曖昧さ回避
データ
概要
第4世代ことDPtで登場した技。
相手を攻撃した後、ボールに戻って別の控えに交代するというかなり変わった技。
むしは勿論、ひこうや身のこなしが軽そうなポケモンが覚えられる傾向にある。
『BW』ではでんき特殊版「ボルトチェンジ」、『剣盾』ではみず版「クイックターン」が登場した。
一見癖のある効果の様に見えるが、実際は様々な用途で扱える技。
特にこだわり系統持ち物とは相性が良く、即座に手持ちに変えることで技切替を行いやすい。
相手の交代を読んで使えば、相手の交代先を見た上で交代できるのでアドバンテージを取りやすい。
また、先制で使えば、相手の攻撃は後続のポケモンで受けることとなることを利用して最低限のダメージ、引いては無傷降臨(後続を無傷で場に出すこと)を狙うことも出来る。
放った次のターンでねむり状態となってしまう「あくび」を喰らってもこの技で逃げられるという利点も大きい。
相手の攻撃に耐えてから使うこと前提ならば、後続の無傷降臨が確実となる。
「攻撃だけして交代しない」ということは控えポケモンがいる限り出来ないので、シナリオ攻略で普通の攻撃技として使うのは難しい。
これらを考えると、どの様なポケモンも気軽に採用出来るといえる。
どちらかというと、場作りを済ませたポケモンが逃げる時の採用がやや多め。
むしポケモンにはさらに優秀な技が多いので、メインよりサブウェポンとして置かれる事が多い。
さらに、「ボルトチェン」ジや「クイックターン」と異なり、じめん、特性「ちょすい」「よびみず」「ちくでん」「ひらいしん」といった無効化されるタイプや特性が存在しないのも優秀。
「まもる」や「みきり」で防がれてはしまうが、それはどの技でも同じことなのであまりデメリットにはならない。
なお、技による交代のためか特性「かげふみ」や「くろいまなざし」等の交代封印技の影響を受けない。
またきっちりおいうちされるので乱用に注意。
シングルでは中々の有用性を有するが、一方ダブルバトルでは、「まもる」や「みきり」で攻撃どころか交換までスカされるリスクがあるためそこまで人気はない。使ってもたまに読みの上手い勇者が数人程度。
「かげふみ」から脱出するなどどうしても交換する必要がある場合、上記の理由から味方に打つのが安定だったりする。
ちなみに、処理の都合かは不明であるが、相手が「だっしゅつボタン」を所持している場合相手だけ交代して自身は交代できない仕様になっている。また相手が「レッドカード」を所持していると技自体は成功するが交代先を選べなくなるので注意。
なお、第6世代『XY』や『ORAS』では何故か遠距離攻撃モーションとなる。
ゲッコウガ辺りの「とんぼがえり」は見ていて何かシュールさを感じてしまう。
ついでに「ボルトチェンジ」は近距離攻撃モーションであり、逆転してしまっているように見える。
英語名は「U-turn」。直訳である。
このせいで「どうしてU-turnするだけの技がBug-Type何だ?」と外国人トレーナーを困惑させることに。
まぁ元々日本語の慣用句から来ている技名なので、ニュアンスまで含めて訳すのが非常に難しい技の1つなのであるが…。