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この記事にはひろがるスカイ!プリキュア終盤のネタバレを含みます。

「こ…こんな力には負けません!!この力をコントロールして…強くなって…みんなを…助ける!!」

ダークヘッド「最高の容れ物を手に入れたぞ!!!」

曖昧さ回避

  1. 黒い空を意味する。
  2. アメリカ合衆国でのNBCテレビで放送された海外SFテレビドラマ、原題:Dark Skies。→wikipedia:ダークスカイ
  3. アニメ『ひろがるスカイ!プリキュア』の闇堕ちしたキュアスカイ

pixivでの関連イラスト及びタグとしての利用は、主に3の意味が圧倒的に占めるため、本項目にて解説する。

概要

CV:関根明良/宮本充(ダークヘッド憑依時)

第49話において、主人公・キュアスカイ/ソラ・ハレワタールが、アンダーグ・エナジーを受け入れたことで変貌した姿。

プリキュアシリーズで史上初の、主役キュア闇堕ちした(正確には闇の力を得た)スペシャルフォームとなる。

名称は不明であり、製作スタッフのSNS投稿でダークスカイが使われた程度だったため、ダークキュアスカイアンダーグスカイ、ブラックスカイ…などファンからの呼ばれ方は様々だったが、後に雑誌記事など公式媒体でも発表されたことで、設定上の名称は「ダークスカイ」(「キュア」がつかない)であることが明らかになっている。

外見

衣装はキュアスカイのものから一転して、と灰色を基調としたカイゼリンに近いものに変化。

ボロボロになったマントの肩留めもカイゼリンを思わせるトゲ付きとなり、それと逆の背中に黒いを身に纏う等、堕天使然とした姿に変貌。

髪の色も変身前に近い紺に変色している他、前髪のメッシュは赤く、ツインテールの先端部はより黒く染まり、翼型の髪留めもヒビが入った壊れかけになっている。

両目から青いオーラが炎の様に出てくる点も見逃せない。この蒼炎と青い目は闇に侵食されてもなお持ち続ける「ヒーローとしての心」の発露でもあるようで、ダークヘッドが憑依して完全に操られた状態では炎は消え去り、両目は血のような赤色に染まった。

戦闘能力

新たに飛行能力を会得(スキアヘッドのように浮遊できている例もあり、特に自身の翼を使う様子もなく単にアンダーグエナジーの使い道と言う可能性もあるので翼の影響かは不明)。

「最強の力」と評されている通り、ダークヘッドをも圧倒する戦闘能力を発揮するが、常時アンダーグエナジーの侵食にも苛まれ、苦しみながら戦う事を余儀なくされる。

戦闘スタイルはキュアスカイと同じで浄化技のヒーローガールスカイパンチに酷似した技も披露した(拳のオーラが紫になり腕もダークヘッドのものに変わっている)。

本編での経緯

スキアヘッドことダークヘッドによって、アンダーグ・エナジーの海の近くに誘い込まれた結果、急激に力を消耗してしまうキュアスカイ。その影響で意識を失ってアンダーグ・エナジーの海に放り込まれそうになったキュアプリズムを助けようと、ダークヘッドの誘いにやむを得ず乗る形で彼に捩じ込まれたパワーを受け入れて変化した。

何とか自我を維持してキュアプリズムを救出した後はダークヘッドを圧倒するも、戦う度に本人の意思に反してアンダーグ・エナジーに飲み込まれていき、一時は意識を失う。

そこをダークヘッドに憑依されてしまい、彼の思惑通り「最高の容れ物」としてプリズムに襲い掛かるが、彼女を信じて無言で向き合うプリズムを前に、スカイの心の抵抗により自我を取り戻し、最後はスカイを想うプリズムの光を浴びてダークヘッドが消滅した事で元の姿に戻った。

余談

  • 当初、公式のストーリー等でも名前が出ず正式名称が不明だった。ただし、この回の作画監督を務めた板岡錦がXに投稿した際は「ダークスカイ」と呼んでいた。
    • その後、アニメージュとアニメディア双方の2024年3月号にて、アニメージュではデザイン意図や三面図、アニメディアでは作中の扱いに触れる際に「ダークスカイ」と呼んでおり、以降の書籍からしてこちらが公式名称となっている。
  • デザインは「黒い翼」「片羽」は脚本から、青い炎がコンテで足され、現在のカイゼリンに近い形でデザインされ、キャラクターデザインの斎藤敦史が引き続き担当している。
    • 「闇堕ち」というオーダーがあったことや片方の羽はスカイは空を飛べるけど飛べなくなった(本編描写と異なるので比喩的な表現だろうか)という意図でデザインされている。
  • 後の各誌のインタビューでは、ソラ自身がずっと悩み続けるキャラクターとして描かれたゆえになってしまったこと、プリキュアのスカイがなったように誰しもが力に溺れる可能性はあるが、それは悲しく不幸なこととして描くために生み出されたとしている。作中でも示された「力が全てではないとしたら何を信じたらいいのか」という答えでもあり、ソラを信じるましろというプリズム側に焦点を当てたものでもあったようだ。
  • 各誌のインタビューでは前述のように物語上必要な要素かつ『ひろプリ』最大のピンチとして、普段ならNGになる荒々しい演技が行われたことや、怖さを強調した映像にしたとしている。
    • その一方でアニメディアでは「ダークスカイのままCMをまたがないようにしました」という発言があり、ABCアニメーションのプロデューサーから「次週に持ち越すと子供たちが観なくなるのでやめてほしい」という意見があったとも明かしており、実際に49話Bパートのみの出番となった。
      • 49話の練り直しやスキアヘッドの立ち位置の変化なども語られており、本作終盤の重要な要素の一つでありながらも闇堕ち自体についての慎重な扱いが窺える。
    • 後に、『オフィシャルコンプリートブック』でも、今まで応援していたヒーローであるスカイが皆を襲おうとするのは、子供にとってショックな出来事だから必要最低限の出番にしようとしていたという旨は語られている。
    • ファンからはいわゆるプリキュアタブーの一つとされる、「洗脳され仲間を襲うプリキュア」と言う点に関係があるのではという想像もある(前述の回答にもインタビュアーが、プリキュアがダークになると子どもが怖がってしまうと聞いたという発言をしている)。
  • 一方でキュアスカイの身体を奪う試みとしては、ほんの一瞬主導権を奪えた程度に留まり、味方や周囲に与えた被害は皆無であり、ソラ自身の意思の力だけで主導権を奪還されてしまったので、「闇堕ち」と言うにはかなり微妙なラインでもある。どちらかと言えば「単に乗っ取られただけ」とも言える。
    • 彼女は以前ミノトンに告げた通り、アンダーグエナジーに負けなかったのだ。これにより「キュアスカイならキラキラエナジーとアンダーグエナジーの両方を使えるようになるのでは?」と考えた視聴者もいた。
    • それ以前にアンダーグエナジーを人間に注ぐ事自体無理があると語られていたので、失敗も当然の結果だったといえるが…ダークヘッドからすれば、あくまで憑依する隙を作るための手段に過ぎなかったのかもしれない。
  • その見た目と設定、活躍に加え「ヒーローの闇堕ち」という要素から短時間の登場ながらも人気は高く、関連ワードがSNSのトレンドに入るなど反響も凄まじい。同時に目から青いオーラが炎のように出ているという共通点を持つブラック★ロックシューター(B★RS)もセットでトレンド入りした。

関連イラスト

正式名称が判明するまでの仮呼称のひとつである「ダークキュアスカイ」タグで登録されている場合がある。

関連タグ

ひろがるスカイ!プリキュア キュアスカイ

アンダーグ・エナジー 闇キュア 闇堕ち

こむぎガオガオーン次回作主人公が敵から怪物化した姿。こちらも公式名称が特に出ていない関係で、ファンからはダークスカイにちなんで「ダークこむぎ」と呼ばれていることもある。

ひろがるスカイ!プリキュア感謝祭ネタバレ注意

「???の出番です…」

感謝祭公式Twitter後ろ姿から彼女の登場が示唆されていた。そして・・・。

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