基礎データ
全国図鑑 | No.0398 |
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シンオウ図鑑 | No.012 |
コーストカロス図鑑 | No.101 |
ヒスイ図鑑 | No.014 |
パルデア図鑑 | No.099 |
ぶんるい | もうきんポケモン |
タイプ | ノーマル/ひこう |
たかさ | 1.2m |
おもさ | 24.9kg |
とくせい | いかく / すてみ(隠れ特性) |
タマゴグループ | ひこう |
※いかく:バトルに出てきた時、相手の「こうげき」を1段階下げる(バトル時)・手持ちの先頭にいるとレベルの低い野生のポケモンと会いにくくなる(フィールド時)
※すてみ:攻撃して自分も反動ダメージを受けるタイプの技の威力が1.2倍になる
他言語版の名称
英語 | Staraptor |
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イタリア語 | Staraptor |
スペイン語 | Staraptor |
フランス語 | Etouraptor |
ドイツ語 | Staraptor |
進化
ムックル → ムクバード(Lv.14) → ムクホーク(Lv.34)
ポケモン図鑑
ダイヤモンド・プラチナ・BW
じぶんの からだが きずつこうとも こうげきを やめなくなった。
とさかの かたちを きにしている。
パール
つばさと あしの きんにくが つよく ちいさな ポケモンを
つかんだまま らくらくと とぶことが できる。
HGSS
ムクホークに なると むれから はなれて 1ぴきで
いきていく。 きょうじんな つばさを もっている。
概要
『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』(第4世代)に初登場したポケモン。
名前の由来は恐らく「ムク(椋鳥<むくどり>)+ホーク(ホーク<hawk>:英語で「鷹」)」。
ムクバードがLv34で進化することが出来る。
第4世代における序盤鳥(序盤にゲットできる鳥ポケモン)の最終進化形。
だが同じ立ち位置のピジョットやオオスバメ等と違い、優れた種族値や優秀な技、更に便利な特性「いかく」を持ち、終盤においても切り込み役として十分に役立つ優秀なポケモンである。
いきなり"ムクドリ"から"タカ"に進化してしまったが、魚からタコになったものやピラニアからサメになったものなどの例があるポケモンの世界では、日常茶飯事でありツッコミを入れる方が野暮である。
ちなみに後輩の鳩も雉に、コマドリもハヤブサに、鴨もクジャクにとそれぞれ見事な進化を遂げた。
進化したことで全体的に大型化し、頭の鶏冠も大きくなり、前方に垂れ下がっている。また進化前の二形態と違って鋭い眼光となった。体色は全的的に黒色や灰色をメインとしている。鶏冠の先は赤色で、嘴と爪は黄色。嘴の先は黒。
雄と雌の違いがあり、雄は額の白い模様が広く、雌はこの模様が狭くなっている。
色違いは全体的に薄い配色となり、灰色の毛部分は茶色に近く、鶏冠の先の色が赤から水色になっている。
ポケモンレンジャーシリーズではそらをとぶ要員として登場し、BDSPでも同様の役割で登場するが、BDSPで手を貸してくれる個体はキャプチャしたわけでもゲットしたわけでもない野生の個体である。
ムクホークは野生で出現しないポケモンのためやや違和感のある設定だが、Lv.34を超えるムクバード自体はおくりのいずみなどで出現することがあるため、主人公の前に現れないだけで野生のムクホークもどこかにはいるのかもしれない。
ゲーム上の特徴
種族値
HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ | 合計 |
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85 | 120 | 70 | 50 | 60(『BW2』以前は50) | 100 | 485(『BW2』以前は475) |
前述した通り高性能なステータスを持っている。
こうげき120、すばやさ100とアタッカーとして十分な高さがあり、合計種族値は低いがHP85と特性「いかく」のおかげで物理面も多少は耐えられるようになっている。
その反面とくこう50とかなり割り切った低めの数値となっている。このおかげでかなり無駄がない。
とくぼうは当初50だったが、『XY』から60に上がった。
進化と同時にかくとうタイプで威力120という大技「インファイト」を自力で覚えることでプレイヤーのド肝を抜いたポケモン。それでいてかくとうタイプにはならないという。
かくとうとひこうの相性補完は非常に良く(両方を半減以下にできるのはノーマルロトム、ギルガルド、アローラライチュウ、でんきひこう複合組のみ)、迂闊に受け出しができない。
ひこう技もひこう技でムックル発表時に共に紹介された「ブレイブバード」(威力120)をこれもまた自力で習得でき、持ち前のこうげきと合わさることで物凄い打点を誇る。
基本は上記「ブレイブバード」と「インファイト」で構成すると良い。
サブとしてはもう1つのタイプ一致にしてでんきタイプにも通る「おんがえし」・「すてみタックル」のどちらかを選び、苦手な相手や役目が終わった際の帰還用の「とんぼがえり」、という構成が単純かつ強力。
アイテムは「こだわりスカーフ」や「こだわりハチマキ」が人気。
その他タイプ一致先制技「でんこうせっか」や散り際の一撃に「がむしゃら」や「いのちがけ」も良い。
また、特性「いかく」を利用し物理技を受け流す戦法も取れる。この場合「はねやすめ」「フェザーダンス」などが便利。
地味に「いのちがけ」を持つ一般ポケモン(レーティング使用可能なポケモン)の中でHP種族値が1位であった(第8世代までの全ポケモン中ビクティニが1位、ムクホークは2位)。第9世代時点では、一般ポケモンの中で3位(コノヨザルが1位、ミガルーサが2位)。
第5世代以降追加された隠れ特性は「すてみ」。これまでのような「いかく」撒きこそできなくなるものの、「ブレイブバード」や「すてみタックル」の威力が上乗せされる。
その威力はケッキングの「すてみタックル」と5%程度の差しかない凄まじい破壊力。
耐久無振りのエレキブル程度なら「すてみタックル」一撃で返り討ちにしてしまう。
これによりアタッカーに特化する場合こちらの特性の方がより出力に期待できる。
当然の如く耐久面は更に紙になるので注意。特性で火力補強できる分スカーフは扱いやすくなるが……
なお勘違いされやすいが「すてみ」で「インファイト」の威力は上がらないので注意。
これだけ攻撃面が優秀な反面、反動技が多いことや「いかく」なしでは耐久が心許ないことから、居座って戦うのはやや苦手な、典型的なアタッカータイプである。
一応上記の通り「フェザーダンス」もありHPが存外高いのでできないわけではないが、特殊耐久を上げる手段は「ないしょばなし」くらい。第9世代では新たにむしのていこうを習得したため一応特殊耐久を上げる手段は増えた。・・・むし?(理由としてBDSPのはかいこうせんであったわざマシン15を覚える設定が残ったままという説がある。もし正しければこいつと同じ事情である。)
仕事をさせるだけさせてすかさず退場できるかどうかが腕の見せ所と言えるだろう。
また育成に労力や時間かかるという一面もある。上記「すてみタックル」は遺伝技だが、普通に遺伝させようと思うとトゲチックないしトゲキッス経由でしかできず(トゲピーではタマゴを産まない)、しかもなつき進化であるため手間がかかるので注意が必要。
旧作教え技や旧作技マシンを使ってもよいが1回限りなので非常に悩みどころ。
更に第5世代ではムックルの特性に「すてみ」がなかったため、ムックルのままでは判別できず、かつ進化させて「すてみ」になるムックルを預けても生まれた子供に「すてみ」(に進化する個体)は遺伝しないという非常にややこしい仕様があった。
第6世代以降ムックルの隠れ特性も無事「すてみ」になったことで解消されたが、別のポケモンで似た現象が起きてしまった。
とはいえ使い勝手が良いことには変わりなく、登場当初からノーマル・ひこう複合中最強との声も多い。
また、単純な強さだけでなく猛禽類特有の鋭い顔つきや垂れ下がったトサカがリーゼントっぽくてかっこいいと見た目においても人気がある。雄々しいのでファンからオスメス関係なく、よくイケメンと呼ばれている。
以後、同タイプの鳥ポケモンたちも各々差別化こそはされているものの、やはりムクホーク程は使われてはいないようだ(第五世代まで同タイプだったトゲキッスは例外)。
今後は如何にムクホークに出来ない役割をこなせるかが同タイプ達の課題となるだろう。
第6世代では「ブレイブバード」を先制技として撃てるファイアローが大暴れしたが、こちらはタイプがほのお・ひこうであり自身の立ち位置が揺らいだわけではない。
使用トレーナー
ゲーム版
- ジュン:DPt・BDSPライバル
- コクラン:キャッスルバトラー※1
- ハヤト:ジムリーダー(ジョウト)※2
- センリ:ジムリーダー(ホウエン)※3
- テル:ギンガ団調査隊
- ショウ:ギンガ団調査隊
- アオキ:ジムリーダー(パルデア)/ネタバレ注意※4
- エリナ:テラレイドバトルサポートトレーナー
- ナツヤ:ポケモンレンジャー
- ミナミ:ポケモンレンジャー
- ハーブ:トップレンジャー※5
- ムネシゲ:ブショー
- ライヤー(ポケモンマスターズ)
※2:HGSS強化版
※3:BW2・PWT
※4:テラスタルする。
※5:『彼』と言っていることから雄である
アニメ版
漫画版
番外作品
『ポケモンGO』
- 2018年10月17日に満を持して実装と相成った。予想通り攻撃力が高く、最大CPも2800台と序盤鳥の最終進化系では破格の数値を持っている。ただし低めの防御も原作譲りであり、耐久はそこまででもないので過信は禁物。本作には特性がないので、「いかく」で相手の攻撃を下げる常套手段が使えないのもややネックか。
- 通常技に発生の早い「つばさでうつ」「でんこうせっか」、ゲージ技に原作のこいつを象徴する「ブレイブバード」「インファイト」を揃える。また残りのゲージ技は「ねっぷう」で、同作に物理特殊の区別がないためこの技も高い出力で使うことができる。特に、インファイトを覚えさせておけば、でんきタイプを除くこちらの弱点を突いてくるタイプ(+ひこう技ではダメージを与えにくいはがねタイプも)に対抗できるためお勧め。
- 当初はゲージ技がどれもフルゲージかつ威力が低いものになっており、攻撃が高い分やや物足りない性能となっていた。しかし、2020年7月28日に、GOバトルリーグシーズン3の開幕に合わせて、主力技の「ブレイブバード」の威力が90→130へと引き上げられたことで一気に強化された。ただし、「ブレイブバード」はトレーナーバトルでは使用すると反動で防御力が一気に三段階も低下してしまい、ムクホーク自身の耐久の低さも相俟って非常に扱いづらい。ジム・レイド戦では特にデメリットなしで放てるため、どちらかといえば活躍の主体はこちらにになるだろう。
- 2022年7月17日開催のコミュニティ・デイでは限定の通常技として「かぜおこし」を習得できるようになった。発生は遅いがゲージ技発動に必要なエネルギーが貯まりやすい技となっており、耐久性の低いムクホークにとっては一長一短といったところ。その代わり、ジム・レイドではメガ・伝説を除きNo.1の火力を出せるようになった。なお、PvP要因で活躍させるならば自身の低耐久とも相まって「つばさでうつ」を採用するトレーナーが多い。故に現在はジム・レイド用という扱いに落ち着いている。
- なお、ムックル系統が「かぜおこし」を覚えられるようになったのは第8世代の作品『LEGENDSアルセウス』からであり、当時の最新作の設定を拾った形になっている(過去には似た例としてレントラーの「サイコファング」があった)。これ以降、しばらくの間、コミュニティ・デイの限定技は第8世代初出の技がピックアップされるようになり、ある意味で大きな転換点になったイベントと言えるかもしれない。
『ポケモンレンジャー』
「ポケモンレンジャーバトナージ」にて、トップレンジャーになるとムクホークで「そらをとぶ」が使用できるようになる。また、トップレンジャー・ハーブのパートナーであり、「空飛ぶレンジャー」と呼ばれている。
『ポケナガ』
ムネシゲ(ブショー進化後)のベストパートナー。
原作譲りの突撃を得意とし、ひこうタイプゆえにフィールド上を自由に動け、広範囲に攻撃できる「ブレイブバード」が持ち技。
ただし同技を使うと反動で次のターン移動が殆どできなくなる。リンク値が100%であればこれがなくなるのでベストな状態で使いたい。
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
サトシのムクホーク
- DP1話
- ナナカマド研究所でムックルと一緒に進化の研究用に飼われているポケモン。ポッチャマ達が暴れた際、ポッチャマの「バブルこうせん」が命中して暴れだし研究所から飛び出すが、外に逃げたヒコザルを連れ戻している。
- レイジのムクホーク
- DP66話で登場。サトシとのバトルではいきなり「ブレイブバード」を出し、かわそうとするピカチュウを巻き込んで大ダメージを与える。しかし、落下しながらの「ボルテッカー」と反動ダメージが重なり倒れた。
- ジュンのムクホーク
- DP101話で登場。サトシとのバトルではヒコザルに敗れ、こうてつ島ではギンガ団相手に戦うが相手のゴルバットの攻撃に歯が立たず敗れる。
- DP72話
- ポケモンレンジャーのハジメがキャプチャしたポケモンでポケモンハンターJによって飛空挺から落とされたサトシを救った。
- オルニスのムクホーク
- XY77話でポケモンスカイリレーに参加したオルニスのポケモンで登場し第二走者を担当。
- 劇場版『神速のゲノセクト_ミュウツー覚醒』
- 冒頭で他の鳥ポケモンと共にミュウツーと空を飛んでいた。
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
- 7章ではフトマキ博士とパールを拐った野生の個体と、上級SHITAPPAの手持ちでも登場。
- 8章ではコクランの手持ちとして登場
- 4章においてセンリが飛行要員であったフライゴンをミツルに譲っており、13章でセンリの新たな飛行要員としてムクホークを手持ちに加えている。
『DP物語』
ジュンの手持ちで登場
『トライアドベンチャー』
主人公の一人であるトキの手持ちである「クルル」が登場。バトルや飛行要員として活躍する。
関連イラスト
関連タグ
ポケットモンスター ポケモン DPt BDSP
ポケモン一覧 ノーマルタイプ ひこうタイプ
鳥ポケモン ムックル ムクバード
0397.ムクバード→0398.ムクホーク→0399.ビッパ
序盤鳥・最終進化(+α)
ピジョット | ヨルノズク | オオスバメ |
ムクホーク | ケンホロウ | ファイアロー |
ドデカバシ | アーマーガア | タイカイデンorカラミンゴ |
同複合タイプ
- ポッポ/ピジョン/ピジョット オニスズメ/オニドリル カモネギ ドードー/ドードリオ
- ホーホー/ヨルノズク
- スバメ/オオスバメ チルット
- ペラップ
- マメパト/ハトーボー/ケンホロウ ワシボン/ウォーグル
- ヤヤコマ
- ツツケラ/ケララッパ/ドデカバシ
- イキリンコ