カリス「いいか、そいつに手を出させるな。抗体を見つけるのが先だ!」
データ
(出典:『仮面ライダー剣 超全集』p.27、東映公式『仮面ライダー図鑑』より。)
概要
『仮面ライダー剣』第5話「過去への挑戦」、第6話「カリスの正体」等に登場する怪人。ハートのカテゴリー10に属する、ムカデの祖たる不死生物。
湿気のある洞窟などの暗がりを好み、下記に記す能力を使って相手に激痛と発熱を与えた後に死に至らしめる事を何よりも好む残虐性を秘めている。
肩の大ムカデは、無数の小ムカデの集合体で、分離しての活動が可能。
鎌が付いたピードチェーンは100メートル先の獲物を仕留め、口から出されるセロトニンとヒスタミン系の猛毒は相手を激痛と41度を超える高熱で苦しめ、死に至らしめる。毒に侵された者は、顔面に緑色の血管模様が浮かび上がる。
また、上記の毒の解毒剤はセンチピードアンデッド自身が持つ抗体でのみ作られるという、従来のライダー怪人たちの様に怪人を倒しても被害者の毒が消滅せず、自然回復することがないという非常にリアルで厄介な特性を持つ。
広瀬義人によって解放された後、バトルファイトそっちのけで「呼子の洞窟」に潜み、「死者の声が聞ける」という噂に惹かれ訪れた観光客達を襲っていて、同じ様に亡くなった父の声を聞きに来た栗原天音に毒を浴びせ、上記の症状で彼女を苦しめた。
仮面ライダーブレイドに変身した剣崎一真と戦うが即撤退。
撤退した後、不調中の仮面ライダーギャレンと戦っていたが、仮面ライダーカリスが戦いに乱入してきた為、彼と交戦。右肩の大ムカデにある抗体を奪われた挙句、「プラントバイオ」による拘束攻撃と「ヘッドチョップ」による手刀のコンボ攻撃で致命傷を負い、封印された。
その後も度々仮面ライダーレンゲルのテイピアリモートによって封印を解かれ再登場している。
第17話「邪悪なベルト」
カリスがシャッフルセンチピードを使おうとした際にブレイドが封印していたボアアンデッドと共に解放された後、レンゲルのポーラーブリザードで氷漬けにされて封印される。
第20話「標的は虎太郎」
上城睦月からレンゲルバックルを取り返そうと追いかけて来る剣崎を撒く為に解放され、レンゲルの命令で彼を襲撃。ブレイドに変身した剣崎のディアーサンダーを喰らい撤退する。
撤退しレンゲルの支配から解かれた後、踊っていた矢沢を人間と勘違いして襲撃し返り討ちにあう。
その後、幼稚園バスに乗っていた園児や母親、駆け付けた警察官を襲撃していた所にカリスが現れ、スピニングダンスを喰らい封印される。
第36話「最強フォーム」
キングからカリスのラウズカードを入手していた睦月が城光=タイガーアンデッドとの戦闘の際にドラゴンフライアンデッド、シェルアンデッド、プラントアンデッド、モスアンデッドと共に解放されるが、ジョーカーに他のアンデッド諸共封印される。
と解放されたかと思えば即封印を3回もされた不憫なアンデッドである(前作のムカデモチーフの怪人の不遇さを受け継いだのか?)。
また、第41話「強くなりたい」における城光/タイガーアンデッド一万年前のバトルファイトの回想シーンにも登場。スカラベアンデッドと共にコーカサスビートルアンデッドと戦っていた。
合成で繋げていた影響か一瞬だけ2体居るように見えるシーンがある。
ラウズカード
封印後のラウズカードは「シャッフルセンチピード」。MP2200。
カリスラウザーにラウズすることで使用者の姿をセンチピードアンデッドの姿に変える。
ラウザーユニットがコネクトされたカリスアローにラウズすることで、相手が持つカードを入れ替える「センチピードシャッフル」を発動できるが、本編未使用。
実際にはレンゲルとの戦闘で一度使おうとはしたが、リモートで解放されてしまった為不発に終わった。
余談
顔をあえて虫顔にせず、スプリングやファスナーやチェーンといったムカデに似ているものを身体に配してデザインされた。センター部のスパイクプレートはムカデに見えるためつけたものだが、これがアンデッドに鉄物をつける一体目となった。バックル部にスパイクがあるのもこの一体目である(『UNDEAD GREEN BLOOD』PP.16-17)。
関連タグ
仮面ライダー剣 アンデッド(仮面ライダー剣) 下級アンデッド カテゴリー10
キャメルアンデッド(9) → センチピードアンデッド(10) → ウルフアンデッド(J)