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特捜エクシードラフト

とくそうえくしーどらふと

『特捜エクシードラフト』は、1992年2月2日から1993年1月24日までテレビ朝日系列で毎週日曜8時00分から8時30分(JST)に全49話が放送された、東映制作の特撮テレビ番組。『メタルヒーローシリーズ』の第11作にあたる。また、レスキューポリス最終作でもある。
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あらすじ

明日の地球に人々は求めた、愛と希望と優しさを!そして人々は選んだ、若く熱い3つの魂を!多様化する未来型犯罪に敢然と挑戦する特別救急捜査隊の誕生である!

多様化する犯罪から人々を守るために、3つの魂が炎となって燃えた! これは明日の地球に愛と優しさを求めた、特別救急捜査隊の物語である!(OPナレーションより)

犯罪、環境汚染、自然災害など高度化、複雑化する人類の脅威に立ち向かうべく、警視庁・消防庁・防衛省・厚生省など様々な分野からのスペシャリストが集結し、ウインスペクターソルブレインに続く新たなレスキューポリスが誕生した。それが、SRED(SPECIAL RESCUE EXCEEDRAFT)こと特別救急捜査隊エクシードラフトである。

概要

過去二作のレスキューポリスの系譜を継いだ作品だが、エンターテイメント性が重視され、タイムマシンや宇宙人などのフィクション感の高いギミックも次々登場している。特に中盤以降はオカルト色が強く押し出され、神と悪魔の戦い(ハルマゲドン)をテーマとする壮大な神話的大河ストーリーが展開された。

終盤では天使が人類を選別しに降臨したり、ヒロインが処女懐胎でメシアを身籠ったりと、レスキューポリス三部作としてはかなり異彩を放った展開が繰り広げられた。(「人類という種」を神の選別からレスキューするという意味ではレスキューポリスの枠組みではあるが)

登場人物

エクシードラフトとその関係者たち

叶隼人/ドラフトレッダー(演:影丸茂樹)

村岡耕作/ドラフトブルース(演:河井マモル)

大熊拳/ドラフトキース(演:榊原伊織)

桂木重吉(演:福田豊土)
エクシードラフトの本部長で、隼人同様、インターポール(ICPO)に所属していた。54歳。階級は警視監。普段は呑気だが、事件が起こるとメンバーに的確な指示を与える。趣味は釣り、浪曲鑑賞。一時期、極秘任務のため古巣のICPOに赴いていた。

一色哲夫(演:溝口舜亮)
極秘任務でパリへと赴いた桂木の本部長代理を務めた(第11~18話)。階級は警視監で、50歳。尚、桂木と一色は対面していない(最終話にも出ていない)。

日向愛(演:中村由利)
エクシードラフトのメンバーで、主にデータ解析官を務める。22歳。階級は警部。かつてはアメリカ航空宇宙局(NASA)に所属していた。事件が起こるとコンピュータをオペレートし、メンバーをバックアップする。頭脳明晰で、スポーツ万能。特に剣道が得意であり、インターハイで優勝している。

日向勝(演:韮澤雄希)
愛の弟で10歳。姉同様、剣道に勤しんでいる。東郷に拉致されたり、美香が使役する神のサンタに連れ去られるなど、秋葉が担当した事件に巻き込まれることが多い。

正木俊介(演:宮内洋
かつてウインスペクターとソルブレインを設立した人物で、現在は警察庁に在籍。後付けであるが、エクシードラフトの設立にも協力したとされている。階級は警視監。43歳。

大門が裏で糸を引いている事件の捜査のため、エクシードラフトとの合同捜査に乗り出す。対策会議を開くために日本を離れるが、大門の力で飛行機ごと幽閉されてしまう。大門が倒されたことで無事に帰還することができ、エクシードラフトと合流した。尚、神と悪魔の戦いにおいてウインスペクターとソルブレインの活動については一切触れられなかった。

その他

矢崎文三(演:春田純一、幼少時代:宮野真守
バイオテクノロジーを駆使した謎の犯罪組織「赤いスペード」の首領で、第4、7、8話に登場。元は南米のスラム出身で、そこからのし上がるべくマフィアの一員となったが、事故により下半身不随となり、影武者としてクローンを製造している。最期は隼人の説得の末に自爆した。

大規模なレギュラー敵組織が全二作には登場しなかったので早期退場が惜しまれる。ちなみに少年時代を演じたのは子役時代の宮野真守である。

デビット秋葉(演:嵯峨周平)
第19~20話・第28~29話・第43~44話・最終話に登場。28歳。元は中南米テロ撲滅委員会の特別捜査官だったが殉職し、その体に宇宙生命体が乗り移った。秋葉に乗り移った宇宙生命体は宇宙の犯罪者となってしまった弟を追う宇宙捜査官で、実体を持たない意識だけの存在。当初は隼人達と対立するも互いに認め合うようになり、協力関係となる。弟と同じく光線を放って攻撃するメリケンサック状の武器を持つ。

第43~44話では、「神と悪魔の戦い」が絡んだ事件を捜査するエクシードラフトに協力。第44話のラストで大門に抹殺されたかのような描写があったが、最終話で隼人らに加勢したことで無事が確認された。

カルロス東郷(演:神威狂児)
第19~20話・第28~29話に登場する国際的テロリスト。デビット秋葉に射殺されたが、その体に宇宙生命体が乗り移った。実は秋葉に乗り移った宇宙捜査官の実弟であり、犯罪によって両親を失った事が原因で道を踏み外し、捜査官となった兄と死闘を繰り広げてきた。しかし、自分のことに責任を感じた兄の心情を知り涙を流しつつも兄の制止を振り切って自殺した。

美香(演:森安加代子)
第33話より度々隼人の前に現れる謎の少女。その正体は神に遣われし者・天使ミカエル。種として人類を存続させるために子供達を大門の魔の手から守る使命を帯びて行動しているが、その実態は極端な選民主義であり、人間に対しては尊大かつ冷淡で、エクシードラフトが神の意志に反するとあらば排除も辞さない態度を取るなど、目的の為ならば手段を選ばない非情さを持つ。サンタクロースを自らの使者として操り、大門の黒いサンタクロースと戦わせるシーンもあった。

第48話では愛が身籠った神の子を守るために負傷し神の許へと戻るも、大門打倒後に再び姿を現し、人類に地球の未来を託した。

大門巌(演:阿部祐二)
第33話より登場する大門コンツェルンの総裁。その正体は悪魔であり、「神と悪魔の戦い」に勝利すべく様々な手段を用いて人類を脅かす。終盤ではオゾン層を消滅させて地球環境を破壊し、人々の心をも荒ませ、更には耕作と拳の精神を支配して操り、エクシードラフト本部を壊滅させた。これらの数々の超常現象を引き起こすだけでなく格闘術にも長けており、最終話では隼人を圧倒している。

湯田や爆弾ロボット(厳密には、湯田の配下)、黒いサンタクロース、紳士服の老人や少年を手駒として操り、登場初期には二人の女性秘書を侍らせていた。また、テニスを趣味としているらしく、劇中では何度かテニスをする姿を見せている。尚、美香と大門は直接対面していない。

演じたのは、「事件です」でお馴染みの阿部裕二である。

メカニック

SRED-01 スクラムヘッド
四輪駆動のレスキューカー。当初は3人全員が搭乗していたが、バリアス7導入後はブルース、キースが主に使用するようになった。トライジャケットも内部に格納されており、レッダーは車内で実装し、ブルースとキースは車外にて実装する。ベース車はシボレー・ブレイザー(K5型の第2世代)。

SRED-02 バリアス7
第25話より登場した、レッダー専用(回によってはブルース・キースが搭乗したこともある)のスーパーパトカー。スクラムヘッドと同様に車内でのジャケットの実装が可能。通常走行モードの他に最高速度時速2000km/h(マッハ2)に達する「ウルトラハイスピード」と呼ばれる緊急走行モードがあり、更に様々な装備を外部に展開した「エマージェンシーモード」に変形。車体底部にあるホバリング用のノズルを用いた短距離飛行も可能としている。ベース車はシボレー・コルベット(C4前期型)。

情報探査衛星シム(SIM)
地球の衛星軌道上からSREDを支援する人工衛星で、愛がオペレーターを担当し、事件に関する様々なデータベースを照会することができる。機体上部にレーザー砲を装備しており、最終話で使用している。

関連イラスト

エクシードラフト



こぼれ話

バリアス7は走行速度が3000km/h(文献によっては2000km/hと記載など表記ゆれあり)という速度から『帰ってきた怪獣VOW』、『空想科学読本』の考察の餌食となっている。
ただし、これにはアクセルベントがあった、と反論する人もいる。

世界観について

現在の公式設定では本作はウィンスペクターやソルブレインと同一世界の出来事とされているのだが、放映当初はウィンスペクターやソルブレインとは別世界という扱いでストーリーが作られており、作中の年代は放送時期と同じ1992年という設定だった。

ところが、最終回間際の第47話でウィンスペクターやソルブレインのレギュラーキャラであった正木俊介を特別ゲストとして登場させることが決まった為、後付けで「本作はウィンスペクターやソルブレインと繋がった話」という設定に変更されてしまったのである。

前作『特救指令ソルブレイン』の結末では全国の警察にソルブレインが着用したソリッドスーツが量産配備される事が明らかとなったが、エクシードラフトではそれが全く触れられていなかった事からも、元来が別世界として制作されていた事がわかる。

前述したようにエクシードラフトの活躍している年代は1992年であり、1999年以降を舞台とする前2作よりも早くから活動していた事になり、時系列が逆転してしまう。次に、そもそもソルブレインの時点で「あと9年で新世紀になる年」という台詞が作中にあり、1992年又は2092年(同様に2192年以降の可能性もあるが、ここでは省略)が舞台になるため、この時点で既に時系列の矛盾が発生している。

更に、各作品の第1話は前作の第1話からおよそ1年後と設定された事で、作品時間で後年の作品に行くほど前の時代の出来事を描いているというタイムパラドックスを起こしている。

その為、おそらくは『仮面ライダーアギト』におけるクウガのようなもの(存在してはいるが過去作と完全に繋がるわけではない)だと思われる。
もっとも『機動刑事ジバン』に『世界忍者戦ジライヤ』の山地学が登場したり、番外編だが『重甲ビーファイター』のラスト2話にジャンパーソンブルースワットが登場するなど、メタルヒーロー(というより東映ヒーロー)においては世界観の矛盾を無視して過去作のキャラが登場したり世界が繋がっているのは良くある事なので、深く気にする必要はないかもしれない。

テレビランド』でのコミカライズではTVシリーズでは実現しなかったウインスペクターやソルブレインとの共演が最終決戦の回で描かれており、美香が呼び寄せたという設定でウインスペクターとソルブレイン(ナイトファイヤーはウインスペクター扱い)も含めた9人の戦士が大門に立ち向かうという展開となっている。ラストは空間に空いた穴を美香が絆創膏で補修するというエンディングで締めくくられている。

それに対し、てれびくんは連載を欲張りすぎた結果、'92年2月号・3月号のわずか2回で終了に追いやられたようだ。'94年以降は『燃えろ!!ロボコン』(~'00-1)まで、現役特撮を漫画連載できなかった。

後年に公開された映画『仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z』にて他のメタルヒーロー共々ゴーカイレッドの二段変身という形でドラフトレッダーが登場している。

関連タグ

メタルヒーロー レスキューポリス
特救指令ソルブレイン特捜エクシードラフト特捜ロボジャンパーソン
女神転生:似たような展開になる作品もある。

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