概要
半袖シャツと短パンに裸足で靴を履いているという典型的なワンパク坊主である。
家族構成は、丸眼鏡をかけたハゲ頭の父親と、自分にそっくりな顔つきの母親がいる。
それと【もんもたろー】という ご先祖様がいて、護符で呼び出すことができる。
いたずら好きでスケベな性格が災いし、眠っている最中、神様によって罰として生きながらにして地獄につれてこられてしまった。裁きを受けるべく閻魔大王へ会いに行くことになり、道中を切り抜ける手段として、妖怪念力を撃ち出す能力を神様から授かっている。
何度も言うが、眠っている間に生きたまま地獄に連れて来られてしまったのである。
自業自得とはいえ、けっこうひどい。
神様も身を守るための手段を提供してはいるが、それを差し引いてもひどい。
とはいえ、地獄めぐりの最中でも、たろすけはスケベ心を発揮して
乙姫さまのダンスを堪能したり、泉の女神様に見とれていたりいる。
ある意味、たくましいともいえる。
が、エンディングには思わぬ罠が隠されており、それを理解せずこれまでのステージと同じ感覚で最終ステージをクリアをしてしまうと、たろすけは地獄界、餓鬼界、畜生界等に落ちる末路が待っているという鬼畜仕様となっている。
謂わば、妖怪念力を撃ち出す能力はおろか、ゲームシステム自体がたろすけの破滅にも繋がり得る物ともなっているのである。
チャンス与える気無いだろ、神様…。
namco×CAPCOMでの『たろすけ』
『namco×CAPCOM』で共演した多喜曰く、
『人の身でありながら、魔界と天界を歩き通した童』
そう聞くと、なんだか凄まじいヤツである。
最初はガマ親分に呼ばれて丁半博打で遊んでいたが、実は閻魔大王からの呼び出しと聞き仰天。(余談だが、この時の丁半博打で丁半だけでなく出目まで当てるという何気に凄い事をやってのけている。)
その閻魔から、三途の川から抜け出した源氏一党を退治する事を依頼され、同じ源氏討伐を目的とする平景清とタッグを組む。
原作のスケベ心はいかんなく発揮…というか、むしろパワーアップしているとも言え、女性キャラに◯◯したり、乙姫さまと再び出会った時にあやしげな会話をしたりするのだが、その度に一行からツッコミをいれられている。
ただ、はじめこそ帰りたいと叫んではいたものの、戦闘での掛け合いでは自分を鼓舞し、景清にその心がけを高く評価されるなど、頼もしい一面も見られる。
景清と組まされたのは、戦いにおいて冷徹かつ暴走しがちな景清のストッパーをやらせるため。事実、初登場時の景清は「目の前に立つ者は全て斬る」と、現場に居合わせた御剣達もまとめて斬ろうとしていた。当初はたろすけも景清の対応に「疲れる」とぼやいていたが、以降はなんだかんだと息が合い、景清にとっても唯一無二と言えるパートナーになる。
妖怪道中記の一件でそれなりに有名らしく、多喜とは物語開始前から顔見知り。(ちなみにCVも同じ。)
戦闘では基本的に景清の苦手とする遠距離をカバーする立ち位置。ご先祖様・もんもたろーも健在で、レベルが上がると景清を超える攻撃性能を有するようになる。景清自身もコンボ繋ぎに優秀で、ユニットスキルも強力であり、ナムカプ三神と言われる武神・邪神・緑神に次ぐ高性能ユニットとなっている。
プロジェクトクロスゾーン2での『たろすけ』
CV:折笠愛
プレイヤーキャラではなく、NPCとして登場。
竜宮城で零児らと再会、かつてナムカプで共に戦ったことが語られる。上記のとおり戦いに参加することはなく、千鶴ら非戦闘要員をかくまったり、どういうわけか検事を呼び出して竜宮城で裁判を開く手伝いをしたりした。
相も変わらず年季の入った貫禄のあるニヤケ顔を見せつけ、ヴァシュロンから「師匠」を慕われたりした。
関連イラスト
余談
ジョジョの奇妙な冒険の腐向けカップリングの一つである承仗と甥叔父のもう一つの呼び方としても『たろすけ』が使われている。
おそらく『承仗』では声に出した時「じょうじょう」になってしまって逆カプと紛らわしい事と、「『甥叔父』は文字列の近親相姦色が強いため、好きではない」という声もあるため、二人の「承太郎」と「仗助」のそれぞれの「じょう」と読む漢字に続く「太郎」と「助」の部分をカップリング名として繋げて呼ぶこの名称が発生したものと思われる。