ふわりひろがる優しい光!キュアプリズム!
CV:加隈亜衣
概要
『ひろがるスカイ!プリキュア』に登場する虹ヶ丘ましろが変身するプリキュア。
第4話(2月26日放送回)にて初登場。
力を得た当初は「私なんかが…」と変身を躊躇っていたが、聖あげはの言葉で「優しさこそが強さ」だと気付いた事で変身した。
プリズムというプリキュア名、そして変身者の本名からしても、モチーフは天にかかる「虹」である事が窺える。
イメージカラーは白とされており、そこにピンク主体な虹色の補色が入るという珍しいもの。実際、プリキュア・アップドラフト・シャイニング発動時の掛け声もスカイが「スカイブルー」に対しプリズムは「プリズムホワイト」である。
アニメージュ2023年3月号85頁では「キュアプリズムは空に浮かぶ雲のイメージから白メインだが、彩雲のイメージもある」とプロデューサーが明言している。
表現上白が使いづらい場合は薄いピンク色が使われており、ピンクがイメージカラーのキュアバタフライをマゼンタ寄りの濃いめの色合いにすることで区別している。
容姿
虹キュアの要素を持つこともあり、容姿に関しては情報量が多め。
エアリー感のあるデザインかつソラ/スカイの対になるガーリーな方向性でデザインされた。
一部を編み込みにした長いピンク色の髪の頭頂部にリボンを付けており、大きく広がった白いドレスが特徴的で、青とピンクのストライプで彩られている。手には白いロンググローブ、足元はピンクのフリルがついたシューズ風になっている。
スカートには右側にスリットが入っているが、そこから覗くのは生足ではなくインナースカート。その部分は群青の夜空に多彩色の星々が散りばめられたデザインとなっている。これにはましろが周りに活かされて自分の可能性に気付くキャラクターであることから、4人のプリキュアのカラーの配色とそれによって輝くという意図があったという。
インナースカートのフリル部分は黄色となっている。
変身中スカイミラージュの持ち方がスカイと異なり、人差し指と中指を上げており、そういう細い所からも二人の性格の差がわかるようになっている。
戦闘スタイル
両手から煌めく光弾を放つ事ができる。
光弾の名前は『オフィシャルコンプリートブック』ではプリズムボールとなっている。
通常の攻撃から決め技(浄化技)まで幅広く使えるこの攻撃をメインにしている。
サイズの調節や周囲への展開も可能で、小型のものを多数、または大型のものを少数に分ける等、撃ち方は自在。光弾と同程度以下のそれならランボーグが放つ飛び道具を相殺出来るエネルギー弾であると同時に、着弾した標的にも衝撃を与える物理攻撃でもある。
一見ただのグミ撃ちのように見えるが応用の幅は広く、相手に受け止めさせたところを「きらめけ!」の掛け声で炸裂させ閃光弾のような目くらましに使ったり、物理攻撃である性質を活かして一回限りの空中足場として利用したりと、攻撃以外への転用も可能。後者の場合は乗せたまま移動させることも可能だが、距離が離れる程小さくなっており射程には限界がある模様。
他人に飛び道具として渡すこともできる。
プリキュアらしく接近戦も披露しており遠近両立の万能型といえるが、攻撃に対応するスピードを要求されたり素早く動き回る相手には身軽なキュアスカイや飛べるキュアウィングと比較して明確に不利な描写があり、変身者のましろがさほど体力がないからかプリキュア・アップドラフト・シャイニングを長時間使用したり、相手の技と張り合った際にはスカイに比べると耐えきれてない描写もある。
膂力が求められる接近戦はやや苦手といえ基本はスカイらをサポートする遠距離戦がメインとなる。
ましろ自身が他のメンバーと異なり伸ばして得たい能力や素の特技ありきで発揮出来るような能力を始めは有さなかった(若しくは明言しなかった)事が却って、自らがプリキュアでなければ出来ないレベルで仲間達を補う役割を果たす事につながっているのかもしれない。
終盤でプリズムシャインを体得した事により、名実共に「優しい光」のプリキュアとなり、終盤で対峙した敵達との和解に大きな役目を果たした。
持ち技
頭上でエネルギーを凝縮させて作り出した巨大なプリズムボールを投げつける浄化技。命中するとハート形のエフェクトが飛ぶ。
第5話でプリズムショットの「ひろがる」がスカイパンチの真似というましろの発言や一部書籍で「ひ~ろ~が~る!」表記されることもあるので、後の同様の命名の技のことも考えると「ヒーローガール」の元は「ひろがる」の可能性がある。
第43話にて披露。強化した巨大なプリズムボールで上空から太陽の光のように照らす技。直接的な攻撃ではなく、アンダーグエナジーの闇を払う効果があり、プリキュアの浄化技(決め技)のなかでも、鎮静化の側面が大きい技とも言える。
シリーズ初
プリキュアシリーズでは、異世界人、妖精、アンドロイド、宇宙人、人魚といった種族がプリキュアに覚醒したが、実は異世界人と地球人の混血児がプリキュアに覚醒したのは、ましろが初である(前作にも異世界人と地球人の混血児が登場しているが、プリキュアではない)。
余談
変身完了のウィンクで、スカイとウィング、バタフライとマジェスティはそれぞれ同じ構図で左目を閉じているのに対して、唯一プリズムは独自のポーズで右目を閉じている。
第33話において、洗脳されたミノトンと対峙。絶体絶命の危機にマジェスティが『世界を救う究極の力』を開放しようとするも、プリズムの「エルちゃんを危険な目に遭わせたくない」「戦いに巻き込みたくない」という気持ちが余りにも強過ぎたが故に、真の力を発揮することが出来なかった。
関連イラスト
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関連タグ
ひろがるスカイ!プリキュア 白キュア 虹キュア ブルーチーム 桃髪翠眼
怒りのプリキュア:第23話において、シャララ隊長を素体にしたランボーグ「シャララボーグ」を浄化されてしまい、逃げ出そうとするバッタモンダーに「動かないで!1ミリでも動いたら絶対許さない!」と激怒!偶然にも第15話におけるスカイとほぼ同じ台詞だった。
キュアオアシス:凶悪な敵と心を通わせる役割が共通する0号キュア。
2号キュア
キュアスパイシー←キュアプリズム(→キュアロック)→キュアフレンディ
白キュア
キュアサマー←キュアプリズム