始めに
※当記事は編集者の解釈で評価が大幅に変わる傾向にあります。評価を変える場合は感情的に自分の考えを安易に編集するのではなく、右のコメント欄の意見を吟味し自身の意見を述べたうえでの編集を推奨いたします。
概要
事の起こりは、『ハピネスチャージプリキュア!』第12話。シリーズ恒例ともいえるテスト回にて、主人公愛乃めぐみはなんと学年最下位になってしまい、追試を受ける事となった。
「でもホラ、アタシがビリっけつなお陰で健太くん(クラスの男子)はワースト2に昇格しただけだし、人の幸せはアタシの幸せ。これぞ幸せハピネス!」
と言うめぐみに、
「それはハピネスと言えるのですかな?」と呆れるひめ。
めぐみと健太は英語100点だったひめに勉強を教わる事になった。
さらにひめの自宅こと大使館で夕食後も勉強会。
「学校随分遅かったんだね」と言うブルーに、「あのね、めぐみったらなんと今回のテスト、学年でビリになっちゃったんだよねぇ」とバラすひめ。
しかし、当のめぐみは落ち込みつつも「でもテストなんかよりアタシ、プリキュアの方が断然大事だし!」と、勉学を軽視する発言をする。
それを見かねたブルーが、めぐみにこう宣告した。
「再テストで一つでも赤点をとったら、めぐみのプリキュア活動を禁止する」と…。
かくして、めぐみは追試を赤点なしで乗り切るという試練を迎えることになった……。
その時、衝撃走る(2回目)
またもや過去作の否定?
ハピプリも1クールを迎え、最初の衝撃のほとぼりも冷めた頃、このブルーの宣告に第12話にて第2の衝撃が走った。
つまり、学業を疎かにする者はプリキュアを続けてはいけないという通達であり、その場に居合わせたひめとゆうこにも適用されると思われる。
恋愛禁止令違反のペナルティは今のところ明らかになっていないが、こちらは明確に「活動禁止」というペナルティがある。
これは大先輩格な彼女ですら、ここまでなされなかった事を考えると、異例な事態だと言える。
見方によっては「プリキュアだからといって、勉強をしなくてもいいというわけではない」という、スタッフから視聴者に向けられたメッセージとも言えなくも無い。
しかし、プリキュアシリーズが続いていくと多様性への配慮からなのか、「学校に全く通わないプリキュア」も出てくる様になっている。
プリキュア機能不全の危機
プリキュアシリーズでは毎年恒例、「夏休みの宿題」や「実力テスト」が話題になる回があり、そこで勉強が苦手なメンバーが慌てふためくのが一種の風物詩になっていた(もっとも、前作はちょっと趣向が違っていたが)。
それゆえ、この禁止令がプリキュアオールスターズで適用された場合、対象者が続出して機能不全に陥る危険性がある。
後に克服した面子は資格復帰としても確実視されている者をざっと挙げると…………
桃キュア | ※1、※2、別表参照 追加保留者2名あり(詳細は後述) |
---|---|
黄キュア | 黄瀬やよい(数学が苦手) 平光ひなた(物覚えが酷く、集中力不足) ※3 追加保留者2名あり |
赤キュア | 日野あかね(英語が苦手) |
緑キュア | 緑川なお(歴史や悲しい過去が苦手)※4追加保留者2名あり(但し、1名は非常に微妙)※6 |
青キュア | 来海えりか(やる気が全くない) ローラ(地理が苦手) 追加保留者2名あり |
紫キュア | ※5 追加保留者1名あり |
白キュア | 夏海まなつ(授業中に居眠り、集中力不足、アホな子全開) |
…という有様で、中でも『スマプリ』はメンバー5人中4人が対象になるという散々な状況である。
衝撃的なのは青キュアで、たった2名とはいえ最も安全視されていたチームからも対象者が出るのは由々しき事態だと言える(しかも、後述するような問題発言までしている)。
ただし、えりかは大好きなファッションと関連性が全くなく、興味も全く湧かない五教科(国・数・理・社・英)にやる気を全く出さないだけで、勉強そのものが全く出来ないわけではないため、油断しなければ大丈夫……なのかもしれない。
今まで全く無傷な白キュアであったが、夏海まなつの登場でその雲行きが怪しくなってきており(あゆみの学力は全く不明だが)、上述の対象者達が戦線離脱を余儀なくされた場合、残った者の負担はかなり重くなると予想される。
現時点で無事なのは紫キュアだけ(学力不明なメンバーが2人いる)だが、リコは勉学は優秀ながら実技で苦戦して補修を受ける羽目になっていた(後述)。
特に各シリーズの主人公達が集まり、運動能力のスペックが高くヒーロー気質な女子が揃うピンクチームのメンバーがごっそり抜けてしまうというのは色々な意味で厳しくなってしまうだろう。
幸いにも、プリキュアが居残り補習などをされて機能不全になっている隙を敵が突いて襲撃する、ということはこれまでには無かった。…のだが、デリシャスパーティ♡プリキュアにてブンドル団の構成員であるジェントルー(菓彩あまね)が抜き打ちテストを行って和実ゆいと華満らんに赤点を採らせ、デリシャスパーティプリキュアを機能不全にさせる策を決行した(詳細は後述)。
敵が「プリキュア赤点禁止令」を逆手に取ってプリキュアを機能不全にしたのは初めてであり、ある意味ブルーや大きいお友達の懸念が8年越しに現実のものになったと言えるだろう。
- ※1 以前は対象者の方が圧倒的に多かった主役キュアだが、近年学力が向上してきており(それでも対象者の方がまだ多い)、その分類が少々複雑になってきているので別表に纏めてみた。
ランキング | 対象者名 |
---|---|
ランクS(同年代のレベルを超えたハイパー優等生) | 該当者なし |
ランクA(勉強は平均以上) | 花咲つぼみ 相田マナ 春野はるか※2 朝日奈みらい 花寺のどか |
ランクB(勉強は平均程度かそれ以下ではあるが適用者ほどではない) | 桃園ラブ 宇佐美いちか 星奈ひかる(2035年に宇宙飛行士に選ばれる大出世(後述)) ソラ・ハレワタール |
ランクC(勉学に苦手意識がある適用対象者) | 美墨なぎさ 日向咲 北条響 野乃はな(2030年に社長やら秘書やら大出世(後述))和実ゆい(少々微妙な所があるが(後述)) |
ランクD(勉学に苦手意識がある上そっちのけにしやすい深刻な子達) | 夢原のぞみ(後に多少は改善される。外伝では学力は大幅に向上し、教師となった) 星空みゆき(高校生になってからはかなり改善)愛乃めぐみ 夏海まなつ |
分類不能(学力不明) | 犬飼こむぎ |
- ※2 桃園ラブや 宇佐美いちかのように勉強が苦手という設定だが本編でそのような場面がない者や、日向咲のように「やれば出来るタイプ」の者も少なからずいる。春野はるかは勉強に対して真摯であり、一度赤点を取ったことはあるもののそれ以降はちゃんと授業についていっている上、ノーブル学園自体が高偏差値の名門校であるため、はるかの学力が平均以上なのは間違いない。朝日奈みらいは当初は苦手寄りと思われていたが、実は数学以外は出来るほうと判明し其の数学も後に克服した。
- ※3 明確な描写がなく、第12話のテストでは赤点こそ取らなかったがドイツの首都を答えられなかったことから、大森ゆうこの学力を不安視する声があったが「コツコツやる」努力型で、勉強は怠っていないことが第27話で語られている。また40話ではめぐみに勉強を教えるなど、学力そのものはそこそこ高いが地理が苦手だった可能性が高いと思われる(そのため28話では世界のプリキュアの応援をブルーに頼まれていて、上記の苦手を克服させる意味もあるようである)。
- ※4 羽衣ララについて、ロケットの操縦や修理を行える位なので高い学力を有してると思いきや、第12話で2ケタの計算すらままならない事が発覚した(下記参照)。但し"AIがかなり高度に発達したサマーン星に学校等の様な教育機関が存在していなかった"が故の学校生活への不慣れさがもたらした失敗の連続だった。また、ローラ・ラメールや、ソラ・ハレワタールもグランオーシャン(スカイランド)と地上(人間界)の教育のずれに苦戦している模様。
- ※5 剣崎真琴の学力が不明なため保留だが、彼女は異世界出身でこちらの世界の常識に疎い為やや非常識な言動が見られ、対象者に入る可能性はある。ただ、一晩特訓しただけで料理の腕前が飛躍的に上達しているあたり、学習能力は高い様子。
- ※6 キラ星シエルはいちご坂中編入初日の国語の授業で、ことわざの穴埋め問題で大いにボケた解答を黒板に書き、意味の説明まで自己解釈に沿った珍回答をかます(『親しき仲にも礼儀あり』を『ティータイムあり』と答える。意味は「仲間同士でティータイムを大切にして、もっと仲良くなろうという事」と言っていた)→『日本語は難しい』と言いながら休み時間に教科書や参考書を開いて自習していた→レギュラーの「妖精キュア」としては唯一の人間界出身(しかも日本生まれ)で在りながら、異世界人達より間違った解答をする辺り、フランス生活が余程長かったのでは…→日本語は他の言語からの単語を簡単に織り交ぜやすい反面、間違った使い方もされ易い程に、他の言語圏から見たら実は非常に難しい言語である(その為、外国人の白雪ひめは漢字書き取りを間違えやすかったが、ひめは今回は対象者から除外している)。この悪癖は終盤になっても改善されておらず、他の教科や同じ国語でも他のカテゴリーは一応それなりに出来ている(らしい)為、敢えて保留者とした。
最低ラインは?
本編でブルーから課された「再テストで赤点を一つでも取ってはならない」というノルマを基準とすると、プリキュアに求められる学力はそこまで高くはないと思われる。
そしてめぐみはこの回、ヒメルダ先生による指導の末、再テストを赤点なしで無事に乗り切り、プリキュア活動禁止を免れた。また、ゆうこは赤点を取っていないのでセーフということになる。
そのため、プリキュアオールスターズが機能不全になる事態は起きないと信じたい。
もう一つの懸念
しかし、めぐみは相変わらずプリキュア活動の方が勉強より大事なようで、このままだと「夏休みの宿題」を忘れることを心配された。
これに関しては、夏休み期間中のストーリーである第27話でいおなの提案により、ハピプリチーム全員の宿題を片付けるべく勉強会が開催された。そしてめぐみ達はいおな先生による指導を得て夏休みの宿題に取り組んでいた。
これで今年は安心なのかと思うのかもしれないが、ゆうこが大部分を済ませている傍らでめぐみとヒメルダはあまりはかどっていないような描写があったり、勉強会の途中でトラブルが発生し、勉強を中断したままストーリーが終了しており(しかも夕方になっていた)、夏休みの宿題がまだ残っている可能性も残されている。
夏休みの宿題には「自由研究」という独力でしかやることができないものも課される場合もあるし……と思われたが大したイベントも無かったので普通にこなして終わったのだろう。
ちなみに、過去のシリーズにおいて「夏休みの宿題」に関する話題といえば
- 自由研究で梨園の見学に行くなぎさ達(MH)。
- 大嫌いな宿題をやりたがらないばかりに「(小)学校を壊してしまえばいい」というコブラージャの作戦を聞いて「あの~よければ中学校も…」と便乗しかけて仲間達を呆れさせたキュアマリン(ハトプリ)。
- れいかを除いた全員が(ウルフルン達による妨害があったとはいえ、主に自堕落な日々を過ごしたために)夏休み中に宿題が終わらず、補習授業を新学期早々受けると、補習授業が終わらず、先生にお仕置きさせてしまった(スマプリ)。
などが挙げられる。
他の作品ではどうなのか
2007年 Yes!プリキュア5
『Yes!プリキュア5』第11話で平均80点の小テストで18点という低成績を取ったのぞみが仲間から「プリキュアを休んで勉強に専念した方がいい」と言われて傷ついたことがあった。その後ココに諭されたこともあり努力して36点まで取れるようになった。なお、後に教師という目標を立ててからは70点台は取れるようになった国語をはじめとして少しずつはマシになりつつある模様。
2015年 Go!プリンセスプリキュア
Go!プリにおいては第八話にて春野はるかが、それまでに経験したことのなかったパーティーに向けてのドレスづくりにかまけすぎて勉強をサボってしまい国語のテストで35点を取ってしまったことがあった。が、海藤みなみに叱責されたときにはるかはすぐに反省して勉強とレッスンを両立できるようになり、同話のすぐ後の再テストでは90点を取ってリベンジを果たしている。その後も夏休み終了後にきちんと終わらせた宿題を提出した時担当の教師から「ノーブル学園生として少しは様になってきた」と評価されていることから、ノーブル学園の中でも落ちこぼれずについていけている模様。ドキプリで菱川六花がカルタにドはまりして一時的に成績を落としていたパターンが近い。
2016年 魔法つかいプリキュア!
魔法少女達については、第1話早々に当事者達のポンコツぶりや身内の台詞等、その学力を不安視させる描写があり、スタート時のメンバーが揃って赤点対象という前代未聞な展開が危惧されていた。
魔法学校補習編
リコは座学では学年トップでありながら、肝心な魔法の実技が苦手なせいで落第しそうになっていたことが第4話で明確に語られた。ただし、これはプリキュアになる前の成績である。また、赤点になった理由も勉学に不真面目なのではなく優秀な実の姉から伝家の秘宝を与えられたことが逆にプレッシャーになってしまい実力を中々発揮できないという点が大きい。結局リコはみらいと触れ合うことで自分の内面と向き合うことで成長してゆき、補習を無事にクリアして進級することに成功した。
まほプリ第14話ショック
一方のみらいは第14話予告を含む様々な前情報からアホな子枠と思われていたが、いざ本編が始まると5教科中4教科は興味が湧くためにちゃんと出来ることが判明し、興味が唯一持てず赤点の26点を取ってしまった数学も努力を陰で怠らないリコに感化されてやる気を出して、再テストでは85点を叩き出して合格し視聴者を大いに驚かせた。
それ以降、作中ではみらいが苦手を克服していく様子が描写され(第22話では母親がリコが来て以降みらいの成績が上がったと発言している。更には、第47話では数学を含めた冬休みの宿題を自力できちんと終わらせ、第49話では成長したみらいは大学に合格している)、まさかの4人目出来る子桃キュア(しかも前任者のはるかに続いて2年連続)となった。しかも、序盤がコンビで活動するプリキュアの中では初めて双方ともに学業優秀組に入るコンビとなった。
またみらいは魔法に関しては、”魔法の媒体である杖を手に入れて時間が浅いにもかかわらず瞬く間に使えるようになっている””魔法知識の習得も周囲に後れを取っている描写はない””魔法学校生で重要な項目であるナシマホウ界においての魔法を使ってはいけないタイミングを心得ている”、などなど魔法学校の同年代の生徒の中でもかなりの優等生として描写されていた。そのため本来なら魔法界の大人が担当する”ナシマホウ界に馴染むコツを生徒に教える”役割をリコとことはに関してはみらいに任されて、リンクルストーンや精霊の探索をスムーズに進めることができた一因となった。
なお、妖精のはーちゃんが成長した花海ことはの学力に関する描写は現時点では存在しないが、第47話の描写を見るに日頃からコツコツと勉学はこなすタイプの模様(但し、校長からの関連書物の読み漁りではかなり参った様子だった辺り、活字だらけの本を長時間読み続けるのは苦手な模様)。二人の振る舞いを見つめていい具合に成長したようだ。
魔法に関しては出自が出自だけに力を自在に制御しつつ使いこなしていたが、ナシマホウ界の常識面では魔法学校の同級生並みにうっかり使ってしまいみらいを慌てさせる場面も見受けられた。
2017年 キラキラ☆プリキュアアラモード
事前情報で有栖川ひまりが優等生枠であることは確定しており、何でも器用にこなす琴爪ゆかりも優等生枠である可能性は極めて高いと思われていた。
初期5人チームということもあり、まあ優等生枠2人くらいいてもそんなにおかしくないだろうとみんな油断していたところで、第14話で、立神あおいも学年5位以内をずっとキープしてきた優等生であることが判明。あおいは典型的な脳筋系イメージだったのでこれは衝撃を持って迎えられた。作中でも主人公の宇佐美いちかが「勉強できない仲間だと思ったのに!」とまことに失礼なセリフを吐いている。
なおこのセリフからいちかは勉強が得意でないことも図らずも明らかになった。
転校生のシエルについては国語には難があるものの、それ以外の教科は優秀といえる成績を収めている描写がなされている。
第14話放映後に発刊されたアニメージュのスタッフインタビューでは「学業についてはいちか以外はみんなかなり優等生」とはっきり語られており、残る剣城あきらも成績優秀組に入る。実際、最終話ではあきらが医学部に現役合格したことが語られている。
さて、今作品でこの手の話題で注目を最も集めやすいポジションのいちかではあるが、苦手とはカミングアウトしたため自分の成績が優秀ではないという自覚はあるものの、劇中でいちか本人が試験で悪い成績を取ったり勉強がわからなくて困ったりする描写はされなかった。今作のキラキラパティスリーはそこで働いてるメンバーの正体を公表し街中で目立つ形で活動する形である以上学業をサボっていたら教師や保護者から何らかの小言が来るであろうし(しかもいちかは店長かつチーフパティシエという大変重要かつ目立つポジションである)、計量や熱加減が大事とされているスイーツづくりも作中中盤では様々なレシピをきちんとこなしている。更にはSDも「地頭はいいほうなのでドジはするけどおバカじゃない」とコメントしており最終話では成長したしたいちかは外国で現地の子供たちと会話をしていた。
これらをふまえると、”周りのメンバーが成績優秀すぎるだけで本人は勉強がそこまで苦手というわけではなさそう”であり、桃キュア成績優秀組ほどではないがそれなりの学力はありそうである。いちかはシリーズで初めての成績優秀組でも赤点常連組でもない桃キュアとなった。
これで3年連続該当者なし、という学力の向上ぶりである。
…………今のところ、当の本人よりも寧ろ後輩達の方が真摯に受け止めている気がするのは気のせいだろうか?
2018年 HUGっと!プリキュア
知恵のプリキュアと評される薬師寺さあやが学年1位の優等生であることが明かされており、青キュアの伝統を守る。また、はなは現役時代は勉強は相当苦手な模様で、第13話では授業で漢字を読めなかったり「勉強内容がもうちょっと難しくなると0点になってしまう」と発言している、第30話では旅行が終わって二学期に話題が移ったところで「宿題を忘れた!」と慌てるなど、普通に深刻なレベルの様子。あるいは転校前のシャインヒル学園で当時の親友を庇ったら今度は自分が標的になり孤立したという深刻なトラウマがあって自信を無くしており、9月に入ってからその同級生が立ち直ったことを知って自分の行動が正しかったと実感できるまで自分から行動を起こす勇気がなかなか持てなかったというのもあるのかもしれない(ある意味でえりかのようなタイプである→但し、彼女と違い、それ程“勉強嫌い”だという描写は無かった)。なお最終話では2030年に「アカルイアス社」の社長やら秘書やらプリキュア現役時代とは別人のような大出世していた。
ほまれについては学力に関する明確な描写は最後まで無かった。ただ、第13話での授業風景にて僅かだが気怠そうにした表情のカットが入っていた→これが、「単にその教科がつまらなかった」のか、「理解不能で困惑して疲れた」のか、いずれにしても机にあまり座っていられないタイプなのかもしれない。ただし少なくとも不成績を取る描写は無いこと、学業がフィギュアスケートやプリキュア活動に支障をきたす様子も無かったこと、はなと違って夏休みの宿題はちゃんとやり終えているらしいことなどから、赤点禁止令に抵触することは無いと考えてよいだろう。但し初期は私物の服を使用したり校則を無視したり不良っぽい一面もあった。
追加キュアであるルールー・アムールは教科書を完璧に暗記するほどの頭脳の持ち主であるが、ハイスペックな機能を有するアンドロイドであることに留意する必要がある。
もう一人の追加キュアである愛崎えみるに関しては、音楽のスキルは高いと明かされているが他の科目については授業及び勉強描写が無い為不明。小学生であるため、よほど特異な小学校に通わない限りそもそも赤点という制度の対象年齢ですらないだろう。ただ、彼女が通学する学校はラヴェニール学園の小等部であり、既に義務教育の筈の中等部でもスポーツ特進コース等のコース分けがある辺り、小等部もかなり特殊性がある可能性もある。
2019年 スター☆トゥインクルプリキュア
事前情報では香久矢まどかが文武両道の生徒会長と確定している。一方で羽衣ララは第一話で妖精達と一緒に宇宙からやってきたとあり、この手の先輩たちのように慣れない異邦な地での非常識な言動を起こしてしまう可能性がある。
……と思っていたら、”過去作とは違い言葉の壁が明確に存在しているせいで会話はともかく文字が読めない”、”サマーン星では教育という概念が無いため2ケタな計算すらできない”、などなどAIのサポートが無いと学校で行動することすらままならないレベルの深刻さであることが判明。予想斜め上の展開となりまさかの対象者入りとなってしまった。AIが付いていれば誤魔化すことは出来そうだが(ただしカンニング臭が漂うのは否定できない)、本人は地球について学びたいと発言しておりどこまで成長するのか見モノである。
星奈ひかるについては、頭の回転が割と速く通常な授業では真面目に受ける描写があったが、夏休みの宿題では様々なUMAに出会った経験をレポートにする自由研究に力を無駄に入れすぎたせいで、2学期開始前の出校日時点で他の課題がほとんど進んでいないというミスをやらかしてしまっていた。なお、7月ごろの宿題の話題では「うちではかき氷は夏休みの宿題を終わらせてから」というえれなの若干目が泳いだ発言に「八月終わりにならないと食べられない」と返している(つまりUMA系の収穫が少ないなら普通に終わらせられると思われる)。
なお、前作のはな同様、最終話では2035年に宇宙飛行士として初の日本の有人ロケットのクルーに選ばれ、プリキュア現役時代とは別人のような大出世をしている。
天宮えれなについては優れた英語力の描写が度々あり、また三者面談でも担任教師から彼女の学力なら他地域の高校も十分に狙えると太鼓判を押されていることから学力は高い部類に入ると考えられ、赤点を心配するようなレベルとは程遠いことがわかる。
尚、追加戦士たるユニに関しては、学校教育機関に最後まで通う事無く物語の最後を迎えてしまった。そもそも、彼女は年齢不詳であり、見た目はひかる達と同年代に見えても、地球人基準では成人している可能性も否定出来ず、初となる、レギュラーメンバーでの社会人キュアであった可能性もあると言える。故に、結局学力は最後まで不明であった。
2020年 ヒーリングっど♥プリキュア
沢泉ちゆは青キュアのお約束通り文武両道の優等生。
そして今作はチームの勉強苦手担当が黄キュアの平光ひなたとなった。第5話では校庭の木の枝から教室の様子を見ていたニャトランに気をとられよそ見してしまい授業内容も耳に入っていなかったため教師から指名されてかなり焦ってしまい、その時の問題である光合成について答えることが出来ず教師から呆れられてしまっていた。公式アナウンスでも”勉強は苦手……”としっかり記されてしまっており注意力や集中力のなさも懸念されている。第36話では英語のテストで32点、次はのどか、ちゆと一緒に勉強会をしたにもかかわらず25点という残念な点数を叩き出してしまっている。2人と同じ高校に行きたいと、勉強に励む意志を改めて示したが……
桃キュアの花寺のどかについては第1話の入院生活の描写から、一部の視聴者から「重病で学校に行けていなかった分苦戦もありうるのでは?」と懸念する声もあった。が、第8話にてちゆの応援横断幕をひなた、ニャトランと共に作成していたが、ペギタンに指摘されるまで誤字に気付かなかったといううっかりミスはやらかしたことはあったものの、上記の第5話で真面目に授業を受けており、意識が授業から脱線してしまっていたひなたに授業の進行具合を後ろからコッソリと教えている、夏休みの宿題を順調にこなしている、英語のテストでは84点、88点とかなりな高得点を取っている等々桃キュアの中では優秀な部類に入る(流石にちゆには敵わないが)。まぁ、ミスは誰にだってあります。
桃キュアに関してはドキプリ以降はキャラクターに好奇心旺盛という性質が付く場合、興味を持った事柄について知るために積極的に学ぶため、チームトップとは言えないまでも赤点を軽く躱せるぐらいの学力は身に着けている傾向にある模様。
なお、風鈴アスミについては登場時点では学力以前に地球人の一般常識が欠落している状態だった。また、外見が20歳相当であること、のどかの家にバックパッカーとして居候している等の理由も相まって、ユニ同様に学校に通っていない。アスミの場合、学力云々とは別次元な問題だろう。ただし、学習能力自体は高く、一度学んだ事はすぐ身につける。
2021年 トロピカル〜ジュ!プリキュア《トロピカる部赤点禁止令》
初期設定において一之瀬みのりが学年の成績トップであることが明言されていた。
それ以外のメンバーの学力は、初期設定では不明であったが、本作のテーマは「今、一番大事なことをやろう」なので、勉強をなおざりにしたり宿題をあとまわしにするような描写は絶対にないだろうと期待されていた。
…………と思っていたら、夏海まなつが入学直後の英語の授業でいきなり居眠りしたり、4話では「そこはノンフィクションの棚」と、みのりが教えるも、その単語の意味がわからず、「のん…へくしょん?」と白目になり、脳内では『ヘックション!』という空耳が聞こえる始末だったり、6話では「トロピカる部設立会議」を「せつりつ会ぎ」と漢字も碌に書けない、本を読んでいる途中で爆睡し、トロピカルメロンパンを食べる夢を見ては滝沢あすかの左腕をガブっと嚙みつき寝ボケ、交渉事で理路整然とした言葉選び(「誰かの力になりたい」等)が出来ない(味方の協力で何とか交渉成立)など、アホな子全開で雲行きが早速怪しくなってきた。
そもそも1話の時点で学力以前の問題が…。(→キュアトロピカルゴリラ)
そして恒例なテスト回といえ第10話にて、「落第点を取ると部活動禁止」という校則を聞き慌てるまなつ。そしてその前に行われた英語の小テストで9点(※100点満点中の9点)を取ってしまうほど勉強が大な苦手だということが判明した。
部活動禁止になることは流石に致命的なので、中間テストに向けて勉強するが、勉強中に他のことが気になり手に全くつかないという前作の黄色先輩パターンに陥り、勉強をすることが今一番大事な事だと認識しつつも、「勉強は全くトロピカらない」と言い出す始末。
頼むよ未来への希望…。
そして肝心な中間テストの結果は…………見事に全部落第点(5教科中、20点を超えたものが全くない《5教科合計100点未満》)という有様で、勉強が非常に不得手な主役キュアが久しぶりに登場する事態となった。
その点数(合計65点・平均13点)は歴代プリキュアの成績と比較しても極めて低く、しかも珍回答連発であったため、14年前の主人公や9年前の主人公や7年前の学年最下位者よりもさらに劣る、全プリキュアワーストワンなのではないのかとの声すらある。
(しかし、そもそも学校に通っていないユニや風鈴アスミもいる為もはや判定不能であろう。)
一応フォローしておくと、続く第11話のアバンにて、仲間の協力とまなつの猛勉強により追試で全教科合格点を獲得した描写がある。みのりん先輩いわく「やればできる」のである。
但し第21話では、夏休みに合宿を兼ねての帰省するための荷物に無駄におみやげや玩具が多い一方で宿題に関してあすかに問われたときにぎくりとしていたことから、夏休みの宿題に関しても不穏な空気が立ち込めていた。第24話でトロピカる部の横断幕に書かれていた「(夏休みの)宿題が✕✕(チョメチョメ)な人!みんな集合!終わらせよう!」という文言からトロピカる部で勉強会を開こうとしていた様子もあったが、その後の生徒会との騒動もあり、まなつ達の夏休みの宿題は結局どうなったのか描写は特になく第25話で夏休みが終了した。
その他のメンバーの学力であるが、優等生のみのりは言うに及ばず、残りの2人は、少なくとも自身の赤点を心配するような描写は全く無いので大丈夫であろう。
- なお、学校側が赤点を取った生徒に対し部活動禁止というペナルティを課している、何気に初めてな事例となる(学生の本分は飽くまでも学業であり、さらに当生徒会長がリアリストな合理主義者ということも相まって、成績不良者が部活動禁止を喰らうのは致し方無い処分とも言えるだろう)。
- ちなみに、まなつたちをプリキュアにスカウトしたローラだが、彼女によると人魚にもテストはあるし、女王を目指すためにはたくさん学ばないといけないらしい。そして彼女は「プリキュア活動」と赤点は関係ないと考えているらしく、中間テストで赤点を取ったまなつに「部活禁止決定ね。いいじゃない、プリキュアに専念すれば」と言い放ち、彼女を嘆かせた。(この発言をもしこの方が聞いていたら、どうなるのだろうか…?)
そしてまなつたちと過ごしているうちに人間世界での生活に興味を持ち始めていたローラであったが、第17話でキュアラメールへの覚醒に伴い、尾びれが両脚に変化し腕のひれも無くなる人間形態を所得。夏海家にホームステイすることになり、続く第18話から本格的に学校生活を送ることになるため、彼女も成績の是非が問われる対象となる。
そして、その結果は…
…人間世界の学問のうち海も関係している項目に関してはグランオーシャンでも教育を受けていたためしっかり答えられたが、山に関しての地理や国語の古典に関してはからっきしという華々しい学校デビューを目指していた本人にとってはほろ苦い結果となってしまった。そして第39話、地理に関しては克服することができず補習を受けることとなった(人魚のローラにとって人間界の地図を読むのは、人間が海図を読むくらい難しいだろう)。2年前の羽衣ララが比較的近いパターンか。
因みにあすかもまなつほどではないにせよ、第38話にて生徒会長に学力の程度が語られるくらいに勉強が出来るタイプではないと思った視聴者もいたが、最終的に難関進学校のフェニックス学院の一般入試で合格したようにかなり高いといえる。
2022年 デリシャスパーティ♡プリキュア《忍び寄る罠》
料理のレシピを護る戦士たちのうち芙羽ここねは高嶺の花の前評判通り頭脳明晰枠。
だが、5話ではゆいが「失敗は成功のもと」を失敗はすいとんのもとと言い出しローズマリーとここねが唖然としてしまう事態に。その直後にジェントルー(彼女はこの回である疑惑が浮上している)に是正された。敵に助け舟をもらうことになったゆい。果たして大丈夫か?
そしてその不安は的中し、敵が生徒会長であるしんせん中学で利用されてしまう。
11話にてブンドル団の構成員・ジェントルーこと、しんせん中学生徒会長・菓彩あまねが突如抜き打ちテストを実施。彼女の罠で3人だけ難しめのテストにされており、ゆいとらんは赤点を取らされ、高難易度でも90点をとれたここねだけでしばらくの間戦う羽目になってしまった。
今回のテストはあまね…いや、ジェントルーの罠により難しいものにすり替えられていた。
補習の必要がなかったためローズマリーと2人で駆けつけたここねを見て、ジェントルーは「君が来る事は分かっていた」と呟いた。そう、今回テストを実施しかつ3人だけ別の問題にしたのは難しい問題でもここねなら赤点を取ることはない(=ゆいとらんは確実に赤点を取る)と判断した上で、3人を分断するために生徒会長の立場を利用して仕掛けたレシピッピ強奪とプリキュア打倒を目的とした策だったのである。
しかし、ゆいの幼馴染の品田拓海が補習に協力した事により居残りから開放され、ゆいはウバウゾー相手に苦戦するここねを救援しウバウゾーを浄化。ジェントルーは追っていたローズマリーと駆け付けたらんに挟まれデリシャスフィールドに転送され、らんとの一騎討ちに持ち込まれる。激戦の末にジェントルーは敗れた上にプリキュアたちに正体が生徒会長菓彩あまねと同一人物であると露見してしまったのである。
作戦決行前ジェントルーはプリキュア出現以降、レシピッピ強奪をプリキュアに阻止続けられ、失敗を重ねブンドル団内部でも立場が危うくなっていた。その上前回の作戦でナルシストルーが開発した弁当箱型のウバウゾー強化装置の副作用でレシピッピにもダメージが入ると知り、ブンドル団内部に対しても不信感を持つようになっていた。
そして、ジェントルーはたびたび「本来の菓彩あまね」(?)の善良な人格がオーバーラップし頭痛に苦しむようになっていたのである。
善良なあまねにすり替えが阻止されていたらどうなっていたのか…?
(※イメージです)
テストの内容もかなり詰めの甘さが目立つ。プリキュアの足止めと分断が本当の目的だったはずだが、抜け道も多かったのもの事実である。
①全問三択問題だった。
②採点そのものに細工はせず、テスト自体は至極真っ当に行われていた。
③補習は教師陣に任せ、自身はレシピッピ強奪に動いていた。
補習に対してあまねは深くは関与しておらず、教師陣に一任していたようである。補習部屋に監視役を用意したり、補習の対象者当人が受けるという制約は特になかった模様。当該者以外の協力も禁止はしてなかったようである。
ジェントルー(あまね)には生徒会長の立場を最大限に利用したとしてもそもそも学校に悪影響を及ぼしてまでレシピッピ強奪をしようという考えは最初から排除していた。これはらんに一騎討ちに敗れた直後に駆け付けたゆいが指摘した通りで、誰かを傷付けてまで事を成す事自体ジェントルーの流儀にもあまね本来が持つ正義や優しさにも反する行為である。それは何よりも彼女自身が何よりも許せない。端的にいうと彼女は悪役を演じ切るにはあまり向いていなかったと言える。
この経緯から、ここねの学力の高さは実証されたものの、ゆいとらんの実際の学力については明確になったとは言い難い。
なお、テスト前の会話からゆいはおばあちゃんから勉強の大切さを教わっていることから、食べ物に絡めがちな傾向は別にして勉強そのものがまるで手につかないわけではない模様。ただ、第39話で分かった事だが彼女は悩むと脳が異常にカロリーを消費してしまう体質のようでまなつとは別の意味で学力以前の所に問題がある様子。
らんについては「勉強が苦手」という自覚はあるが、これは実践型で学ぶ傾向があるので、知識を詰め込む通常の教育カリキュラムが合っていないのもあるかもしれない。
また、自前で出前用の自転車を設計し改造できる辺りらんは理系が意外にできる可能性はある。彼女の発明品の数々はらんらん博士を参照。
後にあまねはゆい達の活躍で元の人格を取り戻し、休養を経て本作の追加戦士になった。その学業成績については上記の内容を見ればもはや言うまでもないだろう。
24話にて「夏休みの宿題」
4人でゆいの家に集まって夏休みの宿題をやることになったがゆいとらんは、ほとんど宿題をやっていなかった。
更に二人が苦手な数学の文章問題を自分たちに置き換えてみたら?というアドバイスで二人が想像するも、だんだん数学の問題と違う状況のストーリーを作ってしまっていた(詳しくはらんの同24話の項目参照を)。
※なお、第12話の最終決戦を最後に消息不明になったと思われていたジェントルーだったが、放送終了後のとあるきっかけで完全復活を果たし、今度はジェントルー2世自身の学力が期待が高まる模様である。
2023年 ひろがるスカイ!プリキュア《シリーズ初の…》
ソラ・ハレワタールはプリキュアシリーズ初の異世界出身主人公である。エルちゃんを抱えてスカイランドからソラシド市にやってきたソラは右も左も解らぬ土地でプリキュアに覚醒し、虹ヶ丘ましろの家でお世話になるのだった。
ソラは学習能力が非常に高く、第4話にしてひらがなはほぼ書けており、「いつの間に覚えたの」というましろに「1日5文字ずつ、毎日こつこつです」と答える。第5話ではカタカナも書いており、第7話ではましろが通う私立ソラシド学園に転入したが、その時点で「子」「旅」といった漢字も書けていた。ただしプリキュア恒例の黒板芸でカタカナのルを左右反転させて書いてしまうなど、まだ発展途上の模様。4年前のララや2年前のローラと立ち位置が近いが、どこまで成長するのかが一つの見どころとなる。
ソラと一緒の学校に通うことになる虹ヶ丘ましろはとても物知りとされており、今回の頭脳枠と目される。おそらく最も学力に問題がないタイプ。
なお、準追加戦士である夕凪ツバサに関しては、ユニや風鈴アスミ同様学校には通っていないが、独学で航空力学を学んでいるため、学力には問題はない。また、同じく準追加戦士である聖あげはは保育士の専門学校に通っているため、それなりに学力は高いと思われるが、レポート課題をほったらかして出かけてしまったことがバレて外出先でやることになったり、夜遅くまで幼稚園のための作業に没頭しすぎて途中で寝てしまったりと意外と抜けている面がある。
ちなみに、追加戦士となったエルは変身後の見た目は高校生プリキュアで後に身体も成長するが、中身は1歳である為に当然学校には通っていないので学力は不明となる。
2024年 わんだふるぷりきゅあ!《ペットは飼い主に似る》
物語開始時点ではまだ春休み期間であったが、第7話より新学期になる。
副主人公の犬飼いろはに関してはメエメエの話を殆ど聞いておらず、性格面では従来の桃キュアの方向性に限りなく近いため、学力が多少不安視されている。(一応授業態度は良く、まじめに受けてはいる)
…が、真に問題なのはメイン主人公の犬飼こむぎである。というのも、こむぎは人間ではなくいろはのペットであり、元はただの犬。プリキュアに覚醒した事で人間として最低限の知能は備わったようだが、精神年齢は幼く、長話は苦手なのでメエメエの話をいろは以上に聞いてない他、ひらがなはわかってもカタカナはわからないという設定も雑誌で明かされており、学力面は極めて怪しい。そもそも学力以前に犬が人間の学校に適応できるかという大きな問題がある。
第9話から中学生として転入したが、やはりというか自由奔放な行動でいろは達を苦労させていた。
しかし、初めての学校が終わった際、いろはから「学校は楽しいだけの場所じゃない」「成績が悪すぎると学校に通えなくなるかも」と忠告された上で改めて勉強を頑張ると決意した様子。
今後の頑張りに注目である。
なお、猫屋敷まゆに関しては特に学力面に支障がある描写はされていないが、他の事に集中して授業が疎かになる事がある。
猫屋敷ユキはまゆに飼われている普通の猫であるが、こむぎと同様に第21話から中学生として転入した。そのスペックは「登校初日の時点で非常に多彩な漢字が書ける」「水彩で非常に精巧なまゆの絵を描く」「自分の身長より高い跳び箱(12段)を、前方四回転宙返り込みの余裕で飛び越える」などとても猫とは思えない多才ぶりを発揮しており、視聴者やファンを驚愕させる(こむぎとはエライ違いである…)。そのため、赤点を取る可能性は低いだろう。
番外《魔法学校における学力ランク(プリキュア&補習メイト)》
まほプリにおける魔法は魔法界の住人にとって必要不可欠であり、言ってしまえば現実世界の義務教育に相当する重要な要素であり赤点となると魔法界での行動に支障をきたすのでこちらも検討対象となる。魔法学校に関しては日本の中学とは違って落第があるので、実質Dランクが普通に及第可能な最低ランクに相当する。もっとも、このメンバーの中には最終段階では下記のようにDランク以下はいない。
また、上記の通り主人公の朝日奈みらいは同年代のレベルを超えた魔法優等生ぶりを発揮しており、魔法少女モノの主人公としては少々珍しい現象が起こっている。
ランキング | 対象者名 |
---|---|
ランクS(同年代のレベルを超えたハイパー優等生) | みらい |
ランクA(作中で魔法の勉学で失敗した形跡はない) | ことは |
ランクB(魔法の勉学に多少は苦労している形跡がある) | リコ ジュン ケイ エミリー |
補足
ブルーの台詞はプリキュアに傾倒するあまり勉学が疎かになっていためぐみの人生を考えての措置という側面が強く、このルールは明確に「掟」とはされていない。
関連タグ
愛乃だめぐみ 冬海まふゆ ヒメルダ先生 夏休みの宿題 反面教師
補習組 学力落ちこぼれ テスト勉強 燃え尽き症候群 まるで成長していない だめだこりゃ プリキュアおバカレンジャー 来海えりかの夏休み