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特救指令ソルブレイン

とっきゅうしれいそるぶれいん

『特救指令ソルブレイン』とはメタルヒーローシリーズの1つであり、劇中に登場するヒーローのチーム名でもある。
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概要編集

1991年に放送されたレスキューポリスシリーズ第2作目の作品で、前作の『特警ウインスペクター』とは明確に世界観が繋がっており、前作のラストで正木本部長が掲げた「人命だけでなく、犯罪者の心も救う」という理念がテーマとなっている。


組織の規模やメンバー構成も前作から大幅に変わり、サポートドロイドが一体のみとなった代わりに女性隊員もプロテクターを装着して現場に赴き、更には輸送能力や消火用装備を備えた大型救助母艦が導入されている。また、序盤のごく僅かな回では本部に常駐する多数のオペレーターの存在が確認できる。


第21~23話ではフランスから戻ってきたウインスペクターとの共闘が見られ、そして後半からは竜馬がセミレギュラーとして再登場すると同時に最大の強敵の心の救済といった困難なテーマにも挑んだ。



あらすじ編集

犯罪が高度化した時代。人の命と心を救うために、自らの青春を賭けて立ちあがった若者たちがいた。それが特装救急警察である!


登場人物編集

特救指令


ソルブレイン編集

西尾大樹/ソルブレイバー

行動部隊の隊長で警視正。頭脳明晰で優しい性格。


樋口玲子/ソルジャンヌ

医療技術を持つ警視。情報収集及び負傷者の応急処置をメインとする。


ソルドーザー

バリアブル・レスキュードロイド警部。人間の立ち入りが困難な危険区域での救助活動をメインとする。ドリルを備えたブルドーザーのような走行形態のドーザークローラーに変形可能。


増田純

行動隊部所属。救助者の誘導や犯人の拘束をメインとする警部補。基本的に私服で活動し、前二者のようなソリッドスーツどころか防護服も持たないため、災害現場や凶悪犯との銃撃戦にもほぼ生身で参戦することもしばしば。正義感に厚いが、感情的になりやすいのが玉に瑕。

最終回でソルブレインの解散後は、ソリッドスーツ着用経験がないにもかかわらず、量産された改良型ソルブレイバーのスーツの指導教官として九州へ派遣される事となった。


戸川亀吉

第2話で技術開発部に配属された「亀さん」の名で慕われるメカニック。陽気でどこか間の抜けた印象を与える。

最終回でソルブレインの解散後は、ソリッドスーツ着用経験がないにもかかわらず、量産された改良型ソルブレイバーのスーツの指導教官として都内を回る事となった。


矢沢武

母艦部キャプテン。大樹の先輩で彼と同じく警視正。SS-Ⅰのメインパイロットを務める。

最終回でソルブレインの解散後の、転属先は不明。


正木俊介

ソルブレイン本部長、警視監

「特装救急警察」を創設した中心人物。自ら現場に駆けつけ指揮を執ったり、時には自ら犯人制圧にもあたったりする点は変わっていない。


ソルブレインの関係者編集

鶴岡則夫

大樹たちがよく立ち寄る自転車店の店主。かつてはツール・ド・フランスに出場するほどの自転車競技の選手だった。


香川竜馬

第21話より登場する元ウインスペクター隊長。同組織解散後は2体のサポートドロイドと共にインターポールに召集されていたが、NATOが開発した諜報用ロボット・メサイヤが絡む事件を追って秘密裏に帰国していた。事件終息後はギガストリーマーを大樹に託してフランスに戻る。その後高岡とOg9を追って再び単身帰国。ソルブレイン本部内に設置されたICPO東京支部付捜査官としてソルブレインと共に活動するようになる。


犯罪者編集

笹本勝彦

第8話に登場した警察のエリートであり、大樹のアンチテーゼとも言える人物。詳細はリンク先参照


デビッド・コスギ

第20話に登場した大樹の恩師。娘を殺害した青年の父親に事件を隠匿され、復讐を企てる。


高岡隆一

物語後半に登場する悪の天才科学者で、ソルブレイン最大の強敵。


装備編集

ソリッドスーツ編集

ソルブレインの隊員が装着する装甲服。詳細はリンク先参照


ソルインジケーター編集

ソルブレイン専用の警察手帳で、通信機能やカフスロックと呼ばれる手錠を搭載している。


ケルベロス-Δ編集

ソルブレイバーとナイトファイヤーの装備でトライアングルのような形状をしている万能ツール。三角形状の形態はショットモードと呼ばれ、角から「ケルベロスショット」を発射。棒状に伸ばせば特殊警棒スラッシュモードに変形し、「ケルベロススラッシュ」で障害物を切断する事もできる。


ボスワインダー編集

二門の砲門と照準器が搭載されたガントレット型レスキューツールで、50mまで伸びるフック付きワイヤーや特殊弾の発射が可能。特殊弾の種類には中和弾の他、高速炸裂弾などがある。


ギガストリーマー編集

元はファイヤーの武器だったが、オーバーホールの完了後ブレイバーの装備となる。


パイルトルネード編集

ピストン式の二門の銃口が特徴的なレスキューツールで、ナイトファイヤーとソルブレイバーの専用装備として物語後半から登場。


モード1「スーパーディスチャージャー」では消火ビームを、モード2「コーキングパンチャー」では冷却弾や粘着弾を発射する。ケルベロスΔを後部に合体させてモード3に切り替える事で「トルネードバースト」という必殺技を放つ事が出来、その威力はギガストリーマーマキシムモードの3倍という凄まじい威力を誇る。


なお、テレビマガジン1990年1月号の「新最強メカ開発コンテスト」では回転ノコギリや、ケルベロス-Δとの合体機構を持ち、消火液や光弾を放つ銃器、磁力を発射する装置などが考案されている。この中で選ばれたのが2番目の銃器であり、デザインもほぼそのままパイルトルネードに流用された。


余談ながらピストン式の二門の銃口を持つ強化アイテムという発想は後に『特捜戦隊デカレンジャー』でも登場している。


メディカルパック編集

ソルジャンヌの右腰に装備されている勾玉型の応急ツールで、バイタルチェックを行う機能やピストル型の注射器「ハイポガン」、応急処置用テープ、酸素マスクを内蔵している。また、消火ツールとしても使用可能。


スタンバトン編集

ソルジャンヌ専用の特殊警棒。


メカニック編集

クロス2000編集

ソルブレイン本部内のメインコンピューター。捜査関係の情報を報告する。声が高岡に似ている。

ソルギャロップ編集

西尾大樹が乗るスーパーパトカー。水素燃料を使用したタービンエンジンが動力で巡航時最大速度は600km/h、一時的に780km/hまで加速可能。ソルブレイバーにプラスアップすると同時に車体の細部も変形する。ベースとなった車両はトヨタセラで、大きいお友達からは「魔改造セラ」と呼ばれている。

ソルドレッカー編集

樋口玲子、戸川亀吉が乗るワンボックスカータイプの黄色いレスキューカー。ソルドーザーは後ろに積み込まれる形で搭乗する。巡航時最大速度は300km/h、一時的に420km/hまで加速可能。耐熱温度は4000℃、耐圧重量は8.5tと耐久性にも優れている。ベース車両はトヨタ・エスティマ(初代)。

ナイトカスタム編集

ナイトファイヤーの装着者となった香川竜馬が搭乗する赤いスーパーパトカー。最高速度290km/h。ベース車両はマツダRX-7FC3S型)。

ソリッドステイツ-Ⅰ編集

全長30mの救助母艦で、劇中では「SS-Ⅰ」の略称で呼ばれる。専用の格納庫「ソリッドハンガー」から1分で発進可能で、ケミカルディスチャージャーや投下式消火弾による消火活動、救命活動、レスキュービークルの運搬、ソルギャロップ発進のための装備をもつ。また、自動操縦機能がある。最大走行速度は80km/h、最大飛行速度は980km/h。

ウインスコード編集

香川竜馬がメサイヤを追って帰国した際に乗っていた車。前作と同様にファイヤーに着化するための機能が搭載されている。ベース車両はキャデラック・エルドラド1979年型。

正木車編集

正木本部長が使用する覆面車。ベース車両はマツダ・ルーチェ5代目 4ドアハードトップ・ブラウン→マツダ・ペルソナ(グレイスフルレッドマイカ)

増田車編集

終盤において増田純が使用する覆面車。ベース車両はトヨタ・セリカ(5代目)ST183型(ブラック)


関連タグ編集

メタルヒーロー レスキューポリス


特警ウインスペクター特救指令ソルブレイン特捜エクシードラフト

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