特にタカ目、フクロウ目、ハヤブサ目に属する鳥類を主にこう呼ぶ。
見た目が似ているため、互いに近い仲間と思われがちだが、鷹とフクロウは分類学上で近縁だが、隼は、鷹よりもスズメやオウムに近い仲間とされている。あくまで「見た目や習性が似た動物」を総称した呼び名にすぎない。獣における「猛獣」の鳥バージョンとも言える。
- ただし、危険であってもヒクイドリなどの飛べない鳥は含まない事が多い。
生態系の中では頂点捕食者である事が多く、猛禽類が生息しているということはその地域の生態系は良好といえる。ただ、隼はときにカラスに追いかけ回されることがあるなど、最強ではない場合もある。ちなみに雛鳥はモコモコ。
最大の猛禽類はオウギワシで、翼を広げると2メートル近くになる。化石種も含めると、ニュージーランドのハルパゴルニスワシが最大であり、翼を広げると3メートルに達したとされる。
ワシやタカなど基本的には精悍なビジュアルをしており、男性的な外見であるため、オスメス関係なく、よくイケメンと人間たちから定評である。
猛禽類は孔雀やインコなどのように華やかな羽毛ではないが、それがシンプルで落ち着いた風貌、雄々しさにも繋がっている。また、高速で飛行するため、それに耐えうる羽は頑丈であり、矢羽に最適である。そのため、鷹の羽を使った矢は、様々な国で高級品とされていた。
また、人に慣れる種類もおり、そういった種は鷹狩りのために調教されることもある。
捕食動物によくある人間の男性が憧れるような「カッコよさ」があり、戦闘機の名称や巨大ロボット、ヒーローのモチーフなどによく用いられる。身近な例ではF-15イーグルなど。