概要
ハピネスチャージプリキュア!12話において、愛乃めぐみが学校のテストで学年最下位になってしまうというダメダメっぷりを見せつけたがゆえに生まれたタグ。
それまで高いコミュニケーション能力や戦闘での無双ぶりなど主人公らしいハイスペックさを見せつけてきただけに、その落差は相当なものであった(一応、もともと公式から勉強はそこまで得意ではないと言及されてはいたのだが)。
しかも、12話では相方のひめが普段の言動からは想像もつかないほどの高い学力と勉強熱心な面を見せたり、プリキュア10周年おめでとうメッセージの担当がテスト回では上位を気にするほど優秀な面子が揃う前作の主人公にして歴代主人公の中でもトップクラスのスペックを持つキュアハート(相田マナ)であったりしたことも、彼女のダメダメっぷりを際立たせている。
しかし、やはり愛乃めぐみは只者ではなく、この状況に対して落ち込むどころか「私が最下位になったおかげで他の人が最下位にならずにすんだ。これぞハピネス!」と凄まじいポジティブ思考で全く意に介しておらず、「勉強する時間なんかよりプリキュアとして世界を守る方が大切」と笑顔で悪びれず語った。ひたすらネガティブになることがダメダメなシーンを作り出すひめとは全く違った味わいである。
一連の流れはギャグ的に演出されたが、事情を聞いたブルーは「めぐみは自分の人生を大切にしていない」と多少の危うさを感じ、「追試で一つでも赤点をとったらめぐみのプリキュア活動を禁止する」と宣告している。
当然のことながら、上述のめぐみの言い分は自分の勉強不足を棚に上げた屁理屈も同然であり、聞く人によってはプリキュアであることを言い訳にしているとも解釈されかねないので、ブルーの措置も仕方ないだろう。プリキュアだからって勉強しなくていい訳はないのだから。
・・・でもまあ、ちょっとくらい欠点があった方がかわいいよね!
補足しておくと、この回のめぐみは最終的にヒメルダ先生の指導による猛勉強により、追試で合格点を獲得しており、「やればそこそこできる子」ではあるとされている。(それが続かないのが彼女の最大の問題なのだが)
夏休みの宿題もあの先輩やあの子達のように心配され、案の定あまり手を付けていなかったようだがいおながしっかり監督したおかげでなんとか難を逃れたようである。
その後・・・
・・・とまぁ、本編終了時点ではみゆきほどではないにせよ桃キュアの中でもちょっと深刻レベルのダメダメぶりと思われていためぐみ。
だが翌年からは、視聴者も彼女も想像だにしなかったまさかの展開が待ち構えていたのである。
次作のGo!プリンセスプリキュアは舞台となるノーブル学園が作中で明確に名門校と描写されており、春野はるかはその厳しめの学業レベルに初めの方こそ苦戦していたものの、努力を怠らずについていけるようになり最終的に学園内でもその人ありという人物として注目されるようになっていった。
更にその次の魔法つかいプリキュア!の朝日奈みらいも、番組開始直後こそ桃キュアお約束のアホの子枠と思われていたものの、実は勉学にもワクワクできるので意外に勉強できる子な上に唯一苦戦していた数学もリコに感化されてやる気を出してからは徐々に克服していき、少なからず視聴者を驚かせた。
前任のマナだけでなく後任二人が”ちゃんとやる気を維持できる出来る子”となり、三人に囲まれて余計にダメな子ぶりが浮き彫りになる形となってしまった。更には、
・宇佐美いちか・・・勉強は得意ではないという自覚はあるもののそれなりに頭の回転は速いし、なによりパティシエと中学生の二足の草鞋生活を世間に公にしている以上疎かにすると小言が来る可能性があるがその様子はない。
・野乃はな・・・勉強を苦にしてる描写はあったが、過去のいじめを受けた傷が深刻で本人の自己評価に大きく影を落とし積極的に動けなくなっている。
・星奈ひかる・・・研究材料が多く発見されるとそれの編集に熱を入れすぎ他が疎かになってしまう難点はあるが、普段は勉学はきちんとこなしている。作中で学力に対して特筆する描写はないが後年宇宙飛行士になっているため、低くはないと思われる
・花寺のどか・・・勉強で手を抜くタイプではないし、その結果取れるテストの点数も80以上は出せる。
等々、近年は寧ろ赤点クラスの桃キュアが圧倒的に少なくなっている。唯一該当するはなにしてもいじめによりPTSDを患ってしまったという抒情酌量すべき点がある。
関連タグ
ダメルダ・ウインドウ・キュアクイーン・オブ・ザ・ブルースカイ・・・相方の近似タグ