ピクシブ百科事典

永遠の切札

えいえんのきりふだ

永遠の切札とは、仮面ライダー剣第49話のタイトルである。Pixivでは、同作品またはそれを模したイラストにタグとして用いられることが多い。 本項では、同作品の内容について解説する。(※この先、作品の核心に迫るネタバレを含んでいます)
目次[非表示]

「永遠の切札」とは、仮面ライダー剣第49話(最終回)のサブタイトルである。

脚本:會川昇


あらすじ(ネタバレ注意!)

この先、作品内容についてのネタバレがあります。

未見の方はご注意ください。




相川始ジョーカーアンデッドがバトルファイトの勝利者となったことで無数のダークローチが発生し、世界は滅亡に向かおうとしていた。もはや彼を封印するしか人類が救われる道はない。
だが、剣崎一真はそれでもなお始を救おうとし、彼を封印せずに敢えてキングフォームに変身してダークローチ達と戦い続けていた。

一年前の…



その後、彼と決着をつけるべく、剣崎は始と山小屋で再会。そこは、二人の絆が生まれた思い出の場所だった。
ブレイドカリスに変身し、ぶつかり合う剣崎と始。だが、カリスは必殺技を使わず、わざと封印されようとしていた。愛する人々を、世界を守るために。
もうどうしようもない運命。俺を倒せるのは、お前だけだと言う始。
始の悲痛な決意。その思いを受け、剣崎はブレイドに変身する。

「アンデッドは全て封印した…。お前が最後だ、ジョーカー!」
「俺とお前は…、戦うことでしか解り合えない!」

PS3が買えないので



ぶつかり合うキングフォームとジョーカー。
血を流し、必殺技をぶつけ合い、全力をぶつけ合って戦う。

そして、いつ終わるともしれない果てしない殴り合いのなか、剣崎の体に異変が。彼の身体を覆うアンデッドの紋章が次々に妖しく鼓動する。
同時に、あれほど沢山いたダークローチは全てあっけなく消え去ってしまった。
その後、変身を解いた剣崎を見て、始は驚愕する。剣崎の傷口からは、己と同じ緑色の血が流れていたのだ。

切り札は二つになった


彼は、自らアンデッドとなることでバトルファイトを止めたのだ。
二人のもとに現れる統制者。アンデッドを2体確認したと、統制者は2人に戦いを促す。
だが、

「俺は…、戦わない!」

剣崎はその拳で統制者を打ち砕く。それでもすぐ様、統制者は再生してしまう。
剣崎に駆け寄ろうとする始だが、剣崎は来るなと一喝。どちらかを封印しない限りバトルファイトは決着せず滅びる日も来ない。だから自分達は戦ってはいけない。近くにいてはいけない。
「いくら離れたところで統制者が俺たちに戦いを求める。本能に従い戦う。それがアンデッドの運命だ」と始は運命を嘆くも、剣崎は力強く返した。

「俺は運命と戦う! そして勝ってみせる!」と。
「お前は…、人間たちの中で生き続けろ…」

剣崎はどこかへ去っていった。「俺たちは二度と会うこともない。それでいいんだ」と。

始は剣崎を探す。剣崎を止めようとしていた睦月も駆けつけるが、剣崎の姿を見つけることはできなかった。

橘は、剣崎が住んでいた屋根裏部屋にて仲間達の映った写真を手に取る。彼は剣崎への思いを綴った。

「剣崎がどこに行ったのか、それはわからない。やつは人であることを捨てることにより人を…世界を守った。だが今も戦い続けている。どこかで…運命と…」

そして、始は平和な日常を取り戻す。彼の守りたかった、一人の少女の笑顔も守られたのだ。

たそがれ




ある日、始はベンチに一人の男が座るのを目にする。

たとえ皆が俺を覚えていなくても



「剣崎…!」
懐かしい友の笑顔を見て、その声を聞き、思わず駆け寄る始。だが、それは幻だった。

Someday Somewhere



「お前は…、人間達の中で生き続けろ…」

友の言葉を噛み締め、始は銀杏並木の道を歩いてゆく。
そしてどこかの砂浜に、一本の轍がどこまでも続いていた…。


解説

その衝撃的で切ない結末の最終回からか、現在でも賛否両論あれど、その評価は平成ライダーシリーズの中でも非常に高い。平成ライダーの最終回の話題になると、必ず本作の最終回が挙げられるほどである。

心に剣


ラストシーンで始は花束を抱えて歩いているが、この花はグラジオラス(花言葉は「剣または切札」)またはアマリリス(花言葉は「誇り」)であるとファンに解析されている。いずれにせよ、この花束は始に芽生えた人間としての心、そして剣崎に対する想いを暗示するものであろう。

脚本の會川昇氏によれば、剣崎はこの最終回を通して、「職業ライダー」から本当の意味での「仮面ライダー」になったのだと言う。

なお、最終回後の剣崎の行方については、「仮面ライダー剣 超全集」収録の、會川昇氏執筆の小説「たそがれ」に詳しく記されている。
劇中から数十年後の世界を描いた同小説によると、人とも獣ともつかない怪物が戦災孤児を救う活動を続けるというニュースが報道されている描写がある。

剣崎は、今も運命と戦い続けているのだ。

余談

  • 脚本の會川氏は、当初は映画と繋げるため「始を封印するラストにする」構想があった。その後、長石監督との話し合いの末に上記のラストに落ち着いたという。
  • 「語ろう! 555・剣・響鬼」では、「この最終回は平成ライダーでも一二を争うレベル」と、インタビュアーに賞賛されている。同書籍では、井上伸一郎氏や鈴村健一氏らもこの最終回を高く評価するコメントが記されている。
  • 剣崎を好演した椿隆之氏は、最終回の剣崎の行動について「あれは剣崎なりのハッピーエンドだったんですよ」と語っている。
    • 彼曰く、最終回後に剣崎はアメリカに行ったらしい。カモメにはなっていない
  • 一方で始役の森本亮治氏は、「始はこれからも、栗原母娘に寄り添い、その生涯をずっと見守ってゆく」と涙ながらにコメントしている(やや冗談めかしてはいるが)。
    • 仮面ライダージオウ』では栗原家の元を去ったことになっている。しかし、天音が危機に陥った際にはこれを察知して駆け付けているので、「見守っている」という点では矛盾していない。
  • 仮面ライダージオウ』第29~30話(通称:「ブレイド編」)は、ある意味で、このエピソードのアンサーにして「運命に勝った瞬間」とも言える内容になっている。


関連イラスト

基本的には最終回の内容、剣崎一真相川始、そしてキングフォームのイラストを描いたものが多い。

心に残る最終回 2
たとえ皆が俺を覚えていなくても


また、似たような結末(主人公が人としての存在を捨てることで親友を救う)を迎えているため連想しやすいためか、魔法少女まどかマギカの最終回を本作になぞらえたイラストも存在する。

まどかエボリューション
「ほむらちゃん、貴方は人間達の中で生き続けて…」



関連タグ

剣崎一真
相川始
橘朔也
上城睦月
仮面ライダー剣
剣崎ジョーカー

関連記事

親記事

仮面ライダー剣 かめんらいだーぶれいど

子記事

兄弟記事

pixivに投稿された作品 pixivで「永遠の切札」のイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 86860

コメント