「剣崎くんが危険なら、傍にいてあげるのが仲間でしょ!?」
「貴方は自分一人で戦ってるんじゃない。戦えないあたし達の代わりに戦っている。あたし達はずっと貴方を見てきた。どんなに苦しんで戦ってきたかも知ってる」
演:江川有未
概要
20歳。BOARDの研究員として第1話から剣崎一真と橘朔也をサポートしている。BOARD壊滅後は白井虎太郎の家に剣崎と共に居候し、主にアンデッドサーチャーを使って戦いを後方支援した。
年齢は剣崎の方が上だが、彼女の方がBOARD職員としては先輩だったので会話はタメ口。
彼女の父親である広瀬義人は死んだ妻を蘇らせる為にアンデッドを解放した人物であり、その事を知って苦悩する事になる。
人物
勝気な性格で後輩である剣崎だけでなく、部屋を貸してもらっているはずの虎太郎にもしばしば遠慮無しに強くあたり、「橘さんは頼りにならないし。」とハッキリ口に出してしまう事もしばしば。
腕っぷしも強く、やたらと剣崎を平手打ちして叱ったり、伊坂の手下の戦闘員達を投げ飛ばしたり張り倒したり(第6話)、剣崎が根を上げる程の重さの荷物を抱えて平気で歩き続けたり(第10話)、指一本で冷蔵庫を傾けたりする武勇伝を誇る。
剣崎や虎太郎からの劇中の呼び名「広瀬さん」が聞き取り辛い場面が序盤に何度かあったため「ヒロシサン」というオンドゥル語的ネタ愛称がついてしまったが、上記の男勝りなエピソードもあってかファンの間で定着した様子。
『剣』のヒロインであり、オープニング内メンバーにおける紅一点である。
しかし、錯乱或いは酷く落ち込んだ剣崎に説教をしたり(第2・34話)、キングをの居場所を炙り出す為に意図的に動画を拡散させたりといった活躍からネタ交じりに「おやっさん枠」として扱うファンも存在する(公式が「おやっさん枠」扱いしているのは烏丸啓だが出番は少ない)。
活躍
第1話時点では、BOARD所長である烏丸の秘書的なポジションにあり、前線に出る剣崎や橘をBORAD本部からサポートしていた。
BOARD本部壊滅とともに剣崎と一緒に虎太郎の家に身を寄せる。
橘からアンデッドの封印を解いたのが烏丸を含む当時のBOARDスタッフたちだと教えられた時は、その一人である父・義人がその原因であるのではないかと思い悩む。
しかし、剣崎から「全部背負って、戦うしかない」と諭され、前を向くことにする。その後は、要所要所で剣崎や橘をサポートしていく。
剣崎がコーカサスアンデッドとの戦いで危機に陥った時は、彼に対する信頼と示す共にクレバーな作戦で罠にハメた。
物語後半、死んだと思われていた義人が実は生きていることが発覚。しかし、義人が剣崎や橘を利用しようとしていることを知り、止めようとするが彼は義人本人ではなく、義人の人格と記憶のデータを移植されたトライアルBであった。
栞は義人本人として振舞おうとするトライアルBを拒むが、トライアルGとの戦いの中で自分をかばってくれたトライアルBが生前の義人と変わらぬ心を持っていると悟り、彼の最期を看取る。トライアルBの死を経て精神的に成長し、剣崎たちライダーを補佐。
しかし、最後の戦いで剣崎が失踪した時は、彼を救う手立てもなかった。最後のシーンでは、剣崎のいなくなった白井邸にて虎太郎とともに佇むしかなかった。
劇場版
『MISSING ACE』では、剣崎が始を封印した戦いから4年後、外国人男性と婚約。
海外に引っ越すことが決まっており、結婚に備えてエステに通うなどしていたため、剣崎たちの提案による天音の誕生パーティーには参加しないことにしていた。
しかし、一部のアンデッドが解放されたため、剣崎達にアンデッドサーチャーのプログラムが記録されたCD-ROMを与える。
新世代ライダーの禍木、三輪がアルビノジョーカーに殺害されたことを虎太郎に知らされた時は、結婚式直前だったにもかかわらずに式場を飛び出し、戦いの現場に急行。志村純一がアルビノジョーカーだという推理を皆に披露し、事態の解決に寄与した。
その後、外国人男性との結婚がどうなったかは明言されていないが、天音の誕生パーティーにて泣きながら遥香に抱き着いていた様子を見ると、うまくいかなかったのかもしれない。