概要
ぴかりが丘中学校在籍の中2で、愛乃めぐみの隣のクラスに所属する。
校内では1番頭が良く、スポーツも万能と評判の有名人であり、めぐみ・ゆうこも一目置いている。
紫髪のストレートロングヘアで、スポーツをする時等はポニテに纏めている。
相楽誠司が通っている空手道場「氷川道場」の師範の孫娘でもある。
第8話で初登場。序盤は単なるレギュラー脇役の1人という扱いであったが、第20話でキュアフォーチュンの変身者であることが判明し(ただし、プリキュアとしては既に第1話より早速登場していた)、以後はメインキャラに昇格した。
- 誕生日の日付は「いお(10)な(7)」の語呂に因んでいるが、これは後年となって追加設定されたものである。
- 実は本シリーズ放送当時、プリキュア4人には誕生日設定がなく、唯一めぐみのみ誕生日エピソードの第36話の放送日(10月12日)に因む形でファンが独自に祝う状態が続いていた。
- しかし、放送10周年イベント『10thファンミーティング』の朗読劇において、4人の公式設定誕生日が明かされた(めぐみの誕生日については上記の日付が正式採用され、ひめ・ゆうこはいおなと同様に語呂合わせの日付となった)。
容姿
夏服
藤色を基調とした半袖ブラウスに白いスカートを着用し、紫色のショートブーツを素足履きしている。
春秋服
青紫の長袖カーディガンの上着とちょうちょ結び紐付の薄い京紫色の長袖アンダーにねずみ色の半ズボンを着用し、紫色の靴を履いている。
劇場版(人形の国のバレリーナ以降の上映作品)
濃い紫のトップスに白のインナー、薄紫のミニスカートの出で立ちで、紫色のショートブーツを素足履きしている。
なお、TV本編におけるOPではいおなが私服として着ている。
性格
ストイックかつ頑固で、自分にも他人にも規律を求める性格。
また、1度思い込むとなかなかその考えを曲げないところがあり、厳しいことでも物事をハッキリいう所がある。
そのため、人と衝突しやすい。後述するひめとの確執もその性格が災いして中々解消されなかった。流石に本人もこの点が短所という自覚はある様子で、他人とは一定の距離を保った上で付合おうとする節がある。
それはいおなが気を遣っている結果なのであるが、残念ながら学校の同級生からは近寄り難い堅物と誤解されている。
しかし、人付合いが悪いという訳ではなく、礼節はきちんと整えており、彼女と実際に会話したことがある者達は人当りが良い性格と評価している。
この様に生真面目さが過ぎた性格がマイナスの面にも繋がりがちであるが、その性格は信念の硬さという長所にも繋がっている。また、自分の中で納得出来たのなら、自ら折れる程の潔さは持っている。
節約家
買い物時には安さにこだわって特売のスーパーや割引券などを駆使して少しでも出費を節約しようとしており、ひめより「けちんぼ!」とまでいわれてしまっている(この際ショックを受け、「『節約』といって」と少し怒って返していた)。
一方、学園祭ではひめのラムネサービスに対し、「それじゃ商売にならないでしょ」と受取りを拒否している。
つまり、実際の所はケチなのではなく、生真面目で無駄遣いを嫌い、合理的なものを求めている面があらわれているといった方が近いのであろう。
占い好き
趣味は占い。的中率が高いと知人達には評判の様子。
夏祭りで道場の催し物として占いテントを出した際には大仰な仮装をして「ぴかりが丘の母・ミスフォーチュン」と呼ばれる占い師を名乗った。意外とノリが良いのかもしれない。
恋愛観
今の所、好きな人はいない(らしい)が、「いつかは恋愛したい」といっていることから、憧れは人並みにはあるようだ。
恋人ができることについて「大切な人が出来こそ強くなれることもある」と、プリキュアにとっても有意義な事ととらえている。そのため、ブルーより告げられた「プリキュア恋愛禁止令」に対し、「納得出来ないルールには従わない」と真っ向から反論している。
これは逆説的にいえば「納得出来る理由があれば従う」ということでもあり、そして第27話では恋愛によりプリキュアの活動に支障が出て、それが世界の危機を招くというリスクがあることも理解し、あっさり禁止令にも賛同している。
このことから現在ではプリキュアとしての活動の方が大事であり、恋に関してはそのメリットとデメリットを天秤にかけて「有用性」で判断していることがうかがえる。
他人の恋路に関して中立的・現実的な見方はしているものの、恋に焦がれる人間の心の機微などはそこまで気にかけていない模様。
第32話では同級生・海藤裕哉から異性交遊を前提とした告白をストレートに受ける。
恋愛ごとについては否定はしないものの、「遠い将来のこと」として余り真剣に捉えてなかったいおなに「自分を異性として好きといってくれた」ということは彼女の世界観を大きく変える衝撃となり、これがイノセントフォーム覚醒のキッカケとなった。
これは、上述の「大切な人が出来るから強くなれることもある」という台詞を実現したということでもある。
ハピプリ加入後
従来メンバー3人にはツッコミ属性が薄かったため、ハピプリ加入後の常識人・苦労人+ツッコミ役ポジションにファン達から期待がかかっていた。
ただし、彼女も入り込むと周りが見えなくなる性格故、チームにツッコミ役がいなくなるという事態に…
また、ハピプリ加入後は日常生活でも明るく柔らかい雰囲気が出るようになり、男子からは要注目株としてチェックされている模様。
スペック
実家が空手道場ということもあり、黒帯を取得している実力者。
学業も優秀で成績は学年トップで、まさに文武両道である。
本作では成績学年最下位のプリキュアもいるため、チーム間格差は歴代で最も激しいといえる。
メンバーが料理をするストーリーが多い本作において唯一料理を行う描写がない。
家族構成
姉:氷川まりあ
祖父:氏名不明
前述の通り実家は氷川流空手道場。
姉のまりあもいおな同様プリキュアで、キュアテンダーの変身者である。
表向きは「海外留学中に行方不明」という扱いとなっているが、実際はプリキュアハンター・ファントムによって封印されていた。
祖父は氷川流空手道場の師範で、いおなはすでに祖父と互角に渡り合えるだけの実力を持つらしい。
両親は第39話でアメリカにいることが触れられているが劇中では最後まで未登場。SDの長峯達也氏によれば氷川流空手を広めるために世界各地を飛び回っており現在はアメリカにいるとのことである。
キュアフォーチュンの変身者として
正体バレまでの流れ
氷川いおなはキュアフォーチュンの変身前の正体であるが、それが判明したのは第19話。
第1話時点より「ぴかりが丘最強のプリキュア」「ぴかりが丘のヒーロー」として世間で高い知名度を誇っていたが、その正体は謎に包まれており、プリキュアを統括する神・ブルーでさえその正体を把握していなかった。
ただ、当該項目で解説している通り、その正体がいおなであることは勘が鋭い視聴者に対しては完全にバレバレであった。
第13話で宿敵・ファントムと戦うも歯が立たず追い詰められるが、偶然その場に居合わせたキュアラブリーと共闘することとなり、仲間と連携を取れば何倍も強くなれるということを身をもって体感した。
第19話でも偶然にチーム「ハピネスチャージプリキュア」の3人と共闘する流れになり、ちゃんと仲間と連携が取れれれば有利になると確信。
そしてが自らキュアフォーチュンであることを告白。愛乃めぐみ(キュアラブリー)・大森ゆうこ(キュアハニー)に(ひめ/キュアプリンセスを除いた)3人で新チームを組まないかと申し出ており、そこからめぐみ達と積極的に関わり始める。
他のキャラとの関係
白雪ひめ/キュアプリンセス
キュアフォーチュンは世間では「使命感と正義感が強く、それでいて心優しい」と憧れの的になっており、礼儀正しく仲間の大切さも知っている。が、そんな彼女が異常なまでに強い怒りをぶつける相手がいた。その対象は、こともあろうに同じプリキュアであるキュアプリンセスである。その怒りは本作の敵役で、姉のまりあを直接奪った幻影帝国以上のものではないかと視聴者の間では囁かれたこともあった。
ひめは「キュアフォーチュンの正体は氷川いおなであること」を本人が明かすまで知らなかったが、対するいおなは「キュアプリンセス=白雪ひめ」と初めから知っていた。さらに、いおなは「めぐみ=ラブリー」「ゆうこ=ハニー」であることや、誠司が協力者であることまで知っていた模様。
不仲の理由
ひめを嫌う理由として第20話でいおなの口から「プリンセスがアクシアの箱を開けたせいで世界が最悪に溢れ、姉・まりあがプリキュアとして選ばれてファントムに敗れた」ということが語られた。つまり、ひめはファントムに続くもう1人の復讐相手であった。
「箱を開けたのは白雪ひめ」というのは世間には知らされていない隠された事実なのだが、いおながどうやってそれを知ったのかは現状では不明。ただ、ひめが箱を開けた理由についてまではいおなも分かっていなかった。
秘密を暴露されたひめは「こんなことになるとは思っていなかった」と叫んでおり、悪意があってアクシアを開けたわけではない様子である。
だが当のひめは、第一話の頃からキュアフォーチュンから罵声を受けているのに、ただ涙目で黙りこくっていただけなのである。
箱を開けた件について一切の弁明をしようとしなかった。「私が悪かった」という謝罪も、「私は悪くない」という反論もせず、ただこの話題に触れることから逃げ続けた。
このことは、いおなのひめに対する不信感を増大させてしまった。
なぜひめがこの話をすること自体から逃げていたかというと、「フォーチュンからの更なる憎しみを恐れていた」ことと、「ようやくできた友人であるめぐみやゆうこから拒絶される」ことを恐れていたためだった。それゆえに、箱を開けたという事実からしてめぐみとゆうこにはひた隠しにしていた。
箱を開けた「事情」に関してはブルーとリボンは把握しており、正直に打ち明けた方がいいと諭したこともあるがひめは逃げ続けた。めぐみとゆうこが「アクシアの箱をあけたのは白雪ひめである」という事実を知ったのはいおなが暴露したからである。
無論、流石にひめ自身も責任を感じてはいたため、自分が世界に解き放った災厄を何とかしようとめぐみと出会う前からキュアプリンセスとして1人でサイアークと戦い続けて来た。
しかし、彼女はめぐみと出会う以前は1度もサイアークを倒したことがないばかりか、敵前逃亡が余りにも多く、いおなの怒りに火を注ぐだけに過ぎなかった。
彼女のこの行動はいおなが考える誇り高きプリキュア像からは余りにかけ離れており、不興を買ってしまっている。
特に、いおなが許し難いのは困難にぶつかったら即座に投げ出すひめの逃げ癖である。
彼女とチームを組んでもピンチとなったら仲間を見捨てて自分だけ逃走するではないかと疑っており、アクシアの箱の件を抜きとしてもそんな信用出来ない相手に後ろを預けることは出来ないと考えていたのだ。
第19 - 20話では「プリンセスを外したいチームを自分と新しく作ろう」とラブリー・ハニーに提案しているが、これはただ感情的な理由からではなく、ひめの態度や逃げの姿勢がチームに災難を招くと考えてるからである。実際、かなり初期の第8話時点から「プリンセスを信じていると、いつか災いが降り掛かる」と警告している(これに関しては後の第30話でそのフラグを回収することになる)。
さらに、第20話では「アクシアの箱を開けてしまったことを大切な仲間であるはずの2人に隠し続け、それをばらされて立場が危うくなったら逃げ出した」という状況を目の当たりにし、いおなのひめへの不信感は決定的にしてしまった。
和解
ひめは前述の様に秘密が明かされた後に度々逃走してしまっているため、それ以降2人は会話さえ出来ない状況が続いた。
その間はめぐみがいおなを「4人目のハピネスチャージプリキュア」として勧誘することで2人の和解を促していたが、ひめを信用出来ぬいおなはそれを拒否。再度1人で戦うことにした。
その決意が1人でファントムと戦うという危機的な状況を作り出してしまい、フォーチュンは変身アイテムを破壊され、封印1歩手前まで追い詰められてしまった。
皮肉なことにフォーチュンが「プリキュアとしての仲間なしで1人で戦っている」という深刻な状況であることに気付いた。しかも、最も彼女を不安視してその身を案じていたのはひめ…もといキュアプリンセスであった。
彼女はフォーチュン救出のためにプリキュア墓場に乗込んだ際、真っ先にファントムに先制攻撃を仕掛ける等、最も奮戦していた。
そのプリキュア墓場でひめは初めていおなと正面からまともなコミュニケーションを取った。
今までのことを謝罪し、プリカードを全部譲渡し、変身出来ないおなを守るため、逃げずにファントムに立ち向かった。
ひめの願いが自分と同じ性質(家族を救う)であることを知っていたいおなはひめが自分のために願いを手放したことに衝撃を受ける。
その姿に心揺さぶられたいおなはひめの謝罪を受入れ、自らも今までの言動を詫びた。
和解後(?)
一揃って無事帰還後、改めてめぐみよりハピネスチャージプリキュアへの参入を打診されるが、やはり断っている。
建前上は「私が入るとチームワークが乱れる」というものであったが、今までのひめに対する仕打ちや言動に対する後ろめたさがあるのは見え見えで、そんな彼女達の和解を目論むかの様に、リボンがパーティを提案し、ひめといおなに買い出し役が回って来た。
買い出しに向かう道中、気まずい雰囲気の中、姉・まりあ/キュアテンダーの話題となると彼女の自慢話となり、それが原因でひめは失言してしまい、一時的に気まずくなる(結婚式の時と異なり、自分が姉の自慢話をしたことが原因と分かっていたのか、いおなはひめを咎めなかったが)。
そして、商業施設において相変わらずの我が儘駄々っ子ぶりのひめとは対照的な、意外を通り越した衝撃的な姿を晒け出した(詳細は後述の第23話を参照)。
買い出し後の休憩でひめにアクシアの箱を開けた際の詳細を聞き、「自分の刺々しい態度が彼女を委縮させていた」と知って落ち込む。
確かにいおなはひめから「事情」を聞こうとする努力は一切せず、ただ怒りにまかせて罵倒するだけであった。それに反論する勇気がなかったひめは第21話でゆうこが指摘した通り、「良くないこと」なのは間違いないが、コミュニケーションを拒否していたという意味ではいおなも同罪といえるであろう。
いおなは己を棚上げして彼女を一方的に責めていたことを恥じて自己嫌悪に陥ったが、そんな彼女をやはりぐらさんが励まし、ひめとの和解に本格的に踏み出した。
和解後は「恋愛禁止」に対し、妙な意気投合を見せたり(第24話)、ひめに化粧して貰ったり(第30話)する等、かなり親密となっている。また、いおなはひめの姉の様な位置付けとなり、度々ひめの面倒を見たり、窘めたりする様になる。この辺りは、いおなが姉・まりあに愛されていたことが強く影響しているのかも知れない。
ひめもいおなに対してはかなり甘える姿を見せるようになり、同年齢の友人同士というよりも年齢差がある仲良し姉妹というイメージの方が近い。
ファントム
いおなは実の姉・氷川まりあ(キュアテンダー)をファントムに奪われ、彼女を助けるために戦っていることが語られている(先述のも含めるといわゆる二重復讐である)。
姉のプリチェンミラーを継承して変身しているフォーチュンにとって、ファントムは彼女がプリキュアとして戦う理由であり、同時に復讐すべき相手でもある。
そのため、彼女はファントムに激しい憎悪を抱いている。13話では単身で戦いを挑むも軽くあしらわれ敗れている。
対してファントムの方は、フォーチュンのことをプリキュアの一人程度にしか思っておらず、13話で初対決した際はフォーチュンの実力をある程度認めているが全力を出すこともなく撃退している。22話でフォーチュンを変身解除に追い込んだ時に彼女がキュアテンダーを倒した時に居合わせた少女だと気付いた。
第30話において、ぴかりが丘で再度フォーチュンと相まみえるが、シャイニングメイクドレッサーでパワーアップしたハピネスチャージプリキュアにより、帰還不能となるダメージを被った。
氷川まりあ/キュアテンダー
いおな/フォーチュンの姉であり、プリキュア墓場で多数のプリキュアであった少女達と共に鏡に封印されていた。
第13・20話等で彼女がファントムとの戦いに敗れ、封印されたことを示唆する描写が断片的にあったが、第22話で少しずつ、その時の詳細が明らかとなってきた。
ぴかりが丘でのテンダーとファントムの戦いの現場にいおなも居合わせ、それに巻き込まれそうとなった妹を庇って倒され、封印された。ミラーはこの時、運良くいおなが回収できたものと推測される。しかし、キュアテンダーが妹を庇って、封印されたとすれば、姉を封印されたことに関しては、直接の原因はひめではなく、いおな自身に当たる。
これは想像の域を出ないが、これまでのひめへの理不尽なまでの辛辣な態度や仕打ち、尋常でない程のファントムへの憎悪の向け方等は、「自分のせいで姉は倒された」という自責の念の裏返しでもあったと思われる。
第37話ラストで何とそのキュアテンダーが洗脳され、「幻影帝国の奥の手」として敵として登場。プリキュア・ハピネスビッグバーンを打破し、プリキュア同士の戦いの悲劇が起こる。
激戦の中、それでも姉を救いたいと思ういおなの強い気持ちがシャイニングメイクドレッサーに呼応し、新技「イノセントプリフィケーション」を覚醒させ、姉は洗脳から解放、いおなの下に生還したのである(詳細は「キュアテンダー・闇」を参照)。
だが、そのまりあは世界のプリキュアをファントムの脅威から守るため、ぴかりが丘より旅立つこととなり、日常を一緒に過ごせた時間は僅かであった。それでも、同じ空の下で姉が同じ目的で戦ってるということはそれ以降のいおなに汲めども尽きない勇気を与えている。
肉親・血縁者がプリキュアという例は『ハートキャッチプリキュア!』の花咲薫子(キュアフラワー/祖母)と花咲つぼみ(キュアブロッサム/孫)に継ぐ2例目。
実の姉妹が共にプリキュアというケースは初(厳密には姉妹とは言い難いがキュアムーンライト/ダークプリキュアというケースもある。また、同時期にモブキュアの中に双子と思しきローマのプリキュアが登場している)。
愛乃めぐみ/キュアラブリー
めぐみことキュアラブリーに対しては、「キュアプリンセスと組んでいる」ということから、当初は良い印象を持っておらず、共闘する気は毛頭ないという態度であった。
ただしいおなはめぐみのことを憎んではおらず、むしろ「キュアプリンセスに強引にコンビにされてしまった被害者」と考えていた。
これに対し、めぐみは持ち前のコミュ力からか、はたまたおおらかな性格からか、キュアフォーチュンのことは嫌っておらず、13話では厳しい態度を取られても親しく接しようとしていた。
13話でのファントムとの戦闘では、ピンチという状況もあるがめぐみの説得で共闘することとなり、即席の割には良い連携ができた。また19話ではこれまためぐみの言葉に押される形で共闘することになり、チームワークによって力を発揮することが出来た。
これがきっかけでいおなはめぐみ(とゆうこ)とのチーム結成を申し出るようになった。めぐみがいおなの心の一部を氷解させたことは確かである。
第20話でいおなはひめがアクシアの箱を開けたという秘密を暴露し、彼女は憎むべき元凶なので、とても仲間には出来ないと真正面から言い放った。それでもめぐみの態度は変わらず、いおなとしてはめぐみがこんなにひめを信頼出来る理由が理解出来なかった。
これは、プリキュアを過酷な運命と考えていたいおなとプリキュアとして世界を守ることに強い満足感を得ているめぐみとの立場の違いでもある。
めぐみは「プリキュアとして戦うこと」を不幸と考えないからプリキュアが戦わなくてはならない状況を作り出したひめの「罪」に対する考え方はいおなとは大きく異なるであろう。
もっとも、当のめぐみ本人はひめを友達であり、そしてプリキュアのパートナーとして大切としているため、「チームは組みたいけどひめも一緒」と告げており、いおなもひめも一緒に仲間にしようとしている。
このめぐみの姿勢は双方の気持ちを配慮していたとは到底言い難く、後日(第21話)、彼女が改めていおなに「ひめも含めて4人で戦おう」と申入れているが、即座に断られている。
チーム加入後はめぐみに対し、貴重なツッコミ役に回ることが多い模様。
大森ゆうこ/キュアハニー
ゆうこは18話辺りまでいおなとは一切接点がなかったが、共に「姉を持つ妹」という共通する立場もあり、仲間となってからは良き理解者となっている。
ブルー
上述の通り、いおなは「まりあがプリキュアとなったこと自体」を不幸と考えているため、プリキュアを作り出している彼にも余り良い感情は抱いていないのかもしれない。
しかし、ブルーがプリキュアを作り出さなければ幻影帝国の侵略は抑えられないことも頭では理解しているため、いおなはブルーに対しては、ひめに対する程の憎悪は見せないとは思われる。
実際、第13話で初めて対面した際は特に目立った感情の起伏はなく、普通に会話している。
なお、ブルーも彼女の姉・キュアテンダーが帝国の捕虜となり、その使命を無関係ないおなが継いだことには酷く心を痛めており、初めてその事実を知った第13話では「全ての不幸の原因は自分なのかもしれない」と苦悩していた。
第24話で恋愛禁止に反論したいおなの姿勢に驚きを隠していなかったが、特に厳しい態度を取る訳でもなく苦笑するだけであった。その後27話でいおながあっさり自分が間違っていたと謝ってきた際も驚いていた。
しかしその後いおなが裕也に告白されデートする流れになり、恋愛禁止を再確認された際は微笑んでいるだけで一切咎めなかった。
声優について
演じる戸松遥は本作でプリキュアシリーズ初出演。
当初のメインキャスト解禁情報ではキュアフォーチュン役で出演が告知されており、序盤のEDクレジットはキュアフォーチュン名義であった。
そしていおな自らが正体を明かした第19話以降、氷川いおな名義に変更された。
プリキュアシリーズでは声優を伏せているキャラクターがいる場合、その担当声優が他のキャラ名でクレジットできる場合は、正体を隠している方のキャラをクレジットしないパターンを取る事が多い。
第9話などではいおなは登場したがフォーチュンとしては未登場だったため、「戸松遥」という声優名が一切クレジットに表記されないという事態となったが、前年作『ドキドキ!プリキュア』でもマリー・アンジュ役の今井由香が第7話でクレジット無しであった前例がある。このことから、重大なネタバレに繋がる場合は声優クレジットを表示しない契約になっていたものと思われる。
第16話では、フォーチュンもいおなも登場しなかったにもかかわらずひめの妄想シーンに登場するインタビュアー役として戸松がクレジットされ、プリキュア役に抜擢された声優が他の役でクレジットされるという非常に珍しい例となった。
前年作よりもさらに以前の場合は「兼役キャラが登場していないため、声優名がクレジットできない」場合は、代わりに正体を隠しているキャラ名前を表記して、その声優名を「?」で表記していた。
ミルキィローズやキュアムーンライトは何回かそういうクレジットをされたことがある。しかし、この方法論では変身前のキャラはその回に登場していないということが容易に推測出来てしまっていた。
各話ネタ
TVシリーズ
■第1話
- キュアプリンセスがナマケルダとそのサイアークに圧倒され、止めを刺されそうになっていた所に割込んで撃破。プリカードを手に入れた。
- 立ち去る際、プリンセスに[**[[私はあなたを許さない>絶対に許さない]]、絶対によ!」ときつく言い放った。
■第8話
- 氷川いおなとして初登場。お祭りでの空手道場の催し物として「ミスフォーチュンのミステリーミラー占い」のテントを設営。だが「空手で占い?」とひめが怪訝な顔。
- もしや、空手と占いを組み合わせた全く新しい格闘技…? ラブプリブレスをもつ本作のプリキュアならばそれさえも実現可能ではあるが…。
- 実際の占いは、無数の鏡に「未来の可能性」を一つずつ映しだし、その中から最も確率の高いものを選ぶというなかなか本格的なものであった。
- めぐみとひめが二人の未来を占ってもらう。めぐみはいおなと面識はあったが、ひめは初対面。しかし、ひめがキュアプリンセスである事を知っていたいおなは彼女を見た時に険しい表情を浮かべた。
- いおなは占いの結果として「あなたたちの未来は最悪よ」と言い放つ。
- この後、祭りの会場にオレスキーが現れ、めぐみとひめはキュアラブリーとキュアプリンセスに変身。プリキュアとして連勝していたことに慢心していた二人はオレスキーの策略に嵌って倒されそうになる。「最悪の未来」が現実のものとなるところであったが、いおながプリキュアに変身して乱入してサイアークを浄化し、結果的に二人を助けることに。
- 戦いが終わった後、キュアラブリーに「プリンセスを信じていると、いつか災いが降りかかる」と不吉な予言を告げた。
■第9話
- 本編で初めて氷川道場での練習風景が描かれる。修行のためにやって来ためぐみ&ひめのことは相変わらず怪訝そうな表情で見詰めていた。
- 1人稽古時には妙に鬼気迫る表情で取組んでいたが、余程殴りたい相手がいたのか。
- サイアークが倒されて解放されたかずみに駆け寄り、「お互い自分を高めましょう」と優しく微笑む。前話といい、今話前半といい、厳しい面ばかりが強調されてきたいおなであるが、ようやく本来の優しい面を見せた。
- 今回、サイアークには道場の屋根に思いっきり穴をぶち空けられてしまっていた。前作では戦闘で建物等が破壊されても怪物を倒せば修復される描写があったが、今回はどうなんだろうか……。
■第12話
- テスト回。直接の登場は無いが、学校一頭が良い彼女が学年第1位と思われる。ちなみに、第2位は誠司であった。
- しかし、ひめが英語のテストで唯一満点をとり、必然的に英語だけはひめに負けたこととなる。アホの子と思われていたひめが学力優秀あったことでいおなの学力への追及が心配である。
■第13話
- ぴかり神社にで[キュアラブリー]]&ブルーがファントムと対峙していた所に乱入。この時にファントムとの確執がクローズアップされる。同時に実姉・キュアテンダーの存在が判明。
- だが、ファントムの圧倒的な戦闘力の前に太刀打ちできず、封印の危機に陥るが、ラブリーの再参戦でこれを脱する。しかし、憎きプリンセスの親友であるラブリーに対しても「余計な事をしないで!!」と拒絶するが、ラブリーの「ふたりはプリキュアなんだから!!」との熱い説得に心が揺れ動き、彼女と共闘してどうにかファントムを退ける事が出来た。
- 戦闘後、ラブリーにハグされそうになるが、フォーチュンはこれを避け、「一緒に戦うのは今回だけ」と発言したが、ラブリーから感謝される。これには見かねた相方・ぐらさんが代わりに礼を述べた。
- しかし、この時に1人で戦うよりも、チームを組んだ方が遥かに強くなれることは身に沁みて理解した模様。
■第16話
- ここ最近で大躍進を続けているチーム「ハピネスチャージプリキュア」の正体を探るため、「プリキュアウィークリー」の看板キャスター・増子美代が学校にまでやって来る。彼女の驚異的な推理でめぐみ・ゆうこ・ひめの3人が怪しまれてしまうが、「ぴかりが丘最強のプリキュア」として紹介されたことがあるキュアフォーチュンの正体にまでは気付けなかった模様。
■第17話
- 空手大会のために夜遅くまで1人稽古していた誠司の練習相手となる。
- 彼からは「珍しいな」といわれたため、学校のみならず、道場の仲間内でも孤立しがちな様子が窺える。
- いおなはそれに対し、「私はただ強くなりたいだけ」と別に誠司のためじゃないとツンな様子を見せる。
- 練習の時は誠司とも対等以上に張り合える程の腕を見せた。
■第18話
- ・姉まりあの親友幸・代の結婚式に参加。初めて私服姿が登場。彼女の口から姉は留学中に行方不明である事が判明した。
- ひめから「サムシングフォー」の内の1つである「借りたもの」を姉の代理で提供してくれるように頼まれたが不満顔。しかし、めぐみや誠司まで頭を下げて頼んだととから断れなくなった。
- 結婚式には姉・まりあのハンカチを持っていくことにした。そのハンカチを手にした際、決して他人には見せことがない悲しげな表情でつぶやく。「お姉ちゃんの分までお祝いして来るからね……」
- ひめに「早くお姉さんが見付かると良いね」と励まされるが、元々の姉の行方不明の原因は彼女であるため、彼女にきつく当たってしまう。
- 結婚式場で幸代&新郎の大輔がサイアーク化されたため、ハピプリの3人だけに任せておけないといおなも変身して加勢。
- この話でキュアプリンセスがマカダミアフラダンスにフォームチェンジし、「プリキュア・ハワイアンアロハロエ」を発動させた。これは敵のみならず、味方まで巻き込んで脱力させ、全員を踊り狂わせる驚異の技であるが、何故かフォーチュンのみ効いていないかった。「プリンセスの技になんか乗るものか!!」と深層心理でのひめに対する怒りの意思の強さが余程高いということだろうか? しかし、敵も味方も自分のパートナー妖精まで踊り狂う光景に呆気に取られて立往生していた。
- 戦闘終了後、再開された結婚式で幸代&大輔の門出を笑顔で祝福していた。
■第19話
- 冒頭でサイアークを倒した後、「ファントムを倒すためにはハピプリと協力した方が良い」とぐらさんに勧められたが断固拒否。
- 誠司に頼まれ、ゴン隊長率いるぴかりが丘商店街のサッカーチームに助っ人として加勢し、2ゴールを決める。
- ゴン隊長曰く「昔の僕にソックリ」。
- 試合中、ひめのことは無視したり、口論となったり、ボールの奪い合いとなったりして険悪な雰囲気となった。
- ひめに対しては「自分が得点を決めたいと考えてばかりでチームワークを理解してない、仲間と連携を取れなくては勝てない」として不満気。一方、ひめも「氷川さんは上から目線過ぎる」と不満を述べた。
- ゴン隊長がオレスキーによってサイアーク化され、ハピプリの3人が戦うが押されっぱなし。それを見かねたいおなもコッソリ変身して加勢。ラブリー達3人に「連携が全然取れていない」と苦言を述べるが、ラブリーから「なら、フォーチュンも含めた4人で連携して戦えばもっと有利となる」と返される。フォーチュンはその提案を拒むが、後ろを任せられる存在が出来たことで自分がいつも以上の力を発揮出来たことを感じ、認識を改めた様子。
- ゴン隊長が救われた後に試合は続行される。プリキュアの戦いを通じてチームワークとは何かをいおなも学んだ様で、連携が上手く働いて試合に勝利した。ただし、それでも相変わらずひめだけは無視して険悪な雰囲気は改善されなかった
- 得点王はいおなということとなったが、彼女は「これはチーム皆が連携をとって頑張ったから勝利出来だ」として、MVPは辞退した。
- めぐみ・ひめ・ゆうこ・誠司の4人が帰路の途についている所にいおながやって来る。今日の試合によりチームプレイの大切さについて学んだと明かし、4人の前でプリチェンミラーを取り出し、自ら正体を明かす。
- この時ラブリー・ハニーとチームを組みたいという意思を示したが、その場にいたひめを無視。ハピネスチャージプリキュアに加入するのではなく、2人を引き抜いてひめから引き離す意図を示唆した。これは勿論「キュアプリンセスとは一緒に戦えない」といういおなの意思の現れである。
■第20話
- 前回からの続きで、ゆうことめぐみの力を評価して勧誘するが、ひめに割り込まれて口論になる。めぐみからは「4人でプリキュアをやろう」といわれるが、いおなは「ひめが犯した過ちを許せない」と、彼女が仲間となる事を拒否した
- ひめが2人に秘密を教えていないことを知り、彼女がアクシアの封印を解いた事実と自分が彼女を許せない理由を語る。
- 耐え切れなくなって逃亡したひめを追い掛けようとするめぐみを「どうせまた逃げ出す、あの子にプリキュアとなる資格なんてなかったのよ」と、厳しい言葉で制止しようとする。チーム結成の返事は後日聞くこととしてその場は去った。
- 商店街に出現した2体のサイアークに追い詰められたラブリーを救出、休むように告げて1人戦おうとするが、彼女からはまだいけるから2人で戦おうといわれ、絶妙なコンビネーションでサイアークを撃退した。
- プリカードを輩出しそうなリボンの鼻をめぐみの誘いにより、2人でこちょこちょすることとなった。
- ラブリーから「私も貴女とチームを組みたい」と了承の返事を貰うが、それは「ひめも一緒に」というものであった。いおなの「ひめ抜きで新しいチームを結成する」という希望を受入れたのでなく、めぐみの方からいおなをハピネスチャージプリキュアの4人目の仲間として誘ったのである。
- そこに、ゆうこに元気付けられたひめがめぐみに自分の気持ちを伝えようとやってくる。だが、めぐみといおなの抜群のコンビネーションを目の当たりにした上に2人仲良くこちょこちょしている様子まで目撃してしまったひめは「もう2人は新チームを組んでしまったのでは!?」とネガティブモードに突入。さらに、めぐみが「大切な話がある」と切り出すと、ひめはそれを「ハピプリ解散宣告」と勘違いしてしまい、彼女が話し始める前に逃走してしまう。図らずもいおなの「どうせまた逃走する」という侮蔑を実証してしまった。
■第21話
- 道場に尋ねて来ためぐみから改めてハピネスチャージプリキュアに加入しないかと誘われるが、ひめと手を切るつもりがないと知り、「1人で戦って行く」という決意と態度を硬化させ、相方・ぐらさんの言葉にも耳を貸さなくなってしまう。
- この際、めぐみより「どうすればひめをプリキュアと認めるのか?」と詰問され、いおなは答えることが出来なかった。
- その後、ぴかりが丘にファントムが現れ、大量のサイアークを召喚。ハピネスチャージプリキュアの3人はそれに立ち向かうがフォーチュンはそれには合流せず、ただ1人でサイアーク達と戦った。サイアークを次々浄化しテイクが、流石に1人では限界がある様子で、余りの数の多さに苦戦を強いられる。
- 戦闘の最中に逃げるファントムを発見したフォーチュンは千載一遇のチャンスとしてそれを追撃。しかし、ファントムに一撃を与えようと突進した所に突如眼前に鏡が現れ、その中の異空間に吸込まれてしまう。実はファントムは逃げると見せかけて彼女を「プリキュア墓場」に閉じ込めるために誘導していた。
■第22話
- プリキュア墓場に転移させられたいおなはそこでファントムによって封印された姉・まりあの姿を目にする。怒りを爆発させたいおなはファントムに猛攻を仕掛けるも全ていなされ、遂には変身を解除させられ、プリチェンミラーをファントムに奪われてしまう。この時点でファントムはフォーチュンがテンダーと姉妹ということに気付く。
- ファントムによって目の前で変身用カードを燃やされ、絶望に暮れるいおな。止めを刺そうとしたその瞬間、キュアプリンセス達ハピネスチャージプリキュアが救援に駆け付ける。
- プリンセスはいおなに駆け寄り、これまで自分達が集めた全てのプリカードをいおなに託す。
- 彼女が自分の家族を救いたいためにカードを集めていることを知るいおなはその行為に驚愕する。いおなとひめは本質的に同じ目的意識でプリキュアになることを選んでおり、だからこそ「自分と違って情けない」ひめに嫌悪感があったのだから。
- しかしひめは言う。それを使って願いをかなえてほしい、姉を助けてあげてほしい。これで許されるわけではないけど、これしかできないと。
- それを見たいおなは、「あなたは世界を救うために彼らと戦っている。もう十分償っているわ」と呟く。恐らく、いおなは心のどこかでひめを責めても仕方がないということはわかっていたのだろう。
- ファントムの強大な力によってハピネスチャージプリキュアも窮地に陥る中、ぐらさんは語る。カードが全て揃った今、あらゆる願いを叶えるチャンスが得れたと。大いなる願いを使えば、姉を助けることも、憎むべきファントムを消し去ることも、ひいては幻影帝国を滅ぼすことも望めると。
- 「いおな、何を願う?」
- しかし、いおなは「そういう願いではどこかに不幸が残ってしまう」とそれらの願いは取下げる。なにより、彼女の今の願いは1つ。「友達を助けたい。そのためにプリキュアとなりたい」。
- 大いなる願いは彼女の願いを聞き入れ、いおなは遂に正真正銘の「愛」の力で戦うプリキュア、新たなキュアフォーチュンへと変身を果たす。
- そして、それまで憎しみで戦ってきたことを後悔し、今は世界のすべてを、自分に大切なものをくれた友達を守りたいと強く宣言する。同時にひめに、これまで気つく当たってきたことを謝罪。長い間続いた大きな蟠りをついに払拭した。
- 「滅ぶのが世界の運命なら、私が変えるわ!このキュアフォーチュンが、希望の星となって、不幸を打ち砕く!!」
- 愛によって新たな力を生み出したフォーチュンは、それまで手も足も出なかったファントムを逆に圧倒し、新技「プリキュアスターライトアセンション」によってついにファントムを退ける。だがそこに、幻影帝国の首領・クィーン・ミラージュが現れた。
■第23話
- 前回でファントムを倒せるまでパワーアップしたフォーチュンであるが、ミラージュの威圧感の前に何もできずにいた。衝撃波で肉塊とされる寸前にブルーの力でクロスミラールームに転移されて九死に一生を得る。
- その後、ブルースカイ王国大使館を初めて訪れ、テンダーが倒れた事情をブルーに話す。そこで改めてめぐみからハピプリ加入の誘いを受けるが、「自分が入ることでチームワークを乱したくない」と断る。その乱れる原因が、自分とひめの関係にあると自覚していた。
- この回、ひめのことを長い長い本名で律儀に呼んでいた。
- 大使館でのホームパーティーに誘われ、乗り気ではなかったが、めぐみ達に押されて参加することに。
- 待っている間、ゆうこから手渡されたハニーキャンディを舐めていたが、一緒に居間にいたひめとの間で気まずい空気になっていた。
- 買い物途中、リボンが出した姉の話題に喰い付き、彼女の良い所を自慢していた。
- ひめが薦める高級食材を扱う店に入るが、「高い」といって特売のスーパーへ移動。
- プリキュアスナックを買おうとするひめに対して「買わない」といったため、「けちんぼ!」と言われてしまった。これに対してショックを受け、少し取り乱しながら必死に「節約と言って欲しいわ」と反論するなど、これまでのクールなイメージが若干崩れる姿が見られた。
- ひめからアクシア開封の事情を聞く。今までの不仲の原因は彼女の話を聞こうともしなかった自分にもあると感じ、たまらずひ逃走した。ぐらさんからは「後は歩み寄るのみ」といわれた。
- ホッシーワ率いるサイアークの軍勢が侵攻してきたので変身し出動、序盤は優勢だったものの、卵爆弾で反撃され、攻撃がラップのバリアで防がれるなど徐々に劣勢になった上、2体目のサイアークの素早い動きの前に翻弄され追い詰められる。そこに自分を助けに来たキュアプリンセスが加勢。初めて2人で共闘する。
- 初のフォームチェンジ「パインアラビアン」を披露し、プリンセスの「マカダミアフラダンス」とコンボ技を決める。
- 助けに来てくれたひめに対し礼を言い、握手したことで2人のわだかまりは解消した。それに伴いり、めぐみから改めて勧誘を受け、とうとう承諾。彼女より連絡用キュアラインを渡され、、遂にハピプリに正式加入することとなった
■第24話
- 「私がハピネスチャージプリキュアに入ったからにはより強いチームとなる様に、ビシビシ鍛えるつもりよ!」
- 冒頭で突如上記を宣言し、仲間達を連れて強化合宿を敢行。場所は氷川道場が合宿で利用している柚が浜海岸のコテージを利用することとなった。
- 合宿のコテージでいおなにブルーが改めて「プリキュア恋愛禁止令」を教えるが…
- 「なぜ恋愛しちゃダメなんですか?」「大切な人を守るために強くなれる、そういう力もあるんではないでしょうか?」「私は納得出来ないルールは守りたくはありません!!」
- 作中で初めてこのルールに明確に反対意見を発したいおな。ブルーは「もしや君、もう恋人が…」と尋ねるが、いおなは慌てて否定。
- 「今そういう人はいないけど…… 将来は恋愛をしたいし! そのうち、可愛らしいお嫁さんにだって…とにかく私はそのルールに反対です!」
- そこに割込んでいたひめが「恋人はいなくても、好きな人くらいはいるんじゃないの?」と問い掛けたが、「おふざけばかりしてないの」と叱って答えはしなかった。
- 遊び気分でプリカードでお着替えした3人を一喝し、厳しい特訓を開始する。彼女が指定したのはイメージトレーニングで、ひめにはプリンセスボール強化のためにドッジボールを使ってエアサイアーク相手へのサーブの訓練、ゆうこにはハニーリボンを強化するために新体操のリボンでの訓練、そしてめぐみには「『ラブリービーム』強化のため、いかに美しい眼鏡を指で作れるか」という課題を命じた、いおな自身はひたすらタンバリンの特訓をすることに。
- イメージトレーニングなので外部から見ればごっこ遊びにしか見えず、誠司は「あれで特訓になるのか…?」と半ば呆れ顔。逆にブルーは「皆楽しそうだ」と安堵していた。
- ひめから5人になった際に決めポーズを先に考えないとと突っ込まれた際、叱るかと思いきや「ええ、素晴らしいポーズを皆で考えましょう!」と乗り気。どうやらプリキュアにとっては決めポーズは大切なものという考えは始めからあった模様。
- オレスキーが繰出したサイアークとの戦闘では上手く決めポーズを決め、「皆綺麗に揃っていた」と満足そうであった。ちなみに、戦闘では4人の訓練の成果が上手く生かされおり、ちゃんと意味あった特訓だったことが証明された。
- 「特訓の成果を見せてあげるわ!」と「あんみつこまち」のフォームを初披露?
- めぐみから「いおなちゃんのお陰だよ!」と褒められて照れ顔となるが、「明日もビシバシ鍛えるからね!」と慌てて誤魔化す。
■第25話
- 前回からの続きで熱を出してしまっためぐみを気遣う誠司をみて「ほんとに気が利く」「心配している」「めぐみに対して本当に優しい」と度々茶化す。この回の誠司の行動をみて、誠司がめぐみに好意をもっていると見抜いたようだ。
- コテージを訪れ、ブルーの話題で盛り上がっているりん・えれな・かな、れい・かすみ達に「病人の前で騒がない!」と一喝し、その場を収めようとするが、自分も思わずブルーを「神様」と呼んでしまった。
- 特訓を再開するが、本日訪れた5人も砂浜でランニングさせる
- りんから「相楽君って氷川さんのこと好きなんじゃ?」と疑われる
- りんが誠司に告白した後の場面、誠司が好きな子はめぐみとゆうこが告げた時にいつの間にか登場して「当たり前じゃない」といった。そのことに関し、ゆうこからめぐみには秘密にするように言われたが、本人がその直後突然登場した。
■第26話
- いおな提案の合宿が終了したが、「結構遊んでしまったため特別メニューの半分もできなかった」らしい。
- そのため、「駅までマラソン」を提案し、皆で駅まで走った…が、ひめだけはこの提案に不満げであった。
- 電車の中で疲れが出て眠ってしまうが、その際ゆうこと肩を寄せ合っていた。
- 眠っている途中でいなくなったひめ&誠司を探索。発見時に2人を襲っていたチョイアーク達を倒す。
- この回の出番は少なめであるが、駅弁を見てはしゃぐ可愛らしい一面も。
■第27話
- チームメンバーの夏休みの宿題を終わらせるべく、プリカードでいおな先生となって指導。しかし、めぐみ・ひめは苦戦していた。
- 昼食の準備をするとき、自分の部屋でもだえ苦しむひめをみてどうしたのかを訪ねるが、ひめが誠司のことを好きになったと告白したときに持っていたトレイを落とすほど呆気にとられた。
- 2人の相性を占ってみて、相性ばっちりという結論をだし、ひめがさらに悩んだ。
- ひめが誠司を好きになったことにより、チーム内で三角関係が生じるそこからプリキュアの活動に支障が生じることを危惧し、ブルーが「プリキュア恋愛禁止令を」述べた真意を理解。
- 第24話で生意気な反論をしたことは未熟であったたとしてブルーにひたすら謝罪するが、ひめが恋に落ちたかもしれないということを彼には黙っていたため、唐突な謝罪の理由が全く分からず、キョトン顔だった。
■第28話
- ゆうこが世界中のプリキュアを応援する活動をしていることを知り、「私達にも一言言ってくれればいいのに」と不満を漏らす。
- 喧嘩の末にアロアロを泣かせてしまったアロ~ハプリキュアの2人を見かねて「妖精を泣かせるプリキュアなんて最低よ!」とついカッとなってしまい、2人からは「日本のプリキュアは黙ってて!」と返され、ますます険悪な雰囲気に。相手の話を聞き入れず、ギスギスした関係になってしまっている2人の姿がかつての自分と重なったことに加え、姉を失ったいおなからすると、姉妹揃ってプリキュアになった彼女達が羨ましいのと同時に、それでいながら仲違いしている2人に腹立たしさを覚えたのだろう。
- そんな場を和ませるべく、ゆうこが用意した弁当を渋々といった様子で食べる。結果、そのおいしさに感激し、やたらと目をキラキラさせながら弁当にありついていた。
- 仲直りしたアロ~ハプリキュア達を襲撃してきたマダム・モメール率いるサイアーク達に応戦。マカダミアフラダンスで無力化したサイアークの1体をスターライトアセンションで撃破する。
- 無事に2人の仲違いを解決させたゆうこを見て、「ゆうこが世界で活躍している理由が良く分かった」と納得。その後、「私はこれからもずっとハピネスチャージプリキュアだよ」とほほ笑むゆうこにめぐみ、ひめ共々感激した様子であった。
■第29話
- 「アクシアの真の力を解放すればミラージュもろとも幻影帝国を倒せる」というブルーの説明を聞いて、今すぐその力を使おうと提言するも、「ミラージュを倒すとブルーが不幸になる」というめぐみと意見が衝突する。
- 誰か一人を不幸にしてみんなを幸せにするようなことはよくないと理想論を語るめぐみに対し、いおなはプリキュア墓場に眠るすべてのプリキュアの無念の気持ちを代弁する形でめぐみに対して叫ぶ。
- 「その不幸を作り出しているのはクイーンミラージュよ! もう甘いこと言っていられないの!」
- ブルーのためと思っためぐみの発言が今度は幻影帝国に姉を奪われたいおなの不幸を肯定したこととなっている矛盾。めぐみは何も反論出来ずに押し黙ってしまう。その場はそこで解散となってしまったが、逆にいおながめぐみを傷付けてしまったと深く落ち込んでしまった。
- 川辺で1人溜息をついている所にゆうこから「いおなちゃんがああいってくれてよかったと思っている」と、誰にでも意見できるところを褒められて立ち直る。誰よりもめぐみの味方でいようとするが故にめぐみに否定的な意見は言わないゆうこにとっては、いおなの言葉はめぐみには伝えられない自分の本音でもあったのであった。
- この対話後、ゆうこと握手する。今までの話の描写では2人は既に打ち解けていたようであるが、2人が絆を深めるシーンは今回が初めてである。
- 翌日、ブルーも含めた皆に自分の本音を改めて話す。いおなは「幻影帝国やミラージュは倒すべき敵だと考えてる」としつつも、それはあくまで「世界を取り戻す」という目的のためであって、「誰かをやっつけたいわけじゃない」と語った。
- そのうえで、「たとえ世界が平和になっても姉が戻ってきても、どこかに不幸が残ってしまってはダメだと思う」と、めぐみの気持ちにも理解を示し、「もしみんなが幸せになれる方法があるなら、私はみんなでそれを考えたい」と結ぶ。
- いおなの本気の気持ちを汲んだブルーは、今まで隠し続けていた自分とミラージュの因縁を告白。それを聞いたみんなは協議し、「幻影帝国に乗り込んでミラージュの本音を聞き出そう」と、ミラージュを倒すのではなく力づくでも話し合いの場に引きずり出すためにやはりアクシアの力を解放させようというチーム方針になった。「話を聞かずに一方的に倒すとかもよくないと思いますし」といおなも賛同。
- いおなのこの場での一連の言動はすべて「ひめを逆恨みし、姉の復讐に囚われていた頃の自分」に対する自省も兼ねているようでもある。
- アクシア解放の儀式を行っている最中に襲撃してきたオレスキートリオとの戦闘になり、オレスキーと対峙。本気を出した幹部たちにてこずるが、シャイニングメイクドレッサーの力とラブリーのフォームチェンジ技で動きが止まったところに、フルパワーのスターライトアセンションを放って3人まとめて命中させる。
- 幸福感に包まれながら三人が昇天されるその瞬間、ディープミラーの幻影が登場。トリオに対し怒りと憎しみを増幅させる教唆を行う。「愛は幻、幸福は一瞬」の矜持を思い出したトリオは、自らを満たす幸福感をあえて跳ねのけ拒否したことで浄化は未遂に終わる。いおなは「さすが幹部」と解釈したが、彼らの裏に潜む黒幕的存在には気付いていないようだった。
■第30話
- シャイニングメイクドレッサーの使い方がわからなかったので鏡代わりに使用。プリカードでドレスをまとい、ひめにメイクをしてもらってオシャレを楽しんでいた。
- アンラブリーと交戦中のラブリーのもとに駆けつけるが、アンラブリーの正体がぐらさんによってファントムだとわかると、因縁あるフォーチュンはすぐに攻撃を仕掛ける。しかしアンラブリーの力の前には通用せず返り討ちに遭う。
- アンラブリーの口撃によって心が折れ意気消沈しているラブリーを「ラブリーはどんな時でもあきらめないで誰かのために頑張ればいい」と励ます。
- ぴかりが丘を破壊しようと空中にとんだアンラブリーを追い、アンラブリーの放った攻撃を相殺してラブリーによる攻撃を援護する。
■第31話
- 前話で仲間たちから信頼の言葉を受けた嬉しさでニヤニヤしっぱなしなめぐみに対し、「こういう時こそ気を引き締めて」と真面目に忠告しようとしたところ、「私のことを思って厳しく言ってくれてるんだよね」とめぐみが妙にハピネスな方向に解釈し、抱き付かれてもみくちゃにされる。
- 因縁のあるファントムが前回の戦いで傷つき弱っているとはいえ大使館にいるということに不安を覚えるいおな。一人看病しにいくゆうこを陰から見守る。
- ひめの次に部屋をのぞきこんだところ、ゆうこが額合わせでファントムの熱を測っている場面がキスシーンに見えてしまい慌てるが、勘違いだと気付いて平常を装う。
- ファントムにゆうこがした「昔好きだった子」の話に聞き入り、「そういう相手ほど心配になる」「愛のなせるワザ」とところどころ感嘆するが、実はその子は犬だった。しかしゆうこがその犬(デビット)に愛情を注いだ日々の話に感激し涙ぐんでいた。
- 覗きこんだことがばれ、ファントムから警戒されるが、「ゆうこの気持ちを汚すような真似はしない」と、大使館にいる間は危害を加えないと告げた。
- しかし、「その甘さが命取りになる、お前の姉のように」とファントムが言い返してきたため、さすがに険しい表情になった。
■第32話
- 「イノセントな思い」が高まればシャイニングドレッサーが真の力を得れるということで仲間たちが自分なりの「イノセントっぽさ」をポージングしながら注入。あきらかにおかしな光景にいおなが突っ込む。
- めぐみから「いおなちゃんもやってみてよ」と言われて自分なりの「イノセントっぽさ」をイメージしてみると、妙にかわいらしいポーズになってしまい、普段とのギャップから仲間たちからからかわれて赤面。
- 翌日、別のクラスの海藤裕哉から「お前のことが好きだ。付き合ってくれ」とストレートな告白を受ける。
- 突然のことに返事ができなかったが、裕哉の方も特に返事を急かせることはせずその場はそこで別れた。大使館では仲間たちは無責任にはやしたてるが、いおな自身はこういう経験は初めてなのでどう対応すればいいかわからない。第一、海藤裕哉という少年のことはまだそこまでよくは知らないのだし。彼はいおなのことを前から気になっていたとはいうのだが……
- ならば、まずは相手のことをよく知るためにデートでもしてみればどうかという流れに仲間たちがもっていった。いおなはプリキュア恋愛禁止令のことを持ち出してそれに反対したが、今回に限ってはブルーは笑っていおなのことを見守るだけで、いおなも仲間たちの勢いに飲まれてしまうことになった。さすがに二人きりでデートというのはやりにくかったので、誠司も含めた仲間たちも含めてみんなで動物園に遊びに行こうという話で落ち着く(裕哉は誠司とは友人同士)
- デートの最中では裕哉は「女の子慣れ」してるようなスマートな雰囲気を見せていて、いおなもそういうタイプの人なのかなとちょっと思っていたのだが、彼のリードもあってデート自体はわりと楽しめた様子である。
- 休憩中にふたりっきりになったときに、意外な本音が吐露される。実は裕哉も相当緊張していて「女慣れしている自分」を必死に演じていただけだったのだ。
- 裕哉は純粋に、最近になっていおなが明るくなったことに惹かれていたため、そんないおなの笑顔を引き出したいだけった。自分の気持ちを押し付けた形になった告白には謝罪して、今日はいおなの笑顔が見られたからそれで救われたといおなに感謝の言葉を述べる。
- 自分の本音を語った裕哉に対して、いおなも「告白の返事」をちゃんとしないといけないとは思ったが、どうしてもその勇気を持てず、「飲み物を買ってくる」とその場から逃げ出してしまった。しかし、いおなが離れた間に恋愛を憎むナマケルダが現れて裕哉はサイアークにされてしまう。
- ソフトクリームを買ってきて戻ってきたいおなはその場面を目の当りにしてショックを受けるも、駆け付けた仲間たちとともの裕哉を救うべく変身。
- 恋愛絡みの件でナマケルダが作り出すサイアークはやはり強敵でキュアフォーチュンは打撃を受けて地面に倒れ伏す。ナマケルダは「恋などしても、こんな風に振り回されるだけ」と勝利宣言。
- いおなは裕哉を助けられない自分の無力を痛感しつつ、それでも「自分を好きになってくれた」という気持ちを踏みにじるナマケルダを許せず、裕哉を助けたいと願う。
- 「海藤くんが話してくれたこと嬉しかった。なのに逃げたりしてごめんなさい。気持ちはちゃんと受け止めました。でも、恋とか付き合うとかまだわからないの。だけど、わたしのことを見ていてくれて嬉しかった。わたしも海藤くんのことが大切です……!」
- 裕哉が鏡に封印されて聞こえるわけはない。しかしいおなはケジメとして自分の偽らざる本音を鏡の中に裕哉に向かってつぶやく。そして決意とともに言い放った。「あなたを、守ってみせる!」
- その曇りなき思いこそ、いおなにとってのイノセントな愛。シャイニングドレッサ-はいおなを認め、キュアフォーチュンはイノセントフォームへとパワーアップ。新技「プリキュア・エメラルドイリュージョン」でサイアークを宝石の中に閉じ込め、それを合体技「ハピネスビッグバーン」で浄化した。
- 戦闘が終わったあと、いおなは改めて裕哉にちゃんと言葉を伝えようとするが、裕哉の方から止められる。「いいんだ、お前の気持ちはわかってる、俺、いつまでも待ってるから」
- はたして、封印されていたときのいおなの告白が聞こえていたのか、それともただの格好つけなのか……? まだまだ恋愛といえるものではないが、彼の存在がいおなの乙女心に大きな変化をもたらしたのは間違いないだろう。
■第33話
- 前回イノセントフォームになったことで、めぐみに羨ましがられ、「イノセントな気持ち」の出し方を聞かれる。しかし「気が付いたらドレッサーが反応していた」としか答えられなかった
- めぐみが作ったロケットクッキーを、ひめとゆうこが味見して舌鼓を打っている傍らで「あの~、私の分は?」と尋ねた。
- 単独でサイアークに立ち向かっているラブリーのもとに駆けつけ、突進してくるサイアークを波動券の構えで殴って撃退。イノセントフォームになってサイアークの動きを止めて勝利につなげた。
■第34話
- 文化祭の前日、他のメンバーとはクラスが違うため自分のクラスの出し物である占い館の準備をする。
- そこで「初めての文化祭なのに全然役に立ってない」と悩めるひめを占い、「大吉」という結果を伝える。実際、その占い通りにひめは活躍した。
- ※ブルーから「仲間内の連絡のみに使って欲しい」と渡されたはずだが、誠司もクラスメイトにキュアラインを見せている。
- 文化祭当日、サイアークを撃退した後にめぐみ達のクラスを訪れる。そこでひめから売り物のラムネをサービスされるが「それじゃ商売にならない」といって断ろうとする。
■第35話
- おおもりご飯のお弁当配達を「いいトレーニングになりそう」といい、体育会系のノリで手伝う。
- 戦闘では鳥型サイアークにフォーチュンスターバーストを仕掛けるも音波攻撃で無効化れ、逆に倒されてしまう。
■第36話
- めぐみの誕生日パーティー当日、めぐみの両親の「めぐみがお世話になってます」との言葉に「めぐみのお世話をしてます」とボケたひめにグーでツッコミ。
■第37話
- めぐみのブルーに対する気持ちについて「恋愛の好きより、親戚のお兄さんが好きって感じ」と評価。
- 戦闘でオレスキーの繰り出すサイアークを倒し、オレスキーも浄化寸前だったところに幻影帝国の新たな幹部が登場しそれを防止。その新幹部の姿がキュアテンダーが闇化した姿だったので、いおなは「お姉ちゃん」と驚きを隠せなかった。
■第38話
- 突如現れた姉は自らを「ミラージュの僕(しもべ)」と名乗る。いおなは彼女に「何があったのか」と必死に問い掛けるが、彼女は聞く耳を持たずに明確な殺意を持って攻撃して来た。
- そこに幻影のクイーンミラージュが現れ、姉を洗脳した経緯を語る(詳細は「キュアテンダー・闇」を参照)。彼女に対し、妹を優先して攻撃する様に指令を出すミラージュ。仲良し姉妹がプリキュア同士の戦いで傷付け合うという不幸を『ハピプリ』メンバー及びブルーに見せ付けられることに歓喜の笑みを浮かべた。
- 心が折れ、戦うことも出来なくったフォーチュン。しかし、姉の猛攻をブルー・ラブリーが身を挺して守った。自らが傷付くことも厭わずに自分を守ったその姿はかつての姉の姿と被る。彼女は姉の仲間達のその様な姿を見るうちに抹消されていた過去の記憶をフラッシュバックするかの如く思い出す。
- しかし、ミラージュは彼女にテレパスを送って洗脳効果をさらに強化、徐々に自我を闇に塗り潰して行く。だが、フォーチュンは姉にまだ優しい心が残っていることを信じ、止めを刺そうとする彼女の前に敢えて無抵抗で立ち塞がった。
- 「大好きだよ。お姉ちゃん」
- テンダーは妹に止めをさすべく闇の剣を振り下ろそうとするが、どうしても最後まで振り下ろせない。無意識レベルで体が拒絶反応を示しているのである。ミラージュはとどめをさすように強く命令し、洗脳の効果に逆らえないテンダーは、動かないに身体を無理して動かそうとして激しい苦しみにさいなまれる。
- フォーチュンはそんな姉を優しく抱き締め、「ずっと私を守ってくれてありがとう」と感謝を述べる。その言葉にテンダーは遂に封じられていた記憶を思い出す。彼女の言葉と思いは確かに姉に届いたのである。
- そんなハッピーエンドを断固として認めないミラージュが必死にテンダーの心に悪の囁きを与え、再洗脳試みる。再度苦しみ出すテンダー、「折角思いが届いたのにここまでなのか」とフォーチュンは自らの無力を噛みしめながら全力でこの現実を否定するかの如く激昂する。
- それは自分の1番大切な実姉を助けたいというただ純粋な思い。プリキュアとしての使命感よりも上位におかれるいおなの本音。その強い思いを「新たなイノセントな思い」と認めたシャイニングメイクドレッサーはプリキュア達にこの現状を打破するための奇跡の力「イノセントプリフィケーション」を与えた。
- プリキュア達の思いを歌にのせて相手の心に直接送り込むその絶大な力はテンダーより闇の影響を完全浄化し、氷川まりあ本来の姿・心を取り戻させた。むせび泣きながら喜びの笑顔を見せて抱き合う姉妹に仲間達もハピネスを貰った模様。
■第39話
- 久し振りに姉と過ごし、彼女の方のメンバー加入を疑わなかったいおな。しかし、帰り道で両親が滞在する米国に旅立つことを告げられ、その発言を受入れられずに先に帰ってしまう。
- 姉を引き留めるべく、夜の氷川空手道場で「私が勝利したら一緒にプリキュアして!」という空手の真剣勝負を挑む。
- しかし、勝負は顔面に正拳を寸止めされて完敗に終わったものの、昔より強くなったことは認められた。
- 姉からの条件である「30分のマッサージ」を行いつつ2人で会話。彼女の決意を受け入れた。
- 翌日、米国に旅立つ姉を見送るいおな。しかし、別れの場面となった所でホッシーワがサイアークを召喚している現場に遭遇。姉に代わってぴかりが丘の平和を守る決意を示すべく出動。
- 仲間達が駆け付けたこともあり、サイアークを見事撃退。『ハピプリ』メンバーの強さを見たまりあは安心して旅立った。
- 姉が旅立ったことで寂しさを感じていたが、「ぴかりが丘の平和を守る」という自分達がなすべきことを再確認し、仲間達に食後の腕立て伏せトレーニングを課した。
■第40話
- 学校で海藤裕哉から借りていた本を返却した時に良い雰囲気となる。
- その雰囲気をひめ達から茶化されるも必死に否定。
- 休日、「一緒にトレーニングでも…」という理由で大使館を訪れ、感激したひめに抱き付かれる
- 皆でピクニックに出掛けている所に突如オレスキートリオが襲来、サイアーク軍団を召喚したため、応戦。フォーチュンは主に射程が広範囲に及ぶ技で一網打尽にした。
■第41話
- 幻影帝国との決戦に向け、クロスミラールームより幻影帝国が占領するブルースカイ王国に直行。
- 途中で謎の霧が立ち込め仲間とはぐれてしまう。そしてハニーが単独でファントムと出くわし、一騎打ちの決闘に入っていた。
- 仲間達と共にボロボロ状態となったハニーの元に駆け付けた際、ファントムはディープミラーに洗脳され、暴走状態となっていた。
- 戦意みなぎる眼差しでファントムの前に立ちふさがるフォーチュン。ファントムを救いたがっていたハニーはいやな予感しかしない表情で慌てるが、ぐらさんが大丈夫とハニーを制止した。
- 「かつて私は、ただひたすらあなたを倒す強さを求めていた。あなたも大切な誰かのために苦しみ、ずっと一人で闇の中で彷徨っていた。今は私もハニーと同じ気持ち。あなたを包む闇を打ち払う!」
- フォーチュンは曇りなき心で暴走するファントムと相対し、エメラルドイリュージョンで拘束してイノセントプリフィケーションでの浄化につなげた。
- ミラージュのために強さを求め続けブルーをすべての元凶として憎悪することに生きる意味を見出していたファントムの姿は、姉のために強さを求め続け白雪ひめをすべての元凶として憎悪することに生きる意味を見出していた氷川いおながたどっていたかもしれない未来でもある。そんな自分が今は救われてるのだから、ファントムだって救われてしかるべきだ。この境地に至り、いおなはファントムへの憎悪の呪縛から真に解放されたのである。
■第42話
- クイーンミラージュの居城に突入。ミラージュがいる謁見室に向かう中で部下・オレスキートリオ達に足止めされ、プリンスセス・ハニー・フォーチュンの3人がトリオを足止めする役目を担い、ラブリ・とブルー・妖精達は先に進む。
- 三幹部と戦いの中で3人は分断され、フォーチュンはオレスキーとサシ(1VS1)で決闘する構図に。
- ここに正々堂々の正々堂々の決闘を望むオレスキーに対し、フォーチュンも「望む所よ。全力でお相手するわ」と搦め手なしのガチンコ勝負が始まる。
- 最終決戦を覚悟して本気を出したオレスキーはかなり手強く、フォーチュンは押される。オレスキーはプリキュアはチームワークで強くなる等といっているが、今回の様に1人で戦ったら結局この程度と大言壮語する。
- 「『本当の強さ』とは他人に頼らない自分だけの力のこと」と高笑いするオレスキーに、フォーチュンはかつての自分の姿を被せながら反論。
- 「自分の力を信じて生きることは確かに大切なことよ。でも1人の力には限界がある。皆と力を合わせれば自分でも信じられない程強くなれるの!」
- その言葉を証明するために「イノセントフォーム」に変身。今はそれぞれ別々に戦っている仲間との絆を信じる彼女の「心からの思い」はその力を無限に高める。
- 怒り出したオレスキーがさらなる一撃を加えるが、最早状況は逆転。圧倒的な力でオレスキーをねじ伏せるフォーチュン。真剣勝負による敗北により、オレスキーは彼女が放った「エメラルドイリュージョン」を素直に受入れ、浄化されることとなった。
- 「オレスキー、あなたは本当に強かった。尊敬に値する程ね……」
■第43話
- ミラージュの戦いでラブリーが窮地に陥った所に駆け付け、逆転勝利に繋げた。
■第44話
- 女子だけのパジャマパーティで「自分で『恋愛禁止』とかいっておきながら……」とミラージュとカップリング成立したブルーへの不満を吐露した。
- ちなみに、先週放映された第44話予告で幻影帝国崩壊に伴い、フォーチュンが姉と抱き合って泣いているシーンがあったが、何故かそのシーンはカットされていた。
■第45話
- おおもりご飯でクリスマスパーティーを開催。
- ブルー・ミラージュ・妖精達にプレゼントを買おうという流れの中でゆうこが何と商品券1万円分を取出す。ドーナツを食べに行こうと目を輝かせるひめであったが、いおなはそれを大声で制する。
- 「お待ちなさい! 商品券は1万円分。5人にプレゼントするとして1人当たり2,000円。この年末セール時、2,000円をどう有効に使うか…… 私達のセンスとやりくり上手さが問われるわ。心して取り掛かるのよ!」「ドーナツは?」「後回し!」
- この世の一大事かの様にものすごい勢いで語りだすいおなにひめも黙りこくる。ゆうこは「いおなちゃん、しっかり者の御嫁さんになるわね」と感心しきりであった。
■第46話
- 仲間達と共に戦意を失いかけてサイアークにやられかけた途端、姉・キュアテンダーが乱入。九死に一生を得た。
- 姉の叱咤激励を受けて立ち直り、テンダーとの姉妹合体技でサイアークを攻撃した。
■第47話
- ラブリーが闇堕ちしてしまったダーク誠司のバリアを破壊するための隙を作るため、他の3人と共に彼の足止めを行う。
- この時、フォーチュンはかつて誠司が氷川道場の門を初めて叩いた時の日のことを回想するが、その際非常に貴重な幼少時の姿が映っていた
■第48話
■第49話(最終話)
- ブリーの最終フォーム「フォーエバーラブリー」の活躍によって全世界に平和が戻り、再度日常に戻る。めぐみがその喜びを仲間達とこころの歌の合唱で表現するが、他の皆がノリノリなのに対し、いおなのパートのみ照れが入ってガチガチ。でもめぐみのノリに付き合う様になっただけいおなも丸くなったかな…?
- 惑星レッドの復興のために地球を去ったブルーから託された「愛の結晶」をどう使うかをみんなで話し合い。仲間達が割とテキトーなのに比べて、いおなは「何かあったときのため」とさすがに常識的な答え。
- 戦い終わって、ひめがブルースカイ王国に帰国するかもといおなは考えていたようだが、ひめは「両親からもせっつかれているが、まだ帰る気はない」ということ。そのワガママをたしなめるかと思いきや、いおなは意外な安堵の表情。すかさずひめは「も〜 そんなにあたしのこと好きなの〜?」とからかうが、いおなはこれまた意外にもしどろもどろになって冷静に切り返せない。
- 結局説教モードに入って楽しそうに逃げるひめを追う。第1話のときの二人の姿からはとても想像できない光景だろう。1年を通じてみんな多くの成長があったが、もっとも大きく変化したのはいおなかも知れない。
特別出演(ゲスト出演)
■『HUGっと!プリキュア』第36・37話
- 第36話ではドクター・トラウムの発明によって街中が時間停止状態になり、めぐみ達もろ共も動けなくなってしまう。
- 第37話では時間停止状態より復活し、Bパートにおける戦闘でキュアミューズ・キュアトゥインクル・キュアエトワールと共に見事な連携で多数のオシマイダーを撃破した。ちなみに、同話ではキュアエトワールを含むキュアフェリーチェ - キュアアムールまでの12人の後輩と初共演をした。
映画版
■『人形の国のバレリーナ』
- めぐみ達と共に保育園で人形劇を披露。
- ドール王国に来てサイアークと戦うものの、浄化されずに終わる。
- その後、舞踏会に招かれるが、先程の戦いのことが気になって素直に楽しめない。
- 終盤のブラックファングとの戦闘では真っ先に倒されてしまうものの、覚醒したラブリーと共に浄化した。
■『春のカーニバル♪』
- ハルモニアから春のカーニバルへの招待を受け、めぐみ達と共に同国に向かう。その途中で春野はるか/キュアフローラ達『GOプリ』メンバーと出会う。
- ハルモニアに到着後、改めてはるか達と顔合わせ。はるか達の「ごきげんよう」の挨拶にゆうことともぎごちなく返す。
- 終盤のドロボーンとの戦闘では後輩・フローラより戦い振りを称賛されて照れるラブリーに「先輩しているわね」と微笑ましげにいう。
■『奇跡の魔法!』
- キュアフォーチュンとして仲間とともにノイズの複製体に追われるキュアミラクルを助ける。またソルシエール達敵の狙いがミラクルであることに気付く。
- 4人で合体攻撃を仕掛けるも倒しきれず、ミラクルを先行させるも複製体の自爆攻撃で仲間ともども囚われる。
- 幽閉先の牢屋で「無念だわ…」と呟く。この後、トラウーマによる尋問が始まり、人形劇で感動させるシーンでは思わず泣きそうになっていた。
■『オールスターズメモリーズ』
- 謎の敵・ミデンによって仲間や歴代プリキュアと共に小さな子供とされてしまうが、終盤で元に戻る。ちびミデンとの戦いでは空手技で応戦した。
■『ミラクルユニバース』
- 本作ではカメオ出演で台詞なし。終盤において仲間や歴代プリキュア達と共に「ミラクルライト」を振ってキュアスター達を応援した。
■『オールスターズF』
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