概要
古来より、悪しき異形の存在と戦ってきた日本政府直属の影の組織『森羅』のエージェントである。同作品の男主人公、有栖零児のパートナー。
武装
水の属性を持つ仕込み錫杖『水燐(すいれん)』、魔の力を持つ拳銃『銀(シルバー)』や様々な術を用いて戦う。
続編の無限のフロンティアからは、ブレード付きの拳銃『白金(プラチナ)』も使用している。
その正体は仙狐(中国における狐の妖怪)。
10年前、零児の父・正護と組んでいたが、敵対組織『逢魔』との戦いの末に死んだ(この詩には自分も一因があり長い間後悔していた模様)彼に代わり、当時新人だった零児に先輩として戦術のイロハを叩き込み一人前のエージェントに育て上げた。魔界の閻魔大王曰く「有栖家の直系に憑く狐の妖し」であり、一部では有名な存在らしい。
人間年齢換算765歳とかなりの高齢だが、1000歳から成体と見なされる仙狐族の中ではまだまだ若者。
……のはずであったが、PXZ2本編にて実は765歳までしか年齢を覚えていなかったという事実が明らかになった。(本当に忘れていたのかあえてのサバ読みなのかは不明。メタ的なことを言えば加齢すると765ネタでなくなってしまうためだろうが)
また作品ごとにとある部分が少しずつ大きくなっている(もっとも、零児の沙夜たちに対する反応からして、そこが成長しても効果があるかは微妙だが)。
プロレス観戦の他、インターネットやマンガ、アニメなどの現代日本のサブカルチャーも趣味の範疇で、その手のあらゆる知識やネタが豊富であり、本作におけるネタ要員として、今の若い世代には全く分からないようなマニアックなネタをシナリオのあちこちで状況の如何に関わらずバラまきまくってプレイヤーを驚愕させ、そして爆笑させた。
よっぽど深刻な状況でない限りはどんなに切羽詰った状況下においても極めて軽いそのノリを崩さない性質で、一部の登場人物及びプレイヤーからは駄狐の愛称で呼ばれている。(一部のプレーヤーは、あの人を思い浮かべるだろう)
種族の寿命の差によって零児といずれ死に別れる事を理解しつつ彼と共に生きていくことを望んでおり、彼の命を守るためなら自らの命をも賭ける覚悟も持っている。
スーパーロボット大戦シリーズとの関連性
キャラクターの設定構築にディレクターの森住惣一郎氏が関わっており、小牟のキャラクターデザインが同氏がバンプレスト所属時にプロデュースした『スーパーロボット大戦IMPACT』の女主人公『エクセレン』に似ている。無限のフロンティアでとうとう公式ネタ化してしまった。
後述のネタセリフの総数はスパロボOGのネタ女王の異名を持つエクセレンをはるかに凌駕している。
namco×CAPCOMの発売から3年後、零児と共に無限のフロンティアに2回ゲスト参戦し、エクセレンと共通点のある『アルフィミィ』と共演した。
その折、スパロボシリーズ公式絵師の河野さち子氏によって徐々に「肉付きが良くなっている疑惑」が持たれている(続編とも言えるPXZ2においてナムカプ以来再会したとあるキャラクターから「何か盛ってない?」と言われていた)。
765歳なのにまだ成長期なのか女性ホルモンの分泌多過なのか・・・けしからんいいぞもっとやれ
ただし、「無限のフロンティアEXCEED」のオープニングムービーではでっかい勢とぺったんこ勢のどちらにも属さない微妙な中間のポジションにいる事に困惑している姿がある。(更に、この時流れている歌詞が「天と地のハザマでCry'n」)
ダ・フォックス自重しろ
小牟と言えば、有名どころからマイナーどころまで幅広く網羅されたネタセリフ。
その数は凄まじく、ネタの含まれていないセリフを探したほうが早いんじゃないかと思われるぐらい。
どのぐらいネタを含んだセリフがあるのか。そのごく一部のみ掲載する。
- ふん! ぬしなぞ指先ひとつでダウンじゃ
- 地獄すら生ぬるい
- 痛みを知らせず、安らかに送ってやれい
- わしは森羅をやめるぞ、零児ーッ!!
- このシャオムウ、容赦せん!
- ちゅうか、ぬしは最初から負け犬ムードだったってことじゃ!
- デカァァイ!説明不要!!
- どこかに抜け道とかないかのう。キノコの裏側とか
- (真昇竜拳を見て一言)アッパー昇龍拳に見えたが……
- 国へ帰るんじゃな。お主にも家族がおるじゃろう
- 敵を見てから余裕じゃった!
- カプセル怪獣?
- つーか、奥歯にものすごく速く走れる装置でも仕込んどるとちゃうか?
- わしにはまだ、帰れる場所があるんじゃ
- 古来より戦争は数だよと言うしの
- 白虎砲を使わざるをえない…!
- そこら中で派手にやっちゃる!
- ごぉーーーっつい!白虎バズーカじゃ!!
- 男じゃったら拳ひとつで勝負せんかい!!
- シャオムゥブリンガー!
- 黒じゃよ、真っ黒!
- もうちょっとだけ続くんじゃ!
- なん……じゃと……!?
- うほっ!いいアイディア!
- 上から来るぞ、気をつけぃ!
- 油揚げ4枚分くらい
- 落ちちゃいなちゃーい!
- そんなロマン、キャンセルせんか!
- 森羅のアイドルマスター、小牟じゃ!
- ワシのターン!
- わしは森羅の電子の妖精といわれとるんじゃ(中の人ネタ)
- わしらの勇気承認!
- ぬしのその手が真っ赤に燃える!
- うむ。マーボーカレーおごっちゃるぞ!(ただし、中の人的にはこの作品ではなく次の作品のこのキャラ)
- す、凄い漢(おとこ)じゃ…
- 一秒に16発じゃ!
- 海が好きィ!
- 波乗の型
- 魅惑のレア・ハンターで何とかしてくださいよォ~ッ!
繰り返すが、これでもほんのごく一部である。一つまみですらない。
全部あげたらとんでもない事になるので、興味がある方は出演作品をどれか一つプレイされることを薦める。
ちなみに、中の人である南央美氏自身でさえも小牟を演じておきながらもあまりのマニアックすぎるネタのオンパレードに理解ができず、小牟が何を言っているのかわからない・・・らしい。そりゃ、サブカル系ネタが大量にあればもっともな意見である。
登場作品
2005年 … namco×CAPCOM
2008年 … 無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ
2010年 … 無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ
2011年 … 勇現会社ブレイブカンパニー
2012年 … プロジェクトクロスゾーン
2015年 … プロジェクトクロスゾーン2&ワルキューレの冒険 時の鍵伝説 With シャオムゥ(詳細はワルキューレの冒険の記事の関連タグへ記載有り。)
関連イラスト
関連タグ
namco×CAPCOM 無限のフロンティア プロジェクトクロスゾーン 有栖零児
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