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概要編集

元々は山川純一によって男性同性愛者向け雑誌「薔薇族1987年漫画増刊「バラコミ」2号に掲載された一話完結の漫画であったが、以降10年以上の年月を経て、2002年頃からぁゃιぃわーるどなどのネット掲示板で作品の1ページをスキャンした画像が出回り、翌年ふたば☆ちゃんねるにて作品全部がアップロードされる。

さらに2ちゃんねるなどへ推移し、作中の「ウホッ! いい男…」「やらないか」といった台詞が、一部のネットユーザーの間で流行するようになった。

なお、タイトルの「くそみそ」とは、「味噌も一緒くたにする」という意味で、全てを否定/台無しにするという意味である。


なお、この作品は山川の名前と共に時代に埋もれていた背景が後に薔薇族元編集長の伊藤文學によって明かされる事となる。


ちなみに後の「ヤマジュンパーフェクト ウホッ!いい男たち」に収録されるまで、それ以前の山川の作品集(単行本)には全く収録すらされていなかった作品である。これがネットでウケた事で今日では山川の代表作扱いとなったのだが、彼の作品は親記事でも述べられている様に不遇の作品群であり、くそみそテクニックもその一つだった。

こういった本人不在(行方不明)の形で再評価されるのは極めて稀だとされる。


そして2024年9月10日、ついに公式電子版として復刻した(⋯はずが執筆時点では日本では表示できなくなってしまった。アメリカのAmazonからは日本語版も閲覧可能)

ストーリー編集

ある日、予備校に通う同性愛者である道下正樹は帰宅途中に尿意を催し、公園の公衆トイレ目指して急いでいた。その近くのベンチに座っていた阿部高和を一目見て、思わず「ウホッ! いい男…」と欲情する。すると彼はホックを外した後に股間のファスナーを下げ陰茎を道下に見せ「やらないか」と性交を誘う。

突如、道下の脳裏にこのトイレは一部の男性同性愛者が、特定または不特定多数の性行為の相手を求めて集まり、性行為を行う場所「ハッテン場(発展場。英語での総称としては「Gay cruising spot」が一般的)」として有名であったことが過ぎった。


道下は阿部に誘われトイレの個室に入ると裸に剥かれ、口技により射精する寸前になった所で尿意を思い出す。すると阿部は自らの肛門内で放尿するよう命じ、自らも全裸になり道下を促す。戸惑う道下だが、阿部の臀部の格好良さに感じ、背後から阿部の肛門に陰茎を挿入し、放尿し終るとともに絶頂に達する。


直腸に注入された尿を排出した阿部は、自らの性器が大きいことを道下に確認させると道下の肛門に陰茎を挿入するが、道下は便意を訴える。

便意を訴える道下に阿部が陰茎を挿入する場面で物語は終っているので、その後の展開は不明である。しかし阿部の「俺が栓しといてやるからこのまま出せ(※)」「クソまみれでやりまくるのもいいかもしれない」という台詞及び道下の「クソミソな体験になった」という台詞から、道下は性交しながら排便し、その後も性交が続いたと推測される。


※…シチュエーションとしては道下の肛門に挿入という事になるが、その状況でどうやって排便するのかで矛盾している。


登場人物編集

  • 道下正樹 - 作品の主人公。予備校に通う学生。同性愛者であることを自覚している。
  • 阿部高和 - 自動車修理工の男性。青いツナギを素肌のまま身に付けている。いい男。

メディア展開編集

くそみそテクニックがインターネット文化として定着した事に伴い、二次創作も活発に行われており、小説や歌、アニメ、朗読、ダンス、コラージュなどの作品が多数製作されていることはご存知の通りである。

特に、歌い手「いさじ」の活躍は広く知られており、彼の代表曲であるバラライカの替え歌「やらないか」はyoutubeでの再生回数が本家を大きく上回るほどである。そもそもこの「やらないか」は当初動画サイトにおいては転載の形で投稿されており、いさじ本人がアップロードしたものではない。

2008年11月には「薔薇族」公認で「やらないかTシャツ」が発売され、限定品ながら即完売となった。


更には、あろうことか地上波アニメでもネタにしたものが出てきた。以下に主なものを挙げる。

第2話「甘い、罠」にて、主人公らの前に阿部さんを思わせる(というかそのもの)警備システムが現れ、2人に 「俺と・・・(腕相撲)やらないか」と持ちかけた。その時、主人公アスクールは「いさじじゃん」と言い放っている。完全に間違いであるが、この時バラライカに似たBGMを流していたため、どちらかといえばいさじを意識したものであろう。


久遠寺家の執事「大佐」が主人公に対し「私の屈強な背中を見てくれ。こいつをどう思う?」と尋ねたり、窃盗をした美少年に対しトイレに連れ込み「謎の仕置き」を行ったりした。その他にもくそみそを彷彿とさせるシーンがいくつかある。


まさかの国民的アニメ2008年4月に放送された76話のゲストキャラ、チアキサトシのピカチュウを一目見て「ウホッ!いいポケモン…」と発言。これに限らずこのアニメは同年1月にも違うベクトルでやらかしたり本家ゲームでも阿部さんを彷彿とさせるキャラを登場させたりと最早制作側のネジが外れてるんじゃないかと疑いたくなる程ぶっ飛んだことをやらかす事で有名である。


第7話にて冒頭数秒を再現。ただし声はなし。


ゲーム作品編集


会話で「門」の大きさについて「こいつをどう思う?」「すごく…大きいです」のネタが登場。

さらに続編「EXCEED」では「う、うほっ!」まで飛び出す始末。ちなみにこのネタを持ち込んだのは腐女狐こと「小牟」である。


先述の通り。ここから「やまおとこ」は怪しいキャラ扱いされていく。


謎の薔薇が咲き乱れるバラ園に「うー!トイレトイレ!の道下のポーズを取る彫像」「ベンチでの阿部のポーズを取る彫像」、果ては「何故か男子トイレしかない公衆トイレ」が背景に登場する。


そして…編集

2012年、アダルトビデオ大手MOODYZにより実写版が製作された。だが女だ。

・・・どうしてこうなった

本家が物申す!


また2時間サスペンスにおいてもTBSで2003年2月に放送されたカードGメン小早川茜5「黒いデータ」において漫画家である主人公の夫が20年前に書いた作品がネット状で話題になっているシーンがあった。ひょっとすると2002年頃の「くそみそテクニック」のネット上でのブームをモチーフにしたのかもしれない……


2023年4月1日アニメ化が発表された。

上記動画の最後には発表日のせいなのか※本当です』と表記されている

タイトル名は新・やらないか

アニメ公式サイト

アニメ公式Twitter


…ところが、全く別の制作会社(スタジオレオ)によって「山川純一アニメ劇場」として新・やらないかとは別のくそみそテクニックのアニメ化がされている事が判明する。こちらはほぼ原作そのままの展開となっている。

新・やらないかとコレとは何故別々にアニメ化されたのかは不明である。




2024年9月には伊藤文學氏によって発掘・電子化された電子書籍版が発売された。

同時に英語版も出ており英題は「CRUISING UP SHIT CREEK」。

Cruisingは航海という意味だがハッテンというゲイ用語でもあり、Shit Creekは「困った状況」という意味だが直訳では糞の川ともなる。

いい翻訳をくそみそにしてしまいそうな気もしないが、意図する意味は「困った状況に陥った」/「いい男とクソのせせらぎ」のダブルミーニングだと思われる(多分)。


関連イラスト編集

ノンケなう!(キリッセンシティブな作品

「ウホッ」の場合もご注意ください

R18作品


パロディ絵も多く投稿されている。

【ネタバレ】地霊殿6ボスよーし、このチン時計型麻酔銃でおっちゃんを眠らせて♂


イメージレスポンス用素材

センシティブな作品


関連タグ編集


R-18が苦手な人のための外部リンク

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