概要
1971年7月に隔月刊誌として創刊、2年後に月刊誌に昇格した。
日本初のゲイ雑誌として知られるが、これは一般販売される商業誌としては初めてという意味であり、本誌以前にも会員制のゲイ雑誌は存在していた。
ゲイのことを広く、浅く取り上げた。故にエイズを始めとした性病を真面目に取り上げたり、執筆者におすぎがいたりした。さらに文通欄は、なかなか出会いの場がなかったゲイからの評判がよかったという。
ただ、ネット普及で手軽にゲイ同士の交流が出来るようになったことで文通欄が衰退したことに加え、「広く、浅く」の姿勢が、逆に対象を絞り込んだゲイ雑誌が現れたこと、さらにゲイのとらえ方がどちらかというと後ろ向きだったことでゲイからの支持を徐々に得にくくなってしまい、結果2004年9月末に発売された同年11月号限りで事実上廃刊となった。
ただネームバリューの高さからか、復活と廃刊を繰り返し、2007年4月以降は季刊として刊行されていた。なお、かつては普通の書店(のアダルトコーナー)で購入出来たが、現在は薔薇族WEBショップ(リンク切れ)という通販サイトと、東京都内の2カ所の書店でしか購入出来なくなった。
2023年4月に再び休刊、以降は二代目編集長のフジミ・セージによる新媒体準備号を展開している。
また、2024年以降は初期の刊が電子書籍化され、kindleで一冊500円で読むことができる。
くそみそテクニックを筆頭とした山川純一作品を掲載していたのは、この雑誌である。