剣崎「貴様か!?貴様がみんなを！」
データ
| 身長 | 217cm |
|---|---|
| 体重 | 110kg |
| カテゴリー | カテゴリー5 |
| スート | スペード |
| 特色/力 | 強靭な脚力、無数のイナゴ |
| CV | 塩野勝美 |
| 登場話 | 第1話「紫紺の戦士」第2話「謎のライダー」 第17話「邪悪なベルト」～第19話「暗黒を征す者」 |
(出典:『仮面ライダー剣 超全集』p.15、東映公式『仮面ライダー図鑑』より。)
概要
『仮面ライダー剣』第1話で初登場した怪人で、イナゴの祖たる不死生物。スペードのカテゴリー5。
無数のイナゴが集合して誕生し、驚異的な脚力で敵を急襲する。イナゴを大量に産み出して攻撃に利用する能力を持っている。
劇中では人類基盤史研究所（BOARD）で研究された無数の卵嚢から大量にイナゴが孵化し、イナゴが集合する事で出現した為、このイナゴは眷属というよりも体の一部のような物である事が窺える。
背中の翅「ローカストウイング」と強力な脚力により跳躍力に優れ、2kmもの距離を飛翔する事が可能。また翅や脚部「ローカストスプリング」をバッタ状に変形させて脚力を増加させる事も出来、劇中ではこの能力を使いブレイドに強力なタックルをおみまいした。
また跳躍力以外にも格闘能力にも優れており、その脚力を活かしたキックをメインとした戦法をとる。
この能力を駆使し、たった一体でBOARDを壊滅に追い込んだ。
BOARDを急襲した際に広瀬栞より緊急の連絡を受け駆け付けた剣崎一真／仮面ライダーブレイドと対峙し、ジャンプでタックルを回避するなどして、戦いに不慣れなブレイドを苦戦させた。トドメにブレイドを壁に激突させようとした瞬間にスペードの2「スラッシュリザード」をラウズしていたブレイドのブレイラウザーの突き攻撃で大ダメージを負って封印された。
その後の第17話では仮面ライダーレンゲルのリモートによりディアーアンデッドとジャガーアンデッドと共に解放されるが、再びギャレンとブレイドによって封印された。
劇場版ではアルビノジョーカーにより再び解放され、同じく解放された他のアンデッド達と共に街中で人を襲っていたが、駆けつけた新世代ライダー達と戦闘になり、仮面ライダーランスによって封印されている。
ハイパーバトルビデオでは、ブレイドが上城睦月から借りたリモートテイピアによってディアーアンデッドと共に解放され、偽仮面ライダーブレイドと交戦した。
ちなみにこのローカスト、どうやら偽ブレイドのカードから実体化したらしい。
ラウズカード
封印されたラウズカードはスペードの5「キックローカスト」。ブレイラウザーにラウズすることで、脚力を強化して、空中から強力なキック「ローカストキック」を繰り出す。消費ポイントは、通常時で1000FPで、ギルドラウズカード時は1200FP。
「サンダーディアー」とラウズすることで、高くジャンプし、稲妻の宿った足先で蹴りを放つコンボ技「ライトニングブラスト」、加えて「マッハジャガー」とラウズすることで、さらに加速を付けた状態で足先に稲妻を宿したジャンプキックを放つ「ライトニングソニック」という必殺技を発動する。
単体の効果でディアーアンデッドを倒し、後のコンボ技の中核を成すなど、仮面ライダーの元祖に近いこともあってか優遇されている。
ブレイドがキングフォームになるとギルドラウズカードに変化する。
劇中では「スラッシュリザード」「ビートライオン」「タックルボア」「サンダーディアー」と共にキングラウザーでラウズすることで、ブレイラウザーを出現させ、アンデッドの能力を乗せた二刀流による強力な斬撃を放つ「ストレートフラッシュ」を発動する。
余談
先述のように劇中において卵嚢から復活しているが、いつからこの卵嚢がBOARDに確保されていたのかは全くの不明。
バットアンデッド以前に二体のアンデッドが確認されたという橘の発言がある事からギャレンに手傷を負わされて卵嚢の状態で休眠していたのか、なんらかの事情でBOARDに潜伏する為に卵嚢になったなど候補はいくつか考えられるが、真実は闇の中である。
第1話より、仮面ライダーブレイドとの戦闘中に、かの有名な迷台詞「ｵﾝﾄﾞｩﾙﾙﾗｷﾞｯﾀﾝﾃﾞｨｽｶｰ!!」が飛び出した。その台詞の後にローカストアンデッドの攻撃に相俟って妙なシュールさを醸し出していた。
デザインコンセプトは『怒った仮面ライダー』で、韮沢靖氏曰く「脚を伸ばして変形するのは篠原保氏のアイデア」(『UNDEAD GREEN BLOOD』p.8)とのこと。
イナゴというモチーフではあるが、その姿は仮面ライダー1号のモチーフであるバッタに似ている。ちなみに、ローカスト（locust）には大型のバッタ（特に蝗害を引き起こす種）という意味もある。というよりそちらの方が原義であり、日本にそのようなバッタがいなかったためイナゴが訳に充てられている。
そのモチーフもあって仮面を被ったようなデザインとなっているが、韮沢氏曰く「このようなデザインのアンデッドは本当に仮面を被っており、その下に本当の顔がある」とのこと。似たような設定に、「マンティスアンデッドはカリスベイルという装甲を纏っており、その下に本当の姿がある」という設定がある。
関連タグ
仮面ライダー剣 アンデッド(仮面ライダー剣) 下級アンデッド カテゴリー5
仮面ライダーブレイド ｵﾝﾄﾞｩﾙﾙﾗｷﾞｯﾀﾝﾃﾞｨｽｶｰ!!
アナザーゼロワン:バッタ科の怪人繋がり。こちらも昆虫にマスクや外骨格が張り付いたような外見が共通する。
平成ライダーテレビ本編最初の怪人
スティングフィッシュオルフェノク → バットアンデッド/ローカストアンデッド → ツチグモの怪童子と妖姫/ツチグモ
ボアアンデッド(4) → ローカストアンデッド(5) → ディアーアンデッド(6)
