データ
(出典:『仮面ライダーブレイド超全集』p.26、東映公式『仮面ライダー図鑑』より。)
概要
カマキリの祖たる不死生物。他の下級アンデッドとは一線を画す戦闘力を持つとされるカテゴリーAに属する。
アンデッドにしては珍しく固有の名称をもっており、1万年前のバトルファイトでは「カリス」と名乗っていた。
終盤まで生き残っていた実力者であり、その強さから「伝説のアンデッド」と称されている。吉永みゆき/オーキッドアンデッドも「その強さはカテゴリーAの中でも圧倒的だった」と評し、他のアンデッドたちから「戦闘マシン」と評される程の伝説的な強さを誇る。
上級アンデッドの1人イーグルアンデッドとは戦友でありライバル同士で、共に最後まで生き残り決着を付けようと約束し合う仲だったとされていることから、タイガーアンデッドと同じく誇り高い戦士としての精神の持ち主だったのかもしれない。
現代のバトルファイトでは本編開始時点より前にジョーカーによって封印されている。
仮面ライダーカリスはジョーカーがこのアンデッドに変身した姿。
伝説のアンデッドとして名前が知れ渡っているせいか、その姿を借りた相川始もアンデッド達から「カリス」と呼ばれ、戦いを仕掛けられることが多かった(なぜかヒューマンアンデッドと間違えられたことは無い)。
能力
カリスベイル
装甲「カリスベイル」を纏う能力を持ち、この装甲を纏っているためか他のアンデッドとは外見の雰囲気が異なる。
装甲の無い本来の姿があると思われるが詳細は不明。
登場
マンティスアンデッドの姿は第22話「闇からの脱出」の終盤の高原/イーグルアンデッドの回想シーンなどで確認できる。
腰のバックルが異なる事以外は仮面ライダーカリスと同一の姿をしている。
第35話「危険な変身!?」では、スパイダーアンデッドに支配されつつある睦月/仮面ライダーレンゲルに「テイピアリモート」のカードで封印を解かれ登場。
続く第36話「最強フォーム」にてジョーカーに襲いかかるが、本来の凶暴な性格に戻りつつあるジョーカーの力には及ばず、再封印される。睦月には「何をしている!最強のアンデッドじゃないのか!?」と言われているが、元々マンティスアンデッドは一度ジョーカーに敗北したために封印されていたのであり、ジョーカーに勝てないのは当然と言える。
とはいえ、直後に睦月がジョーカー捜索のためにリモートで解放したドラゴンフライアンデッド、シェルアンデッド、プラントアンデッド、モスアンデッドはいずれもほとんど碌に戦闘が成立する間さえなく一撃で再封印されており、それらと比較すると終始防戦一方かつ途中からレンゲルの加勢を受けていたとはいえ(加えてマンティスアンデッドと戦っていた段階ではまだジョーカーに始としての理性が残っていたために力が抑えられていた可能性もあるが)鎌の衝撃波を受けるまでは1対1である程度の間攻撃をしのぎ続けていた。
そのため、少なくともハートスートの下級アンデッドの中では高い戦闘能力の持ち主であるとは言えるだろう。
ラウズカード
封印されたラウズカードはハートのA「チェンジマンティス」。
カリスラウザーにラウズすることで、マンティスアンデッドの能力と姿をコピーした仮面ライダーカリスへの変身を可能とする。
また劇中描写をみるとジョーカーにとっては所持しているだけで、本能を抑える大きな抑止力となるらしく、これを手に入れた際は多少落ち着きを取り戻していた(後にキングフォームの誕生に伴い、再び本能を抑えられなくなり理性を失い暴れ出してしまった)。
第20話「標的は虎太郎」のエンドカードに選ばれている。
余談
- 『仮面ライダー剣 トレーディングコレクション 第3弾』に収録されたマンティスアンデッドのカードには「ヒョウモンカマキリの祖たる不死生物」と記載されている。
- S.I.C.で発売された「仮面ライダーカリス」のフィギュアでは赤い複眼部分が取り外せる。その姿はカマキリの怪人らしくカマキリを思わせる黄色い複眼と顔立ちをした怪人然とした姿であり、シルエットはどことなく『仮面ライダーディケイド』に登場する、ハートのカテゴリーK「パラドキサアンデッド」に近いものがある。
関連イラスト
関連タグ
仮面ライダー剣 アンデッド(仮面ライダー剣) 下級アンデッド カテゴリーA
仮面ライダーカリス イーグルアンデッド パラドキサアンデッド
マンティスアンデッド(A) → ヒューマンアンデッド(2)