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曖昧さ回避編集

  1. 創作物において「英雄」という扱いされるキャラクター。主に男性を指すが、女性、性的マイノリティら、性別に関係なく使われることもある。
  2. 少女漫画乙女ゲームなど「女性向け」とされる作品において重要な役割を果たす、あるいは攻略・恋愛対象とされる男性キャラクター。「男性向け」ジャンルにおける「ヒロイン」と同義。
  3. 現実において、(例えばスポーツの試合などで)目覚ましい活躍をした人物に対する称号。

歌謡曲「ヒーロー」編集

正式名称は、holding out for a hero

オリジナルヴォーカル:ボニー・タイラー氏

カヴァーヴォーカル:麻倉未稀


オリジナルソング

カヴァーソング(大映ドラマスクールウォーズ主題歌)


概説編集

広義では、フィクション作品における男主人公。狭義では、傑出した超人的能力を活かして英雄的な立ち回りを見せる主人公。ヒーローと呼ばれるキャラクターは正義平和のために世を乱す邪悪と直接戦い、自らを自力で守れぬ弱者の味方となって犯罪者悪徳権力者を懲らしめ、勝利から自力で掴み取り、弱者を救う救世主的存在


ヒーローは通常「強い」「優しい」「カッコいい/美しい」「一級フラグ建築士」などのポジティブな属性を多くもったキャラとして描かれる。また、ヒーローであることを示す特異な能力や大きな権力を持っており、それはその人物のステータスともなっている。


また、上記のような特徴を部分的もしくは全体的に否定するような特徴を持ち、作品におけるキーパーソン(重要人物)となるキャラクターのことをアンチヒーロー(ダークヒーローとも)と呼ぶ。アンチヒーローが自ら主人公を張る作品も多いが、アンチヒーローが主役のライバルとして描かれることもある。


スーパーマンは「最初のスーパーヒーロー」として有名だが、厳密にはスーパーマンはスーパーヒーローのストックキャラクター(キャラクター類型)、つまり「スーパーヒーローの典型例」となったのであり、スーパーマンより前に「スーパーヒーロー的な」キャラクターはいた。

日本では黄金バット、アメリカでは快傑ゾロなどがその例である。


ヒーローと正義の味方編集

『月光仮面』の作者川内康範はヒーローが勝手に悪人に制裁を下すアメリカ映画に疑問を持ち、月光仮面を自ら正義を体現するのではなく「正義の味方」という存在として描いた。しかし、一般には「正義の味方」がヒーローの同義として認識されてしまっている。


東西のヒーロー観編集

日本においてヒーロー(スーパーヒーロー)とは、弱者に対する救い手という分かりやすい立場を指すことが多い。そのため重要視されるのは「」そのものであり、力の大小に関わらず誰かを助けようとする強い意志を持って行動する人物をヒーローと定める傾向にある。

結果、異能であれ超科学であれ、それらは志を達成するための「手段/道具」と割り切った扱いを受け、その使い道の是非を問うことが多い。

故に力の由来や本質は同じながら、それを無辜の人々を守る為に使うか、人に危害を加えたり己の欲望を叶える為に使うかと言った物語が展開しやすい。


一方で欧米におけるヒーローとは、自身の力を社会の幸福に寄与させる奉仕者であることが求められる。これは中世西欧から根付いた「天賦の才(ギフテッド)」に対する見解を論拠とし、要するに「才能は神から授かったものであり、その才能を人々の幸福のために活かすことこそ神の意思である」と定義され、才能による貧富の差を限りなく平坦に均すことを社会理念に求めたとされる。

いわゆる「ノブレス・オブリージュ(富める者の責任)」と同じ通念が、才能の方面にも求められている。

それにより欧米のヒーローは「力/才能を授かった理由」を哲学する展開がメジャーとなる。

スパイダーマンの主題である「大いなる力には、大いなる責任が伴う」というフレーズはそれを端的に表す物と言えるだろう。


この違いから、日本では「小さな事でも人助けをすれば誰でもヒーロー」と謳われる一方、欧米では「ヒーローとなる運命を受け入れる責任と覚悟」に焦点が当てられやすく、ヒーロードラマを構成する上でのストーリー展開に明確な差が生まれているという。


その他編集

古今東西のヒーローは必ずしも正義の味方然とした風貌やかっこいい風貌をしているとは限らない。

力そのものに善悪がなく、使い手次第で両方に転がるという思想を体現してか、怪物としての側面を持っていたり、異形の姿をしているというパターンも珍しくなく、怪物と人間の心の狭間で苦しむという作風も生み出されてきた。

アメコミではこの代表格としてハルク、日本ではこの代表格として仮面ライダーなどの石ノ森ヒーローが挙げられる。実はウルトラマンもまた正義の怪獣が活躍する番組の企画から生まれた存在であり、当初の児童誌でもウルトラマンが"正義の怪物"扱いされ(2008・小学館刊・てれびくんデラックス「大決戦!超ウルトラ8兄弟超全集」・P58より)、ダークサイドのウルトラマンは怪獣としてカウントされる事もしばしばある。


戦前日本のヒーロー像は基本的に忠君愛国の志士として描かれていたが、戦後日本では国家主義的なヒーローはタブーに近い状況になり、改心の見込みがある敵に改心を促したり荒ぶる存在を鎮めたり食べ物を分け与えるヒーローなど敵を懲らしめるだけではない様々な「正義」あるいは「信念」を体現したヒーローが出現し続けている。


見方を変えれば「悪」も「正義」の一つであるため、多種多様なヴィランもその価値観によってはヒーローと呼べるのかもしれない。『女神転生』シリーズでも思想ごとに合わせたヒーローが存在するぐらいである。


主なヒーロー紹介編集


日本の特撮編集


日本のアニメ編集


スーパーヒーロー(アメコミのヒーロー)編集


ゲーム編集


時代劇編集


児童書編集


その他のヒーロー編集


関連タグ編集

主人公 男主人公 男の子主人公 おじさん主人公 女性ヒーロー 少年ヒーロー アニマルヒーロー

ヒロイン ライバル ヒール

英雄 超人 救世主 王子 勇者

スーパーヒーロー アンチヒーロー メインヒーロー 準ヒーロー サブヒーロー パッケージヒーロー カラーヒーロー もう一人のヒーロー 負けヒーロー エロゲ主人公

クライムファイター ヒーロー不在 偽主人公 変装

ヒーローもの


関連リンク編集

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