ヒールとは
- ヒール(heel) … 英語で 踵(かかと)という意味。特に靴の踵を指して使われる。本頁で解説。
- ヒール(heel) … プロレスで卑劣な悪役を演じる者を指す。もともとは1から「かかと」、つまり「足の裏」のような人→底辺にいるような人のことを「ヒール」と呼ぶようなアメリカのスラングがあり、ここから「卑劣な(役割を演じる)人」のことを指すように変化した。またプロレス人気の高まりにより、一般にも「悪役」を指す言葉としても使われるようになった。
- ヒール(heal) … 英語で癒す、治すという意味。「ヒール」(heal)という回復呪文が登場するファンタジーRPGもある。
ヒール(靴)
靴のかかとの部分。木、コルク、金属、ゴム、プラスチックなどで作られるものが一般的である。
ソールとの違いは、ソールが靴底全体を指すのに対しヒールは踵部分を指すという点にある。
形、太さ、高さなどは、その時代や流行、靴の形や履いていく場所によりさまざまである。
なお、『○○ヒール』という表現は、本来ヒールの種類を指すものであって靴の種類を指す言葉ではない。
例えば、『ハイヒール』はヒールの高さを表す言葉であって、パンプスもサンダルもブーツも、かかとの高さが7cm以上ある婦人靴ならすべてハイヒールである(男性用ハイヒールも存在する)。
代表的なヒールの種類
高さが3cm以下のヒール。紳士靴はほとんどがこれ。特に女性用のパンプスでは、ヒールの高さがほとんどない靴はフラットシューズ、踵が2cm以下のものはカッターシューズと呼ばれることが多い。
高さ3.5~6.5cmのヒール。婦人靴に比較的多い。
高さ7cm以上あるヒール。長時間の歩行には向かない。ほとんどの場合婦人靴を指すが、乗馬の際足を抜けやすくするため踵が高いウエスタンブーツや足を長く見せるためのシークレットシューズなど、紳士靴でもハイヒールに分類されるものがある。
先端の細いヒール。「針(ピン)のように細い」という意味で呼ばれるようになった。おおむねハイヒールである。「スティレットヒール」とも。
太くてずんぐりしたヒール。チャンキー(chunky)は「ずんぐりとした」という意味。
関連タグ
1の関連: 足 靴 紳士靴 婦人靴 ローヒール ミドルヒール ハイヒール ピンヒール チャンキーヒール ウェッジソール