概要
主人公がヒスイ地方にやってきて初めて訪れるフィールドであり、コトブキムラ周辺の地域。
森林ではハクタイの森のアレンジBGMが流れるが、森林地帯はシンジ湖からみて南東の方角にあるためハクタイの森そのものではないと思われる。
草木が生い茂る自然豊かなエリアで、草原や森林の環境を好むポケモンが主に生息する。
北部が針葉樹林、南部が広葉樹林となっている。
蹄鉄ヶ原はその名の通り、蹄状の水たまりが点在する地帯だが、モデルとなった北海道の石狩川と千歳川流域には三日月湖という地形が存在する。
最初のエリアだけあってチュートリアルもここで行われるものが多い。
ビッパ、ムックル、コリンク、ブイゼルといった現代シンオウでもおなじみの序盤ポケモンが序盤から登場する。
北方の高台には森キングのバサギリがいる。
名前の由来は黒曜石から。これはバサギリの進化に必要なくろのきせきを意識したネーミングであろう。
各エリア
特徴
もっとも、序盤のエリアだからと舐めてかかると、痛い目を見る羽目になる。
入ってすぐの大志坂はまだ安全な方である(凶暴なポケモンもせいぜいコリンクくらいしかいない)が、チュートリアルで赴く蹄鉄ヶ原、その反対方向の園生の開墾地やマサゴ平原にはあろうことかオヤブンが徘徊しており、油断しきった主人公達に今作のポケモンの恐ろしさを身を以て思い知らせてくる。
更には夜になるとワープでこちらを追いかけながらねんりきやさいみんじゅつで眠らせようとするフワンテの群れに追いかけられる。
加えて、園生の開墾地やマサゴ平原のポケモン達は大志坂周辺よりレベルが高く(特に、マサゴ平原の最奥を徘徊しているフーディンはレベル60ととんでもなく強い)、最序盤で赴いて戦闘を仕掛けようものなら壊滅的な打撃を被る。
危険を感じたら即座にその場を離れる事、周囲の警戒を怠らない事。本作では基本的な事であるが、生き残る上での鉄則である。さもなければせっかく収集したアイテムを失う羽目になる。
重要な事なので念押しするが、チュートリアルで行ける範囲でこの殺意の高さである。
ただし、その分序盤に強力なポケモンを入手できる機会があるという証であり、更にはある場所にて確率でシンオウ御三家の1体に出会える。危険な反面、寄り道する楽しさも教えてくれるエリアでもある。
加えてその御三家は水を渡る術を得られれば確定で出現する場所がある上に、その近くには最終進化形のオヤブン個体も徘徊している。
そして、とあるエリアには経験値稼ぎに欠かせないオヤブンポケモンも隠れ住んでいる。無茶をすればアヤシシでも辿り着ける場所だが、序盤にわざわざ訪れるメリットはほぼ無いのでおとなしくオオニューラを呼び出せるようになるまで待とう。
また、東にある黒曜の滝の上空にはなんとギャラドスが空中に徘徊しており、フェザーボール系のボールがあれば捕まえることができる。タイミングが難しいが、ボールから出た後すぐにまたボールを投げることができればゴリ押しで捕まえることも可能。余裕があれば狙ってみよう。
他にもそこから南の方にはムクホーク、シンジ湖入口上空にはトゲキッスも空中で徘徊している。ただし、トゲキッスは崖を登らないとボールを当てることすらできないので注意。
また、南側にはリーフィアへの進化に必要な苔むした岩がある。
現代との違い
シンオウ地方と比べると大変に水源豊富。流域の変動か人為的な埋め立てかは不明だが、後の時代には何らかの事情で消滅したであろう川が存在している。
この時代では周囲を山に覆われていたシンジ湖が現代では周囲を森で囲まれた湖になっており、山だった場所も時代が進むに連れて切り拓かれたようである(ちなみに他の湖とは違って、シンジ湖は最初から標高の低い土地にある)。加えて現在のシンオウ地方の地図を参照するに、林の数も多いので、植林も相応に行われたのだろう。
ハマナスパークと関連を感じさせるハマナスの島であるが、実際にヒスイ地方とシンオウ地方の全体図を比較してみると、ここは現代における220番水道の岩場と同じものであることがわかる。ハマナスパークはそこから更に東、巨木の戦場のあたりが入口だろうか。
マサゴタウンは220番水道の真北であるため、風抜け道から大志坂にかけて存在している川が涸れた土地に出来た町と考えられる。
ではマサゴ平原とは何なのか…と言うと、のちのフタバタウンとほぼ同じ位置となっている。
園生の開墾地は発生するイベントも併せてソノオタウンと関係がありそうだが、位置からするとミオシティ南の森あたり。実際のソノオタウンはかつてのコトブキムラからやや北あたりに存在している。
BDSPでは「もともと コトブキは 山を切り出し 作られた 土地なんだよね」(原文ママ)というセリフがある。
仮に黒鉄トンネルが後のクロガネゲートだった場合はシシの高台が「山」に相当することとなるが、ここにコトブキシティが入ってしまうとマサゴタウンが存在できなくなるし、そもそもシンジ湖との位置が大きくズレてしまう。この「山」とは恐らく原野ベースすぐ北にあるもののことだろう。同時に、実際のクロガネシティは険し林の北東あたりだと思われる。
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鹿:古語で「シシ」といい、シシの高台の由来になっている。