概要
「腐向け」の多くが女性が女性に向けて製作したもので、ゲイを美化したファンタジー色の強い内容であるのに対し、ゲイ向け作品は基本的にゲイ男性がゲイ男性に向けて製作しているため、即物的なポルノ、ないしは相対的にリアリティを重視した内容になることが多い。
タグの使われ方も男同士の絡みがある作品だけではなく、ゲイの方が飛びつきそうなガタイのいい男性単体の作品も多い。
両者の間には基本的に交流がなく、ゲイの中には腐向けジャンルを疎ましく思っている人間も少なくない。
現状ゲイ向けジャンルの市場規模は非常に小さく、「ゲイビデオ」「ゲイ向けゲーム」「ゲイ漫画」などが細々と作られ、限られた「同士」の中で楽しまれているに過ぎない。
余談
ゲイ向けの一部作品は非ゲイ男性にも(主にネタ的に)受け入れられることがあり、MAD素材などとして断片的にバズる物が出る事もあるが、その性質上、関係者から「無関係な第三者がおもしろおかしくネタにしている」と不快に思われる可能性がある。
レズビアン向け作品はゲイ向けよりさらに市場が小さいのだが、そのために百合に吸収されてしまい、特に棲み分けは意識されていないようである。
関連タグ
腐男子:「腐女子の男性版」を指す言葉。ゲイがいないとは言わないが、先述した両ジャンルの関係から、先方はともかくこちら側は「カマホモ」と同一視するなど快く思われない傾向が強い。
ガチホモ:文字通り「ガチでホモである」の意。「先述したMADなどをノンケがネタ的にカテゴライズした」という趣が強く、やはり当事者は不快感を示す傾向にある。