仁「アイツ、最初から兄貴を狙って……」
データ
(出典:『仮面ライダー剣 超全集』p.27、東映公式『仮面ライダー図鑑』より。)
概要
『仮面ライダー剣』第11話等に登場する怪人。ハートのカテゴリー5に属する巻貝の祖たる不死生物。
普段は海中の砂泥に潜み、潮の干満時に活動を開始。岸辺の獲物を触手で捉え、仕留める。
さらに、S字型の手裏剣で動きを封じ、右腕の槍状に発達した殻でとどめを刺す戦法も得意としている。
活躍
相川始を観察し続け、彼が一之瀬仁と海へ漕ぎ出す際に始に襲いかかった。最初は、水中からの攻撃で自分に有利な戦いを進めていたが、仁がいなくなったことでカリスに変身した始と接近戦になる。その後、右手の槍でカリスに傷を負わせるも、カリスの「スピニングウェーブ」を受け封印された。
第36話「最強フォーム」ではスパイダーアンデッドに支配された睦月/仮面ライダーレンゲルによってドラゴンフライアンデッド・プラントアンデッド・モスアンデッド・センチピードアンデッドらと共に封印を解かれる形で再登場したが、ジョーカーによって一瞬で倒されて再封印された。
第38話「運命を掴む者」にも登場。
第41話「強くなりたい」では城光/タイガーアンデッドの一万年前のバトルファイトの回想にも登場。イーグルアンデッドやスパイダーアンデッドと戦っていた。
劇場版ではアルビノジョーカーにより再解放されたアンデッドの一体として登場。他のアンデッド達と街中で人々を襲っていた所、駆けつけたグレイブ・ラルク・ランスらと戦闘に入る。そしてラルクのレイバレットを浴びて再封印された。
ラウズカード
封印されたラウズカードはハートの5「ドリルシェル」。1200FP。
カリスラウザーにラウズすることで使用者の姿をシェルアンデッドの姿に変える。
ラウザーユニットがコネクトされたカリスアローにラウズすることで、スクリューキック「シェルドリル」を放ち、ハートの6「トルネードホーク」と併せて「スピニングアタック」、さらにハートの4「ドラゴンフライフロート」を加え「スピニングダンス」を放つ。
絵柄は巻貝というよりもアンモナイトかオウムガイに似ている。確かに巻いた殻を背負ってはいるが……。ドリル要素は触手。当時の玩具でも「ドリル状に巻き付いた触手」と書かれている。
その後の活躍
『スーパーヒーロー大戦』にて大ショッカー戦闘員として再登場した。
余談
デザインのねらい目は「赤い尖り棒の小悪魔的デザイン」で、デザイン画での仮称は「TURBAN UNDEAD」。
右腕を貝の殻やサザエのトゲ的な硬質な素材で、左側は貝の中身のような軟質な物質で構成し、ビスもフジツボのようにランダムにレイアウトしている。左腕の垂れたレザーは、巻き貝→巻き物→包帯の発想で追加されている(『UNDEAD GREEN BLOOD』pp.26-27)。
細かい違いだが、『UGB』p.26では生息地は「海中の砂泥」とあるが、後年の『仮面ライダー図鑑』では「沿岸の海底」になっている。
関連タグ
仮面ライダー剣 アンデッド(仮面ライダー剣) 下級アンデッド カテゴリー5
ドラゴンフライアンデッド(4) → シェルアンデッド(5) → ホークアンデッド(6)