラ | 始が劇中で初めてジョーカーと呼ばれる |
29 | 2人のカリス | 2004年8月15日 | 井上敏樹 | 諸田敏 | スモッグスキッド | 三上了登場/始の記憶喪失 |
30 | 失われた記憶 | 2004年8月22日 | 井上敏樹 | 諸田敏 | アブゾーブサーペント | 鯛焼き名人アルティメットフォーム/宅急便で橘のラウズアブゾーバーが届く/ギャレンジャックフォーム初変身/バーニングショット初披露 |
31 | 53番目の存在 | 2004年9月5日 | 會川昇 | 長石多可男 | スピリットヒューマン | オープニング曲、挿入歌がリニューアル/キング初登場/改造実験体トライアルシリーズ初登場 |
32 | 破壊者の秘密 | 2004年9月12日 | 會川昇 | 長石多可男 | タイムスカラベ | |
33 | 狙われた剣崎 | 2004年9月19日 | 會川昇 | 息邦夫 | フュージョンピーコック | |
34 | カテゴリーK | 2004年9月26日 | 會川昇 | 息邦夫 | エボリューションコーカサス | ブレイドキングフォーム初変身 |
35 | 危険な変身!? | 2004年10月3日 | 會川昇 | 諸田敏 | ゲルジェリーフィッシュ | 城光初登場/ブリザードゲイル、ロイヤルストレートフラッシュ初披露 |
36 | 最強フォーム | 2004年10月10日 | 會川昇 | 諸田敏 | リフレクトモス | |
37 | 新たな運命へ | 2004年10月17日 | 會川昇 | 長石多可男 | エボリューションパラドキサ | ストレートフラッシュ初披露/ワイルドカリス初変身 |
38 | 運命を掴む者 | 2004年10月24日 | 會川昇 | 長石多可男 | ワイルドカード | ワイルドサイクロン初披露 |
39 | 再会…父と娘 | 2004年10月31日 | 宮下隼一 | 石田秀範 | ラッシュライノス | |
40 | 過去との訣別 | 2004年11月14日 | 宮下隼一 | 石田秀範 | ビートライオン | |
41 | 強くなりたい | 2004年11月21日 | 會川昇 | 鈴村展弘 | スラッシュリザード | 金居初登場 |
42 | レンゲル復活 | 2004年11月28日 | 會川昇 | 鈴村展弘 | アブゾーブタイガー | 睦月がスパイダーアンデッドを再封印 |
43 | 敵か味方か? | 2004年12月5日 | 井上敏樹 | 長石多可男 | チェンジスパイダー(再封印) | |
44 | フォーカード | 2004年12月12日 | 井上敏樹 | 長石多可男 | シーフカメレオン/ポイズンスコーピオン | フォーカード初披露 |
45 | 新たなカード | 2004年12月19日 | 會川昇 | 諸田敏 | フュージョンエレファント | 剣崎の銀行口座への給与振込が止まる |
46 | 支配者の封印 | 2004年12月26日 | 會川昇 | 諸田敏 | チェンジケルベロス | ブリザードベノム初披露 |
47 | ギャレン消滅 | 2005年1月9日 | 會川昇 | 諸田敏 | エボリューションギラファ | この距離ならバリアは張れないな!/バトルファイトの勝者が決定 |
48 | 滅びへの序章 | 2005年1月16日 | 會川昇 | 長石多可男 | ジョーカー | |
49 | 永遠の切札 | 2005年1月23日 | 會川昇 | 長石多可男 | 裏面 | 最終回 |
音楽
- 1stOP『Round_ZERO~BLADE_BRAVE』(第1話〜第30話)
作詞:藤林聖子/作曲:吉田勝弥/編曲:近藤昭雄/歌:相川七瀬
ミュージカル的な演出を取った数少ないOP曲である。
これに倣い、付属のラウズカードEX-001の効果名は「BRAVE」となっている。
- 2ndOP『ELEMENTS』(第31話〜第48話)
平成ライダーシリーズ初の2ndOP。これに倣い、付属のラウズカードEX-011の効果名は「ELEMENTS」となっている。
- 1st挿入歌『覚醒』(第2話〜第21話)
- 2nd挿入歌『rebirth』(第23話〜第47話)
ジャックフォーム/仮面ライダーギャレンテーマソング。通称「辛味噌」。これに倣い、付属のラウズカードEX-007の効果名は「REBIRTH」となっている。
- 3rd挿入歌『take it a try』(第31話〜第49話)
キングフォームや仮面ライダーカリステーマソング。通称「敵裸体」。付属のラウズカードEX-010の効果名は「TRY」となっている。
- 『wanna be strong』
剣崎一真キャラクターソング。通称「わらび草」。
- 『Be FREE!』
白井虎太郎キャラクターソング。
- 『キミのとなりで』
広瀬栞キャラクターソング。
- 『HERO』
上城睦月キャラクターソング。
- 『shout it out』
- 『Someday Somewhere』
- 『Never too late』
- 『熱風RIDER』
- 『大切な宝物』
外伝・スピンオフ
劇場版 仮面ライダー剣 MISSING ACE
2004年9月11日に公開された映画。すべてのアンデッドが封印されてから4年後の世界を舞台にしたIFストーリー。
小説・仮面ライダー剣“たそがれ”
2005年4月発売の『愛蔵版 仮面ライダーブレイド 超全集』に掲載された本編の後日談。後に『永遠の平成仮面ライダーシリーズ 語ろう! 555・剣・響鬼』に再収録された。とあるキャラクターが老人になっている時代の物語。
MASKED RIDER BLADE EDITION -DAY AFTER TOMORROW-
ホビージャパン2007年2~5月号掲載。公式外伝ではない『HERO SAGA』の一編であるジオラマ小説。本編では活躍しなかったカメレオンアンデッドが登場する。睦月の大学入学直前の時代を舞台にしており、数ある外伝の中では、最終回から最も近い時代の物語である。
小説 仮面ライダーブレイド
2013年3月発売。最終回から300年後の未来を描いた公式外伝小説作品。ただし、『切り札の行方』や『たそがれ』とは繋がらない点があるため、可能性の世界あるいはパラレルワールドの物語として認識するファンもいる。
ドラマCD 仮面ライダー剣 -切り札の行方-
2014年2月発売。放送開始から10周年を記念して製作された、オリジナルキャストたちによって紡がれるオリジナルストーリー。最終回から10年後、上記にある「たそがれ」よりも前の時代の物語である。
外部リンク
仮面ライダー剣 テレビ朝日公式サイト
仮面ライダー剣 東映公式サイト
仮面ライダー剣 仮面ライダー図鑑
関連動画
関連タグ
特撮 仮面ライダー 平成ライダー 平成一期
トランプ カードライダーズ
ラウズカード アンデッド(仮面ライダー剣) 改造実験体トライアルシリーズ ダークローチ
MISSING_ACE 小説仮面ライダーブレイド
だが私は謝らない
幻星神ジャスティライザー、ウルトラマンネクサス、特捜戦隊デカレンジャー:本作とほぼ同時期に放映された特撮作品。
仮面ライダーストロンガー:旧世代5番目の仮面ライダー。電撃属性のカブトムシがモチーフのライダーが主役、第1話の時点でライダーがいる共通点がある。
仮面ライダー龍騎、仮面ライダーディケイド:カードの力を使用して戦うライダー作品。
仮面ライダー鎧武:平成二期第5作目、「主人公は剣型武器を使用する鎧を着たような紺の主役ライダーに変身する熱血漢」「緑と金と紫のサブライダーに変身する少年が力や周囲の状況に翻弄される」「赤い2号ライダーが登場する」「ヒロインの一人は気が強く、勝気かつ行動的で姉御肌な性格の年齢が17歳の少女」「狡猾な性格で高い知能や相手に催眠術をかける能力を持つ緑の怪人が登場する」「仮面ライダー達のモチーフに二つの要素がある」「人類の未来の為に設立された組織がライダーシステムの開発や怪人の研究を行っていたが、実は裏で陰謀を張り巡らせていた」「物語終盤でライバルライダーが強力な怪人に変身して怪人達を大量に生み出してしまい、怪人の姿でラスボスとして主役ライダーと激闘を繰り広げる」「衝撃的な展開と自己犠牲の結末」「平成一期初期の要素が取り入れられている」「脚本家がライダー作品に初参加である」「次回作がシリーズの中でも異色の作品」という多くの共通点がある。
仮面ライダーセイバー:剣に纏わるライダー作品、「主人公は自己犠牲精神の塊」「一文字違いの剣使いの青いライダーが登場する」「緑のサブライダーに変身する強さに執着する人物はメンバー内最年少」「2号ライダーの変身者の大切な人を殺した青い幹部怪人が登場する」「緑のサブライダーが単独行動に出た際に行動を共にする敵怪人が登場する」「主人公やその仲間達が属する怪人に対抗する組織が存在するが、実はトップが裏で陰謀を張り巡らせていた大義のない自己満足目的の純粋悪」「物語序盤は謎や仲間割れが多かったが、物語中盤から謎が明かされていく」「物語終盤ではライダー達が一致団結して共通の敵に立ち向かう」「最終決戦でライダーでもあるラスボス怪人と激闘を繰り広げる」「前作が数字表記のライダー作品」等の共通点が存在する。
ジャッカー電撃隊:石ノ森章太郎原作でトランプモチーフの特撮としての先人的存在。
魔弾戦記リュウケンドー:本作の2年後に放映(企画・制作開始は同作が若干ながら先行)された特撮作品、「主人公は剣使いの青い戦士に変身する正義感が強い熱血漢」「2人目の戦士が赤い銃使いで主人公の先輩」「途中参戦の戦士が弓(杖)を使用する」「主人公達をサポートする男性司令官と女性オペレーターが登場する」「途中参戦の戦士に想いを寄せる女性が登場する」「主人公とその先輩が所属している組織が登場する」「主役戦士達は敵を倒して力を得る」「主役戦士の最強形態が金」「3人目の戦士は中間形態を持たないが、物語終盤で最強形態を入手する」「2人目の戦士の変身アイテムが敵に破壊される展開や途中参戦の戦士が敵に操られる展開がある」「物語終盤の展開が似ている」など共通点が多い。また、同作とほぼ同時期にはカブトムシがモチーフのライダーが主役の作品も放映された。
泣いた赤鬼:自己犠牲による結末及びブレイドとカリスの最強形態のボディカラーが対応する事から本作と並列に語られる童話。更に本作の次回作は鬼がモチーフのライダー作品である。
カードキャプターさくら:敵を倒してカードに封印する、敵を封印したカードは自分の力として使える共通点がある。
ドキドキ!プリキュア:トランプカードがモチーフで企画時はシリーズ最終作として予定されていた作品。
ニチアサ同期 | |
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30分前 | 特捜戦隊デカレンジャー |
30分後 | ふたりはプリキュア |
平成ライダー
仮面ライダー555 → 仮面ライダー剣 → 仮面ライダー響鬼