※本項では、ポケモンのピカチュウについて記述します。
曖昧さ回避(ポケモン関連)
- ゲーム『ピカチュウバージョン』→ポケモンRGBP
- 『Let's Go! ピカチュウ』→ポケモンLPLE
- スピンオフに登場するピカチュウ→ピカチュウ(番外作品)
- アニメに登場するピカチュウ→ピカチュウ(アニメ)、サトシのピカチュウ、レオン(ピカチュウ)、キャプテンピカチュウ
- 特殊個体→おきがえピカチュウ、ピカ
…を参照してください。
基礎データ
全国図鑑 | No.0025 |
---|---|
ローマ字表記 | Pikachu |
ぶんるい | ねずみポケモン |
タイプ | でんき |
たかさ | 0.4m |
おもさ | 6.0kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
とくせい | せいでんき |
隠れ特性 | ひらいしん |
Zワザ | ひっさつのピカチュート/1000まんボルト(※) |
タマゴグループ | りくじょう/ようせい |
好きなエサ | もちもちキノコ/きらきらミツ/いきいきイナホ/ころころマメ |
おとしもの | ピチューのけ |
※:サトシのピカチュウ専用。
地方図鑑
カントー図鑑 | No.025 |
---|---|
ジョウト図鑑 | No.022 |
ホウエン図鑑(RSE / ORAS) | No.156 / No.163 |
シンオウ図鑑 | No.104 |
セントラルカロス図鑑 | No.036 |
アローラ図鑑(SM / USUM)
| No.025 / No.032
|
ガラル図鑑
| No.194
|
ヒスイ図鑑 | No.056 |
パルデア図鑑
| No.074
|
各言語版の名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | ピカチュウ | ぴかぴか(光を表す擬態語)+pika(英語でナキウサギ)+ちゅう(ネズミの鳴き声) |
英語・ドイツ語・スペイン語・フランス語・イタリア語 | Pikachu | 日本語名の音写 |
韓国語 | 피카츄 | 日本語名の音写 |
中国語(簡体字・繁体字) | 皮卡丘 | 日本語名の音写 |
中国語(香港) | 比卡超 | 日本語名の音写 |
タイ語 | ปิกาจู | 日本語名の音写 |
ロシア語・マケドニア語・モンゴル語 | Пикачу | 日本語名の音写 |
ウクライナ語 | Пікачу | 日本語名の音写 |
ブルガリア語 | Пикачу | 日本語名の音写 |
リトアニア語 | Pikačiu | 日本語名の音写 |
ヒンズー語 | पीकाछू・पिकाचू | 日本語名の音写 |
ヘブライ語 | פיקאצ'ו | 日本語名の音写 |
アラビア語 | بيكاتشو | 日本語名の音写 |
アゼルバイジャン語 | Pikaçu | 日本語名の音写 |
ギリシャ語 | Πίκατσου | 日本語名の音写 |
インドネシア語・セルビア語 | Pikacu | 日本語名の音写 |
アイスランド語 | Pikatsjú・Píkatsu | 日本語名の音写 |
トルコ語・アルバニア語 | Pikaçu | 日本語名の音写 |
進化
ピチュー→ピカチュウ(なつき進化)→ライチュウ(かみなりのいし)
リージョンフォーム
ピチュー→ピカチュウ(なつき進化)→アローラライチュウ(アローラ地方でかみなりのいしを使用)
※通常種と進化条件は同じ。
キョダイマックス
タイプ | でんき |
---|---|
たかさ | 21.0m~ |
おもさ | ???.?kg |
ねずみポケモン・ピカチュウがキョダイマックスした姿。
正式名称はピカチュウ(キョダイマックスのすがた)。
詳細はキョダイマックスピカチュウにて
概要
『ポケットモンスター』シリーズに登場するモンスター(ポケモン)のキャラクター。第1世代『赤・緑』から登場し、ピカチュウ版ではパートナーポケモンを務めた。
ゲーム自体やったことがない人でも、一つのキャラクターとして老若男女問わず知っているであろう最も有名なポケモンであり、その存在はもはやポケモンの看板そのものであり、なくてはならない存在である。
綴りは異なるものの、発音は世界共通の「ピカチュウ」。
鳴き声も名探偵ピカチュウやアニメでの複数個体、外伝アニメなどの一部例外を除き、大谷育江でほぼ世界共通。
デザインを担当したのはにしだあつこ。
知名度と人気
前述の通り「ポケモンを良く知らなくてもピカチュウは知っている」という人がいる程の圧倒的な知名度を誇り、人気も抜群にある。
各ポケモンセンターのマスコットキャラクターを務める他、何かしらのポケモングッズを展開する場合真っ先にピカチュウがラインナップに入り、「Pokemon The MOVIEシリーズ」の製作委員会の名前が「ピカチュウプロジェクト」であることからも分かるように、実質的な「ポケットモンスター(ポケモン/Pokémon)」の代名詞的存在といえる。
1990年代後半には公立小学校にピカチュウのつなぎを着て来て先生に怒られた児童もいたほどで、このことからも圧倒的な人気が窺える。また、同じく小学校の朝のレクリエーションでピカチュウが題材にされるなど、当時の教員からも「迷ったらコレ!」というべき題材として認知されていた。
第5世代「ブラック・ホワイト」の舞台となるイッシュ地方でのみ、ピカチュウが野生で生息しないという設定(通信交換での入手は可能)が試みられているが、やはり大変プレイヤーからは不評であった様で、以降の作品舞台では必ずピカチュウ系統が生息する設定となっており、その点からもピカチュウがなくてはならない存在であることを大きく証明しているといえる。
開発当時ゲームフリーク社内で実施された人気投票では、それほど上位に食い込むことはなかったという。当時はピッピの方がアイドルポケモンとして扱われることが多く、ゲーム内に登場するアイテム「ピッピにんぎょう」の存在、『ポケモンカードゲーム』でピカチュウがコモンなのに対しピッピがキラカード扱いであったこと、ピッピを主人公とした漫画がアニメに先駆けて連載開始(96年4月連載開始、アニメが始まったのはその1年後である97年4月)したことからも見て取れる。
だが、最終選考(150匹に絞る人気投票)ではピカチュウが断トツであったという証言が残っており、実はゲームフリーク内でも少しずつピカチュウの方が人気となっていったことが窺える。
そして、これを受けてプランナーの西野氏はトキワの森での出現率を下げたのであるが、結果的にゲームの中で初めて出会うレアポケモン(序盤のトキワの森で低確率出現)となり、逆に印象に残りやすくなったことでプレイヤー間でも人気となったのではないか、という説がある。(参考)
また、アニメでサトシのパートナーへ抜擢された理由としては、監督・湯山氏から「最初の3匹のどれかにすると選ばなかった人が可哀想であるから」「技による電撃がアニメの演出に効果的であるから」等の発言が成されている。
ちなみに2009年度に集計が行われた「好きなポケモンランキング」ではダントツの1位、2016年6月7日に結果発表された「ポケモン総選挙720」では4位。2020年2月の人気投票『ポケモン・オブ・ザ・イヤー』では19位となっているが、層の違いやポケモンの総数を考えれば十分高い部類であろう。…最近ではポケモンGOの影響からか町興しならぬ県興しに個別のポケモンを起用する例も増えて来ており、「ポケモン=ピカチュウ」の図式が少しずつ崩れて来ているのは否定出来ないが。
なお、2022年12月16日にサトシを主人公とするテレビアニメシリーズの終了を発表。2023年からの新シリーズではパルデア御三家が前面に押し出されていたが、2023年2月24日にキャプテンピカチュウが新シリーズにレギュラーで登場することが発表される(声優も続投)。これにより、同年以降もピカチュウをポケモンプロジェクト全体のメインキャラクターとして据える方針を継続することが確定的となった。
外見
特徴
全体的にでんきタイプらしく黄色い体をしているのが特徴。目は黒単色に白のハイライトが入る(このハイライトは絶対に瞳下部へは移動しない)。アニメ等含み一部イラスト等で大きく顔がアップされる際には茶色い瞳孔が入ることもある。
頬には赤い色をした「電気袋」と呼ばれるものを持っており、溜め込んだ電気の放電はここから行う。触るとパチパチ痺れる。怒るかピンチの時に放電し、本気で放電をすると雷に匹敵する程の電撃を撃ち出せる。電気袋からチリチリと電気を出しているときは警戒をしている証拠。
大体の場合は全身からそのまま放電するが、電気を一点へ集中する技を使用する際には尻尾先端へ電気を貯める描写も多い。
ピカチュウ同士で電気袋同士をくっ付けて電気を分け与えたり尻尾の先端を合わせて電気をパチパチさせたりするのでピカチュウの放電器官・給電器官はこの辺りに集まっているらしい。
真夜中寝ている間に電気袋で電気が作られるため寝不足だと弱い電気しか出せなくなるが、寝惚けて放電することがある。時々思い切り放電しないとストレスを感じる。放電が激しい個体程頬っぺたが良く伸びるらしい。どうりでサトシのピカチュウが強い訳である。
公式イラスト、3Dモデルなどでの電気袋の大きさは瞳より若干大き目で描かれてる場合が多い。
腕は少し太く、膝や関節が目立たない脚の足先は細長い。手が小さくて見辛いが指は5本で足の指は3本ある。背中には横に2本の茶色の縞模様が横に入る。
ウサギのような耳は長い円筒状であるが先と根元は細くなっており、その耳の先端は黒く染まっている。黒い部分の境目のラインは、耳軸に垂直ではなく斜めで「ハ」の字に広がっているのが描く上でのポイント。
ねずみポケモンではあるが、コラッタのような長い前歯はなく、アニメでは犬歯が目立って全体的にギザギザであるも人間に近い歯をしている。
尻尾は薄い1枚の板のような物質で、電気マークをイメージさせるギザギザな形をしている。尻尾は根元からギザギザの2つ目または1つ目までが茶色に毛並みが変色している。
尻尾を立てて辺りの様子を探っている。その際にうっかり尻尾を掴むと反撃される。立てた尻尾や複数匹集まったピカチュウには雷が落ちることがあるので、ピカチュウが群れで棲む森は落雷が絶えない。明言こそされていないが図鑑曰く尻尾はレーダー的な感覚器官である様子。
この尻尾は一種のコミュニケーションツールであり、ピカチュウ同士は尻尾を咥えるのが挨拶らしい。
尻尾根本の関節部分以外は意外と硬いのか、余り曲がったり折れたり伸び縮み等シルエットが変形するようなことはほとんどない。ただ、薄っぺらいため平らな面自体はそれなりに曲がる。
ギザギザに曲がった尻尾ではなく、ギザギザな状態が真っ直ぐの状態であり標準。尻尾自体はほとんど曲がらない反面、尻尾付け根の関節には非常に自由に動き、尻尾を抱き抱える形となる程前にすることも出来る。
前髪がある個体もいるため毛はちゃんと生えている。
初めて見た物には電気を当てる習性。硬い木の実を電気で焼いて軟らかくする知恵を持っているが、黒焦げの木の実が転がっていたらそれはピカチュウが電気の強さの調整を間違えた証拠。
森で仲間達と暮らす。それ故ゲームの野生種は森の草むらに出現しやすいが、電気ポケモンの集まる施設に生息していることも。弱った仲間のピカチュウに電気を流したショックで元気を分ける姿が確認されている。
第4世代以降のピカチュウはオスとメスで外見が若干変わっており、メスの場合は尻尾の先が二股に分かれたハートマークのような形にとっている。
「かみなりのいし」を使うと進化してライチュウとなる。ただ、ピカチュウの姿に愛着を感じて進化させずに連れ歩くトレーナーも多い。
アローラ地方で進化すると、アローラ生まれだけでなくアローラ外で生まれたピカチュウでも、リージョンフォームのライチュウに変化する。だがそうなる理由は解明されていないという。
- そのアローラ地方では、最近になって大量のピカチュウを集めた発電所を造る計画が発表された。『サン・ムーン』の作中の年の20年前にピカチュウグッズが流行した時があり、これがあるポケモンの生態に大きな影響を与えたとされている。
2018年5月に読売新聞にて行われたインタビューにて
- 最初は大福のような生き物で、2回進化するポケモンであった
- そのポケモンにピカチュウと名付けたことでネズミのモチーフに変わって行った
- プランナー・西野氏の提案で可愛いポケモンとなるようデザインも変わった
- ”ゴロチュウ”という幻の最終形態がいた(雷様みたいな見た目で、ライチュウより進化する予定であった)
- モチーフは当初予想されていたハムスターではなくリスであった
などが明らかとされた。
変遷
初登場時(赤・緑)のピカチュウは首の部位が分からない程真ん丸とした二頭身くらいのデザインであり、耳は完全に三角形で腕や尻尾が細く、顔付きも電気袋が小さいなどの要素によってかなり印象が違っていた。モチーフに大福が含まれていたことの名残と言える。初期のポケモングッズではこの体型でイラストや立体物が作成された。初期当初の真ん丸したピカチュウを今ではデブチュウという人もいる。
しかし、後述のアニメでの抜擢と劇中における活躍の影響もあってか、時間と作品と共に徐々に動物らしいデザインへ変更されて行き、頭と胴体の区別が付く程スリムな三頭身の体となり、現状のデザインに落ち着いていく。
なお、ポケモンセンター関連グッズなどに描かれるピカチュウはアニメやゲームデザインと比べ顔がより丸みを帯びている。→ポケセンピカチュウ
小学館の「ポケットモンスター青」のテレビCMではどういう訳か口周りが白くなっていたり、当時発売していたカードダスではライチュウみたいに腹が白かったなどメディアによって大分印象が違う。後年製作された実写映画「名探偵ピカチュウ」のピカチュウも腹が白い。
色違い
色違いは山吹色になる。
ゲーム版における特徴
基本的に希少種であるが、出現する地方そのものは比較的多い。
生息が確認されていないのはジョウト、ホウエン、シンオウ、イッシュで、ホウエンではわざわざサファリゾーンでピックアップされ、シンオウでは金持ちの所有する庭で出現することが自慢になるレベルのレアさ(が、遥か昔のシンオウでは普通に野生出現していたし、シンオウの近辺にあるキタカミの里では現代でも野生出現する)。
カントー地方のトキワの森・無人発電所で出現。出現率は無人発電所の方が高めであるが、序盤にトキワの森で入手できればその時点で使用出来る唯一の電気タイプとなるため攻略が多少楽になる。『青』版のみゲームコーナーの景品になっている。
「メガトンパンチ」、「メガトンキック」、「ちきゅうなげ」、「ネコにこばん」、「すてみタックル」、「ばくれつパンチ」など意外な技を習得し、後の世代で復帰した技も多い。
「じごくぐるま」や「ロケットずつき」も習得出来る辺り、この頃のピカチュウはアグレッシブな一面があったらしい。
なみのりを覚えた個体である「ニンテン」、「なみのり」、「イマクニ」、そらをとぶを覚えた個体の「そらをとぶ」が配布された。
アニメをモチーフにしたマイナーチェンジ版。主人公が選べる唯一のポケモンとして登場。ボールを嫌って主人公の後ろを常について歩き、鳴き声が通常とは違う(ピカチュウみたいなもの)特別な個体。進化も出来ない(また、ゲーム中で他のピカチュウを野生で手に入れることは出来ない)。それまでピッピ達妖精型ポケモンと同じであったアイコンが、ピカチュウ型専用アイコンへ変わった。進化出来ない関係でゲームが進むに連れてストーリー上で使用するには能力的には厳しくなって来るために思い入れがないプレイヤーからは手持ちから外されてしまうこともしばしば。ただし、懐いていればハナダシティでフシギダネが入手出来るのでその点では重要。
なお、鳴き声が大谷育江氏のそれと思われがちであるが、実は大谷氏の声を音声波形として増田順一氏がゲームボーイ上で再現させたものである。(参考URL:https://www.gamefreak.co.jp/blog/dir/?p=180)
通常、ライバルの手持ちは主人公が選んだパートナーポケモンに対して有利なタイプを取れるポケモンを選ぶが、本作でのライバルはイーブイを選ぶ。
アメリカではなみのりピカチュウが配布された。
本作で進化前のピチューが登場。
容量の問題でトキワの森が省略されたため2ばんどうろに出現。「でんきだま」初出(ピカチュウバージョンから連れてきた個体が持っている)。また、ラスボスであるレッドの先鋒として登場(Lv.81)
本作のみわざマシンで「でんじほう」、「みきり」、「のろい」を習得。
サファリゾーン(南東・南西エリア)で入手可能。これ以降野生で捕獲したピカチュウは稀に「でんきだま」を持っていることがある。本世代のみ「カウンター」を覚える。
また、ピカチュウがいればヒワマキシティでNPCのユキポンからエネコ(ベル)を交換で入手可能。
リメイク前同様にトキワの森とむじんはつでんしょに出現。また、第3世代では「なみのりピカチュウ」「そらをとぶピカチュウ」「でんきだま持ち」などが配布されている。
本世代~第7世代まで「でんじふゆう」を習得。
「はたきおとす」を習得するも、この世代時点では威力が20程度しかなかった。
金・銀では省略されていたトキワの森が復活、森で遭遇可能。2ばんどうろには出現しなくなった。
原作同様レッドの先鋒として登場したが、Lv.88に上がり、さらに「でんきだま」持ちでピカチュウに6タテされたという報告もザラにある程。
サンダーを捕まえた後に毎日9 - 12時までの間にカントー発電所でマチスの電話番号登録後、ピカチュウを手持ちにしていればヤマブキシティのリニア駅で♀のピカチュウ(VOLTY)を交換してもらえる。このピカチュウは外国産で英語図鑑データが手に入る(ちなみにこの個体を進化させるとライチュウの図鑑も英語版で見られるようになる)。
この世代だけ唯一出現しない(夢世界にも現れない。過去作から連れて来ることはできる)が、ヒウンシティの看板の絵やピカチュウを連れている人などを見掛けることができる。
九州新幹線全線開通1周年記念として「しんそく」を習得した個体が配布された。
トキワの森と非常に構造が似ているハクダンの森に出現。
この作品から剣盾までピカチュウの鳴き声をアニポケのピカチュウ担当声優である大谷育江が担当している。しかもピカチュウバージョンとは違い、図鑑の鳴き声まで同じである。つまり全ての個体がサトシのピカチュウと同じ鳴き声である。全世界共通だから成せるとはいえ、ハクダンの森で初遭遇した人はさぞかし驚いたであろう。
後ろに連れて歩くことは出来ないが、ポケパルレでもバリエーションに満ちた声…いや、鳴き声を聞くことが出来る。
従来どおり「かみなりのいし」で進化することが可能だが、大谷氏の声はピカチュウ限定のため、進化すると鳴き声はSEになる。この仕様については肯定的な声の他にも「いろいろな意味でますます進化させづらくなってしまった」という意見や、「大谷氏の声のピカチュウは"サトシのピカチュウ"という認識が強く、ゲームで自分の手持ちとなる個体はSEのままでいてほしかった」という意見などプレイヤーによってさまざまな声が上がる。
ストーリーではトロバの手持ちでも登場する。
他の電気袋組の例に漏れず、「ほっぺすりすり」が与えられた。
原作同様サファリゾーンに出現するほか、特別なバリエーション個体「おきがえピカチュウ」が登場。尻尾の部分が黒いハートの形をしており、この個体は全て♀である。詳しくはリンク先を参照されたい。
アニポケでよく使用されている「エレキネット」の習得もこの世代から。
X・Yと鳴き声の仕様は同じ。序盤ポケとしての枠はピチューに譲っており、ピカチュウは1番道路やハウオリシティに特殊な方法で出現する。劇場版の前売り券に、帽子を被った個体のシリアルが付属
ストーリーでは、ライバルのハウがピチューから進化した個体を使うが、最終的にアロライとなる。
アーカラ島4ばんどうろにある「ピカチュウの谷」なる場所が存在し、その名の通りピカチュウだらけ。トレーナーがいるポケモン同様触れ合えるが、1匹だけ帽子付のピカチュウがいないとやらない変わり者がいる。トレーラー内部には無数のピカチュウがいるらしく、羊を数えるかの如く現れる。
『Let's GO!ピカチュウ』では初期パートナーとして特別な個体が登場する(詳細は「相棒ピカチュウ」を参照)。
野生のピカチュウ(こちらは通常個体)もきちんと出現するため、対となる『Let's GO!イーブイ』でもピカチュウをゲットすること自体は出来る。
『Let's GO!イーブイ』ではライバル(通称・シン)のパートナーでも登場するが、こちらはライチュウへ進化する。
「にどげり」を習得するため、タケシ戦の難易度は低くなっている。
4ばんどうろとワイルドエリアのストーンズ原野とうららか草原に出現する他、ウッウがまるのみのすがたで咥えて来る(あくまで特性「うのミサイル」効果演出のためこのピカチュウと戦うことは出来ない)。キョダイマックス個体が実装。
「てんしのキッス」や「わるだくみ」などタマゴ技が基本技へ昇格、おきがえピカチュウ専用技「ドレインキッス」が通常個体でも習得出来るように。
「じゃれつく」や「のしかかり」がサブウェポンに追加、『鎧の孤島』では「ライジングボルト」が与えられた。
意外にも「どろぼう」は本作から習得。
また、ソロレイドをやっていると、イクエというサポートトレーナーがピカチュウを繰り出している。(名前の由来はおそらくピカチュウの声優である大谷育江からだろう。)
鳴き声は基本専用ボイスだが、DSプレイヤーをオンにした場合は電子音に変わる。
10年振りに電子音の鳴き声が復活。野生では黒曜の原野(森の台所)・紅蓮の湿地(金色の平野)・群青の海岸(風さらしの森)に生息。
ストーリーにおいては、ギンガ団調査隊の先輩であるショウ/テルのパートナーとしても登場。なお、テルの場合「何でこいつエレキ出せるんだよ!」という台詞が聞ける。
電子音が続投。原因として、声優による演技だと感情が分かりやすくなり一部の試験の難易度が簡単となり過ぎてしまうという考察もある。さらには前記のようにサトシのピカチュウのアニメ卒業が決定した事も影響している可能性がある(発表はゲーム発売から4週間後)。
野生では南2・4番エリア、東1番エリア、西3番エリア、DLC『ゼロの秘宝・碧の仮面』ではキタカミの里のアップルヒルズ、フジが原、とこしえの森に生息している。数少ない陸棲ながら水場を泳いで渡れるポケモンでもある。
なお、ピカブイやLEGENDSでは「めいそう」を使えたが、本作では技マシンがありながらも習得不可能。
【星7最強レイド個体】
最高難度の星7とは言え所詮はピカチュウなので大したことない...と思いきやこのピカチュウ、初手でいきなり体力ゲージの全てを覆う凄まじい長さのバリアを展開して来る上に「あまごい」を使用し、そこから水テラスタル+雨天候+でんきだまでとんでもない威力となった「なみのり」を放ってくるため生半可なポケモンではこの初手の行動だけでも半壊させられかねない。
おまけに隠れ特性「ひらいしん」のため、ハラバリー・ミライドンのお得意戦法「パラボラチャージ」も通用しないという隙のなさである。
バリア展開中はこちらの攻撃がほとんど通用しないためいかに早くこちらもテラスタルを発動させられるかが攻略の鍵となって来る。攻略に使えるポケモンの1体として、HC控え目で技構成が「ギガドレイン」、「にほんばれ」、「こうごうせい」、「リーフストーム」となっている「かいがらのすず」ラランテスがお勧め。
「あまごい」で「なみのり」を強化する戦術に対して「にほんばれ」を合わせることで相手の「なみのり」を弱体化させ、「かみなり」の命中率も減少させることができ、頃合いを見てテラスタルを切って「あまのじゃく」を最大まで積んだ「リーフストーム」を叩き込むことで大ダメージを与えることができる。
電気袋組
また各バージョンにおいて、ピカチュウの進化前ピチューや、ピカチュウに似た系統のキャラクター(プラスルとマイナン、パチリス、エモンガ、デデンネ、トゲデマル、モルペコ、パモ系統)が登場している。その系統の類似性から「ピカチュウポジション」として一纏めにされることも多い。
当pixiv百科でのグループ名称は電気袋組。ピチュー以外は専用技のほっぺすりすりを使用可能。
対戦において
種族値 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
通常(※) | 35 | 55 | 40 | 50 | 50 | 90 | 320 |
LPLE | 45 | 80 | 50 | 75 | 60 | 120 | 430 |
※:種族値は第8世代現在のものを記載。
LPLEの相棒個体については相棒ピカチュウを参照。
でんきタイプのポケモンだけあって「素早さ」は高く攻撃力もそこそこある。アニメで「10まんボルト」を決め技として多用しているので勘違いされやすいが、実は攻撃の方が特攻より高く、技も比較的多くの物理技を覚えられる。とはいっても、そこまで大きな差がある訳でもないので、どちらかといえば両刀型といった方が正しい。加えて、でんき技は特殊技も多いため、特殊メインで育てるという選択肢も十分アリである。
だが、どちらで運用するにせよ、進化前ポケモンである以上、全体的に能力は低めである点は留意しておく必要がある。特に耐久面はHP・特防・防御共に非常に低く、対戦で使うポケモン達と比較すると攻撃力が頼りないため、単純に強いパーティを目指すトレーナー達には進化形ライチュウが選ばれるのが普通でピカチュウが選ばれることは稀である。
しかし、ポケモンの象徴ともいえる特別な存在であることもあってか、対戦で使いたい人のために色々な施しを受けている。
例えば、「でんきだま」はピカチュウ専用のアイテムで、「ピカチュウが使う全ての技の威力が2倍になる」というもの。これを持たせることによって第一線でも戦える攻撃力を身につけている(ただしそれ以外のステータスはそのままなので注意!)。一見凄いように見えるが実は「でんきだま」ピカチュウと「こだわり○○」を持ったライチュウの差は数%程度しかなく、ほぼ誤差の範囲内である。なので2倍でも破格という程ではなく現実的な値であったりする。ゲーフリは意外と良く考えている。
また、ピカチュウとその進化系列しか覚えない技「ボルテッカー」は、この「でんきだま」を親へ持たせて育て屋へ預けないと覚えられない特別な技で、第4世代まで物理電気技の中で最も威力が高い技であった。
第7世代では遂に念願の教え技となった。さらに第7世代の新システム「Zワザ」の1つでピカチュウ専用Z技「ひっさつのピカチュート」を使うにはこの「ボルテッカー」が必要である。……こちらの優遇はポケモンの代表故仕方ないのかもしれない。「ボルテッカー」はアニメでも一時使われていたし。
とまぁパッと見の扱いは良いのであるが、実際の所Zワザを使うためには「Zクリスタル」を持たなければならず、火力の大部分を「でんきだま」に依存しているピカチュウは結果的には普通に攻撃するよりも弱くなってしまう。そのため実質魅せ技に留まっているのは残念なところ。とはいえZ技を決める際のダンスは可愛いので1回は見ておきたい。
その「でんきだま」の入手は結構難しく、『金銀』では前作からピカチュウ版のピカチュウを輸送しなければならない(それ以外では駄目)他、『ルビー・サファイア』以降は野生のピカチュウから手に入れるしかない(アイテムとして落ちているケースは現状アローラのみ)。
極めつけはイッシュ地方で、野生出現がそもそもないため過去2回のイベントで配布された個体以外の入手経路が存在しない。第5世代で「でんきだま」を持っている人は絶対に捨てないようにしたい。
技については、特殊技は代名詞といえる「10まんボルト」、物理技は先に挙げた「ボルテッカー」が軸。特殊は「かみなり」でもいいが雨天および雷雨の時以外では命中率が不安なのが難点。
サブは「くさむすび」「かわらわり」「じゃれつく」「はたきおとす(『剣盾』ランク使用不能)」剣盾で一般解禁された「なみのり」など。意外なところでは「フェイント」「ねこだまし」もある。
その他、イベントなどの限定配布でなみのりピカチュウやそらをとぶピカチュウなどが手に入るが、過去世代では秘伝技は1度忘れさせてからでないと次の世代に送れないという制約があり、第5世代以前の個体は同技を覚えさせた状態で次の世代に送ることが出来ない。幸いその縛りがなくなった第6世代以降の個体は次世代へ送ることができ、特に「なみのり」は『剣盾』で一般解禁された。
特性は「せいでんき」(通常特性、サトシのピカチュウもこっち)と「ひらいしん」(隠れ特性)。
対戦を考える場合「ひらいしん」の方が無効タイプが付くだけでなく、「特攻」を上げる手段も手に入る、相手の「ボルトチェンジ」を封じられるといったメリットがあるので基本的に採用するのはこちらとなる(そもそも耐久が低いピカチュウに直接攻撃を受けるリスクを背負ってまで相手をマヒさせるのは得策とはいえないという事情もある)。
ただし、物理型の場合「ひらいしん」のメリットの1つである「特攻」上昇の恩恵を実質受けられなくなる点には注意。上記のようにでんき技を無効化出来るので完全に腐ることはないが…。
なお通常ライチュウへ進化させると特性はそのままであるが、アロライへ進化させるとどちらの特性も失われるので注意。
また「ひらいしん」は第5世代で解禁されはしたものの、「でんきだま」共々過去2回の配布でしか手に入らない超貴重品であったため、実質的に解禁されたのは第6世代になってからである。
第7世代初期環境では、ダブルで雨始動兼おいかぜ役・ペリッパー、範囲攻撃役・ホエルオーと組んだ「ピカホエッパー構築」が猛威を振るった。
剣盾ではポケモンホーム解禁前のダブルバトルで「キョダイバンライ」一芸をアテにされて一定数使われ、シーズン2には使用率58位を記録。
「ボルテッカー」について
第6世代までの環境では、ライチュウにもいえることであるが、「ボルテッカー」を覚えさせ、かつ「めざめるパワー」を望みのタイプとするには厳選難易度が異常な程高かった。ピチューに「ボルテッカー」を覚えさせる=「でんきだま」を持たせなければならないため、性格or個体値を固定するアイテムである「かわらずのいし」「あかいいと」のうち片方しか持たせられない仕様であったのである。
「あかいいと」を持たせれば高確率で親の個体値を受継いだピチューが生まれやすいが、性格を固定できない。かといって「かわらずのいし」を持たせると性格を固定出来る代わりに良い個体値のピチューが中々生まれない。どちらを選んでも茨の道である。それに隠れ特性遺伝やめざパも加えると、さらに膨大な時間が掛かる。
……前作までの厳選と同じと割り切れば苦行ではないのかもしれないが。ピチュー自体は孵るのも早いし。
USMではピカチュウ限定でボルテッカーが教え技として覚えられる様になったので、(ボルテッカーを覚えた物理型のライチュウの)厳選難易度は大幅に下がった。……とか何とかいっていたら第8世代でボルテッカーの教え技がなくなってしまったため、また遺伝で覚えさせる羽目となった。しかも後付け遺伝(横並び遺伝)も技思い出しによる再習得も不可能というおまけつき。
ただ、本作では「めざめるパワー」が廃止となった上に、性格とよる能力補正も後からミントで修正が可能となったので個体値最大を粘れば良くなったのは救いであるが。
使用トレーナー
ゲーム版
- レッド:初代主人公
- マチス:ジムリーダー(カントー)
- テッセン:ジムリーダー(ホウエン)
- トロバ:XYライバル
- ハウ:SMライバル
- カケル:LPLE男主人公※1.2
- アユミ:LPLE女主人公※1
- シン:LPLEライバル※1
- テル:ギンガ団調査隊
- ショウ:ギンガ団調査隊
- イクエ:モブトレーナー、ピカチュウマスター※4
- ローガン:伝説のトレーナー
- ハンベエ:ブショー
- スパーク:チームインスティンクトリーダー
- アリッサ(ポッ拳POKKENTOURNAMENT)
- ケイ:ポケモンマスターズ男主人公
- ユイ:ポケモンマスターズ女主人公
- チュウスケ:ポケモンごっこ
※1 『Let's Go!ピカチュウ』
※2 ポケモンマスターズでのバディ
※3 『Let's Go!イーブイ』
※4 中の人繋がり。同様の例はマニューラ(トレーナー名ショウコ)等にも見られる
アニメ版
- サトシ→サトシのピカチュウ
- トキワシティのジョーイ
- ヒロシ
- ビンセント
- 試験官(無印56話)⇔使用者コジロウ
- ルリコの息子・コウジ
- アマノおばあちゃん
- デンジ※ライチュウの昔の姿
- アユミ
- フランク監督
- ジミー
- ピカーラ
- ウッシー
- ゴウ※ライチュウへ進化済
- フリード博士※キャプテンピカチュウ
漫画版
- レッド/赤井勇(ギエピー)
- レッド(ポケスペ)(ポケスペ)
- イエロー(ポケスペ)
- スカーレット(ポケスペ)
- ハウ(ポケスペ)
- シュウ(ポケモンゲットだぜ!)
- ゴールド(ゴールデン・ボーイズ)
- トキ(ポケモントライアドベンチャー)
- サチ(ポケモントライアドベンチャー)
- マロン(PiPiPi★アドベンチャー)
その他
- アンナ(WED小説『きみと雨上がりを』)
番外作品
本編以外でも、ピカチュウの名を冠したゲームが多数発売(ピカチュウげんきでちゅう、ポケパークWii ~ピカチュウの大冒険~、ポケットピカチュウ)、例え名がなくてもポケモンの派生ゲームならそのほとんどに出演しており、その中では主人公を務めることが良くある。
詳しい解説は当記事にて
ポケモンカードゲーム
人気者であるピカチュウであるが、ポケモンカードゲームとなるとPRカードを除くと能力が低いマスコットキャラ扱いのカードである。ライチュウの踏み台になることが多々あった。例え表紙に乗ったとしても目玉の看板カードにならない例がほとんどであった。
しかしExやGX、Vといった強力なカードが出現してからピカチュウは大会でも結果を残し、かつ目玉の看板カードとして輝くこととなった。代表的な例はピカチュウ&ゼクロムGXといったTAGTEAMカードである。
さらにポケカバブルで多くの知名度を上げた結果、何とほとんどのピカチュウのポケカがプレミアカードに近くなる程値段が競り上がった。パック産のピカチュウの高レアでも1万を超えている。強くて可愛い人気者はポケモンカードでも健在である。
アニメ・映像作品
※下記以外のアニメや映像作品に登場するピカチュウはこちらを参照→ピカチュウ(アニメ)
アニポケ 第1-7シリーズ
詳細は各記事で
- サトシの相棒→サトシのピカチュウ
- ヒロシの相棒→レオン(ピカチュウ)
アニメでのピカチュウの初期設定は、最終的に人間の言葉を理解し喋る予定であったが、声優・大谷育江の演技力がかなり高度なので、監督の指示により鳴き声のままの方が良いという設定に変更されたという証言が残っている。
現在も続くこの演技により、ピカチュウの鳴き声は「ピカ」「ピ」「ピカチュウ」が基本という共通認識が生まれ、多種多様なメディアを始め果てはゲーム本編までもピカチュウ登場シーンの多くにこの鳴き声が使用されている。
とはいえ後述する名探偵を始め、おはなしシリーズ(絵本)1巻や一部の漫画では人間の言葉・翻訳された言葉を喋ったりする。
アニポケ・第8シリーズ
主人公達がお世話となるライジングボルテッカーズリーダーであるフリードのパートナー兼飛行船ブレイブアサギ号船長を務める「キャプテンピカチュウ」が登場する。CVは引続き大谷育江であるが、サトシのピカチュウとはまたテイストが違う仕上がりとなっている。
名探偵ピカチュウ
「ピカっとひらめいた!」
名探偵を自称するだけあり高い推理力を持ち、行方不明のパートナーであるハリーの息子であるティムとコンビを組み、ライムシティで発生するポケモン絡みの様々な事件に挑む。
元々はゲーム作品であったが、実写版があのハリウッドで作成されたことで大変な話題となった。
しかも『Deadpool』で御馴染のライアン・レイノルズが声とモーションアクター双方を担当したのである。
日本語吹き替え担当はゲーム原作から変更されており、俳優の西島秀俊が担当する。
詳細はピカチュウ(名探偵ピカチュウ)にて
漫画版
人気ポケモンだけあって主人公の手持ちポケモンである確率が高い。
ポケットモンスター(穴久保幸作)
ピッピのいとことして登場。ジムリーダーのタケシにコレクションとされていた所を救出されて手持ちへ加わる。ほとんどのポケモンが人間語を喋れる本作において何故か喋れない数少ないポケモン。鳴き声は連載開始直後は「ピチュ」であったが、アニメ放送開始と前後して『ピカ』へ変更されている。連載初期は下ネタを連発したり、顔芸を披露することが多く、ピッピやレッドからツッコミを入れられることが多かったが、現在の性格は素直で、専門家クラスの知能と器用さを併せ持った一行の頭脳役となっている。連載後期になると吹き出しの中だけとはいえ台詞が翻訳されている。
連載最序盤には脈絡もなく排便するシーンがあるが(しかもこの時のみ「う~~~~~ん。」という台詞がある)、後の振り返り企画ではコンプライアンス上掲載出来ないためか「ネットで話題となってる!」という体で触れるに留まっている。
ポケットモンスターSPECIAL
第1 - 3章まではゲーム『赤・緑』の公式イラストをさらに縮めて手足がとても短い二頭身以下のハムスター型であったが、第5章以降は作画担当交替と『ルビー・サファイア』の公式イラストに従って胴体が少し伸びた。
- レッドのピカ
トキワの森出身のオスのピカチュウ。ニビシティで悪戯していた所をレッドに捕獲される。
- イエローのチュチュ
頭に花飾りがついており目尻にまつ毛がある(FRLG編までは尻尾がハート型でない)のが特徴のメスのピカチュウ。
トキワの森で怪我をしたところをイエローに保護され、そのままイエローに懐いて手持ちに加わる。左耳に花飾りを付けていて、普段はボールに入れずに連れ歩いている。育て屋老夫婦が内職で用意していた風船をとっさに身に付けたことで"そらをとぶ"を習得。以後も必要に応じて風船を使って飛行する。
第5章でイエロー達が石化した時にピカと共にボールの外に出ていて石化を逃れ、第6章でイエロー達の後を追いピカと共にバトルフロンティアへ向かう。そこでレッドのピカ・ゴールドのピチュと共に、それ以前に習得していたであろう「電気の究極技」"ボルテッカー"を放った。
- スカーレットのピカチュウ
16章女主人公・スカーレットの手持ちで、テラスタイプは「ひこう」。ポケスペ主人公組でピカチュウ系統を手持ちにしたのは4例目となる。
- おきがえピカチュウ:13章の半年前、ルビーが彼女らのプロデュース企画に携わっていた模様。5匹勢揃いである。
- ハウのピカチュウ:14章にてハウの手持ちのピチューが進化して登場。
- ホップのストーカー:にやーっとした変な笑顔のピカチュウ。野生ポケモンであるが、ウッウの口の中から助けてくれたホップ達を慕って孤島付近の海にまで付いて来た。
ポケモン全書
サトシ(キャラクターはゲーム版レッド)のピカチュウは、進化を嫌がっていたが自分の意思でライチュウに進化した。
ゴールデン・ボーイズ
- ゴールドのピカチュウ
時間移動で突然、キキョウジム戦中のゴールド達の前に現れた。最初はレベルが高くゴールドの指示を無視する事もあったが、徐々に従うようになる。誰がいつの時代から送ったのか不明。ゴールドがアカネとの勝負に負けたため、一時的に彼女の手持ちポケモンになっていた。ピチューが怪我をした時にゴールドのピカチュウが半透明となり、ミナキが「タイムパラドックスによって未来から来たピカチュウが存在できなくなった。」と推測したことから、このピチューが後にピカチュウに進化して未来から送られてくるということが分かる。
ポケモンゲットだぜ!
主人公の少年シュウとインカムで会話出来るピカチュウとの絆を描いた作品。アニメのようなボール嫌いになる事件を経験したため常に外を歩いている。事あるごとにシュウと喧嘩ばかりしており生意気な性格。
ポケモントライアドベンチャー
主人公の1人・トキの手持ちで耳と左腕にリングが付いているのが特徴のカチュナが登場。さらに終盤では彼の生き別れの姉・サチの手持ちにも良く似たピカチュウがいる。
PiPiPi★アドベンチャー
性別はオス。第1話で主人公マロンの幼なじみ・アーモンドに捕まえられそうになっていたが、助けてくれたマロンと友達になる。ピッピ・プリン・プクリンとは幼馴染でピッピとはいつも一緒。のんきな性格で少々おマヌケ。りんごが大好物。最初は自分を捕まえようとするアーモンドを嫌っていた。
ポケモン4コママンガ劇場
ポケモン初期にエニックスより発刊されていたアンソロジーコミック『ポケモン4コママンガ劇場』では、各作者の描くレッドが良く手持ちにしている。可愛さと、インフラの電気に絡めたネタが多め。
向水遥作の4コマシリーズでは、第2巻以降はポケダンの先駆けのようなポケモンだけが暮らす森に1匹越して来たピカチュウが主役。性別は♂。
いじめっ子のコイルに可愛がられたり、メスライチュウに求婚されたり、個性豊かな性格揃いの森の住民達に辟易したりと苦労人気質。
他作品
web小説「きみと雨上がりを」 / 楽曲「Biri-Biri」
アンナの手持ちとして登場。作中のネモいわくアオキ戦前に手持ちに加えた様子。
コラボなど
グッズ
フィギュアやぬいぐるみ、歩数計など、多数のグッズが発売され、いずれもヒット商品となっている。代表的なものとして、『モンスターコレクション』『ポーズでいっぱいおしゃべりピカチュウ』『マンスリーピカチュウ』などが上げられる。
ポケモン専門ショップ「ポケモンセンター」の登場以降展開がさらに広くなり、ピカチュウの着ぐるみパジャマ、枕、パン、時計、文具、アクセサリー、Suica、湯たんぽなどなど、初期から現在に至るまで途切れることなく新作が発売され続けており、ゲームから日用雑貨にまで幅広く浸透している国民的なキャラクターといえるであろう。
オスのピカチュウとのカップルセットやピカチュウの派生バリエーションの一部として♀のピカチュウが紛れるグッズが少し増えてきた。
更に2022年冬には公式からまさかの女性用下着セットが発売されるらしい(製造はピーチ・ジョン)。
実写
2014年夏から、みなとみらいがピカチュウ一色になるイベント「ピカチュウ大量発生チュウ」が開催。これはランドマークプラザにポケモンセンターヨコハマがあるためであるが、2018年秋に同じ横浜みなとみらい21内の、ヨコハマスカイビルのマルイ内に移転したが、2019年も規模を大きくして開催された。
2014年の笑ってはいけないシリーズ「絶対に笑ってはいけない大脱獄24時」の終盤驚いてはいけない大脱獄に何故か大量のピカチュウの着ぐるみと仮面を被った看守が追い掛け回すという仕掛けがあった。これは裏番組の紅白歌合戦で妖怪ウォッチとのコラボがあったためなのか、囚人の1人浜田がルギア爆誕でヤドキング役を演じたための中の人ネタなのか、それとも上述のイベント開催にちなむものなのかは不明である。
ポケモンローカルActs
神奈川県横浜市に上述の件、京都府宇治市にはニンテンドーミュージアムがオープンした事から、ピカチュウデザインのポケモンマンホールが設置された。
また、ポケモン製作者である田尻智氏の出身地・東京都町田市にもコラッタとポッポと共にデザインされたポケモンマンホールが設置されているが、こちらはピカチュウの名前はなく、ピカチュウ自体もお尻のみである。
関連イラスト
ポケモンのイラストの中でも、抜きん出て投稿数が多いことからも人気が窺える。その知名度の高さから単体イラスト以外にも集合絵やネタ絵、擬人化、中には原型とは似ても似つかない程に描かれたものまで投稿されておりイラストのジャンルは非常に幅広い。
pixiv最古のピカチュウ
多作品と
ポケモン外の場の話題でもこのピカチュウは、ポケモンという作品の代表キャラクターとして、あるいは電気属性キャラクターの代表として良く名が挙がっている。それにより、黄色いカラーや電気関連などのキャラクターパーツ繋がりで他作品のキャラがこのピカチュウに扮している作品も見られる。
大谷育江で検索するとおよそ1/3がピカチュウ絡みのイラストで、特にトニートニー・チョッパーやキャンディとコラボしている絵が良く見られる。
関連タグ
図鑑番号順
0024.アーボック→0025.ピカチュウ(キョダイマックスピカチュウ)→0026.ライチュウ(アローラライチュウ)
関連ポケモン等・グループタグ等
グループタグ | パートナーポケモン 電気袋組(ピカ枠) 紹介ポケモン組(ピカチュウ版) ねずみポケモン |
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番外作品 | 主人公(ポケダン) パートナー(ポケダン) |
コラボ | 神奈川ポケふた組 東京ポケふた組 京都ポケふた組 |
アイドル枠 | ピッピ プリン マリル |
似せたポケモン | ミミッキュ(ばけたすがた/ばれたすがた) |
呑まれ・呑まされ | ウッウ(まるのみのすがた) サシカマス |
CP・組み合わせ | ピカブイ リザピカ ピカミミ ピカカビ ピカゼク ピカトゲ ニャピカ ピカッキュ |
没 | ゴロチュウ |
ネタ | こすぷれピカチュウ ピカ厨 メタチュウ ゴリチュウ ピカリキー ピカ虫 |
pixivで発見された亜種