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むしタイプ

むしたいぷ

むしタイプ(Bug Type)とは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するタイプの一種である。
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概要

ポケモンは種族ごとに、1,2種類のタイプが、技には1種類のタイプが必ず付加されている。
そのタイプの相性でバトルの有利不利が決定される要素の一つ。

むしタイプのカテゴリーに分類されるポケモンの特徴としては、昆虫の類をモチーフとしたポケモンが多い。
昆虫以外の虫もモデルにされることがある(クモやサソリ、ヤドカリなど)。
しかし、ヘビやカエル、カニなど、昆虫以外の虫がモデルのポケモンはむしタイプとして扱われていないこともある。


昆虫をモチーフにしている為、他のタイプと比べて成長が早いことが利点として挙げられる。
ポケモンで最初に進化を経験させてくれるのは大体むしタイプのポケモンである。
その関係上ゲームの序盤に一種類は必ずと言ってよいほど出現する。

その他ステータス的な特徴として、ある能力に極端に偏ったポケモンが多い。
特にすばやさは超高速帯を占めており、テッカニンを筆頭に、フェローチェメガスピアーアギルダーと、広く「高速ポケモン」として認知される130族すら及ばない素早さ種族値140すらをも超えるポケモンが4匹いる。
禁止級メガシンカを除くと、素早さランキング上位5匹中3匹がむしタイプという爆速一族である。(ちなみにその内の2匹はでんきタイプマルマインレジエレキ。)
しかもレーティングバトルに参加可能なポケモン(メガシンカ含む)において、能力の高さランキングで6つのステータス中3つでむしタイプのポケモンが1位を取っている(こうげき:メガヘラクロス、ぼうぎょ・とくぼう:ツボツボ)。
攻撃と特攻が両方高い、いわゆる二刀流のポケモンが少ない点も特徴の1つ。

欠点としては、昆虫をモチーフにしている為か、ないし序盤に出て来る種族が多い為か、他のタイプに比べてステータスが低いポケモンが多いこと。
特にHPは「虫の息」よろしく種族値3桁に届くポケモンがマッシブーンマルヤクデしか存在せず、その次が86のこのポケモンという有様。
ランキング1位を取れるほどのステータスの高さを持つポケモンがいるのはいいが、同時にあまり種族値合計に恵まれない種族であるため、極端に偏ったピーキーな性能のポケモンが多く、安定性に欠けてしまうのも問題。

また、タイプ耐性に難があり、半減にできるかくとうタイプにはこっちの攻撃もイマイチ、尚且ついわ技の採用率が高いため有利になりづらい。
じめんタイプもこちらの攻撃が通るものの、ほぼいわ技を搭載しているので、やはり有利かというと結局微妙という現実がある。
くさタイプには攻守ともに有利だが……くさタイプは他にもいくつか弱点は有り、とにかく圧倒的にこのタイプに有利!という状況がむしタイプにはあまり無いのが辛い所。
ただし、いわに耐性のあるじめん、かくとう、はがねタイプとの複合であれば話は別。
じめん複合は能力の高いポケモンがいないためほとんど使われないが、かくとう複合になると途端にかくとう・じめん始め多くの物理アタッカーとの殴り合いに強くなるし、はがね複合になるとはがねの弱点を補えるため需要はかなり高い。
この辺りは「こおりに強いくさタイプが皆強い」という理屈に似ているかもしれない。

逆にひこうタイプを苦手としている者の、でんきタイプいわタイプの複合の場合は寧ろ、ひこうタイプの防御力の低さや4倍弱点の多さを逆手に攻撃する事が出来る事が多い。
更にどちらもじめんタイプに対してもむしタイプの複合によって等倍に抑えられる利点がある。
特にクワガノンイワパレスはひこうタイプに対して優位に運ぶ事が出来る。
更に、これらの複合はじめん技をサブウェポンできるポケモンなら弱点となるタイプに対して弱点(ほのお、いわ、はがねは何れも地面タイプが弱点。更にむし技に耐性があるどくタイプにも有効。)を狙う事も可能になっている。

むしタイプの技は今でこそ、物理・特殊共に安定したものが揃っているが、第3世代まではとことん技不足に悩まされていた。
加えて半減が7つもある(5世代までは6つ)ので、攻撃を当てても倒しきれないことがしばしば。
変化技はちょうのまい」「いかりのこな」「ねばねばネットなど固有かつ強力な効果を持つものが多い。この辺はくさタイプに似ているが、むしタイプは状態異常以外での妨害や自らの強化が主となる。
もっとも第7世代現在では、威力命中とも安定していながら確実に相手の攻撃を下げる効果まである「とびかかる」、同じく体力吸収効果のある「きゅうけつ」、音の技なのでみがわりを貫通する「むしのさざめき」など、他タイプの同格のものに比べて優秀な性能を持つ技が増えてきている。

むしタイプが弱点を突けるタイプにエスパータイプあくタイプが入っていることに疑問を覚える人が少なくないが、恐らくこれは某特撮ヒーローをリスペクトしたものと思われる。
第一号のモデルのが未だにポケモンになっていないのは内緒である。また、エスパータイプに対抗できる点ではこのヒーローがリスペクト元とも言えなくは無い)
またエスパータイプあくタイプはどちらも心を表している点、特性びびりの対象にむしタイプが含まれることなどから、むしタイプの攻撃は「心を乱す」要素が少なからず含まれているものと考えられる。
とびかかる」「シグナルビーム」「まとわりつく」などは最たるもので、こんな攻撃を受けてしまっては瞑想や悪だくみなんてとてもしていられない。
かくとうタイプは修行で鍛えた心、フェアリータイプは心を浄化させる力があったり、蝶が関連づけられるモチーフだから平気かもしれないし、ゴーストタイプはもともとが得体のしれない存在であるから虫が飛びついたくらいでは何にも感じないのかもしれない。

むしタイプの技ではないがバトンタッチを覚えるポケモンも多い。
テッカニンの加速バトンを筆頭に、ちょうのまいほたるび等を他のポケモンに受け継がせられるむしポケモンもいる。

世代別の特徴

第1世代

上記のように、他のタイプに比べてステータスが低いポケモンが多く、活躍は難しかった。
それでも弱点を突けるタイプ自体は優秀で、特にエスパータイプの弱点を突ける唯一のタイプだった。
だが、肝心のむしタイプ技が枯渇同然のバリエーションだった。
当時の攻撃技は「きゅうけつ」(威力20)、「ダブルニードル」(威力25×2)、「ミサイルばり」(威力14)のみ。
しかもダブルニードル」を唯一覚えるスピアーがエスパータイプに弱点を突かれるせいでまるで意味をなさなかった。
ミサイルばり」は辛うじてサンダースのサブ技として、例えばナッシー相手にぶつけることができはしたが……。
まともなステータスを持っていたはずのストライクカイロスむしタイプの技を一切覚えられないという有様。
そのせいで(ドラゴンタイプなどを除く)他のタイプのポケモンと比べ、非常に不遇なタイプだった。
むしタイプのポケモンだけでパーティーを組む、というのは非現実的な状況だった。
この世代でどくタイプとは互いに効果抜群という関係だった。
ただし当時の攻略本の相性表ではどくタイプにむしタイプの技は普通と表記されているため、おそらくプログラムミスと思われる。

第2世代

ヘラクロスの メガホーン!
シザークロスチョキチョキ


念願の一線級ポケモン、ヘラクロスハッサムの登場によって改善する傾向が見られた。
しかしこの二匹だけ別格扱いで、他のむしタイプのポケモンの待遇は変わらなかった。
別格の二匹も無条件に強いかと言われればそうでもなく、ヘラクロスは専用技メガホーンこそ強いがかくとう技がきしかいせい」しかないことからほぼ「こらえる」とのコンボにならざるを得ず、しかも「きしかいせい」は当時何故か急所に当たらない仕様だった。
ハッサムはむし技がほとんどなく、耐性を活かしたサポーターとしてしか使われていなかった。
逆を言えばむしの耐性が買われたということになるのだが……。

フォレトス×ミサイルばり


この他、極端なステータスで話題を呼んだツボツボや、「まきびし」の仕掛け人フォレトスなども登場したが、耐久を活かした戦法中心でタイプ一致技は当時ほとんど覚えなかった。

むしタイプの技の追加も上記「メガホーン」を除けば癖のあるれんぞくぎり」のみ
幸い「めざめるパワー」の登場で頑張ればむしタイプの技を威力70で得ることはできた。
結局根本的な改善にはなっていなかったが……。

第3世代

特性が追加されたが、大半のむしタイプが十把一絡げに「むしのしらせ」を追加されたせいで個性もへったくれもなかった。
だがバタフリーふくがんを手に入れ、「ねむりごな」の命中率を97まで引き上げることに成功した。
またヘラクロスはこんじょうを手に入れて状態異常に強くなり、「こだわりハチマキ」「カムラのみ」などの新アイテムや「かわらわり」などの技の手助けもあって一躍メジャーポケモンに上り詰めた。
特に「こんじょう」or「むしのしらせ」発動+「こだわりハチマキ」+「メガホーン」は(能力強化なしで)当時の物理攻撃最高火力を誇った。
ハッサムは特性こそ平凡な「むしのしらせ」だったが、念願のむしタイプの技ぎんいろのかぜを獲得した。

テッカニン  ヌケニン


この世代の新規追加で最も強力なのはテッカニンヌケニンの2匹だろう。
テッカニンは伝説を除くすべてのポケモンの中で最も「すばやさ」が高いポケモン(160)で、かつ特性「かそく」により毎ターン「すばやさ」が上昇する。
そこから「バトンタッチ」で後続のポケモンを大幅に強化することができた。
いわゆる鉄火バトンである。
ヌケニンはツチニンを進化させる際、手持ちに空きが1つでも空いていたら自動的に入手」という特殊な入手条件(第4世代以降では「モンスターボール」を1つでも持っていないとダメ)もさることながら、
特性ふしぎなまもりにより、弱点以外の攻撃技を全て無効化してしまう。

変化技や天候、罠などは効いてしまうが、それらの対策がないとヌケニン1匹に全滅させられることもしばしばあった。

アーマルド


この他、高い攻撃力と中々の物理耐久を持ち、弱点も少なめなアーマルドが登場。
だが当時むしタイプの攻撃技はほとんど覚えなかった。
その他のむしタイプは、技が多彩でとくせい「いかく」を持つアメモースや、当時「メガホーン」以外でまともな攻撃技であった「シグナルビーム」を唯一覚えるバルビートがごく稀に使われる程度だった。
やはりこの世代でも不遇と言わざるを得なかった。

第4世代

技が大幅に整備され、威力80の物理技シザークロス威力90の特殊技むしのさざめきなど強力な技が次々と追加された。
技が整ったことで相手の弱点を突いて攻撃することが漸くまともにできるようになり、全体の使用率は大幅に上昇した。

メガヤンマ の むしのさざめき!!


特に新登場のメガヤンマ強過ぎて対策必須と言われるレベルにまで到達した。
特性「かそく」からのさいみんじゅつ(当時命中率70、最低でも2ターン「ねむり」)がとにかく強力で、攻撃させても当時むしタイプ最強の「とくこう」種族値(116)から放たれる「むしのさざめき」「エアスラッシュで大ダメージを与え、対戦相手を次々と永眠させてきた。

後期では「さいみんじゅつ」の弱体化で勢いを失ったメガヤンマに代わってハッサムが大幅強化を受けた。
この時に追加された特性テクニシャンの影響を受ける新技バレットパンチ」「むしくいを後期に獲得し、前期から獲得していた「とんぼがえり」と合わせて火力と小回りを両立する強力なポケモンへと変貌を遂げた。
また、前世代から活躍していたヘラクロスはインファイト」「ストーンエッジなどの追加で、よりその火力に磨きがかかるようになった。

だが、同時にいわタイプとの相性の影響を受ける設置技「ステルスロック」が追加されてしまい、むしタイプの中でもいわタイプが4倍弱点のポケモンは、登場しただけで倒れてしまうリスクを常に背負わざるを得なくなった。
さらにはカバルドンの登場により砂パが、ユキノオーの登場により霰パ普及。これによってヌケニンが技以外で倒されやすくなってしまった。

第5世代

恐らくはこの世代はむしタイプのポケモン達が最も活躍した世代といえるだろう。

既に攻撃技の強化は前世代から始まっていたが、この世代で「とくこう」「とくぼう」「すばやさ」が1段階上昇するという破格の性能のちょうのまいが登場。
これを引っ提げ、かつメガヤンマを抜きむしタイプ最高の「とくこう」種族値(135)を誇るウルガモスがシングルダブル問わず大活躍を見せた。

むしのしらせ
虫かご


また、多くの蝶・蛾のポケモンたちもこれを習得し、以前より活躍の場を広げた。
これ以外にも新登場組は軒並み強力で、ハッサムを凌ぐ火力を持つ物理アタッカーシュバルゴラティオスを追い抜く素早さから「メガホーン」を使いエスパーを倒してしまうどく複合のペンドラー、テッカニンに次ぐ「すばやさ」で相手を錯乱し戦うアギルダー、強力な積み技の「からをやぶる」で高い機動力を発揮するイワパレス、非伝説のはがねタイプの中では当時最速で特性による高火力を持つアイアントむしタイプ初の伝説級ポケモンでよりどりみどりの攻撃技を使いこなすゲノセクトなどが登場した。
今までの不遇ぶりがウソのように改善された。
種族値合計が最下位のデンチュラでさえこれまでの序盤虫よりは種族値合計が上であり、無駄のない分配&攻撃範囲に優れた複合タイプ&優秀な特性により不遇とはとても言えない。

だがやはり一番の活躍を見せたのは前世代後期からの強化が実ったハッサムだろう。
ドラゴン隆盛の時代、ドラゴンを半減で受け止められ、「とんぼがえり」「バレットパンチ」で相手の攻撃タイミングをかわしつつ戦える性能が評価され、シングルダブル問わず最メジャーポケモンの認定を受けた。

第6世代

前世代で暴れ過ぎたツケが回ったのか、何と新登場のフェアリータイプに攻撃を半減されることになってしまった。
イメージ的には接点こそあれど強弱の関係はなさそうに思えるが、光属性としての側面が強いフェアリーに走光性のむしは抗えないということなのだろうか。
これによってむしタイプの技が半減されるタイプは7つになり、くさタイプと並んでワースト1位になってしまった。
ハッサムなどの一部のはがねやどく複合組は逆にフェアリーの弱点を突けるものの、それすら軽減するやつもいるのがもどかしく、それ以外から見ればかなり手痛い弱体化である。
加えて、ただでさえひこうタイプを等倍に抑えられない種族が多いのに、先制でひこうタイプの技をぶっ放す鳥まで登場。
これの前には「かそく」も「ちょうのまい」も「バレットパンチ」も形無しで、為す術なく屠られていった。
ORASでは超火力高速高耐久を完全に成し遂げたメガボーマンダまで出てくる有様。

それだけならまだしも、弱点を突けるはずのくさタイプまでもファイアローのお陰で衰退し、加えてファイアロー対策にいわタイプ技や「ステルスロック」の使用率が増加するという三重苦状態に陥った。
エスパータイプもゴースト、あくの2タイプ強化で衰退し、ますます弱点を突きづらくなってしまったのだった。

結果、むしタイプは再び不遇へ転落してしまった。
とはいえ周りのタイプと比べて不遇というだけであり、勿論強化されているところもある。

こふきむし こふーらい びびよん


新たに追加されたのはコフキムシ系統のみだが、最終形態ビビヨンは「すばやさ」89からの「ふくがん」+「ねむりごな」に加え、「ふくがん」+「ぼうふうふんじんといった強力な技を使いこなす侮れない性能となっている。
ただそのせいでバタフリーが大変に可哀想なことになってしまった……

既存ポケモンではバタフリーアゲハントペンドラーの種族値が若干の上方修正を受け、カイロスヘラクロスハッサムスピアーにはメガシンカが与えられた。加えて、ペンドラーは隠れ特性がまさかの「かそく」に変更された。
技では「ミサイルばり」の威力が25に強化、「むしのさざめき」はみがわり」を貫通するようになった。
ねばねばネット」という場に出てきたポケモンの「すばやさ」を下げる強力な設置技も登場。
……それでも他タイプが強化され過ぎて正直虫の息だった。

また、さかさバトルでは抜群7・半減3・弱点3・半減3と優秀な性能なのだが、こおりタイプとくさタイプが猛威を振るったせいで、影が薄くなりがちだった。

第7世代

ファイアローの特性「はやてのつばさ」及びメガボーマンダメガカイロスの「スカイスキン」が弱体化したことで、むしタイプが少しずつ息を吹き返してきた。

Beauty and Expansion


サン・ムーン』のストーリー上で大きなカギを握るウルトラビーストのうち、マッシブーンフェローチェの2匹がむしタイプに属する。
マッシブーンは「イマイチ耐久に乏しい」というむしタイプのイメージを真っ向から否定するガチムチ仕様で、対照的にフェローチェはある意味むしタイプらしいと言える尖ったステータスを持つ。
ウルトラビーストの扱いは実質準伝説級なので、むしタイプとしては通常レート戦で使える初の伝説ポケモンが登場したとも言える。

また、UBを除く一般ポケモンとしては、新たに4系統が登場。

グソクムシャ [ポケモンカード風fanart]
オニシズクモ
アブリボンちゃん


中でもアメタマ以来、そして最終進化形態で初めてのむし・みずの組み合わせとしてグソクムシャオニシズクモの2匹が目を引く。
グソクムシャは能力こそ典型的な鈍足物理アタッカーだが、新技であいがしらと専用特性「ききかいひ」によるトリッキーな動きを得意とする。
オニシズクモの専用特性「すいほう」は、「みずタイプの技の威力が2倍、ほのお技半減、やけどにならない」という、メリットてんこ盛りのチート特性である。
この他脅威の「とくこう」種族値145を誇るでんき複合のクワガノン、足の速さでドラゴンタイプを上から叩けるフェアリー複合のアブリボンが登場。
どちらも序盤に出て来るがとても序盤に出て来るとは思えない強さを見せる。

技の面では、専用技で「ねこだまし」の感覚に近い扱い方でしか使えないものの「しんそく」同様の優先度でありながら威力90という先制技トップクラスの威力を誇る「であいがしら」が登場、上記グソクムシャの他『USUM』ではカモネギも覚えられるようになった。
相手に突撃し攻撃力を必ず下げる物理技とびかかる、味方に使うと何と回復するという特殊技かふんだんごも登場、新たな戦術を展開できるようになった。
また、それまで威力20ぽっちだったきゅうけつがここに来て威力80に超強化されている。
ついでにこれまで「あなをほる」を習得出来たはずの「わざマシン28」は第7世代でこの技を習得可能という謎の待遇を受けている。
初代の「きゅうけつ」を知るプレイヤーからすれば「何でこの技が?」「何で威力が80に?」と二度戸惑ったことだろう。
「きゅうけつ」使いでお馴染みだったズバットなどのポケモンは、代替の技が「すいとる」になっている。

前世代から行われていた種族値修正は今世代も続き、アリアドスアメモースバルビートイルミーゼイワパレスが対象となった。
特にアメモースは「とくこう」「すばやさ」の2つが20も上がっている。
一方で、ここにきてハッサムが先制技を封じる手段の増加で相対的に弱化を受けている。
特に得意なはずのフェアリータイプ相手に「バレットパンチ」が封じられるのはかなりの痛手。

ちなみに、『サン・ムーン』における悪の組織・スカル団ボスのグズマはむしタイプを中心としたパーティを使ってくる。
悪の組織のボスがタイプ統一パーティを使ってくるのは実にサカキ以来のことである。

第8世代

イオルブ
モスノウ
🔥マルヤクデ🐛


新規はエスパー複合のイオルブ、こおり複合のモスノウ、ほのお複合のマルヤクデの3系統。
イオルブとモスノウは共に唯一となる固有タイプである。
むしタイプのダイマックス技「ダイワーム」は「とくこう」を下げる効果を持ち、「むしのていこう」の上位版となる。

燃えさかれ!


このうちイオルブとマルヤクデはキョダイマックス持ちだが、いずれもキョダイマックス技は複合タイプの方となっている。
その他既存勢ではバタフリーがキョダイマックスを獲得。
こちらはむし技が「キョダイコワク」となり、相手全体に「どく」「まひ」「ねむり」のいずれかの状態異常を付与するという性能になっている。

今世代はポケモンの移動が著しく制限され、使えるポケモン段階を経て増えていくという形式を採っているため、同世代内でも段階によってむしタイプの地位は微妙に変化している。
DLC第1弾『鎧の孤島』が解禁される前の環境はゴーストタイプが蔓延。
ただでさえ良くないむし技の通りが更に悪くなっており、ダイジェットもその強力さから数を増やし、ひこう・はがね対策にほのおやいわも増えているため全体的に不遇気味。
環境にむし技が効かない相手が多く、その対策にむしに弱点をつけるタイプが増えるという厳しい環境である。
数少ない抜群が取れるエスパータイプくさタイプがシングルでは少ないのも向かい風。
ダブルでならまだ一定数いるが、他のタイプで任せるケースが多く出番が取られがち。
アイアントやクワガノン、アブリボンなどの実力者は確かにいるのだが。
特にアイアントは特性「はりきり」とダイマックスの相性が非常によく、広い攻撃範囲も相まって高火力アタッカーとしてだいぶ活躍した。

『鎧の孤島』でハッサムやウルガモスが無事に実装され、多少なりとも勢いを取り戻す。
とはいえハッサムは「メガシンカ」「むしくい」を、ウルガモスは「あさのひざし」「めざめるパワー」を、更に両者とも「はねやすめ」を奪われており、以前ほどの活躍はできていない。
新技としては「はいよるいちげき」が追加された。
とくこうを下げる効果なのはいいのだが、なぜか威力が70、命中が90しかない。
それなら「ダイワーム」を使えばよいため、追加技の中では最も使い道が分からない技の1つになってしまっている。
むしタイプ以外ではノコッチ、ミロカロス、トリトドンといった水や砂に潜むポケモンや、影に潜むゴーストタイプなどが主に覚えられる。

冠の雪原』ではマッシブーンとフェローチェも復帰した。
対戦ではフェローチェ1強状態となっており、「インファイト」の他「トリプルアクセル」まで手に入れ、シングルで大暴れしている。
ダブルでは「コーチング」「スピードスワップ」を活かしたサポートもこなす。
マッシブーンも「インファイト」習得が可能となり、火力と汎用性が大きく上昇した。

DLC解禁を通じてドラパルトなど一部ゴーストタイプの勢いは弱まったものの、逆にひこうタイプが勢いづいて躍進し、結果としてむしタイプの地位は大して変わっていない。
フェローチェが何とかシングル環境に食らいつけているのが救いと言えるか。

シリーズ8では禁止級が1匹だけ使用可能となったのだが、禁止級に該当するのが幻枠のゲノセクトのみなので、実質禁止級が不在となっている(現在禁止級が(実質)不在のタイプはノーマル・くさ・むし・いわの4タイプのみ)。
代わりに禁止級のトップメタの筆頭であるザシアン対策にヌケニンが多く使われている。
とはいえ同じくトップメタとして活躍しているイベルタルを筆頭に、ひこうタイプの禁止級も複数いるため過信は禁物だが。

この世代、前世代に登場した「かふんだんご」がわざレコードに収録され、花に関係するポケモンを中心に覚えられるようになった。
そしてこれが『冠の雪原』で登場した「ダイマックスアドベンチャー」において非常に使い勝手の良い技として見出されている。
相手のダイマックスポケモンに攻撃するのもよいが、味方に使うことで最大HPの1/2を回復できるため、攻撃役兼即時回復役としてこの技を覚えているアブリボンバタフリー等が重宝されるようになった。


外伝作品

ポケモンGO

現状、ほとんどの面において不遇なタイプの一つ。

ジムバトル・レイドバトルにおいては、「むしのさざめき」等一部を除いてむしタイプのゲージ技が総じて弱いのが大きな問題であり、ラインナップは他のタイプに比べて大きく遅れを取っている。
そのため、むしタイプで弱点を突くくらいなら他のタイプの技を使ってしまった方が早く終わるため、出番はせいぜいむしタイプの二重弱点を抱えているポケモン(ナッシーダーテング等)の相手をする程度に限られる。
トレーナーバトルでは技の性能が全く違うため多少はマシな戦いができるが、こちらは技の性能よりも紙耐久やタイプ相性が問題となりがちであり、ここでもあまり目立った活躍はできていない。

捕獲面でもプレイヤーの苛立ちを誘い、不快感を与えるポケモンが少なくない。
遠い・動き回る・低捕獲率と面倒な点の多いヤンヤンマ、かつてイベント期間と雨天が重なるごとに大量発生していたバルビート、CPに対しての捕獲率が異様に低い上に個体数の少ない♀でなければ進化させられない等育成面でも問題が多いミツハニーなどが挙げられる。

一応、レア度が低いポケモンが多いため、たくさんゲットしやすい・アメを集めやすい点は評価できる。
特にカイロスは①雨天に出現しやすく、②技がなかなか強力で、③進化でアメを消費しないため強化もやりやすく、初期の戦力としてはうってつけとして評価が高い。
ミュウツーレイドの要員が足らないのでシザークロスを覚えたカイロスを入れていたというプレイヤーも多かったことだろう。

そんなわけで現在は不遇であるが、ハッサム、メガヤンマ、ゲノセクトのようにステータス自体は優秀な種族もいるため、技の追加・仕様変更等のテコ入れ次第で輝く可能性は十分ある。今後に期待しよう。

タイプ相性と特性

タイプ相性

攻撃側タイプ
抜群(2倍)くさ、エスパー、あく
今ひとつ(0.5倍)ほのお、かくとう、どく、ひこう、ゴースト、はがね、フェアリー
効果なし(無効)-
防御側タイプ
抜群(2倍)ほのお、ひこう、いわ
今ひとつ(0.5倍)くさ、かくとう、じめん
効果なし(無効)-


タイプ特性


むしタイプのポケモン一覧

※剣盾(ポケモン剣盾に登場するか否か)が◎になっているものは追加DLCで出現しポケモンホーム開始とともに剣盾に送れるもの、△になっているものは今後のDLCで登場予定となっていることを表します。
伝説のポケモン幻のポケモン太字で記載。

第1世代

No.初期No.中間No.最終剣盾
010キャタピー011トランセル012バタフリー
013ビードル014コクーン015スピアー
046パラス047パラセクト--
048コンパン049モルフォン--
123ストライク--
127カイロス----


第2世代

No.初期No.中間No.最終剣盾
165レディバ166レディアン--
167イトマル168アリアドス--
193ヤンヤンマ--
204クヌギダマ205フォレトス--
212ハッサム--
213ツボツボ----
214ヘラクロス----


第3世代

No.初期No.中間No.最終剣盾
265ケムッソ266カラサリス267アゲハント
268マユルド269ドクケイル
283アメタマ284アメモース--
290ツチニン291テッカニン--
292ヌケニン--
313バルビート----
314イルミーゼ----
347アノプス348アーマルド--


第4世代

No.初期No.中間No.最終剣盾
401コロボーシ402コロトック--
412ミノムッチ413ミノマダム--
414ガーメイル--
415ミツハニー416 ビークイン--
451スコルピ--
469メガヤンマ--


第5世代

No.初期No.中間No.最終剣盾
540クルミル541クルマユ542ハハコモリ
543フシデ544ホイーガ545ペンドラー
557イシズマイ558イワパレス--
588カブルモ589シュバルゴ--
595バチュル596デンチュラ--
616チョボマキ617アギルダー--
632アイアント----
636メラルバ637ウルガモス--
649ゲノセクト----


第6世代

No.初期No.中間No.最終剣盾
664コフキムシ665コフーライ666ビビヨン


第7世代

No.初期No.中間No.最終剣盾
736アゴジムシ737デンヂムシ738クワガノン
742アブリー743アブリボン--
751シズクモ752オニシズクモ--
767コソクムシ768グソクムシャ--
794マッシブーン----
795フェローチェ----


第8世代

No.初期No.中間No.最終
824サッチムシ825レドームシ826イオルブ
850ヤクデ851マルヤクデ--
872ユキハミ873モスノウ--


メガシンカポケモン

ポケモン
メガスピアー
メガカイロス
メガハッサム
メガヘラクロス


フォルムチェンジ

No.ポケモン形態名
493アルセウスたまむしプレート
773シルヴァディバグメモリ


むしタイプポケモンの主な使い手

ツクシ
リョウドラピオン
ツクシリョウ
ジムリーダー(ジョウト)四天王(シンオウ)
森の人気者
ビオラさん
アーティビオラ
ジムリーダー(イッシュ)ジムリーダー(カロス)
ポケモンSM グズマとグソクムシャ
グズマ
スカル団


その他のタイプ

ノーマルタイプほのおタイプみずタイプ
でんきタイプくさタイプこおりタイプ
かくとうタイプどくタイプじめんタイプ
ひこうタイプエスパータイプむしタイプ
いわタイプゴーストタイプドラゴンタイプ
あくタイプはがねタイプフェアリータイプ


関連タグ

ポケモン ポケモン一覧 ポケモンのタイプ一覧 ポケモン技絵
RGBP GSC RSE FRLG DPt HGSS ポケモンBW ポケモンBW2 ポケモンXY ORAS ポケモンSM ポケモンUSUM LPLE ポケモン剣盾

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