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概要編集

用途、機能、デザイン等々を男性のために特化して作られた物を指す。

内容としては主に機能重視で地味ごつい大きい多い重い等が挙げられる。

化粧品では石鹸の香りやミントの香りが多く、地味(シンプル)の法則に習ったものであろう。

創作における「男性向け」編集

子供向け子供が楽しむことに特化し、大人にとってあまり楽しめない作品であることと同様に、

男性が楽しむことに特化し、意図的に女性が見ることを想定しない作品群の事。

女性キャラが男性に都合のいい存在に描かれていたり暴力性的表現など女性が苦手とする表現が多い。


基本的に少年漫画雑誌や青年漫画雑誌に掲載されている作品であれば「男性向け」と言っていい。成人向けの本なら表紙男の娘以外の扇情的な雰囲気の男性がメインで描かれることはまずないと思われる。


棲み分けに対する注意編集

例えばこのような事例がある。

コードギアス反逆のルルーシュ』はロボットアニメの大御所サンライズが制作し、業界のスマブラに等しい『スーパーロボット大戦』にも参戦するほどの作品であったが、そのコミカライズは何故か少女漫画誌の「月刊Asuka」で行われ、ロボ要素が全てオミットされていた。

マクロスFやサクラ大戦のスピンオフが少女漫画誌に掲載された事もあったが、それらにおいてもロボットの活躍が描かれる事はほぼ無かった。

しかし、いずれも好評の内に完結した。多くの女性読者にとってロボ要素はどうでもいいものだったからである。


少年誌や青年誌でガンダムなどの巨大ロボット物のコミカライズが掲載された場合、学園パロディ物でもない限りロボットの活躍シーンが描かれ無いということはそうそう無い。


月刊少年ガンガン』では中性的で虻蜂取らずな誌面から少年誌らしい誌面に戻すためのお家騒動が起きてしまっている。

鋼の錬金術師』を見れば分かる通り、女性作家や中性的な表現は大して問題ではなく、(作家ではなく登場人物の)男女構成比、男性読者が望んでいる男臭い男性陣やバトルシーンの少なさ、男女の恋愛要素の男性読者と女性読者の価値観の食い違いが問題であるとされた。

「少年漫画が描きたいというより、少女誌やエロ漫画誌で描けることがないから消去法で少年誌に来た」「少年誌が一番売れるから少年誌に来た」という作家の姿勢も問題視されやすい。


それぐらい男女の意識には差があり、仮に同じ作品が好きだからといって視点・解釈・嗜好は一致する方が珍しいと言っても過言ではない。

とは言え、あまりに棲み分けを徹底しすぎると先鋭化し、かえって解釈違い的な争いが起きかねないというジレンマもある。互いが何をしているのかを知っておく程度の繋がりは維持しておくべきかもしれない。


少年漫画や青年漫画では、女性にとってセクハラパワハラと映る描写が出てくる事も珍しくない。成人向けに至っては人間扱いすらされておらず、ひたすら性処理道具とされる作品さえある。これは男性に手に取ってもらうために女性読者を『意図的に』想定していないからであり、そのため仮に女性が文句を言ったとしても「男性にしか見せるつもりのない作品をわざわざ手にとって読んでいる方がおかしい」と言う主張が成り立つ。


男性達がここまで強硬になるのは、これまで述べてきた事情に加えて表現規制」との闘いがある。

男性向けの二次元作品は特に早い時期から官民を問わず「浄化という名の自身の価値観の押し付け」が図られてきた分野であり、子供を守るという名目での事実上の検閲や、ラブコメをセクハラと見做した抗議運動などが頻繁に発生してきた歴史がある。


男性にも気に食わない表現はいくらでもある。

上記の「嫌なら見るな」理論であるが、叙述トリックを使った炎上商法への不平不満は、女性キャラへのセクハラ、パワハラとは全く別のカテゴリであり、読者が文句を言うのは公式の思惑通りである。

男性向け成年漫画の不細工な竿役は女性読者に嫌われることが多いが、過激な少女漫画では「男性向け成年漫画の竿役をイケメンにしただけのヒーローを平然と許す」「男女両方に嫌われる女性キャラと同じ性格の男性キャラ(特にイケメン)を平然と許す(BL・乙女系とNLとで鬼畜なヒーローのタイプが異なり、少女漫画では最も嫌われるNLのヒーローが描かれやすく、一般的にNLの男側が嫌われがちなのは男性向けの女尊男卑萌え系なため、少女漫画ではヒーローではなくヒーローに自己投影している女性主人公に問題がある説があり、少年漫画と同様に主人公が1人ではない可能性もある)」「竿役よりはマシな一方的なプロポーズや悪事や誤解される行為を一切していない普通身長のイケメンを3Kイケメンと比較して振り、同じ女性である生きづらさを抱えた女性たちも親友として扱わずに平然と差別する(彼女たちに彼氏を当てるのは解決策ではないし、読者にとって友達でもなんでもなく、しかもフィクションのキャラの恋愛模様を読者に見せてやる筋合いはない)」などの数々の差別を平気の平左でやってのけていて、男性向け成年漫画を嫌う女性たちにとっての上位互換になっておらず、同じ女性読者からも不平不満が出るほどだという。

特別女性読者が多くない、男性主体のバトル漫画(マッチョヒーローのブロマンスと心理描写が中心)や日常ギャグ漫画(不良男子学生や中高年男性の人情もの)でも、過激な表現を求める読者を優先するアンケート至上主義の犠牲になってしまうことがあり、元の作風が好きだった男性読者はどこにも行き場がない。

「男同士の深い関係性が見たかったら女性向けのボーイズラブに行け」「日常ギャグが見たかったら女児向けか萌え系に行け」なんて言われようものならマジギレものである。


男性向けの男性に都合のいい女性キャラの特徴の一つとして「女性キャラが艶めかしい美少女と少数の顔の濃いドブスしかおらず、中間顔が滅多に出ない」というものがあるが、女性向けNL作品の過激なものでは、男性向けと同等かそれ以上の女性キャラ(時には男性キャラも)の容姿差別を平気の平左でやってのけていて、価値観を統一する同調圧力がのさばっていて、「男性向けと違った意味で多様な女性が描きづらい」「男性しかいない作品以外でBLを描けたものではない」と思われている。

中間顔の女性キャラが男性向けでも女性向けでも差別されて行き場がないという異常事態に陥っていて、現実世界のインセルの差別に匹敵する。

男性向けのかわいさ・美しさ・強さにこだわった女性陣が「似た顔しか出さない」「巨乳でセクシーでエロティックなヒロイン、ロリなどの萌えっぽいヒロイン、異世界人などの人外ヒロインしか出さない」「髪型や服が滅多に変わらない」辺りで説明できるのに対して、女性向けの容姿差別は非常に生々しい。

男性向けのヒロインが女性読者の好みに合わない理由が『男性より役立たずか、モブのような男性にしか優しくしないかの両極端』『ブロマンス(友情BL)をNLに変えてしまう』『エロ描写が邪魔』辺りで説明できるのに対して、女性向けの女性キャラは百合の間に挟まる男種付けおじさんの男女逆的な非常に危険な存在として警戒されていて、見た目は一切関係ない。少年漫画のヒロインが嫌われる理由は男性向けの清楚な女性を女性向けの俗物の女性と同じ目線で見た二次被害の可能性が高く、男性読者が男性向けの非処女のヒロインを嫌う理由も似ている。


そして、女流作家が少年漫画を描いた場合に、男同士の距離感が妙に近くてベタベタしている一方で女性との絡みがほとんど無いなど、「BL漫画誌でやれ」としか言い様がない作品を描いてしまう人間がいくらでもいるし、好きな少年漫画のBL二次創作など、「精神的ブラクラ」に匹敵するとも言われ、少年漫画がどうでもいいカプ厨自治厨の論争に巻き込まれた事も枚挙に暇が無い。

これが「女性向け少年漫画」というグレーゾーンに隔離する他なく、一般誌にまで載ってしまっている。

よく勘違いされるが、男性は「少年誌でBLを描くな」「男性向けではなく女性向けで多様な女性を描くのは自由だ」と言っているだけで、「BL自体が駄目だ」とは一言も言っていない。


繰り返し言うが、「男性向け」と「女性向け」は男湯と女湯の仕切りのように相互に不可侵の存在であるべきなのである。


女性向けジャンルであるティーンズラブでも問題があり、男女の性描写の過激化が進行して、ヒロインを偏愛するストーカー男()がヒロインを拉致監禁して性的調教を行い、ヒロインは快楽堕ちしてストーカー男の性奴隷、生オナホとなることを受け入れてしまう、というような男性向け鬼畜系エロ漫画とほとんど同じ内容の物が描かれ、不細工な竿役や臭いフェチ向けを嫌う男性読者にも人気を博しており、「女性向けの様式を使った人間に見える人間だけが描かれている誰向けでもない作品」「絵が上手くてストーリーの形になっている、パクリや下手糞や無味無臭よりは上等な、描くこと自体が目的の作品」「リアルな男性の体が描かれていない点のみに女性向けの特徴が表れている作品」と化している(NL自体が男性用か男女共用でしか成り立たず、本来は女性向けではないのかもしれない。「男女CPは好きだがNLの様式は嫌い」という性格は矛盾していない)。

古来から泥棒猫と揶揄されるほどのぶりっ子は女性が演じてきたもので、女性の男性向け萌え漫画家・エロ漫画家が多いのや、作者の女性比率の多さに反して読者の女性比率が少ないのは理に適っている。

女児向けアニメや少女漫画(昭和以前の恋愛もの以外)を手掛ける男性作家が多いように、青年漫画や少年漫画を手掛ける女性作家も多い。

というか男性向けの殿堂たるエロ漫画でさえ3〜4割は女性作家と言われていて、女性作家の趣味なのか拝金主義なのか、はたまた男性編集者の仕業なのかは不明とされている。

正統派な男性向けを復活させるには硬派かつマッチョを流行らせるか、二次創作を全面的に廃止してニアホモではない完全なBLを女性向け原作で描かせるかしかないのであろうか。


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女性向け 男児向け 青年向け 成人向け

趣味 オタク メンズ マッチョ

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