概要
『ひろがるスカイ!プリキュア』の舞台である街。
名前の由来は言わずもがな音階の「ドレミファソラシド」。
ソラとエルはアンダーグ帝国による誘拐テロ事件の犯人を追いかけている最中にこの地へ召喚される。
特徴
現在確認できる特徴としては、四方をほぼ山に囲まれた盆地で川が2本流れており、そこに鉄道が通る。
居住地も鉄道を中心に集中している典型的な地方都市になっている。
また、第6話終盤で聖あげはが車で通行していた場所の描写から近郊に高速道路などもあると思われる。
高架駅舎のある駅前は、ロータリーの近くにSORASHIDO MALLなる商業施設がある。
第1話で虹ヶ丘ましろがヨヨの頼んだお使いのメモに「干したカエル」と明らかにデパートでも置いてなさそうな物品が書かれた上、ましろが不思議に思うもそれを買いに行く様子から郊外に何らかの専門店があるとも考えられる。
第13話の描写を見ると、靴屋も何件かある様子。
現在のところ駅前商店街(アーケード)は確認されておらず、自動車の往来が多いなど割と開発が進んだ平成後期以降のリアルな街並みが広がっている。
今も再開発が進んでいるらしく、一部ではそれらしき工事も確認できる。
周囲の山々には手つかずの自然が残っており、虹ヶ丘邸の裏山には竹林と隣接した綺麗な渓流が存在する。
モチーフ
モチーフとなった場所は、作中で登場した電車の形と前述の地理関係から甲府か長野と思われていたが、第12話で登場した山の主は、拳法使いのエゾリス。
加えて同話では、本州以南では目撃例がないハクトウワシまで生息していると判明。
しかし、第37話で訪れた郊外にある「思い出の地」にいたのはシマリスであったため、山の主は何らかの事情でソラシド市近くに来た可能性がある。
劇中で時折映し出されるソラシド市の遠景は埼玉県秩父市とよく似ていると言われることもある。上述の甲府・長野とも景観が似ており、どれも内陸の地方都市という点で一致する。
スカイランドとの関係
第8話でヨヨ曰く「ソラシド市はスカイランドと次元的に隣り合わせとなっている土地」らしい。
二つの世界に嵐が発生した時は「次元の裂け目」が自然に発生し、スカイランドの鉱物や生き物が風に巻かれてソラシド市へと流れ着いてくる。
実際に夕凪ツバサは嵐の晩に飛ぶ練習をしていた所、次元の裂け目に落下してソラシド市へやって来た。
中盤以降、ソラとエルは紆余曲折を経てスカイランドに帰還できるようになったが、第24話で3度エルちゃんをソラシド市に滞在させるようになる。
しかし、プリンセス・エルを見守る過程で怪物から街を守っているプリキュアに対するソラシド市民のプリキュアへの信頼は厚い。
例えば、第39話で「プリキュアの味方」を名乗る不届き者がハロウィンムードの街でお菓子を独り占めしようと悪事を働くが、街の人達は既に本物のプリキュアの活躍を目の当たりにしたためすぐに偽物だと気付いていた。
後にアンダーグ帝国の目的が「スカイランドへの復讐」であることが判明したため、「プリキュアとプリンセス・エルに振り回された結果その巻き添えを喰らった」に過ぎなかった(極論だが本来スカイランドが負うべき被害を肩代わりしていたことになる)。
実際、第46話でプリキュア狙いでアンダーグ帝国がこちらに被害を出している様子がなく、プリキュア達は防衛の為スカイランドへ旅立とうとした結果平和な雰囲気になっていたのは皮肉と言える。
しかし、結局はシリーズお約束の「始めはご近所規模で、最終決戦は市~地球規模」になった。
住民
アンダーグ帝国との関わり
ソラシド市の人々は近代的な地域に住みながらも良い意味で村社会の気風が残っているのか、全体的にとてもおおらかな気質である。
そんな事情からアンダーグ帝国民を見ても特に動じずに(後者は流石に「人なのか?」と疑っていたが、風貌よりも行っていたトレーニングが原因かもしれない)接しているシーンもある。
その土地柄は三幹部がひっそり住み着くのに適していると思われ、幸いにもアンダーグ帝国の行動に人間界への侵略の意思が見られていないのかもしれない。
時は流れ第48話、アンダーグ帝国の女帝・カイゼリン・アンダーグがスカイランド王都を襲撃しワープトンネルから多くのスカイランド市民がソラシド市に避難した(ヨヨのワープトンネルが限界に達した後、バッタモンダーがゲートを繋いだ)。
そして、後に登場した諸悪の根源である「アンダーグ・エナジー」の化身は最強たる自らの力を振るうに足る『器』(ヒーローとしての輝きを持った者)を求め人間界(ソラシド市)へ侵攻するが、カバトンらの手助けによって追跡してきたプリキュアと再び対峙しその身をキラキラエナジーに化す形で滅び去った。
関連タグ
ソラシドエア:実在する航空会社。ちなみに、ソラシド市には「ももぞら空港」がある。