概要
頭部と尾の羽の色は白、胴体の羽の色は褐色。くちばしの色は黄色。
アメリカ合衆国の国鳥に指定されており、国章にも描かれている。
英語圏での通称はBald Eagle。
Baldは現代英語では「禿頭」と言う意味だが、古い英語では「白髪頭」と言う意味が含まれ、後者に由来するとされる。
近年ではAmerican Eagleとも呼ばれる。
勇壮な見た目であるが、主な食料は鮭等の魚類。また鴨やウミガラス等の水鳥を捕食する事がある。
インディアンの一部の部族では聖鳥とみなされ、またアメリカ合衆国の成立後も国家のシンボルとして厳重に保護されるなど、アメリカの精神的・文化的な象徴として大切にされている。余談になるがベンジャミン・フランクリンがハクトウワシの腐肉食性のみクローズアップした上で「ハクトウワシは正当に生計を立てていない」「アメリカの国鳥にハクトウワシを選ぶべきではない。アメリカの国鳥には七面鳥を選定すべきだ」と述べた逸話は有名である。
一時期は農薬による水質汚染から、その汚染された川魚を食べて中毒死するハクトウワシが続出して絶滅の危機に瀕する。しかし熱心な保護活動の甲斐あって個体数が劇的に回復し、現在は絶滅危惧指定は解除されている。
2020年と2021年には、北海道でも目撃されている。
新たな一面
野生個体数の回復に伴い、新たな一面も垣間見えるようになった。
ハシグロアビと呼ばれる水鳥の嘴に心臓を貫かれたり、タコに絡みつかれて
あわや水中へ沈みかけたり、魚を捕ろうとして水面ギリギリを飛んでいたら
水に落ちて飛べなくなってしまったり、翼が氷にくっついて飛べなくなってしまったり…
詳しくは検索してみて欲しい。
関連タグ
アメリカバイソン:アメリカ合衆国の国獣。
ハクトウワシ(けものフレンズ):本種をモチーフとしたけものフレンズの登場キャラ。