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ルールー・アムール

るーるーあむーる

『HUGっと!プリキュア』の登場人物・ルールーが使う偽名。
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「よろしくお願いします。 野乃はなさん」
CV:田村ゆかり

概要

アニメ『HUGっと!プリキュア』の敵組織であるクライアス社のアルバイト・ルールーが潜入活動に伴い、第13話以降使用する偽名。同話からはEDクレジットもこの名前で表記されている。英字綴りは「RURU AMOUR」。

実はアンドロイドではないかという疑惑が絶えないルールーだが、表向きは「外国人の留学生として野乃はなの家にホームステイ」という設定で人間として振る舞っている。
はな達の通うラヴェニール学園に編入し、教科書を完璧に暗記し、テニスも完璧にこなすという天才的な文武両道ぶりを発揮して周囲の注目を集める。
また、可憐な容姿によらず、テニスのショットでボールが割れたり、後述の通り石柱にパンチで亀裂を入れたり、はなを起こすためにベッドをはなごとひっくり返して文字通り叩き起こしたり、ハリハム・ハリーを『高い高い』する際に地球外へ放り上げたりという怪力の持ち主でもある。
自己紹介時に「効率が悪いので敬称は不要」として、他人には基本的に「ルールー」とファーストネームで呼び捨てさせている。

クライアス社勤務時とは異なり、三つ編みにして結い上げていた髪を下ろして二つ結びにし、服装も現代日本の女子中学生風に変えている。両耳のアクセサリーも外れており、雰囲気の異なった印象を与える。
制服は白いシャツに黒いカーディガン、紫のラインが入ったスカートと比較的シックな色合い。カーディガンの袖は余り気味
私服・制服ともにニーハイソックスを着用している。
無感情である彼女だが、潜入目的ということもあり感情があるような振る舞いは一応できる模様。はなとの初対面時には穏やかな笑みを浮かべている。
ただし下記にあるように、自分の中に存在しない感情というものをわざわざ演じる行為を非効率であると嫌っており、彼女の「感情の演技」は最低限に収まっている。そのため、結局は感情の起伏に乏しい人という印象を周囲に与えている。

登校準備をするルールーちゃん
ルールーちゃん私服


が、あくまでビジネスライクかそれ以下のやり取りしかないクライアス社では見られなかったはなたちの想いに触れていくうち、少しずつ何かが変わり始めているようだ(後述)。

人物

現代日本の一般人として生活する上で、必要最低限な常識は一応備えている。
もっとも、比較的穏やかな態度も所詮は付け焼刃程度に過ぎず、やはり人間的な情緒が根本的に欠けており、無機質で効率最重視。
効率を最優先するゆえに余興程度の些細な行動であっても非効率であると判断すれば「理解不能」としてばっさり切り捨てるが、そのような行動に対して不快感を抱いている訳でもなく、歓迎会に対する疑問を口にした後にはなが謝罪した際には「謝る必要もありません。わたしはわたしの意見を述べたまでですから……」と淡々とした口調で語っている。悪気そのものがそもそも存在していないが、自分に対する歓迎会における薄情な言動からほまれには苦言を呈され、周囲からも「感じ悪い」と言われたりも……。

複数の男子生徒から好意を一斉に寄せられるほどモテているものの、「付き合う」という意味がわからず「突き合う」と誤解して、柱に拳を打ち込んで半壊させる怪力を見せつけた(ほまれだけは妙だと疑念を抱いたが、はなとさあやからは「凄い子」の一言で片づけられている)。
ルールーとしても誰かと交際する発想自体がそもそもなかったが、結果としてそのパワーを目の当たりにした男子生徒たちは脅え逃げ去ってしまった。

調査対象としてはなのことは注意深くマークしている一方、それ以外の人物に対しては関心が無く、そのあまりに無機質な態度も相まって学園でも周りの生徒から距離を置かれ、彼女に接してくる人間は当初より大きく減ってしまった(本人によれば歓迎会の一件後80%減とのこと)。
しかし、ルールー自身は歓迎会での周りとの不和が原因であるとは推測したものの、根本的に何が問題だったのかは全く理解できておらず、かといってはなの調査に影響はないとして興味すら全く示さなかった。

ルールー
ルールーちゃん



潜入モード、起動

今までチャラリートパップルのサポートとしてプリキュアの分析を続けてきたルールー。しかしプリキュアはルールーの分析を常に超えた想定外なことばかり起こし続けてきた。
自分の分析が外れるのはデータが足りないからだと考えたルールーは、プリキュアたちの力の秘密を探るべく彼女たちに近づこうという計画を立てる。
特に第11話でメロディソードを生み出したキュアエールに注目したルールーは、プリキュアの出現場所と目撃情報などからキュアエールの変身者、すなわち野乃はなの家を突き止めた。
ただし、第14話の述懐によるとこの時点ではキュアアンジュキュアエトワールの正体や居場所はまだ特定できていない。

第12話終盤、パジャマパーティーではなが留守の間に野乃家に侵入、はなの母・すみれ洗脳じみた細工を施し「知り合いの娘」として認識させた(かつて記憶操作を施した先輩や妖精はいるが、彼女達と異なりルールーの場合は完全な故意)。

なお、はなが帰宅した際ルールーの侵入によって野乃家の鍵は開いていたが、はなは彼女との対面に驚きこそすれどルールーが家に上がっていたからだと不審がらなかった。
はながキュアエールと知っている為、はなに対して「お会いしたことありますよね」と発言しているが、ルールー自身は以前のびのび町に赴いた第9話はUFOに搭乗し、第11話ではパップルと共に遠くからチャラリートの監視っとはな達と顔を直接合わせていないので、ルールーがクライアス社の社員だとプリキュア側が気づく訳もない。
もっとも、ルールー本人としては皮肉でも牽制でもなかった模様。

ルールーちゃん
恐怖の訪問者



キュアエールの力の源を究明すべく開始した潜入生活だったが、ルールー自身の冷淡な対応によってはながどう接すれば良いのかわからずよそよそしくなってしまった途端、これ以上のスパイ活動は不可能と判断して見切りをつけ、「文房具を買いに行く」と嘯いて外出し、普段通りプリキュアの能力を分析した上で倒すべくオシマイダーを暴れさせる。
そんな中で、ルールーが騒ぎの巻き添えになっている可能性を危惧したキュアエールが必死に自分を探していることに疑問を抱き、静止空間を展開して対面する。
何故、自分を探しているのか。何故、そこまでするのか。
 
「ルールーが好きだから! それじゃ…駄目?」
 
その言葉に、ルールーの虚ろな瞳に光が一瞬宿る

家族になろうよ。ルールーが好きだから


 
即座に撤退し静止空間を解除した為、その会話は結局はな=エールに夢と思われ、特に言及されることは無かったが、戦闘終了後は皆の前に姿を現し、中止するつもりだった潜入調査の継続を決定。
しかし、ルールーの胸中には確かに奇妙な感覚が疼いており…。

はぐっと!
好きだから!



機械仕掛けの微笑み

はな達がお仕事体験で保育士を務めると知ると、それもプリキュアの力の解析に繋がると判断して同行する。
保育園ではさあやの目を盗んで彼女のテキストを超スピードで読破してインプット。それにより完璧なまでの仕事ぶりで赤ちゃんをあやし、テキスト内の栄養学の記載を「浅い」と評価したため、これまで知識に関して対等な相手がいなかったさあやから一方的にライバル視されることに。
因みに、テキストを読んでいる途中で一度はぐたんに邪魔をされた際は氷のような眼でじっと見つめていた。
 
赤ちゃん相手には無機質ながらも極めて常識的な対応をしていたが、何故かハリーに対しては成層圏外まで吹っ飛ばす『高い高い』を実行している(なお、はな達は唖然とした表情を浮かべてはいたがそれ以上突っ込まれることはなかった)。
全く自覚しておらず、さあやに指摘されて当惑していたが、赤ちゃんを「可愛い」と感じていたらしく、見ればわかるほど表情に出ていたらしい。
実は赤ちゃんをあやす時には微かな笑みを浮かべ、対抗心を剥き出しにしたさあやの「やりますわね」という言葉に対して「あなたも。フフフフ…」と会話していた。
それはまるで、心ある人間のように…。

心
ボセイノメバエ


 
一方でクライアス社としての本分を忘れた訳ではなく、クレーマーと2人の保育士からトゲパワワを感知すると、すぐさま本来の姿に戻りオシマイダーを発注。
陰から冷徹に戦況を観察し、プリキュアが園児たちの安全を気にするあまり戦いに集中できず追い込まれると、チャンスとすら思って勝利を確信する。
だが、オシマイダーの攻撃が園児たちに向いてしまった瞬間、ルールー・アムールの姿で飛び出し、一切の打算や計画性もなく、園児たちを守ってオシマイダーを制止してしまう
アンジュは何かに気づいた様子を見せたが、何も言及せず、ただ園児達の事をルールーに頼み、ルールーは黙って頷く。
言及されなかった事もあり、正体が露呈することはなかったものの、自らが生み出したオシマイダーを前に立ちはだかるという機械人形にあるまじき自己矛盾。
その非合理的な行動は、ルールーの中で何かが変わり始めていることの証でもあった。
そして、この一連の出来事は丁度居合わせたパップルによって目撃されている。
 

愛崎えみるとの出会い

卵の大安売りセールに誰も行けず、窮地に陥った野乃家の面々に自ら代理で買い物に行くことを申し出て、初めてのおつかいにでかけた矢先、 キュアえみ〜るに扮した 愛崎えみると遭遇。
新たなプリキュアと誤解し劇中で初めて冷や汗をかく衝撃を受け、アスパワワの数値から可能性はゼロではないと判断したが、えみるの素っ頓狂な言動によってすぐさま半信半疑に。
なお、カチューシャにはタイマーとアナウンス機能があり、視界に映るものはカメラアイで映像データとして知覚ソフトウェアに送り、詳細なデータを解析している(いわゆる『HUD』)事が発覚。また、一連の潜入生活は有給休暇中を取得し自主的に行っている事実も判明した。
 
付きまとってきたえみるは人助けをしようと張り切って空回りし続け、その予測不可能な奇行には流石に困惑していた。「この人は何なのですか……」
当のえみるも失態を自覚して落ち込んでいたが、その行動が結果的に人々に笑顔をもたらしているとあくまで冷静に事実を述べた途端えみるに慕われ、偽名である『ルールー・アムール』を美しい名前と評された際には戸惑いを覚えている。

その後、えみるの家に誘われ、彼女の部屋にある楽器に関心を抱き、そこで初めて『音楽』という存在を知る。彼女が奏でるギターの旋律と歌声に得体の知れない苦しみを感じ、しかし決して不快ではなく「もっと聴きたい…」と頬を染めて呟く。これがルールーと音楽との出逢いの瞬間だった。
また、女性がギターを弾くことを良しとしない愛崎正人のえみるの趣味を全否定する主張に対しては理路整然ながらも熱のこもった声で反論しており、彼が去った後もふくれっ面を晒しながら彼を批判。そして、感謝されたえみるから自分の言動が『怒り』に基づくものだと初めて認識した。

えルっと!
とある1日



プリキュア達の戦闘中に幼い子供を庇ったえみるに、ルールー自身も同様に保育園で赤ちゃんを守るために割って入った事があるからか自分も同じ事をしたと告げている。
そうしたやり取りにえみるはさらに感激し、「二人でプリキュアになりましょう!」と誘いを受けた。
ただしその称号はキュアらりるれルールー。そのイメージ像もえルっと!プリキュアという締まらないものであり、元々その気はないが即座にルールーは拒否。
はな達に関係を問われて「友達なのです」と称してくるえみるに「他人です」と返し、お互いそれを譲らず連呼する漫才めいたやり取りを繰り広げた。

だがその様子は、またしてもパップルに目撃されていて…。

ハグプリ15話
運命なのです!



バグの代償

はな達と過ごしていく中で様々な感情を学び得ていくルールーだが、それは同時にクライアス社に所属する『機械人形』として本来あってはならない不具合だった。
これまでの行動を見られていた不信感も手伝ったのか、本格的に進退が危うくなってきたパップルからプリキュアの変身アイテムを奪取するよう指示されてしまう。
上司からの命令とそれを拒もうとする理解不能な自分自身の中に存在する何かのせめぎ合いに葛藤するも、最終的には任務遂行を優先し、ハリーとの思わぬふれあいで動揺し注意力が散漫になっていたほまれから隙を突いてプリハートを盗み出すことに成功する。だが、「解析が優先」という建前でそれをパップルに渡すことはしなかった。
そしてパップルの目論見通り人数の欠けたプリキュアは大ピンチに陥り、その様を静観していた彼女は遂に…。

「私には助けられない。だから……行きなさい! プリキュア!!」

傷だらけになっていく仲間の危機に変身できないまま無茶を承知で立ち向かおうとするほまれの前に姿を現し、かつてないほど強い声をあげながら、持っていたプリハートをほまれに返却。
その結果ほまれは無事に変身を果たして、プリキュアは逆転勝利する。
しかし、全てが終わりエール達に事情を問い詰められるルールーを待ち受けていたのは、パップルによる「出来損ないの機械人形」という罵りと裏切り者に対する制裁だった。
エールを庇うように突き飛ばして何かを告げようとした瞬間、強烈な攻撃を浴びせられ全身がショートしながら機能停止。
崩れ落ちたルールーは微動だにせず、そのまま連れ去られてしまう…。

つらいよ
思わず動く



余談

名前のモチーフ

偽りのファミリーネーム「アムール(Amour)」はフランス語で「愛」という意味。
パップルに問われても「理解不能」と答えていた、機械人形のような彼女には最も無縁な感情の筈だが…?
偶然だが、東映の集団アクションドラマの古典である『キイハンター』のED曲になる主題歌・「非情のライセンス」にて出だしで「アムール」と出ている(作詞は佐藤純彌監督)。

シリーズ初の要素

最早プリキュアシリーズお馴染みとなった少年少女の敵構成員が素性を偽りプリキュアに接近という展開だが、今回のルールーはシリーズ初となる要素が多い。

例えば完全な敵対関係のままメイン主人公と同居する展開である。
「敵役がメイン主人公の家で同居」自体は前例が存在するが、前者は改心してからの同居であり、後者は素性を初対面で明かし友達になろうと接近している点で異なる。

ルールーちゃんVSちらし寿司!
おやすみなさい・・・
はなるー
ハグプリワンドロ 13話その2



またファーストネームが先に付く偽名を名乗る点もシリーズ初である。
ルールー・アムールは留学生という設定上西洋風の名となっているが、敵味方問わず(日本人にある名なのかは置いておいて)日本風の偽名を徹底していたプリキュアシリーズでは例を見なかったことである。

更に言えば、敵構成員としての姿と潜入時の姿の差異が髪型と服装を変えただけ、と変装レベルに留まっている点も挙げられる。
これまでのシリーズでは両者の姿に何らかの明確な差異があったが、基本的には本来の姿がプリキュア側に知られていたり、容姿に人外的な要素を持っているためである。
顔も知られず、見た目も一般人と大差無いルールーだからこそできた要素だろう(最も近い例で言えば、瞳のみが変化していた満と薫ぐらいだろうか)。

関連イラスト

メカ子
ルールー・アムール


ルール―ちゃん
ルールー


ルールー、しまむらへ行く
ルールーアムール



関連タグ

HUGっと!プリキュア ルールー
プリキュアの敵一覧

イース …一般人に成りすましてプリキュアに接近した敵少女キャラクター繋がり。加えて「HUGっと」側第13話のタイトルが「転校生はフレッシュ&ミステリアス!」。

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